JPS6226760Y2 - - Google Patents

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JPS6226760Y2
JPS6226760Y2 JP1981184835U JP18483581U JPS6226760Y2 JP S6226760 Y2 JPS6226760 Y2 JP S6226760Y2 JP 1981184835 U JP1981184835 U JP 1981184835U JP 18483581 U JP18483581 U JP 18483581U JP S6226760 Y2 JPS6226760 Y2 JP S6226760Y2
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JP1981184835U
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はスコロトロンタイプのコロナ帯電装置
におけるグリツド板位置決め機構に関する。
従来技術 スコロトロンタイプのコロナ帯電装置の一例と
しては、第1図に示すように安定板1と交流又は
直流高圧電源2に接続されたコロナワイヤ3と感
光体4の表面に近接して配置されるグリツド板5
とから構成されている。前記グリツド板5は例え
ば特公昭51−17419号公報に示されるようにバリ
スタのような定電圧受動素子6に接続されるか、
または直流バイアス電圧源に接続され、その特徴
としては常に一定の表面電位に帯電できるという
優れた効果を有する。
ところが、この種のコロナ帯電装置はグリツド
板5を感光体に近接して、通常は1mm程度まで近
接させて正確に配設しないと帯電ムラが起こる。
更にはグリツド板自体、スクリーンメツシユ状の
構造となつているため往々にしてトナー粉末やほ
こり等の異物が付着し易く頻繁に清掃もしくはグ
リツド板自体の交換が必要となる。このことより
グリツド板を正確に取り付けることができ、その
着脱も容易な機構が望まれていた。
考案の目的 本考案は以上の事実に鑑みて成されたもので、
その目的とするところは感光体に対して所定の間
隔でもつて正確に位置決めすることができるとと
もに、その着脱も極めて容易な機構で行なえるス
コロトロンタイプのコロナ帯電装置におけるグリ
ツド板位置決め機構を提供することにある。
実施例 第2図は本考案に係るコロナ帯電装置の断面図
で、大略コ字型の導電性安定シールド板10は絶
縁性支持体11,12にネジ13,14で固設さ
れる一方、コロナワイヤ15はその一端が上記支
持体11にネジ16を介して固定された金具にス
プリングで、また他端は支持体12に嵌着された
接続ピン17に固定された金具に取付材を介して
張設保持されている。接続ピン17はフレーム1
8に固設されたホルダー19内の導通片20を介
して図示しない高圧電源に接続される。24はコ
ロナワイヤ15の下方に感光体ドラム23に近接
して取り付けられるグリツド板で、第3図に示す
通り、金属等の導電体からなる支持枠25と、そ
れにより保持され厚さ0.1mm程度の合金薄板をエ
ツチング等によつてスクリーン状に加工したグリ
ツド電極26とから構成されている。また支持枠
25にはグリツド板24を感光体ドラム23に近
接して配設するため後述するフツクと係合する第
1,第2及び第3スリツト27,28,29が形
成されている。
第2図において、グリツド板24の第1スリツ
ト27に係合する固定フツク30はフレーム18
に固設した第1ホルダー31に固着されており、
また上記ホルダー31の端部にはグリツド板の支
持枠25と当接する第1位置決め突片32が形成
されている。他方、グリツド板24に形成した第
2及び第3スリツト28,29に係合する第1及
び第2フツク33a,33bは第4図に示す如く
リン青銅板あるいはステンレス銅板のような導電
性薄板から成る可動制御板34の端部に一体的に
形成されている。この可動制御板34には、その
第1平面部35に、それ自体の移動を第2図にお
いて左右方向に規制する長穴36、第2平面部3
7に後述する着脱軸38の先端部が嵌装止着され
る軸穴39並びに第3平面部40にバリスタ41
の端子をネジ42にて保持するためのネジ穴43
が夫々形成されている。
可動制御板34は、フレーム9に固設された第
2ホルダー44上に設けられるが、その第1平面
部35は長穴36上より平ワツシヤ45を介して
ネジ46により取り付けられる。但し、第1平面
部35は第2図において長穴36により左右方向
には可動であるように取り付けられている。第2
平面部37の軸穴39には着脱軸38の先端部が
嵌着され、ネジ固定されているが、この着脱軸3
8は第2ホルダー44に設けた軸穴47に遊嵌さ
れているとともにスプリング48が巻装されてい
る。スプリング48は着脱軸38を第2図におい
て左右方向に付勢しており、これによりグリツド
板24の第2及び第3スリツト28,29には第
1及び第2フツク33a,33bがグリツド板自
体を引張る関係に確実に係合する。
第3平面部40はバリスタ41の端子を保持し
ており第1及び第2フツクを介してグリツド板2
4に導通している。尚、バリスタ41はケーブル
49を介して接地されている。
50はグリツド板24の支持枠25面に当接す
る第2位置決め突片で、フレームに支持板51に
より固設されており、グリツド板24は、その支
持枠25両端部が第1及び第2位置決め突片3
2,50が当接することにより感光体表面に対し
て位置決めされる。
第5図は第1及び第2フツク33a,33bの
第2,第3スリツト28,29との係合と第2位
置決め突片50によるグリツド板支持枠25との
当接状態を示した要部拡大図で、第1及び第2フ
ツク33a,33bの第2,第3スリツト28,
29との係合位置は感光体表面から見てグリツド
板24までの距離aより大であるbの距離に位置
することが望ましい。従つて、第1及び第2フツ
ク33a,33bは各スリツト28,29に係合
するときグリツド板支持枠25の端部を上方に引
つ張るが、このとき支持枠25のスリツトに隣接
する面が第2位置決め突片50と当接し、グリツ
ド板は位置決めされる。尚、固定フツク30と第
1位置決め突片32も同一の位置関係にある。ま
た、上記距離bがaと等しくなるよう各フツク3
0,33a,33bを設けてもよい。
今、グリツド板24が第2図に示すように取り
付けられているものとして、清掃あるいは交換等
のために取り外す場合には、着脱軸38を押す。
これにより可動制御板34は第2図において右方
向に押圧され、その第1平面部35は第2ホルダ
ー44上を長穴36に規制されて摺動し、これに
伴つて第1及び第2フツク33a,33bが第
2,第3スリツト28,29との係合から外れ、
次いで固定フツク30との係合を外すことにより
グリツド板24は完全に取り外される。再び取り
付けるときには、まず第1スリツト27を固定フ
ツク30と係合させ、次いで着脱軸38を押した
状態で第1及び第2フツク33a,33bを第
2,第3スリツト28,29に係合させ、その
後、着脱軸38を離すと第5図に示す状態となつ
てグリツド板24は張力を与えられて第1及び第
2位置決め突片32,50と当接して正確に位置
決めされて取り付けられる。
第6図は本考案に係るグリツド板着脱装置の別
実施例で、第2図と同一部材については同一番号
を付して、その説明に替える。コロナワイヤ15
を高圧電源に接続するホルダー19は複写機本体
に固設され、そのホルダーには一体的に端部にグ
リツド板24の支持枠25の面に当接する第1位
置決め突片32を有する突出平面部52が形成さ
れている。更に、この平面部裏面側にはグリツド
板24の第1スリツト27と係合する固定フツク
30を有する導電性薄板53が熱加締により固着
されている。尚、この薄板53はバリスター41
と導通している。
グリツド板24の支持枠25の他端面と当接す
る第2位置決め突片50はフレーム9に固設した
第2ホルダー54の端部に形成されている。フレ
ーム9には、更に固定軸55が設けられており、
この固定軸55はスプリング56が巻装されると
ともに可動ホルダー57の軸穴58に嵌挿され、
可動ホルダー自体を保持している。即ち、第7図
に示す如く固定軸55には、まず、スプリング5
6が巻装され、次に可動ホルダー57をその軸穴
58に固定軸55が嵌挿するように配して可動ホ
ルダー57を覆うように第2ホルダー54を固設
して構成される。グリツド板24の第2及び第3
スリツト28,29と係合する第1及び第2フツ
ク33a,33bを有する取付板59は上記可動
ホルダー57の内面先端部に熱加締により固着さ
れている。尚、固定フツク30と第1及び第2フ
ツク33a,33bの第1,第2,第3スリツト
27,28,29との係合位置並びに第1,第2
位置決め突片32,50とグリツド板との当接位
置は第5図で述べた場合と同様である。
グリツド板24の取り外しは、可動ホルダー5
7の着脱面60を第2図においてスプリング56
に抗して右方向に押すことにより行なわれる。即
ち、可動ホルダー57は固定軸55に案内されて
全体が右方向に移動し、第1及び第2フツク33
a,33bがスリツト28,29との係合から外
れる。逆に取り付けるときは着脱面60を押した
状態でスリツト28,29にフツク33a,33
bを係合させ、そのまま離せばグリツド板24は
取り付け位置決めされる。
効 果 以上の説明から明らかなように本考案に係るコ
ロナ帯電装置におけるグリツド板位置決め機構に
よれば、グリツド板の位置決めが正確に行われる
とともに確固に保持される。しかも構成的に極め
て簡素でグリツド板の着脱も容易で取り付け時に
も簡単に位置決めすることができる等、多くの効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いられるコロナ帯電装置の
概略構成図、第2図は本考案に係るグリツド板位
置決め機構の断面図、第3図はグリツド板の構成
を示す図、第4図はグリツド板と係合するフツク
を有する可動制御板の斜視図、第5図は第2図の
要部拡大図、第6図は本考案に係るグリツド板位
置決め機構の別実施例を示す断面図、第7図は第
6図の要部分解斜視図である。 24……グリツド板、27,28,29……第
1,第2,第3スリツト、30……固定フツク、
32……第1位置決め突片、33a,33b……
第1,第2フツク、34……可動制御板、38…
…着脱軸、48……スプリング、50……第2位
置決め突片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 感光体表面に所定の間隔を保つて配設される
    グリツド板を備えたコロナ帯電装置において、 上記グリツド板の一端部を保持する固定の第
    1係合部材と、 上記グリツド板の他端部を保持する可動の第
    2係合部材と、 上記第2係合部材を上記第1係合部材との間
    隔が広がる方向に付勢して上記第1係合部材と
    第2係合部材とによつて保持されている上記グ
    リツド板に張力を付与するように作用する付勢
    手段と、 上記第1係合部材及び第2係合部材に隣接し
    て設けられ張力が付与されて保持されている上
    記グリツド板の表面に当接してその張設位置を
    規定する第1位置決め部材及び第2位置決め部
    材とを備えたことを特徴とするコロナ帯電装置
    における位置決め機構。 (2) 前記第1及び第2係合部材の係合位置は感光
    体表面から見てグリツド板までの距離よりも大
    であるか等しい距離の位置にあることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のグリ
    ツド板位置決め機構。 (3) 前記第2係合部材はスプリングの張力により
    グリツド板他端部と係合し、且つスプリングに
    抗して可動で係合解除でき、グリツド板を着脱
    自在としたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項記載のグリツド板位置決め機構。
JP18483581U 1981-12-10 1981-12-10 コロナ帯電装置におけるグリツド板位置決め機構 Granted JPS5888647U (ja)

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JPS5888647U JPS5888647U (ja) 1983-06-16
JPS6226760Y2 true JPS6226760Y2 (ja) 1987-07-09

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041957U (ja) * 1983-08-30 1985-03-25 富士通株式会社 グリツド制御型帯電器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52109943A (en) * 1976-03-12 1977-09-14 Fujitsu Ltd Corona charger
JPS5577760A (en) * 1978-12-08 1980-06-11 Canon Inc Mounting method of corona discharger

Patent Citations (2)

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JPS5888647U (ja) 1983-06-16

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