JPS62265622A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は強誘電性液晶表示装置の製造方法における、液
晶の配向処理に関する。

〔従来の技術〕

従来の液晶表示装置においては、強誘電性液晶分子を基
板と平行かつ同一方向に揃えて配向させる為に配向膜を
全面に形成した基板に液晶を封入後、徐々に冷却する工
程が不可欠であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述の徐冷工程には長時間を要すると共に、液晶の配向
の均一性も充分とは言い難く、現在までに・徐冷工程を
短縮化すると同時に、配向の均一性を向上させ得る液晶
及び配向膜材料は得られていない。

本発明は、このような問題点を解決するもので、その目
的とするところは、強誘電性液晶表示装置の生産性の向
上、及び、配向の均一性の向上にあるＯ 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の強誘電性液晶表示装置の製造方法は、液晶の封
入後、直流電圧を印加することを特徴とする。

〔実施例〕

第１図は、本発明の実施例における液晶表示装置の断面
図であって、１は基体、２は透明電極、３は配向膜、４
はスペーサー、５は封入した液晶である。尚、セル厚は
約２μｍである。

以下の実施例では、本構造の液晶表示装置を作製し、直
流電圧印加による配向状態、及び、直流電圧の印加条件
などの評価を行った。

尚、液晶の配向状態の評価は、フントラストが配向の均
一性に依存することから、マルチプレックス駆動させた
時のコントラストを評価することにより行った。

〔実施例−１〕 チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物ａｓ−１０１５を
第１図の構成をとる液晶表示装置（配向膜としてポリイ
ミドを使用し、ラビング処理は、上側配向膜にのみ行っ
た。）に封入後、カイラルスメクチックＣ相（以下、Ｓ
ｍＣ相と略記する。

）を示す温度範囲内まで放冷したところ、液晶の配向状
態は全く無秩序であることが確認されたが、ＳｍＣ相を
示す温度領域中で、直流電圧を印加することにより、均
一な配向状態が得られた。

この時の直流電圧印加時間とフントラストの関係を第２
図に示す。

この関係は、直流電圧印加時の温度が、Ｓ　ｍ　Ｏ＊相
を示す温度領域内ならば、印加時の温度に無関係であり
、同様の結果が得られている。

また、フントラストは温度に依存するが、第２図に示し
た関係は、最大のフントラストが得られ＊　　− る温度領域、具体的には、ＳｍＣ相を下す上限の温度（
以下、Ｔａ点と略記する。）より約１０°Ｃ＊　　　− 低い温度からｓｍａｊｆＪを下す下限の温度までの温度
範囲であれば、はとんど変化は認められなかったＯ 〔実施例−２〕 チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物Ｏ３−１０１３を
第１図の構成をとる液晶表示装置（配向膜としてＳ１０
．を使用し、ラビング処理は上側配向膜にのみ行った。

）に封入後、ＳｍＣ−を示す温度範囲内まで放冷したと
ころ、配向状態は全く＊　　− 無秩序であったが、ＳｍＣ相を下す温度領域中で直流電
圧を印加することＫより、均一な配向状態となった＠ この時の直流電圧印加時間とコントラストの関係を第６
図に示す。

この関係は、実施例−１同様、直流電圧印加時の温度に
無関係であり、また、最大のコントラストの得られる温
度領域では、はとんど変化は認められなかった。

〔実施例−３〕 チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物Ｏ８−１０１３を
実施例−１同様な液晶表示装置に封入後、＊ ＳｍＣ相の上相部であるスメクチック人相（以下、Ｓｍ
Ａ相と略記する。）を示す温度範囲内まで放冷したとこ
ろで、直流電圧を印加しながらさらにＴｃ点まで冷却し
たところ、均一な配向状態が得られた。

この時の直流電圧印加時間とフントラストの関係を第４
図に示す。

この時の関係は、直流電圧印加開始時の温度がＳｍＡ相
を示す温度領域内であり、かつ、直流電圧終了時の温度
が、Ｔｃ点点上上あるならば、印加開始時、及び、終了
時の温度には、はとんど依存せず、同様の結果が得られ
ている◎ また、この第４図に示した関係は、最大のコントラスト
の得られる温度領域では、はとんど変化は認められなか
った。

〔実施例−４コ チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物ａｓ−ｉｏｏｏを
実施例−１と同様な液晶表示装置に封入、ボ ろ、配向状態は全く無秩序であったが、ＳｍＣ相を示す
温度領域中で直流電圧を印加することにより、均一な配
向状態が得られた＠ また、同液晶組成物を実施・例−２と同様な液晶表示装
置に封入後、前記同様に冷却し、直流電圧を印加したと
ころ、均一な配向状態が得られた。

それぞれの場合について、この時の直流電圧印加時間と
フントラストの関係を第５図に示す。

この関係は、実施例−１及び２同様、直流電圧印加時の
温度に無関係であり、また、最大のコントラストの得ら
れる温度領域では、はとんど変化は認められなかった。

〔実施例−５〕 チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物ａＳ−＋０００を
実施例−１と同様な液晶表示装置に封入後、実施例−３
同様に、ＳｍＡ相を示す温度範囲内まで放冷したところ
で、直流電圧を印加しながら、さらにＴｃ点まで冷却し
たところ、均一な配向状態か得られた。

この時の直流電圧印加時間とコントラストの関係を第６
図に示す。

この関係は、実施例−３同様、直流電圧印加開始時、及
び、終了時の温度がそれぞれ、ＳｍＡ相を示す温度領域
内であり、Ｔａ点点上上あるならば、印加開始時、及び
、終了時の温度にはほとんど依存せず、また、最大のコ
ントラストの得られる温度領域では、はとんど変化は認
められなかった０ 〔実施例−６〕 チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物ａｓ−１０１４を
実施例−１と同様な液晶表示装置に封入＊　　− 後、ＳｍＣ相をボす温度範囲内まで放冷し、Ｓｍ＊　　
　　− Ｃ相を下す温度領域内で直流電圧を印加したところ、均
一な配向状態が得られた。

また、同液晶組成物を実施例−２と同様な液晶表示装置
に封入後、前記同様に、冷却し、直流電圧を印加したと
ころ、均一な配向状態が得られた。

それぞれの場合について、この時の直流電圧印加時間と
コントラストの関係を第７図に示す。

この関係は、実施例−４同様、直流電圧印加時の温度に
無関係であり・また、最大のフントラストの得られる温
度領域では、はとんど変化は認められなかった。

〔実施例−７〕 チッソ株式会社製強誘電性液晶組成物Ｃ！Ｓ−１０１４
を実施例−１と同様な液晶表示装置に封入後、実施例−
３同様にＳｍＡ相を示す温度範囲内まで放冷したところ
で、直流電圧を印加しながら、さらにＴｃ点まで冷却し
たところ、均一な配向状態となった。

この時の直流電圧印加時間とコントラストの関係を第８
図に示す。

この関係は、実施例−３同様の条件下では直流電圧の印
加開始時、及び、終了時の温度には、はとんど依存せず
、また、前記までの実施例同様、最大のフントラストの
得られる温度領域では、任意の電圧における最大コント
ラストを得るまでの所要時間の変化は、はとんど見られ
なかった。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、液晶分子の配向の過
程で欠陥の発生する確率が極めて低く、均一な配向状態
が得られるため、コントラストの良好な液晶表示装置を
提供でき、さらに、配向に要する時間が大幅に短縮され
ると共に、Ｓ１０゜の様な配向力の弱い配向膜でも均一
な配向が得られることから、コストダウン、及び・生産
性の向上という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例における強誘電性液晶表示装
置の断面図。 第２図は、本発明の実施例における液晶組成物での直流
電圧印加時間とコントラストの関係を示す図０ 第３図は、本発明の実施例における液晶組成物での直流
電圧印加時間とコントラストの関係を示す図。 第４図は、本発明の実施例における液＆組成物での直流
電圧印加時間とフントラストの関係を示す図。 第５図は・本発明の実施例における液晶組成物での直流
電圧印加時間とコントラストの関係を示す図。 第６図は、本発明の実施例における液晶組成物での直流
電圧印加時間とコントラストの関係を示す図。 第７図は、本発明の実施例における液晶組成物での直流
電圧印加時間とコントラストの関係を示す図。 第８図は、本発明の実施例における液晶組成物での直流
電圧印加時間とフントラストの関係を示す図である。 以　　上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　最　上　務　他１名　・てイ、′１゛
・Ｊ 第１図 １＝奈電圧印ｙａ＠間 愉り箇 第３図 直流電圧印加祷習 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の基板間に強誘電性液晶を挾持して成る液晶表示装
   置を製造する方法において、液晶封入後に直流電圧を印
   加することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。