JP2008254134A - 移動装置、ならびにその制御方法および制御プログラム - Google Patents

移動装置、ならびにその制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人間等の物体に挙動変化をより明確に認識させることにより、当該物体との接触を回避して移動しうる移動装置等を提供する。
【解決手段】ロボット1およびその挙動状態と物体xおよびその挙動状態とのそれぞれが、要素空間QSにおける基準空間要素Q0およびその挙動状態と第1空間要素Q1およびその挙動状態とのそれぞれとして認識される。当該認識結果に基づき、要素空間QSにおいて基準空間要素Q0が第1空間要素Q1に接触する可能性があると認識された場合、基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との距離dに応じた角度θだけ前回の目標経路Rkに対して傾斜しているずらし経路rk+1が設定される。また、ずらし経路rk+1の終点r0を始点とし、基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との接触を回避しうる経路が今回の目標経路Rk+1として設定される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、行動計画にしたがって自律的に移動する装置、当該移動装置を制御する方法、当該移動装置に搭載されているコンピュータにその制御機能を付与するプログラム、および当該移動装置を監督するシステムに関する。
ロボットがその高機能化にともなって荷物を運搬したり、あるいは人間を目的地まで誘導したりする等の業務または作業を遂行する機会が増えており、ロボットが人間との接触を回避しながら移動する必要性が高まっている。そこで、ロボットから視覚または聴覚を通じて認識することができるような合図を発して当該ロボットの移動方向を周囲の人間に知らせる技術手法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、ロボットが障害物との接触を回避するために経路選択フィルタの範囲にある経路を探索し、当該範囲に経路が存在しない場合には当該経路選択フィルタの範囲を段階的に拡大することにより新たな経路を探索する技術が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2006−035381号公報 特開2006−236098号公報
しかし、ロボットが発する合図の意味するところがその周囲の人間に認識されていなければ、ロボットの人間による予測挙動と実際の挙動とが相違し、当該人間をかえって混乱させるおそれがある。また、ロボットの移動方向の変化がわずかである場合、ロボットが移動方向を変化させることをその周囲の人間に予測させづらい。そして、人間が誤った予測や推測に基づいて自らの位置をずらす等した結果、ロボットに接触する可能性がかえって高くなるような場合がある。このような場合、ロボットおよびその周囲にいる人間が協調しながら移動することが困難となる。
そこで、本発明は、人間等の物体に挙動変化をより明確に認識させることにより、当該物体との接触を回避して移動しうる移動装置等を提供することを解決課題とする。
前記課題を解決するための第1発明の移動装置は、制御システムにより動作が制御されることによって目標経路にしたがって自律的に移動する移動装置であって、前記制御システムが、前記移動装置およびその挙動状態と物体およびその挙動状態とのそれぞれを、要素空間における基準空間要素およびその挙動状態と第1空間要素およびその挙動状態とのそれぞれとして認識する第1処理部と、該第1処理部による認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素に接触する可能性の有無を認識する第2処理部と、該第1処理部による認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素との接触を回避しうる経路を前記目標経路として設定し、該第2処理部により該接触可能性があると認識されたことを要件として、該基準空間要素と該第1空間要素との距離に応じた角度だけ前回の該目標経路に対して傾斜しているずらし経路を設定し、かつ、該ずらし経路の終点を始点として今回の該目標経路を設定する第3処理部とを備えていることを特徴とする。
第1発明の移動装置によれば、要素空間において基準空間要素が第1空間要素との接触を回避しうる経路が実空間において移動装置がしたがう目標経路として設定される。要素空間における「空間要素」とは当該要素空間における位置、速度および加速度等の状態が定義されうる「点」、当該要素空間における位置等に加えてさらに形状および長さ等の状態が定義されうる「線分」、ならびに、当該要素空間における位置等に加えてさらに形状および面積等の状態が定義されうる「領域」等を意味する。空間要素の「挙動状態」は、当該空間要素の位置の時間変化態様を意味し、より具体的には当該空間要素の現在位置、速度、加速度等を意味する。
基準空間要素が第1空間要素に接触する可能性があると認識された場合、すなわち、移動装置が前回の目標経路にしたがって移動することにより物体と接触する可能性がある場合、ずらし経路が設定される。また、ずらし経路の終点を始点として今回の目標経路が設定される。さらに、移動装置が前回の目標経路から外れたずらし経路にしたがって移動した後、今回の目標経路にしたがって移動するようにその動作が制御される。移動装置を前回の目標経路から外れたずらし経路にしたがって移動させることにより、移動装置の挙動を人間等の当該物体に認識させることができ、さらには両者の接触を回避する観点から不適当な物体の挙動を誘発する事態が回避されうる。
また、ずらし経路は基準空間要素と第1空間要素との距離に応じて設定されている角度だけ前回の目標経路に対して傾斜している。したがって、移動装置と物体との距離の長短に鑑みて、人間等の当該物体に移動装置の挙動を明確に認識または予測させる観点から適当に移動装置の移動方向を変化させることができる。そして、物体に当該認識または予測に基づき、違和感等を抱かせることなく移動装置との接触を回避する観点から適当な挙動を促すことができる。
なお、本発明の構成要素が情報を「認識する」とは、当該構成要素が情報をデータベースから検索すること、メモリ等の記憶装置から情報を読み取ること、センサ等の出力信号に基づき情報を測定、算定、推定すること、測定等された情報をメモリに格納すること等、当該情報をさらなる情報処理のために準備または用意するために必要なあらゆる情報処理を実行することを意味する。また、一の物体に他の物体が取り付けられている等、複数の物体が一体的に移動するような場合、当該物体がまとめられて第1空間要素として認識されうる。
また、第2発明の移動装置は、第1発明の移動装置において、前記第2処理部が前記第1処理部による認識結果に基づき、前記第1空間要素がその挙動状態に応じて断続的または連続的に拡張された結果の空間要素としての第2空間要素を認識し、前記第3処理部が、前記基準空間要素が該第2空間要素との接触を回避しうる経路を前記目標経路として設定することを特徴とする。
第2発明の移動装置によれば、要素空間において基準空間要素に対する第1空間要素の挙動状態に基づいて当該第1空間要素が拡張された結果としての空間要素が第2空間要素として認識される。このため、第2空間要素は第1空間要素よりもサイズまたは広がりが大きい空間要素として認識される。また、基準空間要素が第2空間要素との接触を回避しうる目標経路が設定される。したがって、基準空間要素が第1空間要素等の第2空間要素よりも狭い空間要素との接触を回避しうる目標経路が設定される場合よりも、移動装置が物体の挙動状態に鑑みて当該物体と接触することをより確実に回避する観点から適当な目標経路が設定される。
一方、前記のように基準空間要素が第1空間要素に接触する可能性があることが新たな目標経路の設定要件とされているが、第1空間要素は第2空間要素よりも小さい。このため、基準空間要素が第2空間要素等、第1空間要素よりもサイズが大きい空間要素に接触する可能性があることが新たな目標経路の設定要件とされている場合より、目標経路の変更頻度、ひいては移動装置の方向変換等の挙動変化の頻度が低く抑制される。そして、移動装置の挙動変化に応じて物体の挙動変化が誘発され、両者が接触する可能性がかえって高くなる可能性を低下させることができる。
さらに、第3発明の移動装置は、第2発明の移動装置において、前記ずらし経路が前記第2空間要素に重なっていることを要件として、前記第3処理部が該ずらし経路を設定しなおすことを特徴とする。
第3発明の移動装置によれば、第2空間要素に重ならないようにずらし経路が設定される。このため、移動装置および物体のそれぞれの挙動状態に鑑みて、両者の接触をさらに確実に回避する観点から適当な経路にしたがって移動装置を移動させることができる。
また、第4発明の移動装置は、第1〜第3発明のうちいずれか1つの移動装置において、前記第3処理部が前記第1処理部による認識結果に基づき、前記要素空間における前記基準空間要素と前記第1空間要素との距離が短いほど、前記目標経路に対する前記ずらし経路の傾斜角度を大きく設定することを特徴とする。
第4発明の移動装置によれば、移動装置と物体との接触可能性がある場合には両者の間隔が短いほど当該接触を回避する緊急性が高いことに鑑みて、前回の目標経路から適度に外れたずらし経路にしたがって移動装置を移動させることができる。これにより、人間等の物体に移動装置の挙動を明確かつ容易に認識または予測させ、さらには両者の接触を回避する観点から不適当な当該物体の挙動を誘発する事態が回避されうる。
さらに、第5発明の移動装置は、第1〜第4発明のうちいずれか1つの移動装置において、前記第1処理部が、前記移動装置が通行しうる領域の形状およびサイズのそれぞれを前記要素空間の形状およびサイズのそれぞれとして認識し、前記第3処理部が該要素空間からはみ出さないように前記目標経路および前記ずらし経路を設定することを特徴とする。
第5発明の移動装置によれば、移動装置をその通行可能領域からはみ出さないように移動させることができる。
また、第6発明の移動装置は、第1〜第5発明のうちいずれか1つの移動装置において、前記第3処理部が前記要素空間における前記基準空間要素に対する前記第1空間要素の相対速度が大きいほど前記ずらし経路を長くすることを特徴とする。
第6発明の移動装置によれば、移動装置に対する物体の相対速度が大きい場合、両者の接触を回避する緊急性が高いことに鑑みて、移動装置を前回の目標経路から遠くに離すことができる。これにより、人間等の当該物体に移動装置の挙動を明確かつ容易に認識または予測させることができ、ひいては両者の接触がより確実に回避されうる。
さらに、第7発明の移動装置は、第1〜第6発明のうちいずれか1つの移動装置において、前記移動装置が単位動作を繰り返すことにより該床面に推進力を作用させることにより移動可能なロボットであり、前記第3処理部が、該ロボットが所定回数の該単位動作によって移動可能な範囲で前記ずらし経路を設定することを特徴とする。
第7発明の移動装置によれば、ロボットに過度の単位動作の繰り返しを強いることなく、ロボットを前回の目標経路から外れた経路にしたがって移動させることができる。
また、第8発明の移動装置は、第1〜第7発明のうちいずれか1つの移動装置において、前記第2処理部により前記基準空間要素と前記第1空間要素との接触可能性があると判定されたことを要件として、前記第3処理部が前記要素空間において該基準空間要素からみて異なる方向にある複数の点を設定し、当該複数の点のうち1つの点を終点として前記ずらし経路を設定することを特徴とする。
第8発明の移動装置によれば、要素空間において複数の点がずらし経路の終点候補として設定され、当該複数の点の中から1つの点が最終的にずらし経路の終点として選択される。このため、移動装置の挙動を人間等の物体に明確に認識させ、移動装置と当該物体との接触を確実に回避する観点から適当なずらし経路が設定されうる。
前記課題を解決するための第9発明の方法は、目標経路にしたがって自律的に移動する移動装置の動作を制御する方法であって、第1発明の移動装置において制御システムにより実行される第1、第2および第3処理を実行することを特徴とする。
第9発明の方法によれば、移動装置と物体との距離の長短に鑑みて、人間等の当該物体に移動装置の挙動を明確に認識または予測させる観点から適当に移動装置の移動方向を変化させることができる。そして、物体に当該認識または予測に基づき、違和感等を抱かせることなく移動装置との接触を回避する観点から適当な挙動を促すことができる。
前記課題を解決するための第10発明のプログラムは、目標経路にしたがって自律的に移動する移動装置に搭載されているコンピュータを、該移動装置の動作を制御するシステムとして機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを第1発明の移動装置が備えている制御システムとして機能させることを特徴とする。
第10発明のプログラムによれば、移動装置と物体との距離の長短に鑑みて、人間等の当該物体に移動装置の挙動を明確に認識または予測させる観点から適当に移動装置の挙動を制御するシステムとして、当該移動装置に搭載されているコンピュータを機能させることができる。
本発明の移動装置等の実施形態について図面を用いて説明する。
移動装置としてのロボット1は基体(胴体部)P0と、基体P0の上部に設けられた頭部P1と、基体P0の上部左右両側から延設された左右の腕部P2と、腕部P2の先端部に設けられた手部P4と、基体P0の下部から下方に延設された左右の脚部P3と、脚部P3の先端部に取り付けられている足部P5とを備えている。ロボット1は、再表03/090978号公報や、再表03/090979号公報に開示されているように、アクチュエータM(図2参照)から伝達される力によって、人間の肩関節、肘関節、手根関節、股関節、膝関節、足関節等の複数の関節に相当する複数の関節部分において腕部P2や脚部P3を屈伸運動させることができる。ロボット1は、左右の脚部P3(または足部P5)のそれぞれの離床および着床の繰り返しを伴う動きによって自律的に移動することができる。基体P0の鉛直方向に対する傾斜角度が調節されることによって、頭部11の高さが調節されうる。頭部P1には、左右に並んでロボット1の前方に向けられた一対の頭カメラ(CCDカメラ)C1が搭載されている。基体P0には前側下部に腰カメラ(赤外線カメラ)C2が搭載されている。ロボット1には基体P0の加速度に応じた信号を出力するジャイロセンサ、各関節の関節角度に応じた信号を出力するロータリエンコーダ、脚部P3に作用する床反力に応じた信号を出力する6軸力センサ等、種々のセンサS(図2参照)が搭載されている。
ロボット1はその腕部P2および脚部P3等の動作を制御する制御システム10を備えている。制御システム10は、ハードウェアとしてのECUまたはコンピュータ(CPU,ROM,RAM,I/O等により構成されている。)と、ソフトウェアとしての本発明の「制御プログラム」とにより構成されている。制御プログラムはコンピュータのメモリに予め格納されていてもよいが、ロボット1からサーバに要求信号が送信されたことに応じて当該サーバによって制御プログラムがネットワークや人工衛星を介して当該コンピュータに配信または放送された上でそのメモリに格納されてもよい。
図2に示されている制御システム10は第1処理部11と、第2処理部12と、第3処理部13とを備えている。
第1処理部11は環境データベース112に無線方式でアクセスすることによって、ロボット1が通行することができる通行可能領域を要素空間QSとして認識する。環境データベース112には、ロボットが通行可能な領域の形状、面積等を示すデータが管理されている。なお、環境データベース112が制御システム10の一部としてロボット1に搭載されていてもよい。また、第1処理部11はセンサS等の出力信号に基づき、ロボット1ならびにその位置および速度等の挙動状態を要素空間QSにおける基準空間要素Q0およびその挙動状態として認識する。さらに、第1処理部11は頭カメラC1および腰カメラC2のうち一方または両方により撮像された、ロボット1の周辺画像に基づき、物体xおよびその位置および速度等の挙動状態を、要素空間QSにおける第1空間要素Q1およびその挙動状態として認識する。
第2処理部12は第1処理部11による認識結果に基づき、第1空間要素Q1をその挙動状態に応じて拡張した結果としての空間要素を第2空間要素Q2として認識する。また、第2処理部12は第1処理部11による認識結果に基づき、基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との接触可能性の有無を認識する。
第3処理部13は第1処理部11および第2処理部12のそれぞれによる認識結果に基づき、要素空間QSにおいて基準空間要素Q0が第2空間要素Q2との接触を回避しうる経路を、実空間または通行可能領域においてロボット1がしたがう目標経路Rkとして設定する。また、第3処理部13は第2処理部12により基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との接触可能性があると認識されたことを要件としてずらし経路rk+1を設定し、かつ、ずらし経路rk+1の終点を始点として今回の目標経路Rk+1を設定する。ずらし経路rk+1は基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との距離dに応じた角度θだけ前回の目標経路Rkに対して傾斜している。
続いて、前記構成のロボットの機能について説明する。図4に示されているように左右を壁で挟まれた廊下(通行可能領域)で、ロボット1および物体(人間)xがお互いに向かい合いながら移動している状況を考える。この場合、ロボット1はたとえば図5に一点鎖線で示されている目標経路Rkにしたがって歩行または走行している。目標経路Rkは初期状態(k=0)では予め設定されており、その後、後述するように第3処理部13によって逐次変更される。
まず第1処理部11が「第1処理」を実行する(図3/S010)。具体的には、第1処理部11は環境データベース112に無線方式でアクセスすることによって、ロボット1が通行することができる領域を要素空間QSとして認識する(図3/S012)。これにより、たとえば図4に示されている廊下および固定構造物の形状に応じた、図5に示されているような形状および面積を有する要素空間QSが認識される。
また、第1処理部11はセンサS等の出力信号に基づき、ロボット1ならびにその位置および速度等の挙動状態を要素空間QSにおける基準空間要素Q0およびその挙動状態として認識する(図3/S014)。これにより、ロボット1ならびにその位置および速度のそれぞれが、たとえば図5に示されている要素空間QSにおける基準空間要素(微小な円形領域)Q0、基準位置(当該円形領域の中心)Oおよび基準速度v0のそれぞれとして認識される。後述するように頭カメラC1や腰カメラC2を通じて得られた画像に基づき測定される物体xの位置は、ロボット1を基準とする物体xの相対位置に該当するので、ロボット1の位置測定は省略される。なお、物体xの測定位置が緯度および経度により表されている等、その測定位置が当該相対位置に該当しない場合、ロボット1の位置は当該相対位置の測定のために測定される。ロボット1の位置はそのGPS機能により得られる緯度および経度を表す信号や、ジャイロセンサから逐次出力されるロボット1の加速度を表す信号に基づいて測定される。ロボット1の速度はロボット1の時系列的な測定位置、ジャイロセンサからの出力信号、または脚部P3の各関節角度に応じたロータリエンコーダからの出力信号および逆動力学モデル等に基づいて測定されうる。
さらに、第1処理部11は頭カメラC1および腰カメラC2のうち一方または両方により撮像された、ロボット1の周辺画像に基づき、物体xおよびその位置および速度等の挙動状態を、要素空間QSにおける第1空間要素Q1およびその挙動状態として認識する(図3/S016)。これにより、物体xならびにその位置および速度のそれぞれが、たとえば図5に示されているように要素空間QSにおける第1空間要素(円形領域)Q1、物体位置pおよび物体速度vとして認識される。物体xの位置は頭カメラP1等を通じて得られたロボット1の周辺画像の解析に基づいて測定されるが、当該測定位置はロボット1を基準とした物体xの相対位置に該当する。
要素空間QSにおける基準空間要素Q0の形状およびサイズはメモリ(ロボット1の形状およびサイズが格納されている。)から読み取られることで認識されうる。また、要素空間QSにおける第1空間要素Q1の形状およびサイズは、頭カメラC1等を通じて得られたロボット1の周辺画像に基づいて物体xの種類が認識された後、当該認識結果に基づくメモリまたはデータベース(物体の種類、形状およびサイズが関連付けられて格納または管理されている。)の照会によって認識されうる。さらに、物体xの位置は、この物体xが有する通信装置等から送信された緯度および経度を表す信号が受信された上で、当該信号に基づいて測定または認識されてもよい。また、物体xの速度はこの物体xの位置の時間変化として測定されうる。要素空間QSは緯度および経度により任意の点が特定される平面または曲面として定義されていてもよいが、CCDカメラ21を通じて得られる画像に基づいて認識されるロボット1の周辺における床面の傾斜角度や、段差や凹凸の有無等の形状に基づいて逐次定義されてもよい。
ロボット1がその腕部P2により箱を持っている場合や、基体P0にロボット1に機能を付加するためのオプションとなる機器が取り付けられている場合等、当該箱や機器等の物体がロボット1と一体的に移動している状況では、当該一体的に移動しているロボット1および当該物体の形状およびサイズがロボット1の形状およびサイズとして認識されてもよい。
ロボット1の外形特性(形状およびサイズ)に応じて拡張された、要素空間における物体xの外形特性に応じた領域が第1空間要素Q1として認識される。ここではロボット1および物体xのそれぞれの外形特性に応じた、要素空間における外形特性を有する2つの領域のミンコフスキー和が第1領域Q1として認識される。ロボット1および物体xのそれぞれが図6(a)に示されているように半径r0の円形状のロボット領域qrobotおよび半径r1の円形状の物体領域qobjectとして定義されている場合、図6(b)に示されているように円形状領域として表現される当該2つの領域のミンコフスキー和qrobot+qobjectが第1空間要素Q1として認識される。ロボット領域qrobotの中心が物体領域qobjectの輪郭をなぞるようにロボット領域qrobotを物体領域qobjectの周囲で移動させた場合、ロボット領域qrobotのうち物体領域qobjectからはみ出した部分が描く環状の領域と、物体領域qobjectとの和がミンコフスキー和(=半径r0+r1の円形状領域)に該当する。ロボット領域qrobotの形状およびサイズはロボット1のサイズ(または形状およびサイズ)に応じてメモリに予め格納されており、当該メモリから読み出されることにより認識される。物体領域qobjectはCCDカメラ21を通じて得られた画像に基づいて認識される物体xのサイズ(または形状およびサイズ)に応じた広がりを有する領域として認識される。なお、物体領域qobjectがそのまま第1空間要素Q1として認識されてもよく、ミンコフスキー和とは異なる方法によりロボット領域qrobotのサイズ等の外形特性に応じて拡張された物体領域qobjectが第1空間要素Q1として認識されてもよい。
また、第2処理部12が「第2処理」を実行する(図3/S020)。具体的には、第2処理部12は、第1空間要素Q1が、要素空間QSにおける基準空間要素Q0からの移動コストに関する「第1接触条件」を満足しているか否かを判定する(図3/S022)。
移動コストは要素空間QSにおいて基準空間要素Q0が第1空間要素Q1に接触するまでの所要時間および移動距離のうち一方または両方の関数として第2処理部12により評価される。図5に示されている基準空間要素Q0と、第1空間要素Q1との直線距離もしくは目標経路(一点鎖線)Rkに沿った距離d、基準空間要素Q0および第1空間要素Q1のそれぞれが基準速度v0および物体速度vを維持したまま移動し、基準空間要素Q0および第1空間要素Q1に接するまでの所要時間t=(d/|v0−v|))、または当該距離dおよび所要時間tのうち一方もしくは両方の増加関数が移動コストとして評価される。たとえば「移動コストが規定範囲{0,ε+(>0)}にあること」という第1接触条件が採用されている。
さらに、第2処理部12は第1空間要素Q1が第1接触条件を満足すると判定した場合(図2/S022‥YES)、当該第1空間要素Q1が目標経路RKとの位置関係に関する「第2接触条件」を満たしているか否かを判定する(図2/S024)。
たとえば「目標経路RKとの交点または接点が存在すること」が第2接触条件として採用されている場合、図5に示されている状況では第1空間要素Q1はロボット1の目標経路RKと交わっているので、第2接触条件を満たしていると判定される。なお「第1空間要素Q1までの最短距離またはその目標経路RKの一部もしくは全部に沿った累積または積分が所定値以下であること」や「基準位置Oにおける目標経路RKの接線(基準空間要素Q0の移動方向に延びている。)と第1空間要素Q1との交点または接点が存在すること」等が第2接触条件として採用されてもよい。
第2処理部12は第1空間要素Q1が第1接触条件に加えて第2接触条件も満足していると判定した場合(図3/S024‥YES)、第1処理部11による認識結果に基づき、第1空間要素Q1をその挙動状態に応じて拡張した結果としての空間要素を第2空間要素Q2として認識する(図3/S026)。たとえば図7(a)左側に示されている第1空間要素Q1が基準速度v0に対する物体速度vの相対速度(ベクトル)v−v0に応じた方向に連続的に引き伸ばされた結果として、図7(a)右側に示されているほぼまっすぐな帯状の第2空間要素Q2が認識される。第1空間要素Q1の引き伸ばし量は、第1空間要素の速度v、物体位置(相対位置)p(=p−O)、および相対速度v−v0に基づき、次式(1)にしたがって設定される。
(引き伸ばし量)=|p|・|v|/|v−v0|‥(1)
また、図7(b)左側に示されている第1空間要素Q1が相対速度v−v0にしたがって旋回するように連続的に引き伸ばされた結果として、図7(b)右側に示されている屈曲した帯状の第2空間要素Q2が認識される。前述した図5に示されている状況において、図8(b)に示されているような第2空間要素Q2が認識される。なお、図7(c)左側に示されている第1空間要素Q1が相対速度v−v0に応じた方向に断続的に引き伸ばされた結果として、図7(c)右側に示されている分離した空間要素からなる第2空間要素Q2が認識されてもよい。
一方、第1接触条件または第2接触条件が満足されていないと判定された場合(図3/S022‥NO,S024‥NO)、後述するようにロボット1が移動を終了するか否かが判定される(図3/S040)。
さらに、第3処理部13が第1処理部11および第2処理部12のそれぞれによる認識結果に基づき「第3処理」を実行する(図3/S030)。具体的には、第3処理部13は要素空間QSにおいて前回の目標経路Rkに対して傾斜している線分をずらし経路rk+1として設定する(図3/S032)。
たとえば、要素空間QSにおいて、図8(a)に示されているように基準空間要素Q0から6つの方向に伸びる線分(破線)のそれぞれの中間点pj1(j=1〜6)および終点pj2が設定される。基準空間要素Q0から各線分の中間点pj1および終点pj2のそれぞれまでの距離は、たとえばロボット1が2〜5歩程度で到達しうる距離とされている。そして、図8(b)に示されているように前回の目標経路Rkに対してθだけ傾斜した線分上にある点p21およびp22のうち、基準空間要素Q0から最も遠い点p22がずらし経路rk+1の終点p0として選択される。当該傾斜角度θは基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との距離dの関数であり、図9(a)〜(c)に示されているように当該距離dが長いほど大きく設定される。
ただし、図8(c)に示されているように1次選択点p22が第2空間要素Q2に包含されている場合、今回の目標経路Rkに対する傾斜角度θがより大きい線分上にある点p11およびp12のうち、基準空間要素Q0から最も遠い点p12がずらし経路rk+1の終点p0として選択される。さらに、図8(d)に示されているように2次選択点p12が要素空間QSからはみ出ている場合、同一線分上にある点p11およびp12のうち、基準空間要素Q0から2番目に遠い点p11がずらし経路rk+1の終点p0として選択される。そして、図8(b)〜(d)のそれぞれに示されているように基準位置Oおよび選択点p0とを結ぶ線分がずらし経路rk+1として設定される。
また、第3処理部13はずらし経路rk+1の終点p0を始点とし、基準空間要素Q0が第2空間要素Q2(ひいては第1空間要素Q1)との接触を回避しうる経路を今回の目標経路Rk+1として設定する(図3/S034)。これにより、たとえば図9(a)〜(c)のそれぞれにおいて二点鎖線で示されているように、第2空間要素Q2に接触しない経路が今回の目標経路Rk+1として設定される。
さらに、ロボット1がずらし経路rk+1および今回の目標経路Rk+1にしたがって移動するようにアクチュエータMに供給される電流が調節されることにより、ロボット1の動作が制御される。これにより、図9(a)〜(c)のそれぞれに示されているようにずらし経路rk+1および今回の目標経路Rk+1が設定された場合、ロボット1はその正面から見て図10(a)〜(c)のそれぞれに示されているように移動方向を変化させることにより、横方向の位置をずらす。
また、制御システム10によってロボット1が移動を終了するか否かが判定される(図3/S040)。たとえば、要素空間QSにおいて基準空間要素Q0の基準位置Oおよび目的位置pdの距離|O−pd|が閾値δ以下になったか否かが判定される。そして、当該判定結果が否定的である場合(図3/S040‥NO)、前述の第1〜第3処理が繰り返して実行される。その一方、当該判定結果が肯定的である場合(図3/S040‥YES)には一連の処理が終了する。
前記機能を発揮するロボット1によれば、要素空間QSにおいて基準空間要素Q0が第2空間要素Q2(ひいては第1空間要素Q1)との接触を回避しうる経路が実空間においてロボット1がしたがう目標経路Rkとして設定される。基準空間要素Q0が第1空間要素Q1に接触する可能性があると認識された場合、すなわち、ロボット1が前回の目標経路Rkにしたがって移動することにより物体xと接触する可能性がある場合、ずらし経路rk+1が設定される(図3/S032,図8(a)〜(d)参照)。また、ずらし経路rk+1の終点p0を始点として今回の目標経路Rk+1が設定される(図3/S034,図9(a)〜(c)参照)。さらに、ロボット1が前回の目標経路Rkから外れたずらし経路rk+1にしたがって移動した後、今回の目標経路Rk+1にしたがって移動するようにその動作が制御される(図10(a)〜(c)参照)。ロボット1を前回の目標経路Rkから外れたずらし経路rk+1にしたがって移動させることにより、ロボット1の挙動を人間等の当該物体xに認識させることができ、さらには両者の接触を回避する観点から不適当な物体xの挙動を誘発する事態が回避されうる。
さらに、ずらし経路rk+1は基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との距離dに応じて設定されている角度θだけ前回の目標経路Rkに対して傾斜している(図9(a)〜(c)参照)。したがって、ロボット1と物体xとの距離dの長短に鑑みて、人間等の物体xにロボット1の挙動を明確に認識または予測させる観点から適当にロボット1の移動方向を変化させることができる(図10(a)〜(c)参照)。詳細には、ロボット1と物体xとの接触可能性がある場合には両者の間隔が短いほど当該接触を回避する緊急性が高いことに鑑みて、前回の目標経路Rkから適度に外れたずらし経路rk+1にしたがってロボット1を移動させることができる。これにより、人間等の物体xにロボット1の挙動を明確かつ容易に認識または予測させ、さらには両者の接触を回避する観点から不適当な当該物体の挙動を誘発する事態が回避されうる。また、物体xに当該認識または予測に基づき、違和感等を抱かせることなくロボット1との接触を回避する観点から適当な挙動を促すことができる。
さらに、ずらし経路rk+1が第2空間要素Q2に重ならないように設定される(図8(c)参照)。このため、ロボット1および物体xのそれぞれの挙動状態に鑑みて、両者の接触をさらに確実に回避する観点から適当な経路にしたがってロボット1を移動させることができる。また、ずらし経路rk+1が要素空間QSからはみ出ないように設定される(図8(d)参照)。このため、ロボット1をその通行可能領域からはみ出さないように移動させることができる。
また、ロボット1は1歩だけ移動するという単位動作を繰り返すことにより床面に推進力を作用させることにより移動可能であるが、ロボット1が所定歩数で移動可能な範囲でずらし経路rk+1が設定される。これにより、ロボット1に過度の単位動作の繰り返しを強いることなく、ロボット1を前回の目標経路Rkから外れた経路rk+1にしたがって移動させることができる。
また、要素空間QSにおいて基準空間要素Q0に対する第1空間要素Q1の挙動状態に基づいて当該第1空間要素Q1が拡張された結果としての空間要素が第2空間要素Q2として認識される(図7(a)〜(c)参照)。第1空間要素Q1の挙動状態は、時々刻々変化する位置、速度および加速度等のうち一部または全部により特定される。このため、第2空間要素Q2は第1空間要素Q1よりもサイズまたは広がりが大きい空間要素として認識される。
また、基準空間要素Q0が第2空間要素Q2との接触を回避しうる目標経路Rk+1が設定される(図9(a)〜(c)参照)。したがって、基準空間要素Q0が第1空間要素Q1等の第2空間要素Q2よりも狭い空間要素との接触を回避しうる目標経路が設定される場合よりも、ロボット1が物体xの挙動状態に鑑みて当該物体xと接触することをより確実に回避する観点から適当な目標経路RK+1が設定される。
また、要素空間QSにおいて第1空間要素Q1は第2空間要素Q2よりもサイズまたは広がりが小さい空間要素として認識され、基準空間要素Q0が第1空間要素Q1に接触する可能性があることが新たな目標経路Rk+1の設定要件とされている(図3/S022,S024,S030参照)。このため、基準空間要素Q0が第2空間要素Q2等、第1空間要素Q1よりもサイズが大きい空間要素に接触する可能性があることが新たな目標経路Rk+1の設定要件とされている場合より、目標経路Rkの変更頻度、ひいてはロボット1の方向変換等の挙動変化の頻度が低く抑制される。そして、ロボット1の挙動変化に応じて物体xの挙動変化が誘発され、両者が接触する可能性がかえって高くなる可能性を低下させることができる。
さらに、要素空間QSにおける第1空間要素Q1の形状およびサイズがデータベース等への照会により認識されうる。これにより、頭カメラC1等による物体xのサイズ(または形状およびサイズ)の測定精度の限界のために物体xがその実際のサイズに鑑みて要素空間における広がりが過大な第1空間要素Q1として認識される事態が回避されうる。そして、目標経路Rkの変更頻度およびこれにともなうロボット1の移動方向等の変更頻度が低く抑制される。すなわち、頭カメラC1等を通じた物体xの外形特性認識精度の限界のためにロボット1の目標経路Rkが頻繁に変更される事態が回避される。なお、移動コストに関する規定範囲の下限値として0ではなく正値が採用された場合、移動コストが当該下限値未満である場合には第1接触条件が満たされず、目標経路Rkは変更されない(図3/S022参照)。これにより、物体xがロボット1の近くにあるため、ロボット1の挙動を変化させると物体xの挙動変化を誘発し、かえって両者の接触可能性が高くなる可能性がある状態で、ロボット1の移動方向が変更される事態が回避されうる。
また、ロボット1および物体xのそれぞれの外形特性に応じた2つの領域q0およびqのミンコフスキー和qrobot+qobjectが第1空間要素Q1として認識される(図6(a)(b)参照)。これにより、ロボット1および物体xのそれぞれのサイズおよび形状が要素空間における第1空間要素Q1のサイズおよび形状にまとめて反映されうる。このため、要素空間QSにおける基準空間要素Q0の点または微小領域としての簡易的な取り扱い、ひいては基準空間要素Q0との接触可能性がある第1空間要素Q1の有無の判定等の容易化が図られながらも、当該判定精度の向上または維持が図られうる。
なお、前記制御方法がロボット1のように左右一対の脚部P3の動作によって移動するロボットのほか、3つ以上の脚体の動作によって移動するロボットや、車輪式移動ロボット(自動車)等、移動機能を有するあらゆる装置に適用されてもよい。
また、第3処理部12が要素空間QSにおける基準空間要素Q0に対する第1空間要素Q1の相対速度が大きいほどずらし経路rk+1を長く設定してもよい。これにより、ロボット1に対する物体xの相対速度が大きい場合、両者の接触を回避する緊急性が高いことに鑑みて、ロボット1を前回の目標経路Rkから遠くに離すことができる。これにより、人間等の物体xにロボット1の挙動を明確かつ容易に認識または予測させることができ、ひいては両者の接触がより確実に回避されうる。
なお、前記実施形態では基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との距離dが長いほど前回の目標経路Rkに対するずらし経路rk+1の傾斜角度θが大きく設定されたが(図9(a)〜(c)参照)、他の実施形態として基準空間要素Q0と第1空間要素Q1との距離dが長いほど前回の目標経路Rkに対するずらし経路rk+1の傾斜角度θが小さく設定されてもよい。
本発明の移動装置の構成説明図 本発明の移動装置の制御システムの構成説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図 本発明の移動装置の機能説明図
符号の説明
1‥ロボット(移動装置)、10‥制御システム、11‥第1処理部、12‥第2処理部13‥第3処理部、x‥人間(物体)、Q0‥基準空間要素、Q1‥第1空間要素、Q2‥第2空間要素、Rk‥前回目標経路、Rk+1‥今回目標経路、rk+1‥ずらし経路

Claims (10)

  1. 制御システムにより動作が制御されることによって目標経路にしたがって自律的に移動する移動装置であって、前記制御システムが、
    前記移動装置およびその挙動状態と物体およびその挙動状態とのそれぞれを、要素空間における基準空間要素およびその挙動状態と第1空間要素およびその挙動状態とのそれぞれとして認識する第1処理部と、
    該第1処理部による認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素に接触する可能性の有無を認識する第2処理部と、
    該第1処理部による認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素との接触を回避しうる経路を前記目標経路として設定し、該第2処理部により該接触可能性があると認識されたことを要件として、該基準空間要素と該第1空間要素との距離に応じた角度だけ前回の該目標経路に対して傾斜しているずらし経路を設定し、かつ、該ずらし経路の終点を始点として今回の該目標経路を設定する第3処理部とを備えていることを特徴とする移動装置。
  2. 請求項1記載の移動装置において、
    前記第2処理部が前記第1処理部による認識結果に基づき、前記第1空間要素がその挙動状態に応じて断続的または連続的に拡張された結果の空間要素としての第2空間要素を認識し、
    前記第3処理部が、前記基準空間要素が該第2空間要素との接触を回避しうる経路を前記目標経路として設定することを特徴とする移動装置。
  3. 請求項2記載の移動装置において、
    前記ずらし経路が前記第2空間要素に重なっていることを要件として、前記第3処理部が該ずらし経路を設定しなおすことを特徴とする移動装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
    前記第3処理部が前記第1処理部による認識結果に基づき、前記要素空間における前記基準空間要素と前記第1空間要素との距離が短いほど、前記目標経路に対する前記ずらし経路の傾斜角度を大きく設定することを特徴とする移動装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
    前記第1処理部が、前記移動装置が通行しうる領域の形状およびサイズのそれぞれを前記要素空間の形状およびサイズのそれぞれとして認識し、
    前記第3処理部が該要素空間からはみ出さないように前記目標経路および前記ずらし経路を設定することを特徴とする移動装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
    前記第3処理部が前記要素空間における前記基準空間要素に対する前記第1空間要素の相対速度が大きいほど前記ずらし経路を長くすることを特徴とする移動装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
    前記移動装置が単位動作を繰り返すことにより該床面に推進力を作用させることにより移動可能なロボットであり、
    前記第3処理部が、該ロボットが所定回数の該単位動作によって移動可能な範囲で前記ずらし経路を設定することを特徴とする移動装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
    前記第2処理部により前記基準空間要素と前記第1空間要素との接触可能性があると判定されたことを要件として、前記第3処理部が前記要素空間において該基準空間要素からみて異なる方向にある複数の点を設定し、当該複数の点のうち1つの点を終点として前記ずらし経路を設定することを特徴とする移動装置。
  9. 目標経路にしたがって自律的に移動する移動装置の動作を制御する方法であって、
    前記移動装置およびその挙動状態と物体およびその挙動状態とのそれぞれを、要素空間における基準空間要素およびその挙動状態と第1空間要素およびその挙動状態とのそれぞれとして認識する第1処理と、
    該第1処理における認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素に接触する可能性の有無を認識する第2処理と、
    該第1処理における認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素との接触を回避しうる経路を前記目標経路として設定し、該第2処理において該接触可能性があると認識されたことを要件として、該基準空間要素と該第1空間要素との距離に応じた角度だけ前回の該目標経路に対して傾斜しているずらし経路を設定し、かつ、該ずらし経路の終点を始点として今回の該目標経路を設定する第3処理とを実行することを特徴とする方法。
  10. 目標経路にしたがって自律的に移動する移動装置に搭載されているコンピュータを、該移動装置の動作を制御するシステムとして機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記移動装置およびその挙動状態と物体およびその挙動状態とのそれぞれを、要素空間における基準空間要素およびその挙動状態と第1空間要素およびその挙動状態とのそれぞれとして認識する第1処理部と、
    該第1処理部による認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素に接触する可能性の有無を認識する第2処理部と、
    該第1処理部による認識結果に基づき、該要素空間において該基準空間要素が該第1空間要素との接触を回避しうる経路を前記目標経路として設定し、該第2処理部により該接触可能性があると認識されたことを要件として、該基準空間要素と該第1空間要素との距離に応じた角度だけ前回の該目標経路に対して傾斜しているずらし経路を設定し、かつ、該ずらし経路の終点を始点として今回の該目標経路を設定する第3処理部とを備えている制御システムとして機能させることを特徴とするプログラム。
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