JP3510190B2 - 蓄光反射材 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、蓄光性を有する
反射材に関するものである。
反射材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】反射材と蓄光材を組み合わせて、反射性
と蓄光性の両方の性質を合わせ持つシート状等の蓄光反
射材は、例えば特開平７−８４１０９公報にて開示され
るもののように、従来から存在しており、夜間の被視認
性を高めるため貼付されるシール、ステッカー、または
バッジ、ボタン等に利用されている。この蓄光反射材
は、反射層、ベース層、蓄光層、コーティング層から構
成されており、バッジやボタン等に使用される場合につ
いては、基材上に前記の各層が形成されている。
と蓄光性の両方の性質を合わせ持つシート状等の蓄光反
射材は、例えば特開平７−８４１０９公報にて開示され
るもののように、従来から存在しており、夜間の被視認
性を高めるため貼付されるシール、ステッカー、または
バッジ、ボタン等に利用されている。この蓄光反射材
は、反射層、ベース層、蓄光層、コーティング層から構
成されており、バッジやボタン等に使用される場合につ
いては、基材上に前記の各層が形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓄光反射材にお
いて、ベース層は、反射層の一部表面上にシルクスクリ
ーン等の印刷をすることで形成されていた。具体的に
は、１液性の塩化ビニル系インクやポリエステル系イン
ク、２液性のエポキシ系インクが使用された印刷であっ
たが、前者においては、反射層に対して密着性が悪い、
また後者においては乾燥が遅い、形成されたベース層に
柔軟性が無いことと、それに加えてベース層上に形成さ
れる蓄光層と反応を起こしてクラックが発生しやすいと
いうことがあり、それらが課題であった。特にクラック
に関しては、製造過程において、製品の３割程度に発生
しており、大きな問題であった。
いて、ベース層は、反射層の一部表面上にシルクスクリ
ーン等の印刷をすることで形成されていた。具体的に
は、１液性の塩化ビニル系インクやポリエステル系イン
ク、２液性のエポキシ系インクが使用された印刷であっ
たが、前者においては、反射層に対して密着性が悪い、
また後者においては乾燥が遅い、形成されたベース層に
柔軟性が無いことと、それに加えてベース層上に形成さ
れる蓄光層と反応を起こしてクラックが発生しやすいと
いうことがあり、それらが課題であった。特にクラック
に関しては、製造過程において、製品の３割程度に発生
しており、大きな問題であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本願の第１の発明におい
ては、反射層２と、この反射層２の一部の表面上に形成
されたベース層３と、このベース層３上に形成された蓄
光層４との、少なくと も３層の層構造を有する蓄光反射
材１において、前記反射層２は、プリズムあるいはガラ
スビーズを平面上に配列したシートであり、前記ベース
層３は、チタン箔を用いた熱圧着性の着色シートからな
り、このベース層３が熱圧着により反射層２に付着され
たものであり、蓄光層４は、蓄光インクをベース層３上
に塗布したものであることを特徴とする蓄光反射材を提
供することにより、上記の課題を解決する。
ては、反射層２と、この反射層２の一部の表面上に形成
されたベース層３と、このベース層３上に形成された蓄
光層４との、少なくと も３層の層構造を有する蓄光反射
材１において、前記反射層２は、プリズムあるいはガラ
スビーズを平面上に配列したシートであり、前記ベース
層３は、チタン箔を用いた熱圧着性の着色シートからな
り、このベース層３が熱圧着により反射層２に付着され
たものであり、蓄光層４は、蓄光インクをベース層３上
に塗布したものであることを特徴とする蓄光反射材を提
供することにより、上記の課題を解決する。
【０００５】また、本願の第２の発明においては、前記
第１の発明に係る蓄光反射材において、前記ベース層３
が、前記反射層２の一部の表面に熱圧着により付着する
合成樹脂層３ａと、その上部に位置する着色層３ｂと、
この着色層３ｂを保護することができる樹脂からなる保
護層３ｃとを備え、着色層３ｂは白色のチタン顔料を主
成分とする顔料層から構成されたものであり、蓄光層４
は、蓄光顔料と硬化用樹脂を混合した一液性の蓄光イン
クでありることを特徴とする蓄光反射材を提供する。
第１の発明に係る蓄光反射材において、前記ベース層３
が、前記反射層２の一部の表面に熱圧着により付着する
合成樹脂層３ａと、その上部に位置する着色層３ｂと、
この着色層３ｂを保護することができる樹脂からなる保
護層３ｃとを備え、着色層３ｂは白色のチタン顔料を主
成分とする顔料層から構成されたものであり、蓄光層４
は、蓄光顔料と硬化用樹脂を混合した一液性の蓄光イン
クでありることを特徴とする蓄光反射材を提供する。
【０００６】また、本願第３の発明においては、前記第
２の発明に係る保護層３ｃが離型剤であるシリコン層３
ｃであり、蓄光層４は、蓄光顔料と硬化用樹脂を混合し
た一液性の蓄光インクをベース層３上に塗布したもので
あり、反射層２及び蓄光層４の表面がコーティング層５
により被覆され、前記反射層２がその裏面側に粘着剤層
９を備えたものであることを特徴とする蓄光反射材を提
供する。
２の発明に係る保護層３ｃが離型剤であるシリコン層３
ｃであり、蓄光層４は、蓄光顔料と硬化用樹脂を混合し
た一液性の蓄光インクをベース層３上に塗布したもので
あり、反射層２及び蓄光層４の表面がコーティング層５
により被覆され、前記反射層２がその裏面側に粘着剤層
９を備えたものであることを特徴とする蓄光反射材を提
供する。
【０００７】また、本願第４の発明においては、前記第
１の発明または第２の発明に係る蓄光反射材において、
基材１０上に反射層２を配位し、前記反射層２の一部の
表面にベース層３を付着させ、前記ベース層３上に蓄光
層４を付着させ、前記基材１０を含む前記の全ての層の
上を覆うコーティング層５を施したことを特徴とするも
のを提供する。
１の発明または第２の発明に係る蓄光反射材において、
基材１０上に反射層２を配位し、前記反射層２の一部の
表面にベース層３を付着させ、前記ベース層３上に蓄光
層４を付着させ、前記基材１０を含む前記の全ての層の
上を覆うコーティング層５を施したことを特徴とするも
のを提供する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面と共に本願発明の
実施の形態について説明する。図１は、本願発明の第１
の実施の形態に係る蓄光反射材の斜視図であり、図２は
その断面図である。図２に示すように、本願発明の第１
の実施の形態に係る蓄光反射材１においては、反射層
２、ベース層３、蓄光層４、コーティング層５から形成
されている。反射層２は、図３に示すように、極めて小
さなプリズム６、あるいはガラスビーズを平面上に配列
し、その上にポリエステル樹脂等の透明な樹脂層７をコ
ーティングしたものであり、厚さｔ１は０．２ｍｍであ
るが、この数値は適宜変更して実施し得る。
実施の形態について説明する。図１は、本願発明の第１
の実施の形態に係る蓄光反射材の斜視図であり、図２は
その断面図である。図２に示すように、本願発明の第１
の実施の形態に係る蓄光反射材１においては、反射層
２、ベース層３、蓄光層４、コーティング層５から形成
されている。反射層２は、図３に示すように、極めて小
さなプリズム６、あるいはガラスビーズを平面上に配列
し、その上にポリエステル樹脂等の透明な樹脂層７をコ
ーティングしたものであり、厚さｔ１は０．２ｍｍであ
るが、この数値は適宜変更して実施し得る。
【０００９】ベース層３は、反射層２と蓄光層４とを確
実に分離するために設けられたもので、反射層２と蓄光
層４との干渉を無くすと共に、蓄光層４の乗りを良く
し、その定着性を高めるものである。このベース層３
は、熱圧着性の着色シートから構成され、反射層２の一
部表面に付着されている。このベース層３は、合成樹脂
層３ａ，着色層３ｂ，シリコン層３ｃの３層から形成さ
れている。合成樹脂層３ａは、熱圧着性の合成樹脂から
成り、着色層３ｂは、白色等の明色に着色された不透明
の層から成っている。本願発明では、ベース層３として
チタン箔を用いており、着色層３ｂを白色のチタン顔料
を主成分とする顔料層から構成している。このベース層
３は、図４に示すように合成樹脂層３ａを反射層２の表
面上に配位し、加熱下に加圧することにより、合成樹脂
層３ａが反射層２表面（この例では、透明な樹脂層７）
に溶着したものである。なお、図４に示すように、ベー
ス層３の付着前の状態においては、合成樹脂層３ａと着
色層３ｂは離型剤であるシリコン層３ｃと共にベースフ
ィルム８上に配位されており、熱圧着により、３ａ〜３
ｃが反射層２表面に付着する。シリコン層３ｃは着色層
３ｂの保護層の役目も兼ねるものである。なお、シリコ
ン層３ｃは、着色層３ｂの表面に付着しない方法を選択
しても良いし、素材としてシリコン以外の樹脂で、着色
層３ｂを保護することができる樹脂を選択しても良い。
このベース層３は、従来のシルクスクリーン等による印
刷により形成された層の厚みより大きいことが好まし
く、この例では、その主たる層である合成樹脂層３ａと
着色層３ｂがそれぞれ２μｍと４μｍとされているが、
この数値は適宜変更して実施し得る。また、ベース層３
としてチタン箔を用いたことにより、後述の蓄光層４に
侵されることがなく、白色インクを印刷してベース層３
を形成した場合に比して、反射層２の色の影響を完全に
遮断することができ、これにより、蓄光層４の発光性が
改善できるという利点も生じたものである。
実に分離するために設けられたもので、反射層２と蓄光
層４との干渉を無くすと共に、蓄光層４の乗りを良く
し、その定着性を高めるものである。このベース層３
は、熱圧着性の着色シートから構成され、反射層２の一
部表面に付着されている。このベース層３は、合成樹脂
層３ａ，着色層３ｂ，シリコン層３ｃの３層から形成さ
れている。合成樹脂層３ａは、熱圧着性の合成樹脂から
成り、着色層３ｂは、白色等の明色に着色された不透明
の層から成っている。本願発明では、ベース層３として
チタン箔を用いており、着色層３ｂを白色のチタン顔料
を主成分とする顔料層から構成している。このベース層
３は、図４に示すように合成樹脂層３ａを反射層２の表
面上に配位し、加熱下に加圧することにより、合成樹脂
層３ａが反射層２表面（この例では、透明な樹脂層７）
に溶着したものである。なお、図４に示すように、ベー
ス層３の付着前の状態においては、合成樹脂層３ａと着
色層３ｂは離型剤であるシリコン層３ｃと共にベースフ
ィルム８上に配位されており、熱圧着により、３ａ〜３
ｃが反射層２表面に付着する。シリコン層３ｃは着色層
３ｂの保護層の役目も兼ねるものである。なお、シリコ
ン層３ｃは、着色層３ｂの表面に付着しない方法を選択
しても良いし、素材としてシリコン以外の樹脂で、着色
層３ｂを保護することができる樹脂を選択しても良い。
このベース層３は、従来のシルクスクリーン等による印
刷により形成された層の厚みより大きいことが好まし
く、この例では、その主たる層である合成樹脂層３ａと
着色層３ｂがそれぞれ２μｍと４μｍとされているが、
この数値は適宜変更して実施し得る。また、ベース層３
としてチタン箔を用いたことにより、後述の蓄光層４に
侵されることがなく、白色インクを印刷してベース層３
を形成した場合に比して、反射層２の色の影響を完全に
遮断することができ、これにより、蓄光層４の発光性が
改善できるという利点も生じたものである。
【００１０】蓄光層４は、蓄光インクをシルクスクリー
ン印刷等の方法にて、ベース層３上に塗布したものであ
る。蓄光インクは、蓄光顔料と透明の硬化用樹脂を混合
したものであり、混合比は蓄光顔料が４０重量部、硬化
用樹脂が６０重量部としたものであるが、この混合比は
蓄光インクの種類に応じて適宜変更され得る。蓄光イン
クは１層乃至複数層に塗布すればよいが、この例では２
層に塗布している。蓄光インクには、１液性のものと２
液性のものがあり、その何れについても使用は可能であ
る。、但し、２液性の蓄光インクは、顔料を含む主剤と
硬化剤とを一度混合すると保存が利かないため、残った
インクは廃棄せざるを得ず、コスト高の要因となるおそ
れがあるため、１液性のものを用いることが有利であ
る。特に、本製造方法においては、上記のベース層３上
に蓄光層４を付着させるため、１液性の顔料でも問題な
く使用できる。製造方法としては、ベース層３を反射層
２上に熱圧着させた後、蓄光層４をベース層３上に印刷
する方法と、ベース層３上に蓄光層４を印刷した後、ベ
ース層３を反射層２上に熱圧着させることにより、両層
３，４を反射層２上に設ける方法とがある。前者の方法
においては、ベース層３を文字、図形、模様等の所定の
形状に切断した後、熱圧着させる方法と、ベース層３を
切断せずに反射層２上に配位し、文字、図形、模様等の
所定の形状に形成した熱圧着用の型を用いて熱圧着する
ことにより、当該形状の部分のみを反射層２上に固着さ
せる方法とを挙げることができる。後者の方法において
は、不定形シート状のベース層３上に所望の文字、図
形、模様等の適宜形状に蓄光層４を印刷した後、その形
状に応じて、ベース層３ごと切断し圧着（或いは切断せ
ずに圧着用の型を用いて熱圧着）する方法と、不定形シ
ート状のベース層３上の略全体に蓄光層４を印刷した
後、所望の文字、図形、模様等の適宜形状に両層３，４
を切断し熱圧着（或いは切断せずに圧着用の型を用いて
熱圧着）する方法とがあるが、その何れの方法によって
製造してもよい。
ン印刷等の方法にて、ベース層３上に塗布したものであ
る。蓄光インクは、蓄光顔料と透明の硬化用樹脂を混合
したものであり、混合比は蓄光顔料が４０重量部、硬化
用樹脂が６０重量部としたものであるが、この混合比は
蓄光インクの種類に応じて適宜変更され得る。蓄光イン
クは１層乃至複数層に塗布すればよいが、この例では２
層に塗布している。蓄光インクには、１液性のものと２
液性のものがあり、その何れについても使用は可能であ
る。、但し、２液性の蓄光インクは、顔料を含む主剤と
硬化剤とを一度混合すると保存が利かないため、残った
インクは廃棄せざるを得ず、コスト高の要因となるおそ
れがあるため、１液性のものを用いることが有利であ
る。特に、本製造方法においては、上記のベース層３上
に蓄光層４を付着させるため、１液性の顔料でも問題な
く使用できる。製造方法としては、ベース層３を反射層
２上に熱圧着させた後、蓄光層４をベース層３上に印刷
する方法と、ベース層３上に蓄光層４を印刷した後、ベ
ース層３を反射層２上に熱圧着させることにより、両層
３，４を反射層２上に設ける方法とがある。前者の方法
においては、ベース層３を文字、図形、模様等の所定の
形状に切断した後、熱圧着させる方法と、ベース層３を
切断せずに反射層２上に配位し、文字、図形、模様等の
所定の形状に形成した熱圧着用の型を用いて熱圧着する
ことにより、当該形状の部分のみを反射層２上に固着さ
せる方法とを挙げることができる。後者の方法において
は、不定形シート状のベース層３上に所望の文字、図
形、模様等の適宜形状に蓄光層４を印刷した後、その形
状に応じて、ベース層３ごと切断し圧着（或いは切断せ
ずに圧着用の型を用いて熱圧着）する方法と、不定形シ
ート状のベース層３上の略全体に蓄光層４を印刷した
後、所望の文字、図形、模様等の適宜形状に両層３，４
を切断し熱圧着（或いは切断せずに圧着用の型を用いて
熱圧着）する方法とがあるが、その何れの方法によって
製造してもよい。
【００１１】コーティング層５は、反射層２及び蓄光層
４を保護する目的で形成され、透明の樹脂、例えば、熱
硬化性のウレタン樹脂やエポキシ樹脂、紫外線硬化性の
ＵＶ樹脂等を採用し得るが、この例では、軟質エポキシ
樹脂を用いている。この例では、ポッティングの技法に
より、中央部が周縁部よりも盛り上がった形状としてい
る。この軟質エポキシ樹脂は、蓄光層４を侵すことがな
く有利であると共に、蓄光反射材１にすべり止めや耐衝
撃性の機能も付加することができる。また、他に、コー
ティング層５をラミネート加工やシリコン加工により、
平面状に形成する方法も採用し得る。その場合は、図６
に示すように複数のベース層３及び蓄光層４をまとめて
コーティング層５で覆い、最後にそれを適宜カットする
ことにより成形を完成させる。なお、本願発明によれ
ば、ベース層３と蓄光層４との密着性が飛躍的に向上し
たため、コーティング層５を設けずとも、屋外での使用
に耐え得る耐久性を得ることはできるものであり、コー
ティング層５は必要に応じて形成すればよい。
４を保護する目的で形成され、透明の樹脂、例えば、熱
硬化性のウレタン樹脂やエポキシ樹脂、紫外線硬化性の
ＵＶ樹脂等を採用し得るが、この例では、軟質エポキシ
樹脂を用いている。この例では、ポッティングの技法に
より、中央部が周縁部よりも盛り上がった形状としてい
る。この軟質エポキシ樹脂は、蓄光層４を侵すことがな
く有利であると共に、蓄光反射材１にすべり止めや耐衝
撃性の機能も付加することができる。また、他に、コー
ティング層５をラミネート加工やシリコン加工により、
平面状に形成する方法も採用し得る。その場合は、図６
に示すように複数のベース層３及び蓄光層４をまとめて
コーティング層５で覆い、最後にそれを適宜カットする
ことにより成形を完成させる。なお、本願発明によれ
ば、ベース層３と蓄光層４との密着性が飛躍的に向上し
たため、コーティング層５を設けずとも、屋外での使用
に耐え得る耐久性を得ることはできるものであり、コー
ティング層５は必要に応じて形成すればよい。
【００１２】この蓄光反射材１は、反射層２の裏面側
に、一般的なシールやステッカーに使用されている、剥
離紙を剥がすことにより被貼付体に付着可能となる粘着
剤層９を形成している。粘着剤層９については、反射層
２の裏面に予め形成させておくことができ、必要に応じ
て離型紙（図示せず）を配位しておく。これにより、こ
の蓄光反射材１は、シールやステッカーと同様の取扱
で、適宜箇所に貼り付けて使用できる。製造に際して
は、ベース層３及び蓄光層４を形成した反射層２を所望
の形状に打ち抜き等によって切断し、その切断した外周
までコーティング層５の外周が達するようにポッテイン
グするが、その際、予め、反射層２の裏面側の粘着剤層
９で離型紙上に仮接着しておくと、作業性が良くなる。
に、一般的なシールやステッカーに使用されている、剥
離紙を剥がすことにより被貼付体に付着可能となる粘着
剤層９を形成している。粘着剤層９については、反射層
２の裏面に予め形成させておくことができ、必要に応じ
て離型紙（図示せず）を配位しておく。これにより、こ
の蓄光反射材１は、シールやステッカーと同様の取扱
で、適宜箇所に貼り付けて使用できる。製造に際して
は、ベース層３及び蓄光層４を形成した反射層２を所望
の形状に打ち抜き等によって切断し、その切断した外周
までコーティング層５の外周が達するようにポッテイン
グするが、その際、予め、反射層２の裏面側の粘着剤層
９で離型紙上に仮接着しておくと、作業性が良くなる。
【００１３】次に、図５は第２の実施の形態を示すもの
であるが、第１の実施の形態と機能上同一の部分には同
一の記号を付して、その詳細な説明は省略する。この実
施の形態に係る蓄光反射材１ａにおいては、反射層２、
ベース層３、蓄光層４は前記で説明してきたものと同様
であるが、それらを図５に示すように、金属や樹脂、セ
ラミック等の基材１０上に形成し、基材１０を含む全て
の層の上をコーティング層５で覆ったものである。基材
１０の形態は、ボタン、バッジ、ゴルフマーカー等々、
種々の物品の形状とすることができる。そして、この例
では、基材１０の表面側に反射層２、ベース層３、蓄光
層４を配位し、コーティング層５を形成している。その
際、ベース層３及び蓄光層４を形成した反射層２より大
きな範囲で、コーティング層５を形成することによっ
て、コーティング層５の一部が、直接、基材１０に対し
て接触して、硬化することにより、コーティング層５と
基材１０が直接固定されると共に、反射層２、ベース層
３及び蓄光層４が両者５，１０内に封入され、耐久性に
富むものとすることができる。さらに、基材１０の周囲
に立ち上がった周壁１０ａを設けることによって、より
確実にコーティング層５と基材１０とが固定される点で
有利である。この例では、周壁１０ａの外周までコーテ
ィング層５を形成したが、内周までとしてもよい。ま
た、コーティング層５を周壁１０ａより高く盛り上げる
ようにしてもよいが、周壁１０ａと同じ高さ若しくは、
それより低いものとしてもよい。勿論、この周壁１０ａ
を形成せすに、表面側が平板の基材１０を用いて、その
周縁まで、コーティング層５を形成するようにしてもよ
い。
であるが、第１の実施の形態と機能上同一の部分には同
一の記号を付して、その詳細な説明は省略する。この実
施の形態に係る蓄光反射材１ａにおいては、反射層２、
ベース層３、蓄光層４は前記で説明してきたものと同様
であるが、それらを図５に示すように、金属や樹脂、セ
ラミック等の基材１０上に形成し、基材１０を含む全て
の層の上をコーティング層５で覆ったものである。基材
１０の形態は、ボタン、バッジ、ゴルフマーカー等々、
種々の物品の形状とすることができる。そして、この例
では、基材１０の表面側に反射層２、ベース層３、蓄光
層４を配位し、コーティング層５を形成している。その
際、ベース層３及び蓄光層４を形成した反射層２より大
きな範囲で、コーティング層５を形成することによっ
て、コーティング層５の一部が、直接、基材１０に対し
て接触して、硬化することにより、コーティング層５と
基材１０が直接固定されると共に、反射層２、ベース層
３及び蓄光層４が両者５，１０内に封入され、耐久性に
富むものとすることができる。さらに、基材１０の周囲
に立ち上がった周壁１０ａを設けることによって、より
確実にコーティング層５と基材１０とが固定される点で
有利である。この例では、周壁１０ａの外周までコーテ
ィング層５を形成したが、内周までとしてもよい。ま
た、コーティング層５を周壁１０ａより高く盛り上げる
ようにしてもよいが、周壁１０ａと同じ高さ若しくは、
それより低いものとしてもよい。勿論、この周壁１０ａ
を形成せすに、表面側が平板の基材１０を用いて、その
周縁まで、コーティング層５を形成するようにしてもよ
い。
【００１４】
【実施例】次に、本願発明の理解を高めるために、本願
発明の実施例を、比較例と共に説明するが、本願発明
は、この実施例に限定して理解されるべきではない。
発明の実施例を、比較例と共に説明するが、本願発明
は、この実施例に限定して理解されるべきではない。
【００１５】実施例１
実施例１として、次の方法により、図１に示した形態の
蓄光反射材１を製造した。反射層２はリフレクサイト株
式会社製で、裏面に粘着剤層９及び離型シート（図示せ
ず）が施された、商品名「リフレクサイトＡＰ−１００
０」（マイクロプリズム反射シート）の１辺９インチの
正方形のシートを使用した。反射層２には、完成時の平
面形状である直径１５mmの円形状の切れ目をあらかじめ
加工しておく。１枚の反射層２のシートには、前記の切
れ目により、各小片を５０個程度区画形成した。次に、
反射層２の各小片の一部表面上にベース層３を熱圧着さ
せる。ベース層３の各層の厚みは、合成樹脂層３ａ（酢
酸ビニル系樹脂）が２μｍ、着色層３ｂ（チタン箔）が
４μｍ、シリコン層３ｃが０．０５μｍである。ベース
層３は反射層２のシートの大きさと略同じ大きさとし
て、合成樹脂層３ａを反射層２の表面上に接触させて配
位し、ベースフィルム８上から所定形状の熱圧着用の型
で押圧すると共に加熱して、熱圧着させた後、ベースフ
ィルム８を剥がした。次にベース層３上に蓄光層４を形
成する。蓄光層４は、顔料である根本特殊化学株式会社
製、商品名「ＧＬＬ−３００Ｍ」（Ｎ夜光低照度励起タ
イプ）と塩化ビニル系透明樹脂を混合比４０対６０（重
量部）にて混合した１液性の蓄光インクを用いた。塗布
手段は、シルクスクリーン印刷とし、自然乾燥により１
時間乾燥させて、２度塗りすることにより、約１００μ
ｍの層厚とした。乾燥時間は、２度塗りの合計で、２時
間であった。次に、ベース層３、蓄光層４を形成した反
射層２を、前述の切れ目によって１小片毎、離型紙から
剥がして別の離型性シート上に配位し、透明の軟質エポ
キシ樹脂からなるコーティング層５を、ポッティング技
法により、前記加工済の各層を覆うように形成して、８
０°Ｃで１時間加熱することにより、実施例１の蓄光反
射材１を完成させた。
蓄光反射材１を製造した。反射層２はリフレクサイト株
式会社製で、裏面に粘着剤層９及び離型シート（図示せ
ず）が施された、商品名「リフレクサイトＡＰ−１００
０」（マイクロプリズム反射シート）の１辺９インチの
正方形のシートを使用した。反射層２には、完成時の平
面形状である直径１５mmの円形状の切れ目をあらかじめ
加工しておく。１枚の反射層２のシートには、前記の切
れ目により、各小片を５０個程度区画形成した。次に、
反射層２の各小片の一部表面上にベース層３を熱圧着さ
せる。ベース層３の各層の厚みは、合成樹脂層３ａ（酢
酸ビニル系樹脂）が２μｍ、着色層３ｂ（チタン箔）が
４μｍ、シリコン層３ｃが０．０５μｍである。ベース
層３は反射層２のシートの大きさと略同じ大きさとし
て、合成樹脂層３ａを反射層２の表面上に接触させて配
位し、ベースフィルム８上から所定形状の熱圧着用の型
で押圧すると共に加熱して、熱圧着させた後、ベースフ
ィルム８を剥がした。次にベース層３上に蓄光層４を形
成する。蓄光層４は、顔料である根本特殊化学株式会社
製、商品名「ＧＬＬ−３００Ｍ」（Ｎ夜光低照度励起タ
イプ）と塩化ビニル系透明樹脂を混合比４０対６０（重
量部）にて混合した１液性の蓄光インクを用いた。塗布
手段は、シルクスクリーン印刷とし、自然乾燥により１
時間乾燥させて、２度塗りすることにより、約１００μ
ｍの層厚とした。乾燥時間は、２度塗りの合計で、２時
間であった。次に、ベース層３、蓄光層４を形成した反
射層２を、前述の切れ目によって１小片毎、離型紙から
剥がして別の離型性シート上に配位し、透明の軟質エポ
キシ樹脂からなるコーティング層５を、ポッティング技
法により、前記加工済の各層を覆うように形成して、８
０°Ｃで１時間加熱することにより、実施例１の蓄光反
射材１を完成させた。
【００１６】実施例２
実施例１のベース層３、蓄光層４を形成した反射層２
を、図５に示す基材１０（表面がメッキされた鉄製のゴ
ルフマーカー用の基材）上に貼り付け、ＵＶ樹脂をポッ
ティング技法により、前記加工済の各層を覆うように形
成して、紫外線を照射して硬化させることにより、実施
例２の蓄光反射材１ａを完成させた。
を、図５に示す基材１０（表面がメッキされた鉄製のゴ
ルフマーカー用の基材）上に貼り付け、ＵＶ樹脂をポッ
ティング技法により、前記加工済の各層を覆うように形
成して、紫外線を照射して硬化させることにより、実施
例２の蓄光反射材１ａを完成させた。
【００１７】比較例
ベース層３及び蓄光層４の形成のみを下記の方法により
行う以外、実施例１と同様の方法により比較例の蓄光反
射剤を製造した。比較例では、ベース層３を、エポキシ
系の２液性インク（白色）で、シルクスクリーン印刷に
より形成した。このエポキシ系の２液性インクの印刷
は、自然乾燥で、１０時間必要とし、これを１度塗りし
た。その上に蓄光層４を、シルクスクリーン印刷により
形成した。この蓄光層４のインクは、実施例１と同様の
蓄光顔料を、エポキシ系の２液性透明インクに配合した
もので、２度塗りした。この２液性のインクの場合、自
然乾燥で１０時間必要とし、２度塗りのため、蓄光層の
形成のみで２０時間、上記のベース層３の形成を含める
と、合計３０時間の乾燥時間を必要とした。
行う以外、実施例１と同様の方法により比較例の蓄光反
射剤を製造した。比較例では、ベース層３を、エポキシ
系の２液性インク（白色）で、シルクスクリーン印刷に
より形成した。このエポキシ系の２液性インクの印刷
は、自然乾燥で、１０時間必要とし、これを１度塗りし
た。その上に蓄光層４を、シルクスクリーン印刷により
形成した。この蓄光層４のインクは、実施例１と同様の
蓄光顔料を、エポキシ系の２液性透明インクに配合した
もので、２度塗りした。この２液性のインクの場合、自
然乾燥で１０時間必要とし、２度塗りのため、蓄光層の
形成のみで２０時間、上記のベース層３の形成を含める
と、合計３０時間の乾燥時間を必要とした。
【００１８】評価
実施例１及び２並びに比較例を５０個ずつ製造し、その
外観を目視により、観察した。実施例１及び２にあって
は、各５０個の蓄光反射材について、いずれもクラック
等の発生が見られず、良好な外観を示した。比較例にあ
っては、５０個中２７個に蓄光層４にクラックが生じ
た。尚、実施例１及び２については、製造後３０日間、
野外に放置したが、いずれも外観に変化は見られなかっ
た。
外観を目視により、観察した。実施例１及び２にあって
は、各５０個の蓄光反射材について、いずれもクラック
等の発生が見られず、良好な外観を示した。比較例にあ
っては、５０個中２７個に蓄光層４にクラックが生じ
た。尚、実施例１及び２については、製造後３０日間、
野外に放置したが、いずれも外観に変化は見られなかっ
た。
【００１９】
【発明の効果】本願第１の発明の実施の形態に係る蓄光
反射材１においては、ベース層３の乾燥時間をとる必要
がなく、蓄光インクをベース層３上に塗布した場合で
も、ベース層３にクラックが発生し、それにより製品に
不良が発生するということがなくなるため、製造工程が
改善され、また、製品歩留りも向上することができる。
また、ベース層にチタン箔を用いたことにより、蓄光層
の蓄光インクにベース層が侵されることがなく、白色イ
ンクを印刷してベース層を形成した場合に比して、反射
層の色の影響を完全に遮断することができ、これによ
り、蓄光層の発光性が改善できる。
反射材１においては、ベース層３の乾燥時間をとる必要
がなく、蓄光インクをベース層３上に塗布した場合で
も、ベース層３にクラックが発生し、それにより製品に
不良が発生するということがなくなるため、製造工程が
改善され、また、製品歩留りも向上することができる。
また、ベース層にチタン箔を用いたことにより、蓄光層
の蓄光インクにベース層が侵されることがなく、白色イ
ンクを印刷してベース層を形成した場合に比して、反射
層の色の影響を完全に遮断することができ、これによ
り、蓄光層の発光性が改善できる。
【００２０】本願第２の発明の実施の形態に係る蓄光反
射材１においては、上記の効果に加え、ベース層３を合
成樹脂層３ａと着色層３ｂを備えたものとすることによ
り、ベース層３を容易に反射層２の一部の表面上に付着
させることができる。
射材１においては、上記の効果に加え、ベース層３を合
成樹脂層３ａと着色層３ｂを備えたものとすることによ
り、ベース層３を容易に反射層２の一部の表面上に付着
させることができる。
【００２１】本願第３の発明の実施の形態に係る蓄光反
射材１においては、上記第２の発明の効果に加え、反射
層２の裏面側に粘着剤層９を付着させることにより、シ
ールやステッカーとして被貼付体に対して、容易に蓄光
反射材１を貼り付けることができる。
射材１においては、上記第２の発明の効果に加え、反射
層２の裏面側に粘着剤層９を付着させることにより、シ
ールやステッカーとして被貼付体に対して、容易に蓄光
反射材１を貼り付けることができる。
【００２２】本願第４の発明の実施の形態に係る蓄光反
射材１ａにおいては、上記第１又は第２の発明の効果に
加え、シールやステッカー等シール状の形状のものに限
らず、バッジやボタン等の形状のものにも適用すること
ができる。
射材１ａにおいては、上記第１又は第２の発明の効果に
加え、シールやステッカー等シール状の形状のものに限
らず、バッジやボタン等の形状のものにも適用すること
ができる。
【図１】本願発明の実施の形態に係る蓄光反射材の斜視
図である。
図である。
【図２】本願発明の実施の形態に係る蓄光反射材の構造
説明用断面図である。
説明用断面図である。
【図３】反射層の構造説明用断面図である。
【図４】蓄光層の付着方法の説明用断面図である。
【図５】本願発明の他の実施の形態に係る蓄光反射材の
構造説明用断面図である。
構造説明用断面図である。
【図６】本願発明の他の実施の形態に係る蓄光反射材の
構造説明用断面図である。
構造説明用断面図である。
１ 蓄光反射材
２ 反射層
３ ベース層
３ａ 合成樹脂層
３ｂ 着色層
４ 蓄光層
５ コーティング層
９ 粘着剤層
１０ 基材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B32B 7/02
F21V 7/22
G02B 5/08
G02B 5/12
Claims (4)
- 【請求項１】 反射層（２）と、この反射層（２）の一
部の表面上に形成されたベース層（３）と、このベース
層（３）上に形成された蓄光層（４）との、少なくとも
３層の層構造を有する蓄光反射材（１）において、 前記反射層（２）は、プリズムあるいはガラスビーズを
平面上に配列したシートであり、 前記ベース層（３）は、チタン箔を用いた熱圧着性の着
色シートからなり、このベース層（３）が熱圧着により
反射層（２）に付着されたものであり、 蓄光層（４）は、蓄光インクをベース層（３）上に塗布
したものであることを特徴とする蓄光反射材。 - 【請求項２】 前記ベース層（３）が、前記反射層
（２）の一部の表面に熱圧着により付着する合成樹脂層
（３ａ）と、その上部に位置する着色層（３ｂ）と、こ
の着色層（３ｂ）を保護することができる樹脂からなる
保護層（３ｃ）とを備え、 着色層（３ｂ）は白色のチタン顔料を主成分とする顔料
層から構成されたものであり、 蓄光層（４）は、蓄光顔料と硬化用樹脂を混合した一液
性の蓄光インクでありることを特徴とする請求項１に記
載の蓄光反射材。 - 【請求項３】 上記の保護層（３ｃ）が離型剤であるシ
リコン層（３ｃ）であり、 蓄光層（４）は、蓄光顔料と硬化用樹脂を混合した一液
性の蓄光インクをベース層（３）上に塗布したものであ
り、 反射層（２）及び蓄光層（４）の表面がコーティング層
（５）により被覆され、前記反射層（２）がその裏面側
に粘着剤層（９）を備えたものであることを特徴とす
る、請求項２に記載の蓄光反射材。 - 【請求項４】 基材（１０）上に反射層（２）を配位
し、前記反射層（２）の一部の表面にベース層（３）を
付着させ、前記ベース層（３）上に蓄光層（４）を付着
させ、前記基材（１０）を含む前記の全ての層の上を覆
うコーティング層（５）を施したことを特徴とする請求
項１又は２に記載の蓄光反射材。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000237330A JP3510190B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 蓄光反射材 |
| US09/902,738 US6569522B2 (en) | 2000-08-04 | 2001-07-12 | Light storage and reflecting device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000237330A JP3510190B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 蓄光反射材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002046206A JP2002046206A (ja) | 2002-02-12 |
| JP3510190B2 true JP3510190B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=18729212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000237330A Expired - Fee Related JP3510190B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 蓄光反射材 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6569522B2 (ja) |
| JP (1) | JP3510190B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101342895B1 (ko) * | 2013-05-22 | 2013-12-17 | 인지전기공업 주식회사 | 엘이디조명기구 및 그 제조방법 |
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|---|---|---|---|---|
| JP3510190B2 (ja) * | 2000-08-04 | 2004-03-22 | 株式会社ヤマグチ工芸社 | 蓄光反射材 |
| US20020171898A1 (en) * | 2001-05-15 | 2002-11-21 | Patton Charles Milan | Method and apparatus for using strategically located reflectors to create pathways for networking of line-of-sight computing devices |
| US20040098925A1 (en) * | 2002-11-27 | 2004-05-27 | Ki Young-Sang | Luminescent parking cover |
| TWM394724U (en) * | 2010-06-29 | 2010-12-21 | Qian-Bang Liao | Decoration material |
| JP5809949B2 (ja) * | 2011-12-08 | 2015-11-11 | スタンレー電気株式会社 | 発光板、光源装置、照明装置、発光板の製造方法 |
| JP7203351B2 (ja) * | 2019-04-08 | 2023-01-13 | 株式会社リンコー | 蓄光シリコーンマーカー及びその製造方法並びに蓄光シリコーン構造体 |
| JP7288634B2 (ja) * | 2019-10-01 | 2023-06-08 | 株式会社リンコー | 広視野標示器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0784109A (ja) | 1993-09-14 | 1995-03-31 | Yamaha Motor Co Ltd | 蓄光性及び反射性を有するシート |
| JP3510190B2 (ja) * | 2000-08-04 | 2004-03-22 | 株式会社ヤマグチ工芸社 | 蓄光反射材 |
-
2000
- 2000-08-04 JP JP2000237330A patent/JP3510190B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-07-12 US US09/902,738 patent/US6569522B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101342895B1 (ko) * | 2013-05-22 | 2013-12-17 | 인지전기공업 주식회사 | 엘이디조명기구 및 그 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020015844A1 (en) | 2002-02-07 |
| US6569522B2 (en) | 2003-05-27 |
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