JPS62270036A - 光記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （技術分野〕 本発明はレーザ光等の光を用い、該光エネルギーにより
情報の記録再生を行う光熱磁気記録媒体に関するもので
ある。

（従来技術） 従来より、この種の光記録媒体として、光熱磁気記録媒
体等、種々のものが知られている。

例えば、光熱磁気記録媒体には、第３図に示すように、
ガラスやプラスチック等の基板１の上に、光熱磁気記録
用の磁気記録層２として、例えばＭｎ０ｉ、Ｐｔ（：ｏ
、ＴｂＦｅＯ３、Ｇｄ１Ｇ、ＧｄＣｏ、ＧｄＦｅ、Ｔｂ
Ｆｅ、ＤｙＦｅ。

ＧｄＴｂＦｅ等の薄膜を形成したものが用いられている
。

しかしながら、これらの磁気記録層を始めとして、光記
録媒体の記録層は、一般に大気に接したまま保存される
と、大気中の酸素や水の気体分子により腐食あるいは酸
化されて、しまいには情報の記録再生が不可能となる。

そこで第４図に示すごとく、前記記録層２の表面を酸化
物や弗化物、あるいは有機物等の透明な保護膜３で被覆
した措成を有するものが多く使用されている。これらの
保護膜は、通常の薄膜形成技術、例えば蒸着法により形
成されるが、このような保護層としての薄膜は、機械的
強度の不充分であり、防食効果を付与させるためには、
ピンホール・し〜スで、かつなるべく厚い膜を作らねば
ならず、生産上手間がかかる上、困難を伴う等の欠点を
有している。

また、従来の保護膜は透明である為、再生時に再生光以
外の外部光が記録層に入射してクロストークを生じたり
、この再生光の強度が強すぎて誤って書き込みがなされ
、ノイズが発生したりする場合があった。また、保存時
に周囲の光が入射することによって記録層が劣化してし
まうことも考えられた。

（発明の概要〕 本発明の目的は、上記従来例の欠点を除去し、防食性、
附久性に優れ、しかも種々の光線によるノイズや劣化に
対して強い光記録媒体を提供することにある。

本発明の上記目的は、記録層を被覆する樹脂層を、記録
及び再生に用いる波長の光を選択的に透過あるいは吸収
するように着色することによって達成される。

〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例で、透明なガラス基板
１１（直径３０　ｃｍ、厚さ５ｍｍ）上に記録層１２と
してＧｄＴｂＦｅ１ｌｉをスパッタ法により厚さ０．１
μｍ程形成し、更に記録層１２上に樹脂１３を防食性の
保護膜としてローラー法により２〜３ｍｍの厚さに均一
に塗布し、真空乾燥機内にて１２０℃の温度で約４０分
乾燥させて、作成された光記録媒体である。

本発明の光記録媒体は、上述のように記録層の外部空間
に接する表面が樹脂により被覆されているので、防湿性
に優れ、また強靭なのて、実用上取扱いが容易であり、
又、製造上もローラー法やスプレー法等の塗布法が使用
出来るので、簡単である、などの特徴を有するものであ
る。

本発明の光記録媒体に情報を記録再生する際には第１図
の矢印Ａ方向からレーザー光線を６ｎ気記録層１２に照
射して、情報の記録・再生を行なう。従って、基板１１
は必ずしも透明である必要はない。

本発明の光記録媒体に用いられる樹脂としてはエポキシ
系樹脂、フェノール樹脂、（ベークライト樹脂）、尿素
樹脂（アミノ樹脂）、メラミン樹脂、アルキド樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、キシ
レン樹脂、フラン樹脂、ケイ素樹脂等の単独もしくは複
数の合成された樹脂が使用可能である。特に耐水性の良
好なメラミン樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、エポキ
シ樹脂は本発明の光記録媒体の防食性保護膜としては、
最も通したものである。

更に、本発明においては、メラミン樹脂に種々の顔料を
添加して、着色し、それにフェノール樹脂を配合して易
成形性と強靭性を持たせたメラミン・フェノール樹脂等
を保護膜に用いて、防食性１強靭性のみならず、顔料の
種類と量を適当に選ぶことにより、記録及び再生に用い
るレーザ光線の波長に対して選択的に透過あるいは吸収
させるように構成している。従って、種々の光線による
ノイズ防止や光線による劣化に対して強い光記録媒体が
実現出来るものである２Ｓ２図は、本発明の第２の実施
例で、不透明なプラスチック基板１１の両面（ａ、ａ’
）上に記録層（１２，１２’）としてＧｄＴｂＦｅ層を
スパッタ法により厚さ０，１〜０．２μｍ程形成し、基
板１１及び記録層（１２，１２’）の外部空間に接する
全ての表面に樹脂を防食性保護膜として、スプレー法に
より０．５〜１ｍｍの厚さに均一に塗布し、真空乾燥機
中で１００℃の温度で約４０分乾燥させたものである。

第２の実施例では上述の様な構成を有しており、記録・
再生は矢印Ａ又はＢの両方向からレーザー光線を照射し
て書込み、読取りを行うことが出来、しかも媒体の全面
が樹脂で覆われているため、強靭で、かつ、耐食性のよ
り両面記録再生可能な光記録媒体を提供するものである
。

尚、本実施例では、プラスチック基板のみならず、Ａｆ
ｌやＣｕなどの全屈基板をも使用可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば光記録媒体の記録
層の外気に接する表面部分が樹脂により覆わｈているた
めに、記録層に酸素や水等の気体分子が侵入することが
ないので、長期間の保存にも充分耐え得ることができ、
更には製造も簡単であり、実用面においても、かなり乱
暴な取扱いにも充分耐え得るような光記録媒体を提供す
ることが可能である。また、このような樹脂層を記録及
び再生に用いる波長の光を選択的に透過あるいは吸収す
るように着色しているので、種々の光線によるノイズや
劣化に対して強い光記録媒体を実現出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の光記録媒体の構成を示
す断面図、 第２図は本発明の第２の実施例の光記録媒体の構成を示
す断面図、 第３図は従来の光記録媒体の基本構成を示す断面図、 第４図は第３図において一般に使用されている保護膜を
設けた構成を示す断面図、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基板と、該基板上に設けられ光の照射によって情
   報の記録及び再生を行い得る記録層と、該記録層を被覆
   する樹脂層とから成る光記録媒体において、前記樹脂層
   が、前記記録及び再生に用いる波長の光を選択的に透過
   あるいは吸収するように着色されていることを特徴とす
   る光記録媒体。