JP2000039918A - 移動ロボット - Google Patents

移動ロボット

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JP2000039918A
JP2000039918A JP10207757A JP20775798A JP2000039918A JP 2000039918 A JP2000039918 A JP 2000039918A JP 10207757 A JP10207757 A JP 10207757A JP 20775798 A JP20775798 A JP 20775798A JP 2000039918 A JP2000039918 A JP 2000039918A
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obstacle
mobile robot
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steering
detecting
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JP10207757A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Takimoto
和利 滝本
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】限られたスペース内で使う移動ロボットをスタ
ート位置に関わりなく、効率よく駆動できるようにす
る。 【解決手段】移動ロボット本体1が置かれた任意のスタ
ート位置で自走始動時に所定角度回転して移動ロボット
本体1に設けた距離センサ21、22、23、24で全
周囲の壁10等の障害物を検知し、最も近い障害物に向
かって操舵兼駆動装置により移動ロボット本体1を走行
させ、上記の最も近い障害物の近くで方向転換させて、
上記障害物に沿って自走させるようにする。また、上記
所定角度回転させる動作を複数に分割し、分割した複数
の回転動作間に停止期間を設け、この停止期間中に距離
センサ21、22、23、24で全周囲の障害物を検知
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、病院、ホ
テル、一般家庭の部屋内等を自走する移動ロボットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動ロボットには、例えば、自走
しながら掃除を行う掃除ロボットや、自走し荷物を運ぶ
自動搬送ロボットや、自走を行いながらデパート等の施
設のガイドを行うガイドロボット等様々な形態のものが
ある。これらの移動ロボットの多くは、特開平5−35
332号の「作業移動車の走行制御装置」に開示されて
いるように、距離センサをもとに、壁面に沿って移動し
ながら掃除等の作業を行うものであった。
【0003】図11は従来の移動ロボットのブロック図
であり、この図面を用いて移動ロボットの制御を説明す
る。移動ロボット本体1を、壁等の障害物に沿って走行
させるために、ジャイロセンサ8及び距離センサ2を用
いており、これらからの情報を制御部3に取込み、操舵
兼駆動手段5で左右の駆動車輪51、52を制御して本
体1を所望する方向に駆動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来の移
動ロボットは壁等の障害物に沿って走行することを前提
としているため、予め決められた自走スタート位置、例
えば障害物である壁面に沿った位置に配置する等の制約
があった。また、自ら壁面を検知して壁面まで直進して
後、壁面に沿って走行するものもあったが、限られた方
向の距離センサからの情報でしか、壁面を検知できない
ため、近くに壁面があるにもかかわらず、遠い壁面に移
動してからでないと、壁面に沿って走行できない。さら
に、壁面までの自走方向が動き出すまで使用者にはわか
らないため、不安を与えるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
て創案されたもので、請求項1、4記載の発明の目的
は、動作開始時に1回転(360°回転)して、移動ロ
ボットの全周囲の壁面等の障害物情報を検知し、最も近
い壁面に迅速に移動し、壁面に沿って走行できるように
するとともに、走行制御のためのセンサ類を安価なもの
で済むようにした移動ロボットを提供するものである。
【0006】また、請求項2記載の発明の目的は、動作
開始時に360°/n回転することで、移動ロボットの
全周囲の壁面等の障害物情報を検知できる移動ロボット
を提供するものである。
【0007】また、請求項3記載の発明の目的は、障害
物の検出を回転動作の停止時に行わせるようにして、移
動ロボットの全周囲の壁面等の障害物情報をより正確に
検知できる移動ロボットを提供するものである。
【0008】また、請求項5記載の発明の目的は、動作
開始時に移動ロボットの全周囲の壁面等の障害物情報を
検知し、その情報を表示することのできる移動ロボット
を提供するものである。
【0009】また、請求項6記載の発明の目的は、動作
開始時に移動ロボットの全周囲の障害物情報が検知でき
ない場合、その検知できない区域と検知できた区域を識
別表示することのできる移動ロボットを提供するもので
ある。
【0010】また、請求項7記載の発明の目的は、自走
動作(壁面に沿って走行)を行い、始動時の未検知区域
の障害物情報が検知できた場合は、障害物情報を変更表
示することのできる移動ロボットを提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1の発明は、本体を移動させる操
舵兼駆動手段と、本体に設けられた障害物との距離を検
知する障害物検知手段と、本体全体に電力を供給する電
源手段と、前記障害物検知手段からの信号に基づき前記
操舵兼駆動手段に出力信号を送り、本体の移動及び動作
を制御する制御部を備えた移動ロボットにおいて、自走
始動時に本体を1回転(360°回転)させて、前記障
害物検知手段により全周囲の障害物情報を検知するよう
にしたものである。
【0012】また、請求項2の発明は、本体を移動させ
る操舵兼駆動手段と、本体上に設けられ、周囲をn(2
以上の自然数)等分した方向に設けられた障害物との距
離を検知するn個のセンサより成る障害物検知手段と、
本体全体に電力を供給する電源手段と、前記障害物検知
手段からの信号に基づき前記操舵兼駆動手段に出力信号
を送り、本体の移動及び動作を制御する制御部を備えた
移動ロボットにおいて、自走始動時に本体を360°/
n回転させて、前記障害物検知手段により全周囲の障害
物情報を検知するようにしたものである。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
記載の移動ロボットにおいて、自走始動時に所定角度回
転した後、停止期間を設け、この停止期間中に、障害物
検知手段により障害物の検知を行い、この一連の動作を
繰り返しながら一定角度回転して前記障害物検知手段に
より、全周囲の障害物情報を検知するようにしたもので
ある。
【0014】また、請求項4の発明は、本体を移動させ
る操舵兼駆動手段と、本体に設けられた障害物との距離
を検知する障害物検知手段と、本体全体に電力を供給す
る電源手段と、前記障害物検知手段からの信号に基づき
前記操舵兼駆動手段に出力信号を送り、本体の移動及び
動作を制御する制御部を備えた移動ロボットにおいて、
自走始動時に全周囲の障害物情報を検知し、この検知し
た情報に基づき前記操舵兼駆動手段により、本体を最も
近い壁面等の障害物の方向に移動してから、壁面に沿っ
て移動するようにしたものである。
【0015】また、請求項5の発明は、本体を移動させ
る操舵兼駆動手段と、本体に設けられた障害物との距離
を検知する障害物検知手段と、本体全体に電力を供給す
る電源手段と、前記障害物検知手段からの信号に基づき
前記操舵兼駆動手段に出力信号を送り、本体の移動及び
動作を制御する制御部と、移動軌跡等を表示する表示手
段とを備えた移動ロボットにおいて、自走始動時に前記
障害物検知手段により全周囲の障害物情報を検知し、前
記表示手段に前記全周囲の障害物情報を表示するように
したものである。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項5記載の
移動ロボットにおいて、未検知区域の障害物情報と検知
区域の障害物情報を前記表示手段に識別表示するように
したものである。
【0017】また、請求項7の発明は、請求項6記載の
移動ロボットにおいて、前記操舵兼駆動手段により壁面
に沿って走行する自走動作を行い、該自走動作中に自走
指導時の未検知区域の障害物情報を検知したときには、
障害物情報を前記表示手段に変更表示するようにしたも
のである。
【0018】
【作用】請求項1の発明によると、移動ロボット本体
は、自走開始時に障害物検知手段で障害物を検知しなが
ら360°回転するので、1つの障害物検知手段により
全周囲の障害物を検知することができる。
【0019】また、請求項2の発明によると、移動ロボ
ット本体は、自走始動時に360°/nの方向に向けて
設けたn個の距離センサより成る障害物検知手段により
周囲の障害物を検知するので、360°/n回転するだ
けで全周囲の障害物情報を検知することができる。
【0020】また、請求項3の発明によると、請求項
1、2の移動ロボットにおいて、自走始動時における周
囲の障害物検知時に移動ロボットの回転を所定期間停止
させて、この停止期間中に障害物検知手段により障害物
の検知を行わせ、上記回転動作と障害物の検知の一連の
動作を繰り返し行わせて全周囲の障害物の検知を行うの
で、距離センサの測定精度が上がり、移動ロボット全周
囲の障害物情報をより正確に検知することができる。
【0021】また、請求項4の発明によると、どの位置
に移動ロボットが置かれても、最も近い壁面(障害物)
方向に移動するので、迅速に、本来の壁面に沿って自走
する走行動作を行わせることができる。
【0022】また、請求項5、6の発明によると、移動
ロボットは自走開始時に移動ロボットの全周囲の障害物
を検知し、これを表示手段に表示する。また、未検知区
域の障害物を検知したときは、検知区域のものと区別し
て表示手段に表示する。従って、使用者は移動ロボット
の動作を予め知ることができる。
【0023】また、請求項7の発明によると、始動時に
実際に自走した移動ロボットが障害物検知手段により新
たな障害物を検知すると、その障害物情報が表示手段に
変更表示される。従って、使用者は移動ロボットの実動
作を知ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の実施形態の構成を示すブ
ロック図である。移動ロボット本体1には、該移動ロボ
ットを自走させるための左右の駆動車輪51、52を含
む操舵兼駆動装置5と補助輪6が設けられている。ま
た、前記移動ロボット本体1内には各部に電力を供給す
る電池4と、障害物との距離を測定する距離センサ2
1、22、23、24と、駆動車輪51、52にそれぞ
れ設けられた走行距離センサ(図示せず)と、これらの
距離センサの信号により移動ロボット本体1の動作を制
御する制御部3が設けられている。
【0026】上記構成において、通常の移動ロボット本
体1の動作を説明する。移動ロボット1は、壁10まで
の距離を側面の距離センサ21、22、23、24(図
示する場合は23)で検知して、一定の距離を保ちなが
ら走行を行う。この場合は、制御部3は左右の駆動車輪
51、52を一定の同一速度で回転させ、移動ロボット
本体1を直進させる。移動ロボット本体1が壁10に近
づきすぎたことを側面の距離センサ23が検知すると、
左側駆動車輪51を右側駆動車輪52より速く回転させ
ることで壁10より遠ざける。また、壁10より遠ざか
ったことを側面の距離センサ23が検知すると、右側駆
動車輪52を左側駆動車輪51より速く回転させ、移動
ロボット本体1を壁10に近づけるように制御する。こ
のように、距離センサ21、22、23、24により壁
10までの距離を検知しつつ、この検知信号に基づき、
制御部3は左右の駆動車輪51、52に速度差を生じさ
せ、移動方向の制御、つまり操舵制御を行う。
【0027】図2は、本発明の移動ロボットの走行機能
の説明図である。前方の障害物を検知して方向を変える
場合は、図1に示す前方の距離センサ22で障害物が一
定距離(移動ロボット本体1の回転スペースが確保でき
る距離)に近づいたことを検知すると、左右の駆動車輪
51、52を逆方向に回転させる。例えば、左側駆動車
輪51を前進方向に回転させ、右側駆動車輪52を後進
方向に回転させる。これにより、移動ロボット本体1
は、図示するように左右の駆動車輪51、52の間隔の
中点を中心として右方向に回転する。この回転量を制御
することで、本体1を90°、180°、360°等任
意の方向に方向転換させることができる。
【0028】<実施形態1>図3は本発明の第1の実施
形態の動作を示すフローチャート図である。以下に本実
施形態を図3に示すフローチャートとともに説明する。
【0029】部屋の任意の位置に置かれた移動ロボット
は、まず最初にステップS1において、前方の距離セン
サ22により、障害物までの距離を測定し、部屋の障害
物マップを作成する。次にステップS2で制御部3より
操舵兼駆動装置5に指示して移動ロボット本体1を回転
させる。回転中も上記前方の距離センサ22により、障
害物までの距離を測定する。上記の回転をステップS3
で監視し、360°回転すると回転動作及び障害物との
距離計測を終了する。このときの、障害物検知状態の一
例を図4に示す。このように、移動ロボット本体1を3
60°回転することにより、前方等1カ所の距離センサ
22のみによって、移動ロボット全周囲の壁面等の障害
物情報を得ることができる。
【0030】次に、全周囲の壁面等の障害物情報をもと
に、ステップS4で最も近い障害物方向へ方向転換す
る。その後ステップS5で直進し、ステップS6で障害
物に近づいたか否かを判断し、障害物に近づいたと判断
するとステップS7に進み、障害物に沿う方向に方向転
換して、障害物に沿っての走行を開始する。このような
動作を行わせることにより、移動ロボットが部屋のどの
位置に置かれていても、迅速に壁等の障害物に沿って移
動する動作を行わせることができる。
【0031】<実施形態2>図5及び図6は本発明の第
2の実施形態を説明するための図であり、図5は移動ロ
ボットの走行機能の説明図で、移動ロボット本体1の前
方、後方、左側面、右側面にそれぞれ距離センサ22、
24、23、21が設けられている。図6は移動ロボッ
トの制御装置の動作を示すフローチャートである。以下
両図を用いて本実施形態2を説明する。
【0032】部屋の任意の位置に置かれた移動ロボット
は、図6に示すフローチャートのステップS11で自走
始動時に前後左右の4カ所に設置された距離センサ2
1、22、23、24により障害物までの距離を測定
し、ステップS12で操舵兼駆動装置5に指示し、移動
ロボット本体1を回転させる。回転中も距離センサ2
1、22、23、24により、障害物までの距離を測定
する。次にステップS13で90°回転したことを検出
すると、回転動作及び障害物までの距離計測を終了す
る。
【0033】直行する4カ所に設置された距離センサ2
1、22、23、24により、移動ロボット本体1が9
0°回転する間に各々の距離センサが視界90°の範囲
にある障害物までの距離を測定することになり、4つの
距離センサ21、22、23、24の障害物情報をつな
ぎ合わせると、移動ロボットの全周囲にある壁面等の障
害物情報を得ることができる。従って、90°回転する
という短期間に全周囲の壁面等の障害物情報を得ること
ができる。また、前後左右とその中間コーナ部の8カ所
に距離センサを設けるものであれば、45°の回転で全
周囲の壁面等の障害物情報を得ることができる。更には
360°/nの方向に向けてn個の距離センサを設ける
ようにしてもよい。この場合のnは自然数である。
【0034】<実施形態3>図7は本発明の第3の実施
形態を説明するフローチャートである。以下に本実施形
態3を図7とともに説明する。
【0035】部屋の任意の位置に置かれた移動ロボット
は、まずステップS21において、前方の距離センサ2
2により障害物までの距離を測定する。測定終了後、ス
テップ22で制御部3より操舵兼駆動装置5に指示して
移動ロボット本体1を所定角度回転させた後停止させ
る。所定角度回転終了後、停止状態において距離センサ
22により、障害物までの距離を測定する。この動作を
繰り返し行い、トータルで360°回転したことをステ
ップS23で検出すると、回転動作及び障害物との距離
計測を終了する。このように制御することで、回転停止
期間にのみ距離センサ22により障害物までの距離を測
定することができ、超音波センサのように測定時間が必
要な距離センサを用いる場合であっても正確に障害物ま
での距離を測定することが可能になる。なお、超音波セ
ンサは超音波を発射して障害物からの反射波が帰ってく
るまでの時間を測定するため、測定のために時間が必要
になる。超音波の伝播速度をVとして、障害物までの距
離をLとすると、測定に必要な時間tはt=2L/Vと
なり、スピードが速い物体の位置検出には誤差が生じ易
い。
【0036】<実施形態4>図8は本発明の第4の実施
形態の構成を示すブロック図である。同図において、図
1に対応する部分には同一符号を付し説明を省略する。
この実施形態では移動軌跡等を表示する表示部7が設け
られている。この構成において、自走始動時に移動ロボ
ットが検知した全周囲障害物情報、移動する壁面情報、
最も近いと判断した壁面情報などを表示部7に表示す
る。従って、移動ロボットがどの方向に移動するのか
を、使用者に予め報知することができる。
【0037】図9は本発明の第5の実施形態の説明図で
ある。移動ロボット本体1は、自走始動時に、距離セン
サ21、22、23、24により移動ロボットの全周囲
の障害物までの距離を測定するが、距離センサ21、2
2、23、24の測定可能距離を超える遠方の障害物が
ある場合、一部の区域の障害物情報を検知できない状態
が発生する。実際の壁面10が、距離センサ21、2
2、23、24の測定可能距離内にあるエリア11の障
害物情報は検知できるが、エリア12は距離が長すぎる
ため、これ以上先にある障害物情報は検知することがで
きない。このとき、検知できた範囲の障害物情報を表示
部7に表示するとともに、検知できていないエリア12
を色を変える等識別して表示する。このようにすること
により、移動ロボットの識別している障害物情報を使用
者に正確に伝えることができる。
【0038】<実施形態6>図10は本発明の第6の実
施形態の説明図である。移動ロボット本体1は自走始動
時に、距離センサ21、22、23、24により移動ロ
ボットの全周囲の障害物までの距離を測定し、障害物情
報が検知できたエリア11と、障害物情報が検知できて
いないエリア12を色を変える等識別して図8に示す移
動ロボット本体1の表示部7に表示する。その後、移動
ロボット本体1は壁面10に沿って走行を開始し、走行
を行った奇跡13(掃除ロボット等の場合は掃除済エリ
ア)を図8に示す表示部7に例えば図10に示すような
パターンとして表示する。移動ロボットの自走動作が進
み、始動時に障害物情報が検知できなかった未検知エリ
ア12の情報が新たに検知できると、上記表示部7の画
面上において、未検知エリア12を検知エリア11に表
示変更する。従って、使用者には常に正確な移動ロボッ
トの識別している障害物情報を知らせることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、
請求項1、4によれば、前方等1カ所の距離センサによ
って、移動ロボット全周囲の壁面等の障害物情報を得る
ことができ、安価なシステムを構築することができる。
また、全周囲の壁面等の障害物情報をもとに、最も近い
障害物方向へ方向転換して、直進し、障害物に近づくと
い障害物に沿う方向に方向転換して、障害物に沿っての
走向を開始することができるので、移動ロボットが部屋
のどの位置に置かれても、最短経路で迅速に壁等の障害
物に沿って移動する動作を行わせることができる。
【0040】また、請求項2によれば、360°/n方
向に設けられたn個の距離センサにより、移動ロボット
本体が360°/n回転する間に全周囲の壁面などの障
害物情報を得ることができ、障害物検知時間を短縮して
移動ロボットの動作スピードを向上させることができ
る。
【0041】また、請求項3によれば、自走始動時に本
体を回転させて、全周囲の障害物を検知する場合に、所
定角度回転する毎に一旦停止させ、この停止期間中に距
離センサが超音波センサのように測定に時間がかかるも
のを用いた場合にも、障害物までの距離を正確に測定す
ることができる。
【0042】また、請求項5によれば、移動ロボットの
自走始動時に移動ロボットが検知した全周囲障害物情報
等を表示することができるので、移動ロボットの移動方
向などを使用者に予め報知する移動ロボットを提供する
ことができる。
【0043】また、請求項6によれば、移動ロボットの
自走始動時に検知した全周囲の障害物がどのエリアのも
ので、検知できていないエリアはどの範囲かを色を変え
る等の手段を用いて識別表示するので、使用者に正確に
移動ロボットの識別している障害物情報を知らせること
ができる。
【0044】また、請求項7によれば、移動ロボットの
始動時に障害物情報が検知できなかった未検知エリアの
情報が移動ロボットの走行に応じて新たに検知できる
と、随時未検知エリアを検知エリアに表示を変更するこ
とができ、使用者に常に正確な移動ロボットが識別して
いる障害物情報を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の移動ロボットの一実施形態の構成を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態の説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 本発明の第1の実施形態の説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態の説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】 本発明の第3の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】 本発明の第4の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】 本発明の第5の実施形態の説明図である。
【図10】 本発明の第6の実施形態の説明図である。
【図11】 従来の移動ロボットの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 移動ロボット本体 3 制御部 4 電池 5 操舵・駆動装置 6 補助輪 7 表示部 10 壁 21、22、23、24 距離センサ 51 右側駆動車輪 52 左側駆動車輪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を移動させる操舵兼駆動手段と、本
    体に設けられた障害物との距離を検知する障害物検知手
    段と、本体全体に電力を供給する電源手段と、前記障害
    物検知手段からの信号に基づき前記操舵兼駆動手段に出
    力信号を送り、本体の移動及び動作を制御する制御部を
    備えた移動ロボットにおいて、自走始動時に本体を1回
    転(360°回転)させて、前記障害物検知手段により
    全周囲の障害物情報を検知することを特徴とする移動ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 本体を移動させる操舵兼駆動手段と、本
    体上に設けられ、周囲をn(2以上の自然数)等分した
    方向に設けられた障害物との距離を検知するn個の距離
    センサより成る障害物検知手段と、本体全体に電力を供
    給する電源手段と、前記障害物検知手段からの信号に基
    づき前記操舵兼駆動手段に出力信号を送り、本体の移動
    及び動作を制御する制御部を備えた移動ロボットにおい
    て、自走始動時に本体を360°/n回転させて、前記
    障害物検知手段により全周囲の障害物情報を検知するこ
    とを特徴とする移動ロボット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の移動ロボットにお
    いて、自走始動時に所定角度回転した後、停止期間を設
    け、この停止期間中に、障害物検知手段により障害物の
    検知を行い、この一連の動作を繰り返しながら一定角度
    回転して前記障害物検知手段により、全周囲の障害物情
    報を検知することを特徴とする移動ロボット。
  4. 【請求項4】 本体を移動させる操舵兼駆動手段と、本
    体に設けられた障害物との距離を検知する障害物検知手
    段と、本体全体に電力を供給する電源手段と、前記障害
    物検知手段からの信号に基づき前記操舵兼駆動手段に出
    力信号を送り、本体の移動及び動作を制御する制御部を
    備えた移動ロボットにおいて、自走始動時に全周囲の障
    害物情報を検知し、この検知した情報に基づき前記操舵
    兼駆動手段により、本体を最も近い壁面等の障害物の方
    向に移動してから、壁面に沿って移動するように走行制
    御することを特徴とする移動ロボット。
  5. 【請求項5】 本体を移動させる操舵兼駆動手段と、本
    体に設けられた障害物との距離を検知する障害物検知手
    段と、本体全体に電力を供給する電源手段と、前記障害
    物検知手段からの信号に基づき前記操舵兼駆動手段に出
    力信号を送り、本体の移動及び動作を制御する制御部
    と、移動軌跡等を表示する表示手段とを備えた移動ロボ
    ットにおいて、自走始動時に前記障害物検知手段により
    全周囲の障害物情報を検知し、前記表示手段に前記全周
    囲の障害物情報を表示するようにしたことを特徴とする
    移動ロボット。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の移動ロボットにおいて、
    未検知区域の障害物情報と検知区域の障害物情報を前記
    表示手段に識別表示するようにしたことを特徴とする移
    動ロボット。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動ロボットにおいて、
    前記操舵兼駆動手段により壁面に沿って走行する自走動
    作を行い、該自走動作中に自走指導時の未検知区域の障
    害物情報を検知したときには、障害物情報を前記表示手
    段に変更表示するようにしたことを特徴とする移動ロボ
    ット。
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