JPS62267173A - 印字装置の紙押え機構 - Google Patents

印字装置の紙押え機構

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JPS62267173A
JPS62267173A JP11230986A JP11230986A JPS62267173A JP S62267173 A JPS62267173 A JP S62267173A JP 11230986 A JP11230986 A JP 11230986A JP 11230986 A JP11230986 A JP 11230986A JP S62267173 A JPS62267173 A JP S62267173A
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JP
Japan
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platen
shaft
bail
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recording paper
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JP11230986A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takemoto
武 竹本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は印字装置の紙押え機構に関し、特に、ベイルシ
ャフトの支持構造を改良した印字装置の紙押え機構に関
する。
(従来の技術) 一般に、印字装置においては、記録紙をプラテンに巻回
して印字するが、印字精度を良好なものとするためには
記録紙をプラテンに密接させる必要がある。
そこで、従来ベイルシャフトに取り付けられたベイルロ
ーラにより記録紙をプラテンに密接させていた。すなわ
ち、第10図に示すように、印字装置のフレーム101
はサイドフレーム102a、102 bを有しており、
サイドフレーム102 a 102 bはプラテン10
3を回転自在に支持している。サイドフレーム102 
a 、 102 b間にはガイドシャフト104とガイ
ドフレーム105とがプラテン103に沿って張り渡さ
れており、ガイドシャツ) 104およびガイドフレー
ム105はキャリア106を摺動自在に支持している。
キャリア106は印字機構107を搭載しており、プラ
テン103に沿って移動してプラテン103にセントさ
れた記録紙に印字を行う。
サイドフレーム102aおよびサイドフレーム102b
にはペイルレバー108 a 、 108 bが回動自
在に取り付けられており、ペイルレバー108 a 、
 108 bはベイルシャフト109を保持している。
ベイルシャフト109には複数個のベイルローラ110
が回転自在に取り付けられており、ベイルシャフト10
9はペイルレバー108a 、 108b 、の回動に
よりプラテン103 と離接する。
プラテン103への記録紙のセットに際し、ペイルレバ
ー108 a 、108 bを回動してベイルシャフト
109をプラテン103から離し、記録紙をフレーム1
01後方側(第1O図中右側)よりプラテン103の下
部を通してフレーム101前方側に巻回する。記録紙の
先端部分がベイルシャフト109部分に来ると、ペイル
レバー108 a 、 108 bをプラテン103方
向に回動し、ベイルローラ110により記録紙をプラテ
ン103に当接させる。
したがって、印字時、記録紙をプラテン103に密接さ
せることができ、良好な印字を得ることができる。
しかしながら、このような従来の印字装置の紙押え機構
にあっては、ベイルシャフトがペイルレバーに保持され
、ペイルレバーが回動されることにより、ベイルシャフ
トがプラテンと離接する構成となっていたため、記録紙
上端部の印字余白が大きくなるとともに、印字装置が嵩
高になるという問題点があった。
すなわち、一般に、印字装置の紙押え機構には、■ベイ
ルローラが記録紙をしごき上げる角度でプラテンに当接
すること、■記録紙上端部の余白が小さくなる位置に当
接すること、および■ベイルシャフトの移動に伴う印字
装置の嵩高を低く抑えること、等が要求される。ベイル
シャフト109が回動するペイルレバー108a、10
8bに取り付けられていると、ベイルシャフト109は
円弧状にしか移動しないが、プラテンの手前には印字機
構107を搭載したキャリア106が配設されており、
この印字機構107とガイドシャフト104との干渉を
さける必要がある。しかし、ペイルレバー108aのサ
イドフレーム102 aへの取付位置は印字装置の他の
機構やスペース上制限される。その結果、ペイルシャツ
)109と印字機構107との干渉を避けるために、印
字余白が大きくなり、また、印字装置が嵩高になるとい
う問題点があった。
(発明の目的) そこで、本発明は、ベイルシャフトに歯車を取付け、該
ベイルシャフトをプラテン方向に指向する溝を有し該溝
にベイルシャフトの歯車と歯合する歯の形成されたラン
ク部材により支持し、ベイルシャフトを付勢部材により
プラテン方向に付勢することにより、印字機構との干渉
を避けつつ、印字位置に近い位置で、かつ、記録紙をし
ごき上げる角度でベイルローラをプラテンに当接させ、
記録紙上端部の余白を小さくして、印字精度を向上させ
るとともに、印字装置の高さを低く抑えることを目的と
している。
(発明の構成) 本発明は上記目的を達成するため、プラテンに沿って延
在するベイルシャフトと、ベイルシャフトに回転自在に
取り付けられプラテンに当接可能なベイルローラと、ベ
イルシャフトに固定された歯車と、プラテンに対して離
接方向に延びた溝を有し該溝内の片面に前記歯車と歯合
する歯の形成されたランク部材と、ベイルシャフトをプ
ラテン方向に(1勢する付勢部材と、を備えたことを特
徴とするものである。
以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図〜第9図は本発明の一実施例を示す図であり、本
実施例はインクジェット方式の印字装置に適用したもの
である。
第1図において、lはインクジェット方式の印字装置で
あり、印字装置1は、底板2と、底板2に固定された一
対のサイドフレーム3a、3bと、サイドフレーム3a
、3bにカシメられたフレーム4と、によりその機構の
枠組が形成されている。
サイドフレーム3a、3bはプラテン5を回転自在に支
持している。すなわち、サイドフレーム3a、3bには
、第2.3図に示すように、その上端から下方に向って
溝6が形成されており、該溝6内にプラテン軸7が挿入
されている。
このプラテン5の下方部には、第2.4.5図に示すよ
うに、ガイド部材8が配設されており、ガイド部材8は
固定ガイド部材9と可動ガイド部材10とを有している
。固定ガイド部材9は弧状に折り曲げられた板材で形成
されており、プラテン5の印字装置1後方側(第2図に
おいては右側、第4.5図においては上側)よりプラテ
ン5の真下付近まで、所定間隔有してプラテン5の同上
を覆うように配設されている。可動ガイド部材1oは弧
状に折り曲げられた板材で形成されており、プラテン軸
7に回動自在に支持されたアーム11に取り付けられて
いる。可動ガイド部材10は固定ガイド部材9よりも外
方からプラテン5を覆い、プラテン5の同上に添って印
字装置1の前後方向に移動する。アーム11には第2.
5〜7図に示すレバー12に取り付けられたピン13a
、13bが係合している。
レバー12はピン14によりサイドフレーム3aに回動
自在に取り付けられており、レバー12がピン14を支
点として回動すると、アーム11がピン13a、13b
に付勢されてプラテン軸7を中心として回動する。アー
ム11の回動により可動ガイド部材1oがプラテン5の
周上を印字装置1の前後方向に移動する。
レバー12はその基端部がサイドフレーム3aの外壁面
にピン14により回動自在に取り付けられ、途中、サイ
ドフレーム3aに形成されたスリット15(第2図参照
)を通してサイドフレーム3a内側に配回されている。
レバー12の基端部近傍にはピン16が係合しており、
ピン16にはソレノイド17のロッド17aが係合して
いる。ソレノイド17はサイドフレーム3aの外壁面に
取り付けられており、ロッド17aが外方に突出した位
置とソレノイド17内方に移動した位置の2位置におい
て安定状態を有したいわゆる双安定型ソレノイドである
。したがって、ロッド17aが外方に突出されると、レ
バー12は、第2図中反時計方向に回動し、ロッド17
aが内方に移動すると、時計方向に回動する。なお、以
下において回転あるいは回動方向をいうときは、第2図
あるいは第3図を基準としてその方向をいうものとする
。また、レバー12に設けられたピン13aとピン13
bとはアーム11を挟んでアーム11を回動させるが、
アーム11との間には、後述する理由により、多少の遊
びが設けである。
前記固定ガイド部材9および可動ガイド部材lOには、
第4.5図に示すように、それぞれ印字装置l前方側端
部より後方側に向って複数のスリソ目8およびスリット
19が形成されており、固定ガイド部材9および可動ガ
イド部材10の下方より該スリット18およびスリット
19を通してフィードローラ20およびフィードローラ
21がプラテン5に当接している。フィードローラ20
はシャフト22に回動自在に支持されており、フィード
ローラ21はシャフト23に回転自在に支持されている
。シャフト22およびシャフト23は共に、支持板24
により支持されており、支持板24は、第3図に示すよ
うに、2本の腕部24a、24bと2本の脚部24c、
24dを有している。腕部24a、24bは印字装置1
の前後方向に離れて延在し、腕部24aはシャフト22
を、腕部24bはシャフト23を支持している。脚部2
4cと脚部24dとの間にはスリット24eが形成され
ており、スリット24e内には板シャフト25が挿入さ
れている。板シャフト25はプラテン5の下方にプラテ
ン5に沿って配置されており、板シャフト25には、第
6.7図に示すように、切込み25aが形成されている
。該切込み25a内に支持板24のスリン)248部分
が挿入されており、支持板24と板シャフト25とはそ
のスリット24eと切込み25aとが噛み合うように連
結されている。また、支持板24のスリット24eはそ
の印字装置1前後方向の長さが板シャフト25の切込み
25aの下端から板シャフト25の下端までの長さより
も長く、かつ、板シャフト25の上端から下端までの長
さよりも短かく形成されており、板シャフト25は支持
板24と噛合しつつ横転・直立可能である。板シャフト
25はその下端が板ばね26によりプラテン5方向に押
圧されており、板ばね26は支持板24をプラテン5方
向に押圧する。したがって、フィードローラ20.21
は支持板24および板シャフト25を介して板ばね26
によりプラテン5へ押圧されている。板ばね26はフレ
ーム4にねじ27により取り付けられている。
この板シャフト25のサイドフレーム3a側端部はサイ
ドフレーム3a外に突出し、この突出端部にはギヤ28
が固定されている。ギヤ28は操作カム29の外周に形
成された歯と歯合しており、操作カム29はプラテン軸
7に回転可能に支持されている。
プラテン軸7から操作カム29の歯までの長さ、すなわ
ち、操作カム29の回転中心から歯までの長さは第3図
に示すように、全周において等しい長さではなく、操作
カム29を反時計方向に回転したとき、回転中心からギ
ヤ28までの距離が徐々に長くなる関係にある。操作カ
ム29は、第6.7図に示すように、操作ノブ30に連
結されており、操作ノブ30はプラテンノブ31の軸部
に対して回転自在に支持されている。プラテンノブ31
はプラテン軸7のサイドフレーム3a側突出端部に固定
されており、プラテンノブ31を回転することによりプ
ラテン5を回転することができる。従って、操作ノブ3
0を反時計方向に回転すると、ギヤ28は下方に押し下
げられつつ時計方向に回転し、このギヤ28の動作に伴
って仮シヤフト25は板ばね26を押し下げつつ横転す
る。
第1図〜第3図において、印字装置1のプラテン5手前
側にはプラテン5に平行にガイドシャフト41とガイド
レール42が配設されている。ガイドシャフト41は太
い円柱状のシャフトであり、サイドフレーム3aおよび
サイドフレーム3bによりその両端が支持されている。
ガイドレール42は細い円柱状のシャフトであり、上方
に折り曲げられたフレーム4の先端に支持されている。
すなわち、フレーム4の印字装置1前方側端部は鉛直上
方に折り曲げられており、該折曲部4aの上端部には複
数の切込みが形成されることにより複数の突起4bが形
成されている。該突起4bは折曲部4aの両側端部およ
びそれらの間に複数個形成されており、突起4bの上端
にガイドレール42が載置されている。ガイドレール4
2と折曲部4aとの間にはスプリング43が配設されて
おり、ガイドレール42はスプリング43により突起4
bに押圧されている。これらのガイドシャフト41およ
びガイドレール42はキャリッジ44を摺動自在に支持
しており、キャリッジ44はインク噴射ヘッド45等の
印字機構46を搭載している。すなわち、ガイドシャフ
ト41はキャリ・7ジ44に取り付けられた軸受47を
介してキャリッジ44を摺動自在に支持し、ガイドレー
ル42はキャリッジ44に取り付けられガイドレール4
2上端に摺接する支持板48を介してキャリッジ44を
摺動自在に支持している。キャリッジ44はスペースワ
イヤ49を介して図示しないスペースモータにより移動
され、ガイドシャフト41およびガイドレール42に案
内されてプラテン5に沿って移動しつつプラテン5にセ
ットされた記録紙に印字する。
プラテン5に平行にベイルシャフト51が配設されてお
り、ベイルシャフト51はその両端部がサイドフレーム
3aおよびサイドフレーム3bにより支持されている。
すなわち、サイドフレーム3aおよびサイドフレーム3
bにはそれぞれプラテン5よりも印字装置1前方側の上
端部にプラテン5方向に指向する溝52が形成されてお
り、溝52はプラテン5の斜め上方よりプラテン軸7よ
りも少し上方に向って指向するように形成されている。
溝52の上部内壁面には歯53が形成されており、溝5
2の下部内壁面は上部内壁面に平行で滑らかな案内面と
なっている。ベイルシャフト51の両端には歯車54が
固定されており、溝52内に挿入された歯車54は下部
案内面に案内されて歯53と歯合する。歯車54にはそ
れぞれサイドフレーム3a、3bの外方側に大径のスト
ッパ55が形成されており、ストッパ55がそれぞれサ
イドフレーム3a、サイドフレーム3bの外壁面に当接
して抜は止めされている。このストッパ55よりさらに
外方の突端部にはスプリング(付勢部材)56の一端が
係止されておリ、スプリング56の他端はピン57に係
止されている。ピン57はサイドフレーム3aおよび3
bの外壁面に形成されており、スプリング56は歯車5
4を介してベイルシャフト51の両側端部をプラテン5
方向に付勢している。
ベイルシャフト51にはベイルローラ58が回転自在に
取り付けられており、ベイルローラ58はプラテン5に
巻回された記録紙に当接して記録紙をプラテン5に密接
させる。
このベイルシャフト51にはサイドフレーム3aの内側
において前記レバー12の先端部がプラテン5方向から
当接しており、ベイルシャフト51は、レバー12が第
2図中反時計方向に回動すると、プラテン5から離隔す
る方向に移動される。また、この状態からレバー12が
時計方向に回動すると、ベイルシャフト51はスプリン
グ56に付勢されてプラテン5方向に移動し、ベイルロ
ーラ58がプラテン5に当接する。このとき、サイドフ
レーム3a側の歯車54はベイルシャフト51の移動に
より歯53と歯合しつつ溝52内で回転し、このサイド
フレーム3a側の歯車54の回転に伴ってベイルシャフ
ト516回転する。したがって、サイドフレーム3b側
の歯車54も回転し、サイドフレーム3bに形成された
溝52内を歯53と歯合しつつ移動する。その結果、ベ
イルシャフト51はプラテン5と平行の状態を維持した
ままプラテン5から離隔し、またプラテン5に接近する
。レバー12が反時計方向に最大に移動した位置からベ
イルローラ58がプラテン5に当接する位置まで時計方
向に回動しても、ピン13a、13bとアーム11との
間には遊びが設けられているため、アーム11はピン1
3aに付勢されず、レバー12がさらに時計方向に回動
したとき、アーム11はピン13aに付勢されて反時計
方向に回動する。なお、この場合、サイドフレーム3a
およびサイドフレーム3bはランク部材を構成する。
次に作用を説明する。
キャリッジ44はガイドシャフト41およびガイドレー
ル42に支持されてプラテン5に沿って摺動し、インク
噴射ヘッド45よりプラテン5にセットされた記録紙に
インクを噴射して印字する。
lに のガイドレール42は、フレーム4の折曲部4aに形成
された突起4b上に載置されているため、ガイドシャフ
ト41のように太いシャフトを使用する必要がなく、安
価である。また、折曲部4aの上端にガイドレール42
を乗せ、ガイドレール42でキャリッジ44を支持させ
る構成としたため、折曲部4aの上端で直接キャリッジ
44を支持させたり、板材で支持させる場合に比べ、精
密な加工をすることなく支持面の平面度を向上させるこ
とができ、コストを高くすることなく、印字精度を向上
させることができる。
さらに、ガイドレール42をスプリング43が突起4b
に押圧しているため、印字装置1の振動によりガイドレ
ール42と突起4bが衝突し合って騒音を発するのを防
止することができる。
この印字装置1は、図外の制御回路により制御され、プ
ラテン5部分に挿入された記録紙をプラテン5に自動的
にセントし、コマンドに従って印字動作やラインフィー
ド動作等を行う。まず、電源が投入されると、第8図に
示すフローチャートで示すように、ステップS2で、ソ
レノイド17が作動してロッド17aを押し出す(以下
、PIJSI(という)。ロッド17.aがPIISH
されると、レバー12が反時計方向に回動し、可動ガイ
ド部材10が時計方向に回動して印字側のガイド位置に
移動される。さらに、レバー12の反時計方向の回動に
よりベイルシャフト51がプラテン5から離隔する方向
に移動され、ベイルローラ58とプラテン5との間に間
隙が生じる。
次いで、第2図に示すように、記録紙61が固定ガイド
部材9とプラテン5との間に挿入されると、ステップS
、で、図示しない用紙検出手段(例えば、固定ガイド部
材9に取り付けられたマイクロスインチ)が記録紙61
を検出する。記録紙61の挿入が検出されると、ステッ
プS4で、ソレノイド17は誤操作防止のため、再び作
動され、ロッド17aはPIISI+される。ステップ
S、で、図外のラインフィードモータが駆動されて所定
のステップ数だけプラテン5が時計方向に回転され、記
録紙送り動作が行なわれる。このとき、フィードローラ
20およびフィードローラ21は、第3図に示すように
、板シャフト25および支持板24を介して板ばね26
の付勢力を受けてプラテン5に押圧されているため、挿
入された記録紙61は固定ガイド部材9および可動ガイ
ド部材10に案内されつつフィードローラ20およびフ
ィードローラ21によりプラテン5に押し付けられ、プ
ラテン5の回転に伴って印字位置方向に送給される。プ
ラテン5が所定のステップ数だけ回転すると、記録紙6
1はベイルローラ58付近まで送給され、その後、ステ
ップS6で、印字動作か否か判別し、印字動作であると
、ステップS、で、ソレノイド17を作動してロッド1
7aをソレノイド17方向に引き戻す(以下、PIIL
Lという)。
ロッド17aがPULLされると、レバー12は時計方
向に回動する。このとき、ピン13a、13bとアーム
11との間には遊びが設けられているため、レバー12
が時計方向に回動を始めても、アーム11は回動せず、
まず、ベイルシャフト51のみがスプリング56に付勢
されてプラテン5方向に移動する。したがって、ベイル
ローラ5Bが記録紙61の先端部を押え、記録紙61を
プラテン5に密接させる。レバー12が、さらに時計方
向に回動すると、ピン13aがアーム11を付勢してア
ーム11を反時計方向に回動し、可動ガイド部材10が
印字側から固定ガイド部材9と重なり合う退避位置へ退
避する。すなわち、プラテン5後方側より挿入された記
録紙61は固定ガイド部材9および可動ガイド部材10
により案内されて印字側に案内され、ベイルローラ58
により記録紙61の先端部が押え付けられてから可動ガ
イド部材10が印字側より退避する。したがって、記録
紙61はプラテン5後方側より印字側に確実に送給され
るとともに、印字側においてプラテン5に密接される。
その結果、その後の印字動作において印字機構46に記
録紙61が触れて汚れることを防止できるとともに、印
字精度を向上させることができる。ステップS6で印字
動作でないときは本フローは終了する。
その後、ステップS8で、印字動作が行なわれ、ステッ
プS、。においで印字途中で記録紙61の終端が用紙検
知手段を通り過ぎ、用紙検知手段がぺ一パーエンドを検
出すると、ステップS、で、印字動作を中止する。ステ
ップS12でソレノイド17を作動してロッド17aを
PIJS)l L、可動ガイド部材10をガイド位置に
移動させるとともにベイルローラ58をプラテン5から
離す。その後、ステップSI3で、ラインフィードモー
タを駆動して排紙動作を行い、記録紙61を排紙して本
フローを終了する。
ステップS9において、記録紙61の途中で印字動作が
終了すると、ステップSI2に進み、ロッド17aをP
USII して可動ガイド部材10をガイド位置に移動
してから排紙動作を行う。
このように、可動ガイド部材lOを印字動作のときだけ
印字側から退避位置へ移動させ、その他の動作時にはガ
イド位置へ位置するよう設定しているので、記録紙61
を確実に印字側に案内することができる。特に、ソレノ
イド17としていわゆる双安定型ソレノイドを使用し、
ロッド17aがPIJSIIされた状態において安定状
態を有しているため、可動ガイド部材10はガイド位置
を安定位置とし、印字装置1の電源がOFFの状態にお
いても可動ガイド部材10はガイド位置に位置する。し
たがって、印字装置lの電源がOFFの状態で記録紙6
1を挿入し、プラテンノブ31を手で回転して記録紙6
1をセットする場合にも、記録紙61を確実に印字側に
案内することができる。その結果、オペレータの操作手
順のいかんにかかわらず可動ガイド部材10により記録
紙61を印字側に確実に案内することができる。
ベイルシャフト51は歯車54を介してサイドフレーム
3aおよびサイドフレーム3bに支持されているが、歯
車54はサイドフレーム3aおよびサイドフレーム3b
に形成された溝52内に挿入され、溝52の上部内壁面
に形成された歯53と歯合している。したがって、ベイ
ルシャフト51がレバー12によりプラテン5から離隔
する方向に付勢されると、レバー12側の歯車54は歯
53と歯合しつつ溝52内をプラテン5から離隔する方
向に回転しながら移動し、これに伴ってベイルシャフト
51が回転してサイドフレーム3b側の歯車54も回転
する。したがって、ベイルシャフト51はプラテン5と
平行状態を維持したままプラテン5から離隔する。その
結果、全てのベイルローラ58を均一にプラテン5から
離隔させることができ、記録紙61は確実にベイルロー
ラ58とプラテン5の間に挿入される。
また、印字時、レバー12の時計方向への回動に伴って
ベイルシャフト51もスプリング56に付勢されてプラ
テン5方向に移動するが、このときも歯車54は回転し
つつプラテン5に接近し、この歯車54の回転に伴って
ベイルシャフト51も回転しながらプラテン5に接近す
る。また、ベイルローラ58もベイルシャフト51に回
転自在に支持されているとはいえ、ベイルシャフト51
とベイルローラ58との摩擦力により回転力をある程度
受ける。このときのへイルローラ58の回転は、歯53
が溝52の上部内壁面に形成されているので、第2図に
おいて反時計方向の回転であり、この回転方向はベイル
ローラ58が印字側に案内されてきた記録紙61を巻き
上げる方向である。また、溝52がプラテン軸7よりも
少し上方に指向しているため、ベイルローラ58が記録
紙61に当接するとき、ベイルローラ58は記録紙61
を巻上げる。したがって、可動ガイド部材10により印
字側に案内されてきに記録紙61はベイルローラ58に
より巻取上げられ、プラテン5に密接される。その結果
、印字精度が向上される。
さらに、ベイルシャフト51が、従来の印字装置のよう
に回動するペイルレバーに支持されず、サイドフレーム
(ラック部材)3a、3bに支持されている。したがっ
て、印字機構4bとベイルシャフト51との干渉をさけ
るためにベイルシャフト51を印字装置から遠く離す必
要がなく、印字位置近くでベイルローラ58をプラテン
5に当接させることができる。その結果、印字袋N1の
嵩を低く押さえることができるとともに、記録紙61上
部の印字余白を小さくすることができ、印字位置におい
て記録紙61をプラテン5に密接させることができる。
したがって、印字精度をより一層向上させることができ
る。
記録紙61のプラテン軸7方向の位置調整を行うときに
は、フィードローラ20およびフィードローラ21をプ
ラテン5から引き離し記録紙61をフリーの状態にする
必要がある。すなわち、操作ノブ30を、第3図中反時
計方向に回転すると、操作カム29が反時計方向に回転
し、ギヤ28が時計方向に回転して板シャフト25が横
転する。すなわち、板ばね26が板シャフト25および
支持板24を介してフィードローラ20.21に付与し
ている付勢力を板シャフト25が横転することにより(
すなわち、板シャフト25が板ばね26を弛緩した状態
とすることにより)遮断し、フィードローラ20および
フィードローラ21をプラテン5から引き離している。
したがって、板ばね26にさらに大きな力を付与して板
ばね26を板シャフト25から引き離し、板ばね26の
付勢力を遮断する必要がなく、小さな力で板ばね26の
付勢力を遮断することができる。その結果、操作性を向
上させることができるとともに、板ばね26の付勢力を
遮断するのに大型で重量の重い機構を必要とせず、小型
、軽量化することができる。
このとき、操作カム29はプラテン軸7からギヤ28ま
での長さが反時計方向に回転するにしたがって長くなる
形状となったいるため、操作カム29を反時計方向に回
転すると、ギヤ28は下方に付勢されつつ時計方向に回
転される。したがって、ギヤ28は板ばね26の支持板
24への付勢力を弱めつつ回転する。その結果、板シャ
フト25の横転により板シャツl−25を介して支持板
24に付与されている板ばね26の付勢力が解除される
とき、衝撃が発生せず、板ばね26の付勢力が滑らかに
解除される。したがって、衝撃や騒音の発生を防止しつ
つ、操作性をより一層向上させることができる。
なお、上記実施例においては、ガイド部材を駆動する駆
動手段としていわゆる双安定型ソレノイドを使用してい
るが、これに限るものではなく、ガイド部材をガイド位
置に移動させた状態を少なくとも安定状態とするもので
あればよい。
また、ガイド部材を固定ガイド部材と可動ガイド部材の
2部材により構成したが、これに限るものではなく、一
つの可動部材で構成してもよいし、また3部材以上で構
成してもよい。
第9図は本発明の他の実施例を示す図であり、本実施例
は4ノ°イドフレームに形成されベイルローラに取り付
けられた歯車の挿入される溝の形状を変えたものである
第9図において、71は歯車54の挿入される溝であり
、溝71は階段状に形成されている。すなわち、溝71
はその人口部分が印字装置1の上方に向かって開口して
おり、印字機構46と干渉することなく、ベイルシャフ
ト51をサイドフレーム3a、3bに取り付けることが
できる。溝71の中腹部分においては、溝71は印字機
構46との干渉を避けるため、印字機構46から上方に
離れた位置で略水平に形成されており、この中腹部より
プラテン5側においては、溝71は急激に下方に大きく
傾斜して形成されている。この溝71の上部内壁面には
歯車54と歯合する歯72が形成されている。したがっ
て、ベイルシャフト51は溝71により印字機構46と
の干渉を避けつつプラテン5の近くで印字位置方向に急
激に接近し、ベイルローラ58は印字位置により一層近
い位置でプラテン5に当接する。その結果、記録紙61
上端の印字余白をより一層小さくすることができるとと
もに、印字精度をより一層向上させることができる。
(効果) 本発明によれば、印字機構との干渉を避けつつ、印字位
置に近い位置で、かつ、記録紙をしごき上げる角度でベ
イルローラをプラテンに当接させることができ、印字装
置の高さを低く抑えつつ、記録紙上端部の余白を小さす
るとともに、印字精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の印字装置の紙押え機構の一実
施例を示す図であり、第1図はその印字装置の斜視図、
第2.3図はそれぞれその印字装置の部分断面側面図、
第4.5図はそれぞれその印字装置の上面図、第6.7
図はそれぞれその印字装置の正面図、第8図はその印字
装置の動作を示すフローチャートである。 第9図は本発明の印字装置の紙押え機構の他の実施例を
示す印字装置の部分断面側面図である。 第10図は従来の紙押え機構の取り付けられた印字装置
の斜視図である。 B 1・・・・・・印字装置、 3a、3b・・・・・・サイドフレーム(ラック部材)
、4・・・・・・フレーム、 4b・・・・・・折曲部、 5・・・・・・プラテン、 7・・・・・・プラテン軸、 8・・・・・・ガイド部材、 9・・・・・・固定ガイド部材、 10・・・・・・可動ガイド部材、 11・・・・・・アーム、 12・・・・・・レバー、 13a、13b・・・・・・ピン、 17・・・・・・ソレノイド、 17a・・・・・・ロッド、 20.21・・・・・・フィードローラ、24・・・・
・・支持板、 25・・・・・・板シャフト、 26・・・・・・板ばね、 28・・・・・・ギヤ、 29・・・・・・操作カム、 30・・・・・・操作ノブ、 31・・・・・・プラテンノブ、 44・・・・・・キャリッジ、 46・・・・・・印字機構、 51・・・・・・ベイルシャフト、 52・・・・・・溝、 53・・・・・・歯、 54・・・・・・歯車、 56・・・・・・スプリング(付勢部材)、58・・・
・・・ベイルローラ、 61・・・・・・記録紙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラテンに沿って延在するベイルシャフトと、ベ
    イルシャフトに回転自在に取り付けられプラテンに当接
    可能なベイルローラと、ベイルシャフトに固定された歯
    車と、プラテンに対して離接方向に延びた溝を有し該溝
    内の片面に前記歯車と歯合する歯の形成されたラック部
    材と、ベイルシャフトをプラテン方向に付勢する付勢部
    材と、を備えたことを特徴とする印字装置の紙押え機構
  2. (2)前記ラック部材が垂直に立設され、前記溝がプラ
    テンの斜め上方よりプラテンに向かって延在し、前記歯
    が溝の上部内壁面に形成されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の印字装置の紙押え機構。
  3. (3)前記ラック部材の溝をプラテン近傍において大き
    く下方に傾斜させたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の印字装置の紙押え機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01116654U (ja) * 1988-02-02 1989-08-07
JPH01153951U (ja) * 1988-04-06 1989-10-24

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