JPH023121A - 光カード - Google Patents

光カード

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JPH023121A
JPH023121A JP63147640A JP14764088A JPH023121A JP H023121 A JPH023121 A JP H023121A JP 63147640 A JP63147640 A JP 63147640A JP 14764088 A JP14764088 A JP 14764088A JP H023121 A JPH023121 A JP H023121A
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Yuji Kakinuma
裕二 柿沼
Minoru Fujita
実 藤田
Yoichi Fukushima
洋一 福島
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Kyodo Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、カードの中に記録された情報を、光学的に
読み出す光カードに関し、量産性のあるカード構造をも
ち、特に、読出し専用の光カードに有効に利用すること
ができる技術に関する。
(従来の技術) 光カードは、コンパクトで持ち運び性に優れ、しかも、
大きな記憶ないしは記録容量をもつ記録媒体である。そ
の光カードには、読出し専用のROM型のものと、追加
の記録が可能なりRAW型のものとの二つのタイプが知
られている。ROM型のものには、特に、構造が単純で
安価であることが望まれる。
第4図は、従来の読出し専用の光カードの断面構造を示
している。光カード10は、−面にハードコート層12
を有する透明な表基板14と、表基板14の他方の面に
形成された記録パターン16と、記録パターン16の側
に接着剤の層18を介して重ね合わせる裏基板20とを
有する。読取り光30を入射する側を表としたとき、光
カード10の表面はハードコート層12によって保護さ
れ、また、カード内部の記録パターン16は裏側の裏基
板20によって保護されている。なお。
光カード10の裏面、すなわち、裏基板20の外側の面
20aには、印刷等によってデザインあるいはカード名
などの識別パターンが入れられる。
ところで、こうした光カード10を製造する場合、大容
量化という点から記録パターン16の大きさがたとえば
10μm程度と微細化し、その加工に、たとえばフォト
リソグラフィによるエツチング技術が利用されるように
なっている。そのため、通常の工場の環境の中で製造さ
れる裏基板20に対し、透明な表基板14側の加工は、
いわゆるクリーンルームなどの非常にクリーンな環境の
中で行なわれる。そして、互いに異なる環境下で製造し
た裏基板20と表基板14とを重ね合わせて接着した後
、カードの形状に加工して光カート10を得ている。
(発明が解決しようとする課題) 従来一般の光カード10にあっては、構成部材が多いこ
とから、カードの構造が複雑でその製造もかなり大変で
ある。そのため、カード自体を安価にすることが困難で
ある。
しかもまた、互いに異なる環境の中で製造される、裏基
板20および表基板14のストック性あるいは一時的な
保存性に難点がある。光カードには大量性が要求される
反面、同じ記録内容を有するものについても、異なる識
別パターンを入れることが必要であり、往々にして、た
とえば加工が面倒な表基板14の方を一時的にストック
せざるをえないのである。
この発明は以上の点を考慮してなされたものであり、カ
ードの構造が単純で安価に製造することができ、しかも
、ストック性にも優れた光カードを提供することを目的
とする。
(発明の概要) この発明では、光透過型のカード基板の一面の記録パタ
ーンを、被膜である保護層で保護するようにしている。
保護層は、種々の塗布法によって容易に形成することが
できる。その材料としては、透明な樹脂、あるいは着色
材を混入した不透明な樹脂のいずれをも用いることがで
きる。また、たとえば、一般の熱硬化型、あるいは酸化
重合型、さらには、紫外線硬化型の各種の樹脂、さらに
また、二酸化ケイ素などの無機材料をも用いることがで
きる。その中でも、アルカリや酸に強く、しかも、水分
を通さない材料を選択するのが好ましν1゜ こうした保護層は、たとえば1〜数十μm程度と薄いに
もかかわらず、記録パターンを有効に被い、保護するの
で、従来例における裏基板を省略した構造を得る。そし
て、この保護層を有する構造は、カードのストック性を
も向上する。
また一方、カードを識別するマークを含む識別パターン
については、その中の共通事項、たとえば、そのカード
名をHaパターンと同じ材料によって予めカード基板に
形成し、また、残りの事項をカード基板の表裏の少なく
とも一方の面、好ましくは印刷適正のより高い保護層の
表面に印刷によって設けることができる。この印刷時、
カード基板は、表裏がハードコート層および保護層によ
って共に保護されているので、損傷を受けることはない
さらにまた、識別パターンについては、カード基板とは
別の粘着シート上に予め印刷等によって設けておき、そ
の粘着シートを保護層の上に貼り付けるようにすること
もできる。
(実施例1) 第1図(A)および(B)において、光カート100の
カード基板140が、従来例における表基板14に相当
する。カード基板140はポリカーボネートからなる厚
さ0.5mmの透明なシートであって、表裏に互いに平
行、かつ平面性の高い第1の面141および第2の面1
42を有する。
このカード基板140は、光カード100の支持体とし
て、持ち運びに対して充分な機械的強度をもち、しかも
、読取り時にカード表面のキズや汚れ等を拾わない、い
わゆるアウトフォーカ・ス機能を生じることが必要であ
る。
カード基板140の第1の面141には、下地膜として
プライマー層143、その上にハードコート/1120
が塗布し形成される。プライマー層143は、ハードコ
ート層120のカード基板140に対する接着性を高め
るための層であり。
また、ハードコート層120は1表面強度を上げてキズ
や汚れを生じるのを防ぐための層である。
したがって、ハードコート層120は必須の層であるが
、プライマー層143の方は省略可能な層である。
また、カード基板140の他方の第2の面142には、
下地膜としてのアンカーN144、その上に光反射性の
高い金属あるいは合金からなる記録パターン160が形
成されている。光カード100がROM型であるため、
この記録パターン160には、プリフォーマットのほか
、記録情報の内容も含まれている。記録パターン160
の材料として、一般にはAMを用いるが、そのほか、C
u、Ag、Au、Ni、Co、Fe、CrあるいはSn
等を用いることもできる。こうした記録パターン160
の厚さは、たとえば0.1μm程度と非常に薄い。記録
パターン160は、カード基板140の中央領域に部分
的に設けられている。
ここでは、記録パターン160を形成しないカード基板
140の周辺部に、記録パターン160形成用の材料を
残し、そのカード名60を形成するようにしている。
記録パターン160およびカード名60を含むカード基
板140の第2の面142は、さらに保護層50によっ
て被われる6保護層50は、記録パターン160等を被
うことによって、それを外部から保護するための被膜で
あり、その厚さは、たとえば1μm程度でも充分である
。この場合、保護層50の塗布材料として、アクリル−
シリコーン樹脂塗料の中に、黒色の着色材であるカーボ
ンブラックを分散した材料を用いている。保護層50が
不透明であるため、400〜850nmにおける絶対反
射率は、記録パターン160の部分で80%以上、パタ
ーンのない黒色の部分で4.5%以下となり、読取りの
上でも好結果を得ることができた。しかもまた、そうし
た反射率の大きなちがいは、識別パターン60をも目立
つ存在とし、光カード100自体の外観的な価値をも高
めることになった。
なお、光カード100には、そのカード名60のほか、
発行者基、データの内容、注意書き等の他の識別パター
ンも入れられるが、それらは、印刷適正の高い保護層5
0の表面に印刷した。
第3図(A)〜(C)は光カード100の製造プロセス
を概略的に示す工程図である。
まず、第3図(A)に示すように、厚さ0.51のポリ
カーボネート製の透明なカード基板140を用意し、そ
の第1の面141の上に、プライマー層143、ついで
ハードコート層120を順次形成する。いずれもスピン
コードするが、塗布後、プライマーN143は風乾、ま
た、ハードコート層120は加熱して焼付けを行なう。
こうして得たハードコート層120は、パターン形成の
プロセスに入る前に、カード基板140を保護すること
にもなる。
ついで、第3図CB)に示すように、カード基板140
の第2の面142側に、蒸着用のアンカー層144を形
成した後、そのアンカー層144の上にアルミニウム層
146を厚さ0.1μm程度蒸着する。勿論、このアル
ミニウム層146は。
記録パターン160およびカード名60の形成用である
そして、第3図(C)に示すように、通常のフオドエツ
チング処理によって、アルミニウム層146をパターニ
ングし、プリフォーマットを含む記録パターン160.
および識別パターンとしてのカード名60の各パターン
を得る。この後、黒色塗料をスピンコード、ついで、そ
の焼付けを行なうことによって、保護M50を形成し、
前記第1図(A)および(B)に示すような光カード1
00を完成した。
(実施例2) 第2図に示す光力iド200では、実施例1の光カード
100と同様な構成を有する本体210の上に、さらに
粘着シート300を貼り付けるようにしている。貼り付
は前において、粘着シート300は、たとえばポリエス
テル製などのシート基材310と、シート基材310の
一面に塗布されたアクリル系などの粘着剤の層320と
、その層320の粘着面を被う剥離紙(図示しない)と
を有する。この粘着シート300には、オフセット印刷
、シルク印刷等の一般の印刷を行なうことができる。そ
こで、この粘着シート300のシート基材310の他方
の面に、会社名、カードのデザイン等の識別パターン6
00を多色刷りして準備しておく。そして、その印刷し
た粘着シート300を、剥離紙を剥離して保護層50の
上に簡単に貼り付けることができる。保護層50が黒色
であるので、シート基材310は透明とし、印刷を白色
などの目立つ色で行なうと良い。
なお、シート基材310として、それ自体の内部が染色
、あるいは、着色材の分散により着色されたもの、さら
に、その表面が印刷や塗布法によって着色されたり、金
屑薄膜が形成されて金属光沢を有するもの、等をも用い
ることができる。また、シート基材310の材料として
は、ポリエステル以外に、塩化ビニル、合成紙、ポリフ
ッ化ビニル、ポリプロピレン、紙、布、アセテート、セ
ロハン、ポリエチレン、ポリイミド、ポリカーボネート
、金属箔、ゴムシート等を用いることができる。さらに
、粘着剤としては、ゴム系、アクリル系、シリコーン系
、ポリビニルエーテル系、ポリウレタン系等のものがあ
る。粘着シート300自体は、貼ってからカード形状に
切断しても良いし、カード形状に加工したものを貼り付
けるようにしても良い。さらにまた、請求項には記載さ
れていないが、ストック性の点に問題がなければ、粘着
シート300自体を保護層50の代わりに用いることに
よって、保護層50を省略することもできる。
(発明の効果) この発明によれば、記録パターンの上を塗布によって形
成可能な保護層で被うようにしているので、カードの構
造を単純化することができ、しかもまた、ストック性の
自由度をも増すことができ、したがって、カードを安価
に提供することができるという利点、さらに、カード識
別のための識別パターンを目立つ存在とし、カードの価
値を高めることができるという利点をも得ることができ
る。
なお、この発明は、書込みが全くできない完全なROM
型のものだけでなく、一部について追記が可能なものに
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す図であって、(
A)が断面図、(B)が平面図、第2図はこの発明の第
2の実施例を示す断面図。 第3図(A)〜(C)は第1の実施例の製造プロセスを
示す工程図。 第4図は従来例を示す断面図である。 100.200・・・光カード、120・・・ハードコ
ート層、140・・・カード基板、141・・・第1の
面、142・・・第2の面、160・・・記録パターン
、50・・・保護層、60,600・・・識別パターン
、300・・・粘着シート、310・・・シート基材、
320・・・粘着剤の層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに平行な第1の面および第2の面の2つの面を
    もつ光透過性のカード基板と、このカード基板の第1の
    面を被うハードコート層と、カード基板の第2の面に形
    成され、少なくともプリフォーマットをもつパターンで
    あって、第1の面側から入射される読取り光に対して高
    い反射性を有する材料からなる記録パターンと、カード
    基板の第2の面に、前記記録パターンと同じ材料で形成
    されたパターンであって、そのカードを識別するマーク
    を含む識別パターンと、記録パターンおよび識別パター
    ンを含む第2の面を被う保護層とからなる、光カード。 2、保護層が、着色した樹脂材料によって形成された、
    請求項1に記載の光カード。 3、互いに平行な第1の面および第2の面の2つの面を
    もつ光透過性のカード基板と、このカード基板の第1の
    面を被うハードコート層と、カード基板の第2の面に形
    成され、少なくともプリフォーマットをもつパターンで
    あって、第1の面側から入射される読取り光に対して高
    い反射性を有する材料からなる記録パターンと、記録パ
    ターンを含む第2の面を被う保護層と、この保護層の上
    に貼り付けた粘着シートとからなる、光カード。 4、粘着シートが、シート基材と、シート基材の一面に
    塗布された粘着剤の層と、シート基材の他方の面に形成
    した、そのカードを識別するマークを含む識別パターン
    とからなる、請求項3に記載の光カード。
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JPH023121A true JPH023121A (ja) 1990-01-08
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Citations (4)

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JPS57122032U (ja) * 1981-01-20 1982-07-29
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