JPS62271740A - 湿潤特性の改良された透湿性防水布 - Google Patents

湿潤特性の改良された透湿性防水布

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JPS62271740A
JPS62271740A JP61116582A JP11658286A JPS62271740A JP S62271740 A JPS62271740 A JP S62271740A JP 61116582 A JP61116582 A JP 61116582A JP 11658286 A JP11658286 A JP 11658286A JP S62271740 A JPS62271740 A JP S62271740A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、雨衣、スポーツ衣、防酉服などの各種衣料
その他、テントなどのスポーツ用品または履物用甲被材
料等に好適な透湿性防水布に関するもので、持に、非多
孔i生フィルム状で、高度の透湿[生とすぐれた耐水性
特性を有する透湿性防水布を日差したものである。
〔従来の技術〕
防水布関係材料としては、その用途上、内部からの湿気
は透過するが、外部からの水は通さず、使用者において
、可及的快適性が1qられる累月であることが極めて小
要な因子でおり、従来より種種な工夫がなされ実用化が
試みられている。
これらの多くの試行中、多孔性フィルムを用いた例とし
て、米国特許第395366号明細書には、ポリテトラ
フルオロエチレンの疎水性の多孔性フィルムを、織物ま
たは編物に、適当な間隔をとった線状又は点状に塗布し
た接着剤にてラミネートした材料が開示されている。
また、特開昭59−158252号明細書には、「透i
♀性の浸れた防水材料」として、特許請求の範囲に示す
とあり、 [防水性を確保すると共に透湿性を備えた多孔質フィル
ムである第1の層と該第1の層を補強し所要の形状保持
性を具備させるだめの織物又は編物である第2の層を親
水[生の官能基を含み水分によって膨潤するが溶解しな
い親水性接着剤によりラミネートしたことを771微と
する透湿性の優れた防水材料」が開示されている。
また、特開昭58−166036号明細書には、「新規
な防水、透湿性貼り合せ布帛」として、特許請求の範囲
に示すとおり、 「(1)ポリウレタン重合体を主成分とする微多孔質フ
ィルムを伸縮性のある繊維素材の少なくとも片面に貼り
合せ、経及び緯方向の伸度が5%から200%あり、耐
水圧か350mml−120/ cm2、透湿度が25
00 CI/ m2/24 hrs以上の性能ヲ有する
ことを特徴とする新規な貼り合せ7fr帛。
(2、特許請求の範囲(1)に於て、貼り合せ布帛の少
なくとも片面に90点以上の撥水度を付与したことを特
徴とする貼り合ut5帛。
(3)特許請求の範囲(2)に於て、旧水性面の反対面
に100sec、以下のウィッキング(wickir+
−g )性のある吸水性を付与したことを特徴とする貼
り合せ布帛。」を要旨とする貼り合せrb帛が開示され
ている。
ざらに、特開昭59−140217号、特開昭59−1
40219号明細書には、ポリアミノ酸セグメントとポ
リウレタンセグメントを有するポリアミノ酸ウレタン共
重合樹脂(PAU)の溶媒合成時のPAU溶液8脱溶媒
して得られるフィルムは、透湿性、通気i生に特に優れ
ており、人工皮革用樹脂としてはもら論、織イti、不
織イ「又は多孔質1にコーティングした防水イnおよび
その他繊維加工の用途に好適な材料であり、該材料であ
るポリアミノ酸ウレタン樹脂のジメチルホルムアミドを
主体とした溶媒中での製法が示されている。
以上は多孔性フィルム系統の従来例である。
次に、非多孔性フィルムの例としては、特開昭59−1
59338号公報に開示されているように、商品名ラッ
クスキンUX−678(セイコー化成(味)製ポリ「フ
レタン樹脂〕おるいは、CRISVON  8006H
〔大日本インキ(株)製ポリウレタン樹脂〕にアルミニ
ウム粉末を添加し、乾式成膜法で成膜した透湿性フィル
ムを通気性布帛に接着した透湿性保)B積層材が示され
ており、特許請求の範囲に示すとおり、「1g水性、通
気性を有し、かつ伸縮性を有する15帛の片面に、アル
ミニウム粉末を0.5%以上含有し、かつ2000 (
]/m2−24 hrs  以上の透湿度を有する伸縮
性ポリウレタン系フィルムが接着されてなることを特徴
とする透湿性保温積層材」を要旨とするものが開示され
ている。
また、特開昭60−135245号公報には、非多孔i
生フィルムのラミネート布帛またはダイレクトコーティ
ング布帛を伸縮性布帛の間に屈曲状態で介装すると共に
両者の接合面に接着部を形成したストレッチ性のある防
水透湿性布帛材が示されており、特許請求の範囲に示す
とおり、「伸縮性布帛の間に防水透湿性布帛を屈曲状態
で介装すると共に上記伸縮性イ5帛と防水透湿性布帛の
接合面に接着部を形成したことを特徴とするストレッチ
i生のある防水透湿i生布用材」を要旨とするものか開
示されている。
上記従来の技術において、多孔i生フィルム系恍のもの
は、耐水圧性が劣り、また、使用中微孔が異物で塞がれ
、透湿性が次第に低下するので、防水イ[としては不適
当である。従って、非多孔性フィルムが好ましい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
非多孔性ポリウレタンフィルムに透湿性を与える手段と
しては、ポリオール成分にポリオキシエチレングリコー
ルやポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンのブロ
ック共重合体を用いることはよく知られている。これら
従来の親水性ポリウレタンにあっては、所望の透湿性を
確保するため最終ポリマー中のポリオキシエチレン含有
率を高めると吸水膨潤性が著しく高くなり、湿潤時のポ
リマ一層の物性が低下し実用性に問題があった。
逆にポリオキシエチレン含有率を下げると吸水膨潤性は
改良されるが、透湿性が低下し好ましくない。
また、特開昭60−6775号公報には、エステル系ポ
リウレタン重合体よりなる非多孔[生フィルムを用いた
透湿性粘着フィルムが開示されているが、このフィルム
では湿潤時の膨潤性は避けられるものの透湿度は60 
C)〜800 g/m2−24hr。
であって、JIS  Z−0208に規定する透湿係数
(1500Mm2・24 hr、以上)を満足スルもの
は得られていない。
さらに、これらの透湿性フィルムと基布とをラミネート
して透湿性防水布を製造する場合に使用される接着剤に
ついても、種種な改良がなされ、点状あるいは線状など
の部分接着が採用されてぎたが、その接着面積は、有効
全表面積の1/3〜1/2を占めることになり、それだ
け透湿[生が損われる結果となる。従って、特開昭59
−158252@公報には、透湿性をもった接着剤、す
なわち、ポリオキシエチレンブロックを多量に含有する
親水性ポリウレタン接着剤によってラミネートすること
が提案されている。これによると市販の熱可塑性ウレタ
ン樹脂接着剤を用いた場合に比較して約2倍の透湿性が
得られている(いずれも接着剤カバー率50%の場合)
が水分によって膨aVる欠点がある。
また、特開昭60−6775号公報には、ミラブルタイ
プウレタンエラストマーにフェノール系樹脂と架橋剤を
添加した粘着剤組成物を、非多孔性ポリウレタンフィル
ムに全面接着した透湿性粘着フィルムが開示されている
が、この粘着フィルムの透湿度は、800 g/m2・
24 hr、テあッテ、充分な透湿性を有するものでな
い。
以上のとあり、ポリオール成分として、ポリオキシエチ
レングリコールを単独、または、これとポリオキシプロ
ピレングリコールと)昆用したり、両者の共重合体を用
いた非多孔性透湿性ポリウレタンフィルムあるいは接着
剤は、ポリオキシエチレンの含有率に比例して、吸水に
よるポリマーの膨訪性が大ぎくなる傾向を示し、膨潤時
は著しい強度低下を起こす欠点があり、到底衣料やテン
トの累月として使用に耐えうるちのでない。
また、非膨潤性材料として開発されたエステル系ポリウ
レタン重合体は透)♀性が充分でない、等の多くの問題
点を有するしのである。
この発明の透湿性防水イロは、上記の問題点を解消する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、通気性を有するイロ帛の片面に、吸水膨潤
率が5%以下で、透湿係数が2000(]/m’・24
 hr、以上である非多孔性ポリウレタンフィルムを透
湿状態に接着剤を介して接着して透湿性防水布を構成す
るものである。
この発明で使用される布帛の構成素材は、天然繊維、合
成繊維のいずれでもよく、布帛としての形態は、これら
の繊維単独あるいは相豆に混紡、交織、交編等により形
成された。織物、編物、不織布で必り、通気四を有する
限り、いずれも使用しうるが、中でも好適な例としては
、ナイロン平織、ポリエステル/綿の混紡平織や各種ニ
ットファブリック、トリコット、編物等が必げられる。
また、この発明で使用される透湿性ポリウレタンフィル
ムとしては、非多孔性であり、吸水膨潤率が5%以下、
透湿係数が2000g/m2・24 hr。
以上のものであれば、他の処方により合成されたポリウ
レタン重合体フィルムも適用可能であるが、特に好まし
い透湿性のポリウレタン重合体としては、分子ff12
00〜600のポリエチレングリコールと有機ジカルボ
ン酸単独又は有機ジカルボン酸とε−カプロラクトン及
び/または短鎖ポリオールとの混合物を反応ざぜて、ポ
リオキシエチレン含有率が17〜70%で、分子量が5
00〜3000のポリエステルポリオールとなし、該ポ
リニスデルポリオールに鎖延長剤の存在下で、有機ポリ
イソシアネートを反応させて、ポリオキシエチレン含有
率を15〜62%の範囲としたポリウレタン重合体組成
を主体とするものであり、実用上必要に応じてBl候剤
、顔料(着色剤)、その仙の配合剤を適宜添加されたも
のである。
また、この発明に使用される接着剤は、上記の非多孔性
の透湿性ポリウレタンフィルムのポリウレタン重合体組
成に、添加剤としてメトキシメチロール化メラミンとそ
の硬化触媒を添加したものを基本組成液とする透湿性接
着剤であって、実用上必要に応じて適宜柔軟化剤、耐候
剤、顔料その他の配合剤を添加した透湿性接着剤である
上記ポリエステルポリオールの構成に使用されるポリエ
チレングリコールとしては、好適な透湿係数並びに膨潤
率が得られる分子量が200〜600の範囲に限定する
ものである。
有機ジカルボン酸としては、ポリエチレングリコールと
エステル化反応が可能であれば制約はないが、特に好ま
しいものとしてアジピン酸か、イソフタール酸の単独又
はこれらのジカルボン酸とε−カプロラクトン及び又は
1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール等の短鎖ポリオールの併用系であり、反
応によって得られる本願の対象となるポリオールは、ポ
リオキシエチレン含有率が17〜70’Mm%で、分子
量が5’ OO〜3000の範囲のものである。
また、ポリエステルポリオールをポリウレタン化するた
めに用いられる有機ポリイソシアネートとしては、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(トIDI)、キシリレン
ジイソシアネート(XD I >、イソホロンジイソシ
アネート(IPDI>、水添MDIのごときジイソシア
ネートが好適である。
変色が容認される用途の場合には、公知のトルエンジイ
ソシアネート(TD I >やジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート(MD I ) 、粗’I(M
DI)なども使用可能である。
また、鎖延長剤としては公知のものはすべて使用可能で
、たとえば、ポリエチレングリコール、ネオペンデルグ
リコールのようなジオール類、4.4′−メチレンビス
(2−クロロアニリン)。
イソホロンジアミン、ピヘラジン、エチレンジアミンの
ようなジアミン類?>るいは、N−メチルエタノールア
ミンやモノエタノールアミンのようなアミノアルコール
等があげられる。
この発明の透湿性防水布は、上記の非多孔[生の透湿性
ポリウレタン重合体のフィルムおよび透湿性接着剤とイ
U帛類からなり、ダイレクトコート法おJ、びトランス
ファーコート法によって1qられる。
トランスファーコート法は、離型紙に、非多孔性ポリウ
レタンフィルム用配合液を塗イ「乾燥し、そのフィルム
面に透湿性接着剤を塗m乾燥し、tri帛を圧着して貼
り合わけ、巻取り、オーブン中て24時間熟成後、離型
紙を剥離し、ラミネートイUを作成するものである。必
要に応じてIσ水剤で′噴霧乾燥等の処理が行なわれる
なお、詳細については、実施例において具体的に説明す
る。
〔実施例〕
次に、ポリエステルポリオールとポリウレタン重合体の
構成の一例を示す。
ω ポリエステルポリオール。
分子量2ooのポリエチレングリコール〔ト10  (
Cト12  CH20)。 ト1)1080 部、アジ
ピン酸(HOO(CH2)4 C00H)642.4部
及び 236部からなる組成物にチタン酸テトラブチル(Ti
  (OC4H9)4 )を組成物全量に対し、0.0
01%加え、フラスコ中で攪拌しながら200〜210
’Cに加熱し、エステル化反応を行ない、20時間反応
を続けながら減圧脱水して分子ω1800のポリエステ
ルポリオールを構成するものである。計算によって求め
たポリオール中のポリオキシエヂレン含有率は60%で
ある。
に)ポリウレタン重合体。
上記ポリエステルポリオール100部に、イソホロンジ
イソシアネート24部を反応させてイソシアネート末端
プレポリマーとなし、これに溶剤としてジメチルボルム
アミド (HCON (Ct−13)2 )(DMF)を固形分
50%となるように加え、次いで、硬化剤イソホロンジ
アミン9部を添加してポリウレタン重合体を構成するも
のである。
このポリウレタン重合体溶液からキャスティング(Ca
Stinq )法により得られた非多孔性のポリウレタ
ンフィルムの物性値は、次表のとおりである。
第1表 ポリウレタンフィルムの物性値(ハ)ポリウレ
タン重合体を主体とした透湿性接着剤の構成。
前記(1)で構成されたポリエステルポリオール1モル
当り、キシリレンジイソシアネート1.9モルを反応さ
せて、末端にイソシアネート基を有するプレポリマーと
なし、これにメチルエチルケトンを固形分50%となる
ように加え、次いで、ネオペンチルグリコール1モルを
添加して、ポリウレタン重合体原液を調製し、この原液
100部当り、メトキシメヂロール化メラミン]O部と
アミン系硬化剤5部を添加して透湿性接着剤の基本組成
液を構成するものである。この基本組成液には、実用上
必要に応じて、柔軟化剤(たとえば、スミテックス・ソ
フトナー3100、スミテックス・シリコンソフトナー
10その他の可塑剤)、耐候剤(たとえば、各種の老化
防止剤)、顔料その他の配合剤が適宜に添加される。本
例は、上記基本組成液に、柔軟化剤1.5部、耐候剤3
.5部および希釈剤として、メチルエチルケトン45部
を添加して接着剤配合液としたものである。
この接着剤配合液の固形分は25%であり、10’Cに
おける粘度は4000cpである。この接着剤配合液か
らキャスティング法(流し込み成形)により得られた接
着剤フィルムの特性は次表のとおりで市る。
第2表 透湿性接着剤フィルムの物性値上記特性値にお
ける、ポリウレタンフィルム、接着剤フィルムの吸水膨
潤率および透湿係数の測定法は、ポリウレタン重合体溶
液または接着剤配合液を、フィルムキャスティング用の
アプリケーター(apl)I 1cator)を用いて
、ガラス板上においてフィルム成形を行ない、吸水膨潤
率の場合は、厚さ20μx幅30mmx長ざ150mm
のフィルムを形成し、このフィルムに100mm間隔の
標線を入れ、室温で水中に24時間浸漬した後、水中よ
り取り出し、その直後の標線間距離りを測定し、次式に
より計算した値を吸水膨潤率%とした。
吸水膨潤率%= (、fL−100> X 100/1
00また、透湿係数の場合は、同じくガラス板上にフィ
ルムを形成し、この20μのフィルムを用いて、JIS
  Z−0208の規定に準じて透湿係数を測定したも
のである。
仁)透湿性防水布の構成。
ポリウレタン重合体溶液100部当り、シリコン系表面
活性剤1部および希釈剤(DMF)45部を添加して、
コーティング配合液(粘度4300cp/ 10’C1
固形分35%)を調製し、これにコーティング装置(た
とえばコンマコーター)を用いて一定の速度で送り出さ
れる離型紙等の離型材上に、乾燥後のフィルム厚が20
μになるように連続的に塗布し、乾燥炉中を通過させて
乾燥(乾燥条件100’CX1分)し、この離型紙を同
伴したままのポリウレタンフィルムを直列式に連結され
た第2のコーチイブ装置(たとえばコンマコーター)に
導き、この上に、接着剤配合液(粘度4000C1)、
固形分25%)を、乾燥後の接着剤層の厚みが20μに
なるようにコンマコーターを用いて連続的に塗布し、乾
燥炉中を通過させ乾燥(乾燥条件80’CXi分)し、
次いで、乾燥炉から送り出される該積層体の接着剤フィ
ルム面に、たとえばナイロンタフタ(たとえば、打込数
85X105のパイル織物)のような布帛を加圧ロール
によって圧着、貼り合わせた後、巻取ロールに巻き取り
、これを60’Cのオーブン中で24時間熟成し、離型
紙から剥離する(剥、雑紙は循環使用される〉。しかる
後、必要に応じ、布帛面にはシリコン!發水剤処理をt
Mす等の処理を行ない、透湿性防水15を構成するもの
である。
この構成された撥水処理透湿性防水布は、透湿係数35
00 Mm2−24H1湿潤接着力(ナイロンタフタ−
接着剤間>2k(]/2cm以上、吸水膨潤率−〇、耐
水圧20000mm水柱以上(JIS  L−1092
の規定に準拠)、スコツト型耐揉試験(湿潤時>200
0回(荷重1k(])’以上(JIS  L−1041
の規定に準拠〉のすぐれた特性を示すものである。この
発明の接着剤以外の接着剤を使用する場合は、点状ある
いは線状等の部分接着を採用する必要がおる。
次に透湿性防水布の基イ「の種類と、ポリウレタンフィ
ルムと接着剤フィルムの合計厚の相違ににる各試料につ
いての物性を第3表(布帛の構成と物性)に示す。試料
N001は上記実施例のものである。
〔発明の作用・効果〕
この発明の透湿性防水布を構成するポリウレタンフィル
ムは非多孔性であり、すぐれた物性値を有するため、透
湿性防水布の構成時における雌型紙からフィルムを剥離
する際にも破れるおそれはなく、非常な薄肉化が可能で
あり、また、吸水膨潤率が実質上ゼロであり、湿潤時の
膨潤による物性の低下も抑制され、15〜2Qμ厚のフ
ィルムであっても十分実用に耐えるものか得られる。こ
のように薄肉化できることは透湿性についても好適であ
る。また、フィルム表面の一部に水滴が付着した場合に
も、部分的にふくれる現象もみられず防水r5としての
A貿を発揮するものである。
特に、20μ品について測定した透湿係数は4500g
/m2・24 Hのような極めて良好な透)9度を発揮
するものである。また、接着剤についても、布帛は、揉
み作用や洗濯作用によって剥離したり、破れたりするこ
とのないすぐれた接着力(特に湿潤時)と物性が得られ
るばかりでなくすぐれた透湿特性を発揮するものである
。また、特に吸水膨潤率がゼロであることは、接着力を
低下することなく、長期に好適な接着布帛の特性を発揮
する耐久性効果が得られるものである。
なお、この透湿性布帛は、用途並びに布帛の加工形態等
に応じて、全面接着の外、点状あるいは線状等の部分接
着が適宜に選択使用されることも可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)布帛の少なくとも片面に、吸水膨潤率が5%以下
    で、透湿係数が2000(g/m^2・24H)以上で
    ある非多孔性ポリウレタンフィルムが透湿状態に接着剤
    を介して接着されていることを特徴とする透湿性防水布
  2. (2)非多孔性ポリウレタンフィルムが、分子量200
    〜600のポリエチレングリコールと有機ジカルボン酸
    単独又は有機ジカルボン酸とε−カプロラクトン及び/
    または短鎖ポリオールとの混合物を反応させて、ポリオ
    キシエチレン含有率が17〜70%で、分子量が500
    〜3000のポリエステルポリオールとなし、該ポリエ
    ステルポリオールに鎖延長剤の存在下で、有機ポリイソ
    シアネートを反応させて、ポリオキシエチレン含有率を
    15〜62%の範囲としたポリウレタン重合体組成であ
    ることを特徴とし、必要に応じて、耐候剤、顔料、その
    他の配合剤を適宜添加した特許請求の範囲第1項記載の
    透湿性防水布。
  3. (3)非多孔性ポリウレタンフィルムの厚さが、10〜
    25μである特許請求の範囲第1項記載の透湿性防水布
  4. (4)接着剤は、上記の非多孔性ポリウレタンフィルム
    組成範囲のポリウレタン重合体に、添加剤として、メト
    キシメチロール化メラミンとその硬化触媒を添加したも
    のを基本組成液とする透湿性接着剤であつて、実用上、
    必要に応じて適宜柔軟化剤、耐候剤、顔料その他の配合
    剤を添加した透湿性接着剤である特許請求の範囲第1項
    記載の透湿性防水布。
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