JPS62268855A - 自動車内装材 - Google Patents

自動車内装材

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JPS62268855A
JPS62268855A JP10923586A JP10923586A JPS62268855A JP S62268855 A JPS62268855 A JP S62268855A JP 10923586 A JP10923586 A JP 10923586A JP 10923586 A JP10923586 A JP 10923586A JP S62268855 A JPS62268855 A JP S62268855A
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JP
Japan
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pile
sheath
core
yarn
interior material
Prior art date
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Application number
JP10923586A
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JPH0240778B2 (ja
Inventor
渡辺 有樹
伊藤 一三
明 相河
邦夫 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Kanebo Ltd
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 業上の1 本発明は、自動車内装材として有用なパイル地に関する
ものである。
1」(男d( 従来から、トリコット編地からなるカットパイル地を自
動車内装材に使用することは知られている。このパイル
地は成形性がよく、しかも感触がよいが、パイル表面の
色調が見る角度によって異なり、艶や色濃度に変化を生
じ、部分的に黒ずんでみえたり、埃をかぶったように白
っぽく見えることが多く、また、人が座ったり、荷物が
当たったりして、毛倒れを生じた場合、毛倒れ部分が白
っぽくなり、安っぽい印象を与えることを避けることは
できなかった。
Hの”しようとする5 本発明は、このようなカットパイル地の成形性や感触の
良さを保ちながら、毛倒れによる色調の変化や見る角度
による黒ずみの発生などのない、常に均一な外観を有す
る品質のよい自動車内装材を提供することを目的とする
」 を”決するための 本発明の自動車内装材は、トリコット編地からなるカッ
トパイル地であって、パイル糸として、通常のポリエス
テルポリマーを芯とし、カチオン可染性のポリエステル
ポリマーを鞘とする芯鞘構造をとる複合繊維を使用した
ことに特徴を有するものである。
このようなパイル地では、パイルを構成する複合繊維を
分散染料とカチオン染料の併用によって、容易に鞘部分
を芯部分より濃色に染色することができ、毛倒れを生じ
ても、パイル側面(複合繊維の軸表面)が濃色に染色さ
れているために、濃色の鞘に囲まれて薄色の芯断面が細
かく露出するパイル上面(切断面)と比較して、反射光
に大差を生じることなく、全体の色調に差を感知させな
いものとなる。また、パイル表面の色調が見る角度によ
って異なり、部分的に黒ずんで見えたりすることもない
更に、鞘と芯に適度の硬度差のある複合繊維を使用して
パイルを構成するため、パイル切断時に歪のない均一な
切断が可能となり、パイル先端の変形による白ぼけ(埃
のついたような外観)を生ずることもない。
パイルを構成する複合繊維は、前述の如く、芯に通常の
ポリエステルポリマーを使用し、鞘にカチオン染料可染
性のポリエステルポリマーを使用して製造されればよい
が、芯に鞘より透明度の高い素材を使用するのが好まし
く、例えば芯部分を酸化チタン含有量0.2重量%以下
の透明度あるブライトポリエステルで製造し、鞘部分を
酸化チタン含有NO,3%重量以上のセミダル状のカチ
オン染料可染性ポリエステルで製造するのが好ましい。
後者では、特に酸化チタン含有量0.4〜0.5重量%
程度のカチオン染料可染性ポリエステルの使用が好まし
い。
カチオン染料可染性ポリエステルとしては、公知のもの
がいずれも使用可能であり、一般4にスルホン酸基を有
するモノマーを0.5モル%以上含有するもので効果が
認められるが、該モノマーを1〜10モル%程度含存す
るものが好ましく、特に1、5〜8モル%の範囲で含有
するものが効果的である。
複合繊維の芯鞘の体積比率の最適範囲は繊維太さ及び鞘
に使用するカチオン染料可染性ポリエステルの種類など
によって異なり、特に限定されないが、一般に1=9〜
9;1で十分であり、2:8〜8:2.3ニア〜7:3
と等量に近づくのが好ましい。
なお、パイルを構成する複合繊維の太さは、1〜4dの
フィラメントよりなる50〜150dのマルチフィラメ
ントであるのが好ましい。
パイル長は、目的に応じて選べばよいが、一般に0.5
mm以上、1〜5mm程度に整えるのがよい。
特に1.5〜31wm程度である場合に本発明の効果は
著しい。
次に、パイル地の地組織を構成する繊維(ミドル糸及び
バック糸)の種類は特に限定されないが、一般にパイル
と同浴で染色されるポリエステル系繊維を使用するのが
好ましい。特に、ミドル糸にはポリエステルのセミダル
糸を使用するのが好ましく、カチオン染料可染性ポリエ
ステルのセミダル糸を使用するのが効果的である。また
、ノNl ツタ糸としては、半延伸糸やPOYなどの高
収縮糸を使用し熱処理によって密度を高めるようにする
のが好ましい。
ス」L鮭 A、ポリエチレンテレフタレート〔酸化チタン含有量0
.032重量%、固有粘度0.645(フェノール/テ
トラクロルエタンの3/2の混合溶媒中20℃で測定)
〕からなるブライトポリエステルを芯とし、 B、3.5−ジ(カルボキシ)ベンゼンスルホン酸ナト
リウムを2.5モル%含有するポリエチレンテレフタレ
ート(酸化チタン含有量0.39重量%、極限粘度O,
S O>からなるセミダル状のカチオン染料可染性ポリ
エステルBを鞘とする、芯鞘構造の複合繊維(芯:鞘の
体積比率が1=1)を紡糸して、75デニール/24フ
イラメントの複合マルチフィラメント糸を得た。
この複合マルチフィラメント糸をフロント糸(11とし
、ミドル糸(2)に75デニール736フイラメントの
ポリエステルマルチフィラメント糸−上記Bと同様の組
成からなるカチオン染料可染性ポリエステル糸(セミダ
ル糸)−、バック糸(3)に75デニール/36フイラ
メントのポリエステルマルチフィラメント糸−上記Aと
同様の組成からなる通常のポリエステル糸−を使用して
、密度28w/in、 78c/inで、図面に示すよ
うな組織の、パイルトリコット編地を得た。
この編地を起毛(3回)後、180℃×30秒乾熱セッ
トし、下記染料を用いて125℃×45分間液流染色機
で染色した。
C,1,Ba5ic Yellow 67      
 1.25χowfC,1,Ba5ic Red 29
         2.00χ011fC,1,Ba5
ic Blue 54        1.00χos
fC,1Disperse Yellow 51   
  2.00χowfC,1,Disper3e Re
d 127      4.OOZowfC,1,Di
sperse Blue 87      1.00χ
owf次いで、160℃×30秒の乾熱セットをし、起
毛剤をパッドし、フロント糸(1)をカット起毛(6回
)した後、ンヤーリングしてパイル長を2゜5ml11
に整え、170℃×30秒の乾熱処理をした。
得られた製品は、平滑なパイル表面を有する感触の良い
パイル地であって、パイル表面をどのような角度から眺
めても、染色濃度及び色調に変化のない、均一な外観を
存する非常に品質の良いものとなった。また、パイル表
面に荷重をかけて、パイルを一部倒しても、パイル表面
の染色濃度及び色調に特別な変化を生じないので、外観
的にはパイルの倒れを感知することはできず、手で触れ
てやっとパイルの倒れを知ることができるものであった
比較例 フロント糸(1)に前記Bと同様の組成からなるブライ
トポリエステルからなる75デニール/24フイラメン
トのマルチフィラメント糸を使用する以外は、実施例と
同様の方法でカントパイル地Xを製造し、フロント糸(
1)に前記へと同様の組成からなるセミダル状のカチオ
ン染料可染性ポリエステルからなる75デニール/24
フイラメントのマルチフィラメント糸を使用する以外は
、実施例と同様の方法でカントパイル地Yを製造した。
比較例で得たカットパイル地X及びYの外観と実施例で
得たカットパイル地の外観を比較して第1表に示す。
第1表 注)「白ぼけ」は/< 4 )Ii友1の形状による埃
を被ったような白ぼけと玉凰五した部分とその池の部分
の色調の相違によって生じる白ぼけについて評価し、「
黒ずみ」はパイル表面を見る角度によって生しる色調の
変化について評価した。共に、次の四段階の評価をした
◎:白ぼけ又は黒ずみが全く感知されない。
O:白ぼけ又は黒ずみが実質的に感知されない。
Δ:白ぼけ又は黒ずみが幾分存在する。
×:白ぼけ又は黒ずみがひどい。
「艶」はパイル表面の艷の状態を見た。
○:艶が均一で良好である。
Δ:艶が少し不均一である。
又1支盈見 本発明の製品は、トリコント編地からなるカットパイル
地であるが、パイル糸として、染色性に差のある2種の
ポリエステルポリマーからなる芯鞘構造の複合繊維を使
用し、パイル糸の芯より鞘を濃色に染色するため、カッ
トパイル表面は滑らかで、艷よく形成され、毛倒れを生
じてもパイル表面の色調に差(白ぼけ)を生じることな
く、常に均一な外観を有するものとなる。また、パイル
表面をどのような角度から見ても、色調に差(yIAず
み)を感じることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一例におけるトリコント編地の&l1v
a図を示す。 fi+     フロント糸 (2)      ミドル糸 (3)     バンク糸 特許出願人  鐘 紡 株 式 会 社同    豊田
紡織株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トリコット編地からなるパイル地であって、パイ
    ルが、通常のポリエステル繊維素材を芯とし、カチオン
    可染性のポリエステル繊維素材を鞘とする芯鞘構造をと
    る複合繊維からなるカットパイルであること、及びパイ
    ルを構成する複合繊維の鞘部分が芯部分より濃色に染色
    されていることを特徴とする自動車内装材。
  2. (2)上記複合繊維の芯が鞘より透明度の高い素材によ
    って形成されている特許請求の範囲第1項記載の自動車
    内装材。
  3. (3)上記複合繊維の芯部分の酸化チタン含有量が0.
    2重量%以下であるのに対して、鞘部分の酸化チタン含
    有量が0.3%以上である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の自動車内装材。
  4. (4)パイル地の地組織がポリエステル系繊維からなる
    ものである特許請求の範囲第1項〜第3項いずれか1項
    記載の自動車内装材。
JP10923586A 1986-05-12 1986-05-12 自動車内装材 Granted JPS62268855A (ja)

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JP10923586A JPS62268855A (ja) 1986-05-12 1986-05-12 自動車内装材

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JP10923586A JPS62268855A (ja) 1986-05-12 1986-05-12 自動車内装材

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JPS62268855A true JPS62268855A (ja) 1987-11-21
JPH0240778B2 JPH0240778B2 (ja) 1990-09-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5407735A (en) * 1992-10-13 1995-04-18 Kuraray Co., Ltd. Tapered fiber and napped fabric utilizing the same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56107043A (en) * 1980-01-22 1981-08-25 Asahi Chemical Ind Polyester knitted fabric
JPS57143527A (en) * 1981-03-03 1982-09-04 Toray Ind Inc Ultrafine fibrous structure for deep color and its preparation
JPS58208436A (ja) * 1982-05-28 1983-12-05 東レ株式会社 深色性織編物およびその製造方法

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