JPS62269781A - 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法 - Google Patents

金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法

Info

Publication number
JPS62269781A
JPS62269781A JP11160086A JP11160086A JPS62269781A JP S62269781 A JPS62269781 A JP S62269781A JP 11160086 A JP11160086 A JP 11160086A JP 11160086 A JP11160086 A JP 11160086A JP S62269781 A JPS62269781 A JP S62269781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
powder
metal
fluororesin
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11160086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06104221B2 (ja
Inventor
Toshikiyo Komazawa
駒沢 俊清
Toshiyuki Yamaguchi
寿之 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Valqua Industries Ltd, Nihon Valqua Kogyo KK filed Critical Nippon Valqua Industries Ltd
Priority to JP11160086A priority Critical patent/JPH06104221B2/ja
Publication of JPS62269781A publication Critical patent/JPS62269781A/ja
Publication of JPH06104221B2 publication Critical patent/JPH06104221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 2里の玖頂ユ1 本発明は、金属表面への熱溶融性フッ素樹脂層の形成方
法に関し、ざらに詳しくは、ステンレス鋼、鉄、アルミ
ニウムなどの金属表面に、接着性に優れた熱溶融性フッ
素樹脂層を形成するための方法に関する。
発明の技術・Liならびにその問題点 テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニル
エーテルとの共重合体(以下PFAと略記することがあ
る)などの熱溶融性フッ素樹脂は、耐熱性、耐候性、耐
化学薬品性、滑り特性、非粘着性などの点において、他
の合成樹脂と比較して、著しく優れた特性を有しており
、この特性を利用して、腐蝕性流体あるいは高温流体を
扱うパイプライン、タンクあるいは機械装置などの耐食
性ライニング材として広く利用されている。
ところがPFAなとのフッ素樹脂は、上記のように非粘
着性であるため、他の材質たとえば金属との接着が接着
剤を用いてもかなり困難である。
もし金属などの基材とフッ素樹脂との接着性が悪いと、
フッ素樹脂ライナーが基材から浮き上がってしまい、ラ
イナーとしての機能を果さなくなるため好ましくない。
このためPFAなとのフッ素樹脂と金属との接着性を高
めるための方法が数多く提案されている。
その1つとしては、たとえば金属などの基材の表面にア
リ溝を形成して基材とフッ素樹脂との接着性を高める方
法がある。ところがこの方法では基材表面にアリ溝を形
成するのに手間がかかり、しかも基材とフッ素樹脂との
機械的接着性も充分ではないという問題点があった。ま
たフッ素樹脂表面を、液体アンモニアに金属ナトリウム
を溶かした溶液で処理して、その表面を化学的に活性化
する方法が提案されている。ところがこの方法では、処
理液自体が環境汚染を引き起す恐れがおるとともに、そ
の取扱いに危険が伴なうという問題点があった。また、
フッ素樹脂表面にプラズマスパッタリングなどの物理化
学的処理を施したり、あるいはフッ素樹脂表面を機械的
に粗面化するなどの方法も提案されているが、この方法
では、処理に手間がかかったりあるいはコスト上昇を伴
なうなどの問題点があった。
一方、本願出願人は、特開昭55−61゜961号公報
にて、金属表面にクロムイオン、水素イオンを含有する
フッ素樹脂の水性ディスパージョンからなるプライマー
を塗布し、その上に熱溶融性フッ素樹脂粉末を均一に散
布付着し、熱溶融性フッ素樹脂の分解温度以上に加熱溶
融することを特徴とする金属表面にフッ素樹脂の接着可
能な表面層を形成する方法を提案している。この方法に
よれば、金属表面上に強固に接着されたフッ素樹脂層を
設けることができるが、プライマーはクロムイオンを含
有しているため、その取扱いに危険が伴なうとともに環
境汚染を引き起す恐れがあるという問題点があった。し
かも接着時に加熱しているためプライマーの分解に起因
して発泡現象が認められるという問題点があった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、環境汚染を引き起す恐れの
あるクロムイオンを含有するプライマーあるいは有機物
を含有するプライマーを用いなくとも、金属表面上にP
FAなとの熱溶融性フッ素樹脂層を強固に形成すること
のできる方法を提供することを目的としている。
及団夏且ヌ 本発明に係る金属表面への熱溶融性フッ素樹脂層の形成
方法は、金属表面に酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化マン
ガン、酸化銅、酸化スズおよび酸化マグネシウムからな
る群から選択される少なくとも一種の金属酸化物粉末を
付着させた後、この金属酸化物粉末上に熱溶融性フッ素
樹脂粉末層を設け、次いで熱溶融性フッ素樹脂の融点以
上に加熱することを特徴としている。
本発明に係る金属表面への熱溶融性フッ素樹脂層の形成
方法によれば、金属表面に金属酸化物粉末を付着させた
後、この金属酸化物粉末上に熱溶融性フッ素樹脂粉末層
を設け、次いで熱溶融性フッ素樹脂の融点以上に加熱し
ているため、プライマーを用いなくともフッ素樹脂層と
金属とを強固に接着することができ、しかも接着に際し
て必ずしも加圧装置を必要とせず、その上接着時にプラ
イマーの分解による発泡が生ずることがないという効果
が得られる。
l肌二貝左依量」 以下本発明に係る金属表面への熱溶融性フッ素樹脂層の
形成方法について具体的に説明する。
本発明では金属表面に熱溶融性フッ素樹脂層が形成され
るが、この熱溶融性フッ素樹脂が形成される金属として
は、ステンレス鋼、鉄、アルミニウムなどの金属が広く
挙げられる。
フッ素樹脂層が形成される金属は、予じめその表面にサ
ンドブラスト処理あるいはグリッドブラスト処理などを
施して、金属表面に付着している錆などの異物を取り除
いて金属表面の洗浄化を図るとともに、金属表面の粗面
化を行なうことが、金属とフッ素樹脂との接着力を高め
る上で好ましい。
次にこのような金属表面に、以下のような金属酸化物粉
末を付着させる。付着される金属酸化物粉末は、酸化亜
鉛、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化銅、酸化スズお
よび酸化マグネシウムからなる群から選択される。
これらの金属酸化物粉末は単独でおるいは2種以上組合
せて用いてもよい。このうち特に、酸化亜鉛、酸化スズ
などが好ましい。
これらの金属酸化物粉末は、その粒径が200μ而以下
好ましくは80μ7n以下でおることが望ましい。金属
酸化物粉末が200μmを越えると、金属酸化物粉末が
粗くなりすぎて金属面から@脱するため好ましくない。
。 上記のような金属酸化物粉末は、金属表面に1 cti
当り0.001〜0.19好ましくは0.003〜0.
005gの量で付着されることが望ましい。
金属酸化物粉末を金属表面に付着させるには、たとえば
金属酸化物粉末をアセトンなどの有機溶媒に分散混合さ
せたものを、金属表面にたとえばへヶ塗り法などにより
塗布した後、有機溶媒を乾燥させればよい。
上記のようにして、金属表面に金属酸化物粉末を付着さ
せた後、この金属酸化物粉末上に、熱溶融性フッ素樹脂
粉末層を設ける。この熱溶融性フッ素樹脂としては、具
体的には、前述のPFA、テトラフルオロエチレンとへ
キサフルオロプロピレンとの共重合体であるFEP、テ
トラフルオロエチレンとへキサフルオロプロピレンとパ
ーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である
EPE、ポリクロロトリフルオロエチレンであるPCT
FE、エチレンとテトラフルオロエチレンとの共重合体
であるETFEなどが用いられる。
これらの熱溶融性フッ素樹脂は、その粒径が500μm
以下好ましくは100〜500μm程度であることが望
ましい。このフッ素樹脂粉末が20μmであるかあるい
は500μmを越えると、発泡現象が認められるため好
ましくない。
上記のような熱溶融性フッ素樹脂粉末は、金属表面に1
 crA当り0.1〜2.CI好ましくは0.5〜1.
0gの量で設けられて、フッ素樹脂の厚さが0.4〜1
0m好ましくは2〜4#程度とすることが望ましい。
このようにして金属酸化物粉末上に熱溶融性フッ素樹脂
層を設けた後に、この熱溶融性フッ素樹脂の溶融温度以
上の温度で加熱する。熱溶融性フッ素樹脂がPFAであ
る場合には360〜370°Cの温度で加熱溶融するこ
とが好ましい。この加熱時間は一般に0.5〜10時間
好ましくは0.5〜1時間であることが好ましい。加熱
後の冷却は、たとえば自然放冷などにより行なえばよい
このようにして金属表面上に金属酸化物粉末を介して熱
溶融性フッ素樹脂層を形成すると、金属表面に金属酸化
物粉末を用いずに熱溶融性フッ素樹脂層を形成した場合
と比較して、金属とフッ素樹脂層との接着力は著しく向
上する。たとえば鉄板上に酸化亜鉛粉末を介してPFA
層を接着させた場合には、その剥離強度は9.5Kgf
/cmであるのに対し、鉄板上に直接PFA層を接着さ
せた場合にはその剥離強度は2〜3 Kg f / c
mであるにすぎない。
また本発明では、金属表面に熱溶融性フッ素樹脂層を形
成するに際して、クロムイオンを含むプライマーあるい
は、荷載樹脂を含むプライマーを塗イ5していないため
、プライマーの分解による発泡が全く生ぜず、外観が美
しく、しかもフッ素樹脂層と金属との接着強度は優れて
いる。ざらに接着に際してフッ素樹脂層と金属板とを加
圧圧着させる必要は必ずしもない。
発明の効果 本発明に係る金属表面への熱溶融性フッ素樹脂層の形成
方法によれば、金属表面に酸化亜鉛、酸化コバルト、酸
化マンガン、酸化銅、酸化スズおよび酸化マグネシウム
からなる群から選択される少なくとも一種の金属酸化物
粉末を付着させた後、この金属酸化物粉末上に熱溶融性
フッ素樹脂粉末層を設け、次いで熱溶融性フッ素樹脂の
融点以上に加熱しているため、プライマーを用いなくと
もフッ素樹脂層と金属とを強固に接着することができ、
しかも接着に際して必ずしも加圧装置を必要とせず、そ
の上接着時にプライマーの分解による発泡が生ずること
がないという効果が得られる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
X腹史ユ 鉄板(SS41 )の表面をアセトンで脱脂した後サン
ドブラスト処理して、表面の錆などの異物を取り除いて
洗浄化するとともに金属板表面を粗面化した。
このようにして表面が粗面化された鉄板上に、粒径30
μmの酸化亜鉛粉末がアセトン溶媒中に分散されてなる
組成物を、金属表面1d当り0.005gの足で酸化亜
鉛粉末が塗布されるように塗布した後、乾燥して金属表
面上に酸化亜鉛粉末を付着させた。
次にこの亜鉛粉末上に、粒径200μmのPFA粉末を
1 aA当り0.7gの量で設けた後、370’Cの温
度で1時間加熱した。
このようにして鉄板上にPFA層を形成した。
このPFA層と鉄板との剥離強度(Kl f / cm
 )を調べたところ、剥離強度は9.5Klf/cmで
あった。
土較皿ユ 実施例1において、鉄板上に酸化亜鉛粉末を付着させな
い以外は実施例1と同様にして、鉄板上にPFA層を形
成した。
このPFA層と鉄板との剥離強度は、2〜3に!7f 
/ cmでおった。
大塵■ユ 実施例1において、酸化亜鉛粉末の代わりに、粒径30
μmの酸化銅粉末と、粒径20μmの酸化スズ粉末との
混合物(酸化銅粉末34.5重重%、酸化スズ粉末65
.5型組%)を用いた以外は、実施例1と同様にして鉄
板上にPFA層を形成した。
このPFAFIと鉄板との剥離強度は、10.0Kg 
f / cmであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属表面に酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化マンガン
    、酸化銅、酸化スズおよび酸化マグネシウムからなる群
    から選択される少なくとも一種の金属酸化物粉末を付着
    させた後、この金属酸化物粉末上に熱溶融性フッ素樹脂
    粉末層を設け、次いで熱溶融性フッ素樹脂の融点以上に
    加熱することを特徴とする金属表面への熱溶融性フッ素
    樹脂層の形成方法。 2)金属酸化物粉末の粒径が、200μm以下である特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 3)熱溶融性フッ素樹脂が、20〜500μmの粒径を
    有する、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキ
    ルビニルエーテルとの共重合体である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
JP11160086A 1986-05-15 1986-05-15 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法 Expired - Lifetime JPH06104221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11160086A JPH06104221B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11160086A JPH06104221B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62269781A true JPS62269781A (ja) 1987-11-24
JPH06104221B2 JPH06104221B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=14565464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11160086A Expired - Lifetime JPH06104221B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06104221B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993008022A1 (en) * 1991-10-15 1993-04-29 Tadahiro Ohmi Metallic material excellent in resistance to chemical solution and chemical solution treating device or parts thereof using said material
JP2017224758A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 日本化薬株式会社 高周波回路に適した両面回路用基板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993008022A1 (en) * 1991-10-15 1993-04-29 Tadahiro Ohmi Metallic material excellent in resistance to chemical solution and chemical solution treating device or parts thereof using said material
JP2017224758A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 日本化薬株式会社 高周波回路に適した両面回路用基板
WO2017217392A1 (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 日本化薬株式会社 高周波回路に適した両面回路用基板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06104221B2 (ja) 1994-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1084787A (en) Rubber-metal composite structures having improved resistance to corrosion
JPH0625438A (ja) 複合摩擦要素およびその製造方法
EP3207104B1 (en) Weldable and vibration damping silicone adhesives
JPS62269781A (ja) 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法
JPS637881A (ja) 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法
JPS63202632A (ja) ゴム−金属結合剤
WO2014097903A1 (ja) 粘着テープ
JPS62269780A (ja) 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法
JPS62269779A (ja) 金属表面への熱溶融性フツ素樹脂層の形成方法
JP3920562B2 (ja) 耐熱接着性に優れた樹脂被覆金属板
JP5472344B2 (ja) Cmp装置
JPH0434938B2 (ja)
JP3014568B2 (ja) 高密度エチレン系樹脂被覆用鋼板
CN112384582B (zh) 部件的摩擦连接件和用于制备摩擦连接件的方法
JP2736364B2 (ja) 高強度接着剤
KR102114782B1 (ko) 도금강판의 접착성 피막 형성용 조성물 및 그 피막이 형성된 강판
JP2502471B2 (ja) 接着方法とこれに用いる感圧接着テ―プ
JPH0314888A (ja) 熱硬化型シート状粘接着体
JPH01110585A (ja) シーラーテープまたはシートまたは成形物
CN202439310U (zh) 耐负压防腐制品
JPH0352337B2 (ja)
JPH07126579A (ja) 接着用シリコーン系部材およびその接着方法
JP2000248204A (ja) 金属製品被覆用の混合樹脂粉体塗料
JP4121629B2 (ja) 接着剤組成物、接着シート、および接着構造
JP4159080B2 (ja) 金属酸化防止用保護フィルムの使用方法