JP2000222035A - 自動走行装置 - Google Patents

自動走行装置

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JP2000222035A
JP2000222035A JP11025292A JP2529299A JP2000222035A JP 2000222035 A JP2000222035 A JP 2000222035A JP 11025292 A JP11025292 A JP 11025292A JP 2529299 A JP2529299 A JP 2529299A JP 2000222035 A JP2000222035 A JP 2000222035A
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distance
travel
automatic traveling
vehicle
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Akira Ono
明 大野
Masakazu Ozaki
真和 小崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動走行装置の走行制御において、従来は基
準となる壁の配置情報や作業領域等を示す地図を入力し
前記地図上に走行経路を指定する必要があるため、作業
環境に変化が生じる毎に地図の再入力と走行経路の再指
定が要求され、作業環境の変化に柔軟に対応できないと
いった問題点があった。 【解決手段】 所定の距離範囲内に壁などが検出されな
い方向を走行可能方向データとして出力する走行可能方
向検出部と、前記走行可能方向データと走行指令とを比
較する比較部を有することで、右左折、停止、スキップ
等の命令の組み合わせで走行指令を生成でき、内蔵地図
上に走行経路を指定する作業を必要とせずに自動走行装
置を指定走行経路に誘導することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行指令に従い
ながら距離センサの情報を利用して、周囲を壁や仕切板
などで囲まれた凹地やトンネルやビル内のあらかじめ定
められた走行経路を追従して自律移動する自動走行装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、所定の作業領域内をあらかじめ定
めた走行経路に追従しながら自律移動する自動走行装置
として種々のものが提案されている。例えば、特開平1
−207803号公報には、所定の作業領域の地図を内
蔵し、前記地図上における自己位置を距離センサとロー
タリーエンコーダとからの情報を処理することにより決
定しながら、前記地図上にあらかじめ設定された所定の
走行経路を追従する自動走行装置が記載されている。図
8は従来の自動走行装置の一例を示す外観図であり、図
8において1は自走台車、2は自走台車1の上部に取り
付けられ作業領域の地図の入力およびその地図に対応す
る走行経路の設定を行う操作盤、3aと3bと3dと3
fは距離センサとして用いる超音波センサであり、自走
台車1の側面に取り付けられた走行経路壁面までの距離
を測定する。ここで3aと3bはペアとなり進行方向前
方壁面までの距離を、3dと3fのペアは自走台車1の
進行方向左壁面までの距離をそれぞれ測定する。なおロ
ータリーエンコーダは通常自走台車1の駆動輪の車軸に
内蔵されることが多く本図では示してない。図9は距離
センサである超音波センサ3a〜3hを自走台車1の上
部から見た配置図を示す。
【0003】図10に従来の自動走行装置の構成を示す
ブロック図を示す。図中1,2,3a,3b,3d,3
fは図8と同じである。3cと3eは超音波センサ3d
と3fの設けられた側面の向かい側の側面に設置され、
ペアとなり進行方向右壁面までの距離を測定する超音波
センサ、3gと3hは超音波センサ3aと3bの設けら
れた側面の向かい側の側面に設置され、ペアとなり進行
方向後方壁面までの距離を測定する超音波センサ、4は
自走台車1の駆動輪の車輪に内蔵された車軸の回転数を
車軸回転数信号7として出力するロータリーエンコー
ダ、5は走行制御を司る制御手段、6は超音波センサ3
a〜3hでそれぞれ計測した距離情報である超音波セン
サ出力、8は超音波センサ出力6と車軸回転数信号7を
受けてこれらを処理し壁面までの距離を示す距離情報9
および自走台車の移動距離を示す走行距離情報10とし
て演算部11に出力するインターフェイス、12は操作
盤2で予め入力された作業領域と領域内の基準となる壁
の配置および障害物の位置を示す地図情報と、操作盤2
で設定する指定走行経路の情報とからなる走行指令、1
3は前記走行指令12を記憶するメモリ回路、14はメ
モリ回路13に格納された前記走行指令12の地図情報
と指定走行経路情報が合成されて読み出された地図情
報、15は距離情報9と走行距離情報10と前記地図情
報14とから自己位置と指定走行経路との差異を算出す
る演算部11の出力である走行制御信号、16は走行制
御信号15を受けて自走台車1の動作を制御する舵角制
御信号17を出力する制御部である。また、制御手段5
は、インターフェイス8、演算部11、メモリ回路1
3、制御部16で構成される。
【0004】次に従来技術の動作について説明する。図
11は従来の自動走行装置の動作を示す図である。また
図12は従来の自動走行装置の制御手段5のアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。図11において自走台
車1は作業領域30内の走行経路18に追従しようとし
ており、超音波センサ3a〜3hで壁31までの距離と
障害物32の位置と距離を計測している。自動走行装置
のメモリ回路13にはあらかじめ移動の始点と終点、作
業領域内の基準となる壁の配置、障害物の位置を示す地
図情報および指定走行経路の情報が内蔵されているの
で、演算部11はまず始点からの走行距離を走行距離情
報9で検出し、地図情報から現在の自己位置において基
準面となる壁31を探索する(ステップS1)。図11
においては進行方向前方の壁は凹凸がありまた右方向は
障害物32bがあるので地図上では基準面となる壁31
としては登録されてない。よって進行方向左側の壁と後
方の壁が基準面となりうるが(ステップS2)、距離セ
ンサの精度は一般に近距離の方が良いので距離が短い方
の左側の壁31を基準面として選択する(ステップS
3)。次に演算部11は超音波センサ3a〜3hから求
められた距離情報9である距離L1〜L8の内、基準面
までの距離を計測した超音波センサ3dおよび3fから
求められた距離L5と距離L6とを比較し両者が等しく
なるように、かつ地図情報からの走行経路18から左側
の壁31までの距離と距離L5,L6との差を打ち消し
て自走台車1が走行経路18上に位置するように、走行
制御信号15を制御部16に出力する。制御部16は、
自走台車1に舵角制御信号17を出力し前記L5とL6
が等しく、すなわち自走台車1が基準面となる壁31と
平行になり、かつ走行経路18上に位置するように制御
する(ステップS5,S6)。ここで、後方又は前方の
壁の方が近くてこれが基準面となる場合には、走行経路
18に対する方位は距離L1とL2あるいは距離L3と
L4を等しくなるよう制御し、走行経路18と平行をな
す位置づれは自走台車1の左右側面に取り付けた超音波
センサ3c〜3fが基準となる壁面あるいは地図上にあ
らかじめその位置が記載された障害物32を検知した時
の自己位置から算出することで補正することが可能であ
る(ステップS7)。
【0005】自走台車1の走行制御は、まず前記のあら
かじめ作業領域内の基準となる壁の配置、障害物の位置
が示されている内蔵の地図上に、移動の始点と終点およ
び走行経路18を設定した後、制御手段5で自己位置と
姿勢を算出しこれらを前記走行経路18と比較すること
により、地図上での自己位置および姿勢のずれ量を演算
する。次に前記ずれ量に応じて舵角制御信号17を生成
して自走台車1が走行経路18を直線走行して追従する
ように制御を行っている(ステップS8,S9)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに構成されているため、内蔵させる地図には作業領域
のみならず基準となる壁の配置情報、障害物の位置情報
まで含ませておく必要がある。また、自己位置は走行距
離と基準となる壁からの距離で決定されるため、走行経
路の設定は前記地図上に壁面からの距離を基準とした座
標で指定しなければならず、走行経路の指定が煩雑とな
るという課題があった。
【0007】また、基準となる壁からの距離情報で自己
位置を検出するため、何らかの原因である場所で唯一使
用可能な基準となる壁面が外されたり、壁面に凹凸が生
じ基準として使えなくなった場合、あるいは何らかの原
因でペアをなす一方の超音波センサが故障した場合に
は、前記自己位置検出ができなくなり、自走台車の制御
が不可能となるという問題点もあった。
【0008】さらに、異なる場所での作業あるいは作業
領域内の環境変化生ずる毎に、その都度地図の再入力と
再入力した地図上での走行経路の再指定が必要があるこ
とや、走行経路を変更する際、地図上に新たに座標で設
定する必要があることなどから、運用時に労力と時間が
かかることが問題であった。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、自動走行装置が移動する指定経路の設定を煩雑
な作業を伴わず行うことができ、また壁面など作業環境
に変化が生じても走行経路に追従可能な自動走行装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明による自動走
行装置は、周囲を壁で囲まれた凹地やトンネルあるいは
ビル内をあらかじめ地図上で指定した走行経路に沿って
始点から終点まで走行する自動走行装置において、自車
の進行方向の前方、後方、および左右の壁までの距離を
それぞれ測定する複数の距離センサと、前記距離センサ
からの距離情報と所定距離との比較結果に基づいて、自
車の走行可能な方向を検出する走行可能方向検出部と、
前記走行経路に沿った走行可能な方向に対応してあらか
じめ操作員が直進、後進、右折、左折、および停止等の
走行動作のいずれかを指定した走行指令と前記走行可能
方向検出部で検出された走行可能な方向との比較結果に
基づいて、前記走行可能方向検出部で検出された走行可
能な方向が前記走行指令に対応するときに走行動作を変
更し、対応しないときに直進して前記走行経路上で自車
を誘導する制御手段とを具備したものである。
【0011】第2の発明による自動走行装置は、第1の
発明において、前記前方および後方の距離測定用の距離
センサは、複数の超音波センサを水平に並設して成る超
音波センサアレイを用いたものである。
【0012】第3の発明による自動走行装置は、第1の
発明において、前記前方および後方の距離測定用の距離
センサは、水平方向に走査可能なレーザレーダを用いた
ものである。
【0013】第4の発明による自動走行装置は、第1の
発明において、前記自動走行装置の進行方向前方または
左右の壁までの距離を測定する距離センサを180度ま
たはそれ以上回転可能な回転台に取り付け、後進時には
回転台を180度回転させるものである。
【0014】第5の発明による自動走行装置は、第1の
発明において、操作盤に交換および書き換え可能な記憶
装置を取り付け、操作盤で設定した走行指令は、前記記
憶装置に入力された後、前記制御手段に出力されるよう
に構成したものである。
【0015】第6の発明による自動走行装置は、第1の
発明において、自動走行装置の作業領域を示す地図は前
記操作盤に取り付けたディスプレイに表示され、前記走
行指令の生成はタッチペン等によりディスプレイ上で直
接入力できるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における自動走行装置の外観図である。
図1において、1の自走台車、2の操作盤、3a,3
c,3d,3gの超音波センサは従来のものと同じであ
る。図2は、この発明の実施の形態1における自動走行
装置の構成を示すブロック図である。図2において、1
の自走台車、2の操作盤、3a,3c,3d,3gの超
音波センサ、5の制御手段、6の超音波センサ出力、8
のインターフェイス、9の距離情報、12の走行指令、
15の走行制御信号、16の制御部、17の舵角制御信
号は従来のものと同じである。20は距離情報9を受け
てこれらを処理し所定の距離範囲内に壁および障害物が
検出されない方向を自動走行装置が走行可能な方向とし
て検出し、その検出結果を走行可能方向データ21とし
て出力する走行可能方向検出部、22は走行指令12と
走行可能方向データ21を受けてこれらを処理し、走行
可能でかつ走行指令12が指示した方向へ自走台車1を
制御するための走行制御信号15を出力する比較部であ
る。
【0017】図3はこの形態による自動走行装置の運用
経路の一例で、自動走行装置を巡回監視に用い、巡回ポ
イントに行き止まりの個所が含まれている場合を示して
いる。図中、30は作業領域、31は壁、32c〜32
gは壁面を持つ障害物、記号40〜50は図4の走行指
令設定のフローチャートと対応するステップ、記号A〜
Cは図5の制御手段のアルゴリズムに対応しており、記
号Aは行き止まりの巡回ポイント、記号BとCは後進動
作の開始点と終了点をそれぞれ示している。また、指定
走行経路は始点から終点まで図中の点線で示した経路と
し、自走台車1の走行位置を各ステップ40〜50に対
応して示している。次に、図4のフローチャートを用い
てこの形態の動作手順を説明する。ステップ40で動作
が開始されるとまず、操作盤2で走行指令12の設定が
行われる。図3に示す指定走行経路に対応する走行指令
12は後進の指示が無い限り前進方向(前進、右折、左
折)中、前進を既定地とする図5のアルゴリズムを基本
として、ステップ41からステップ50で設定される。
始点において自走台車1が走行を開始するとステップ4
1で前進と右折が可能となるが、右折の選択肢はスキッ
プ(すなわち直進)とすることにより既定値の前進が選
択され自走台車1は前進する。ステップ42も同様であ
る。ステップ43では走行可能方向は前進方向中、右方
向だけであり走行指令12も右折なので右折動作に入
る。ステップ44はステップ41および42と同一動作
である。ステップ44を過ぎると行き止まりの巡回ポイ
ントA点に達し、前進および右左折が不可能となる。
【0018】ここで、巡回ポイントA点における動作ア
ルゴリズムを図5を用いて説明する。前進方向へ走行可
能な場合(ステップS10)は、前進走行(ステップS
20)、右折または左折の判定および遂行(ステップS
21,S22,S23)、および操作盤指令は全て遂行
されているか否かの判定(ステップS24)を一連の動
作として実行する。巡回ポイントA点に近づき前進方向
への走行が不可能となると(ステップS10)、自走台
車1はあらかじめ定められた距離だけ進行方向壁面から
離れた位置で一時停止する(ステップS11)。ここで
走行指令12が停止ならば巡回監視を終了する(ステッ
プS12,S19)。A点到達以降も巡回監視が継続さ
れる場合は、自走台車1の前部に取り付けられ前進時に
用いられる超音波センサ3aの代りに自走台車1の後部
に取り付けられた後進用の超音波センサ3gからの超音
波センサ出力6を用いて後進可能なら(ステップS1
3)後進を開始する。これが図3のB点である(ステッ
プS14)。後進中に右左折可能な走行方向が見つかり
(ステップS15)、走行指令12も右折あるいは左折
なら(ステップS16)、前進状態で右左折が可能とな
る距離まで後進させる。これが図3のC点であり(ステ
ップS17)、C点において前進に切り替える(ステッ
プS18)。ここで、右左折を前進の状態で行うのは、
C点に戻らずに後進のまま右左折を行うと、以降の巡回
監視が自走台車1の後方を進行方向として継続され、自
走台車1の前方に取り付けた監視機器等が使用できなく
なる可能性が生ずること、、および後進時の自走台車1
のステアリング特性等の動特性、後進時の左右壁面まで
の距離を測定する距離センサの取付位置および後進時の
車体形状が前進時と同一で無い場合、右左折動作時の旋
回開始位置や旋回半径が前進と後進で異なってくるため
である。前進時と後進時の左右関係については、前方距
離を測定する超音波センサ3aの測距方向に対して定義
することにより前進と後進で左右を反転させる必要はな
い。
【0019】図3のC点で直進に切り替えられた後、ス
テップ45で右折を行う。次にステップ46では右左折
をスキップし直進する。ステップ47での直進は不可能
であり選択子として右左折と停止が残るが、走行指令1
2に従い右折を選択する。走行指令12に従いステップ
48では左折を、ステップ49ではステップ47と同じ
く右折を選択する。ステップ50は停止なので進行方向
前方の壁面から所定の距離に到達した場所で停止し走行
終了となる。ここで、指定走行経路を連続的に巡回させ
たい場合は、ステップ50を右折にするだけでよい。
【0020】また、本形態における自動走行装置の横方
向(進行方向に対し)の位置制御は次のように行う。図
3において、自走台車1の車体幅をL0、進行方向左側
の壁31または障害物32との距離をD1、進行方向右
側の壁31または障害物32との距離をD2、左側の壁
31と右側の障害物32間または左側の障害物32と右
側の障害物32間あるいは左側の壁31と右側の壁31
間の距離をD0とすると走行経路18上で数1の関係が
成り立つ。
【0021】
【数1】
【0022】したがって、D1またはD2が概ねある定
められた値となるようにかつD0が概ね一定値を保つよ
うに制御することで、自走台車1を走行経路18上に誘
導することが可能となる。ここで、走行経路18と自走
台車1の進行方向との成す角度がθ度ずれた場合の進行
方向左側の壁31または障害物32との距離をD11、
進行方向右側の壁31または障害物32との距離をD1
2、左側の壁31と右側の障害物32間または左側の障
害物32と右側の障害物32間あるいは左側の壁31と
右側の壁31間の距離D10とすると走行経路18上で
数2の関係が成り立つ。
【0023】
【数2】
【0024】数2より、走行経路18と自走台車1の進
行方向との成す角度がθ度ずれた場合は、D1あるいは
D2がある定められた値から大きくずれかつD10が明
らかにD0より大きな値となるので、D10とD0が一
致しかつD11あるいはD12が概ねある定められた値
となるように走行制御することで位置制御が可能であ
る。
【0025】実施の形態2.実施の形態2は、実施の形
態1記載の距離センサには検出幅が狭くかつ相互非干渉
型の超音波センサを用い、前方および後方用距離センサ
は前記超音波センサを複数個所定位置に配設して成る超
音波センサアレイで構成している。超音波センサアレイ
は水平に並設することにより距離と幅の測定が可能なの
で、障害物が走行経路に存在する場合、その幅から自動
走行装置の走行可否が判別でき、踏破可能時には自動的
に回避することが可能となる。他は実施の形態1と全く
同一である。
【0026】実施の形態3.実施の形態3は、実施の形
態1記載の距離センサにはレーザレーダを用い、前方お
よび後方用距離センサは検出幅が狭くかつ検出範囲の広
い走査型レーザレーダで構成している。走査型レーザレ
ーダは水平方向に走査することによって距離と幅の測定
が可能なので、障害物が走行経路に存在する場合、その
幅から自動走行装置の走行可否が判別でき、踏破可能時
には自動的に回避することが可能となる。他は実施の形
態1と全く同一である。
【0027】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4による自動走行装置の構成を示すブロック図であ
る。1,2,3a,3c,3d,5,6,8,9,1
2,15〜17、20〜22は図1と同じである。図6
において、23は走行指令12が前進から後進あるいは
後進から前進を指示した際、比較部22から出力される
回転部旋回信号、24は回転部旋回信号23を受けて回
転台27の回転軸に取り付けたモータ26を駆動する駆
動信号25を出力するアンプ部である。実施の形態4
は、後進時には回転台27を180度回転させることに
より、超音波センサ3aを実施の形態1記載の超音波セ
ンサ3gのかわりに用いるものである。図7に本形態に
よる制御手段5のアルゴリズムを示す。図5からの変更
個所は、前進から後進あるいは後進から前進が指示され
た場合、回転台27の180度回転動作(ステップS1
3a,S18a,S19a)を追加したものである。回
転台27に距離センサを搭載し、超音波センサ3aを超
音波センサ3gのかわりに用いることができるようにし
たことおよび超音波センサ3gを不要としたことを除き
他の動作は実施の形態1と全く同じであ。
【0028】実施の形態5.実施の形態5は実施の形態
1記載の操作盤2をRAMカードあるいはRAMカセッ
トといった交換および書き換え可能な記憶装置を用いて
構成している。図4に示したフローのステップ40で設
定した走行指令12は前記記憶装置経由で比較部22に
出力される。同一走行指令12を使用したい場合には、
前記同一走行指令12が格納された前記記憶装置を操作
盤2に取り付けるだけで適用可能となる。他の動作は実
施の形態1と全く同じである。
【0029】実施の形態6.実施の形態6は、実施の形
態1記載の操作盤2をタッチパネルを用いて構成してい
る。走行経路を変更したい場合には、図3のような作業
領域の地図を示すディスプレイ上に直接タッチペン等
で、始点および図3に点線で示した走行経路と終点を入
力し、図中のステップ41とステップ42の個所ではス
キップ命令、ステップ43の個所では右折命令を順に図
4に示す手順で入力するだけで適用可能となる。他の動
作は実施の形態1と全く同じである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によって以下のような効果が得られる。
【0031】第1の発明によれば、自動走行装置の走行
可能方向を検出し、検出した走行可能方向と走行指令の
指示が一致する方向へ自動走行装置を進行させる制御手
段を有することにより、壁面の一部が距離測定に使用で
きない事態が生じても即走行制御不可能につながらない
ので、システムとして信頼性を向上することができると
いう効果がある。また、簡単な命令の組み合わせで走行
指令の生成が可能なので煩雑な走行指令生成のための作
業を省力化でき作業環境の変化にも柔軟に対応できると
いう効果がある。
【0032】また、第2の発明によれば、前方および後
方の障害物は、超音波センサアレイにより距離だけでな
く幅も検出できるので、自動走行装置が踏破可能な位置
にある障害物は自動回避が可能となるという効果があ
る。
【0033】また、第3の発明によれば、前方および後
方の障害物は、走査型レーザレーダにより距離だけでな
く幅も検出できるので、自動走行装置が踏破可能な位置
にある障害物は自動回避が可能となるという効果があ
る。
【0034】また、第4の発明によれば、距離センサを
回転台に搭載することにより、後方用距離センサを前方
用距離センサと兼用することができ、センサの個数とセ
ンサ信号処理回路を削減できるという効果がある。
【0035】また、第5の発明によれば、同一走行経路
を使用する場合、既作成の走行指令が入力された記憶装
置の使用あるいは交換で済むため、新規作成と比較し労
力と時間を削減できるという効果がある。
【0036】また、第6の発明によれば、自動走行装置
の走行経路を指定する際、操作盤に取り付けたディスプ
レイに作業領域の地図を表示させ、この地図上に直接タ
ッチペン等で走行経路を指定できるので複雑な走行経路
の指定も容易に実現でき、労力と時間を削減できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による自動走行装置
の外観を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による自動走行装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による自動走行装置
の運用経路の例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による自動走行装置
の運用経路の例における走行指令設定のフローチャート
を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による制御手段のア
ルゴリズムを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による自動走行装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による制御手段のア
ルゴリズムを示す図である。
【図8】 従来の自動走行装置の外観を示す図である。
【図9】 従来の自動走行装置の超音波センサの配置を
自動走行装置の上部から示した図である。
【図10】 従来の自動走行装置の構成を示すブロック
図である。
【図11】 従来の自動走行装置の動作を示した図であ
る。
【図12】 従来の自動走行装置の制御手段のアルゴリ
ズムを示す図である。
【符号の説明】
1 自走台車、2 操作盤、3 超音波センサ、4 ロ
ータリーエンコーダ、5 制御手段、6 超音波センサ
出力、7 車軸回転数信号、8 インターフェイス、9
距離情報、10 走行距離情報、11 演算部、12
走行指令、13 メモリ回路、14 地図情報、15
走行制御信号、16 制御部、17舵角制御信号、1
8 走行経路、20 走行可能方向検出部、21 走行
可能方向データ、22 比較部、23 回転部旋回信
号、24 アンプ部、25 駆動信号、26 モータ、
27 回転台、30 作業領域、31 壁、32 障害
物。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を壁で囲まれた凹地やトンネルある
    いはビル内をあらかじめ地図上で指定した走行経路に沿
    って始点から終点まで走行する自動走行装置において、
    自車の進行方向の前方、後方、および左右の壁までの距
    離をそれぞれ測定する複数の距離センサと、前記距離セ
    ンサからの距離情報と所定距離との比較結果に基づい
    て、自車の走行可能な方向を検出する走行可能方向検出
    部と、前記走行経路に沿った走行可能な方向に対応して
    あらかじめ操作員が直進、後進、右折、左折、および停
    止等の走行動作のいずれかを指定した走行指令と前記走
    行可能方向検出部で検出された走行可能な方向との比較
    結果に基づいて、前記走行可能方向検出部で検出された
    走行可能な方向が前記走行指令に対応するときに走行動
    作を変更し、対応しないときに直進して前記走行経路上
    で自車を誘導する制御手段とを具備したことを特徴とす
    る自車走行装置。
  2. 【請求項2】 前記前方および後方の距離測定用の距離
    センサは、複数の超音波センサを水平に並設して成る超
    音波センサアレイを用いたことを特徴とする請求項1記
    載の自動走行装置。
  3. 【請求項3】 前記前方および後方の距離測定用の距離
    センサは、水平方向に走査可能なレーザレーダを用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の自動走行装置。
  4. 【請求項4】 前記自動走行装置の進行方向前方または
    左右の壁までの距離を測定する距離センサを180度ま
    たはそれ以上回転可能な回転台に取り付け、後進時には
    回転台を180度回転させることを特徴とする請求項1
    記載の自動走行装置。
  5. 【請求項5】 操作盤に交換および書き換え可能な記憶
    装置を取り付け、操作盤で設定した走行指令は、前記記
    憶装置に入力された後、前記制御手段に出力されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の自動走行装
    置。
  6. 【請求項6】 自動走行装置の作業領域を示す地図は前
    記操作盤に取り付けたディスプレイに表示され、前記走
    行指令の生成はタッチペン等によりディスプレイ上で直
    接入力できるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の自動走行装置。
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