JPS62260808A - オルト位に置換基を有するフエニルアセチレン重合体 - Google Patents

オルト位に置換基を有するフエニルアセチレン重合体

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JPS62260808A
JPS62260808A JP10365686A JP10365686A JPS62260808A JP S62260808 A JPS62260808 A JP S62260808A JP 10365686 A JP10365686 A JP 10365686A JP 10365686 A JP10365686 A JP 10365686A JP S62260808 A JPS62260808 A JP S62260808A
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東村 敏延
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、従来存在しなかった重合体に係り、更に詳し
くは、オルト位に置換基を有するフェニルアセチレン類
を単量体とする新規な重量平均分子量1万以上の高重合
度の重合体(単独重合体及び/又は共重合体)に関する
ものである。
(従来の技術) 本発明者らはさきに、六・・ロゲン化タングステンや五
ノ・ロゲン化モリブデンを主体とする触媒を用いて1−
アルキルアセチレン類の重合を行った。アルキル基がか
さ高いほど高分子量のポリマーが得られ、t−ブチル基
のようなかさ高い置換基をもつ化合物から得られるポリ
マーは、膜形成能を有し、酸素富化膜として有望である
ことが分かった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、1−フェニルアセチレンやl−ナフチル
アセチレンは、重合はするが、さほどの高分子量体は得
られず、膜形成能を有するものは得られていない、とい
う間頂点がちった5゜本発明は、1−フェニルアセチレ
ンのフェニル基のオルト位に置換式を導入することてよ
り、上記の従来の問題点を解決しうる新規なオルト置換
フェニルアセチレン類の高重合度の重合体の提供を目的
とする。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者らは、かかる目的を達成すべく鋭意研究を進め
た結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、一般
式CI)及びCI)(式中R1は炭素数1〜8のアルキ
ル基を示し、Xは水素原子又は炭素数1〜8のアルキル
基を示し、lはθ〜4の整数を示し、R2は水素原子又
は塩素原子を示しR3はアルキル基、アリール基又はト
リアルキルシリル基を示し、またmは2以上の整数を示
し、nはO又は自然数を示す。)からなる構造式で表わ
される重量平均分子量1万以上のオルト位に置換基を有
するフェニルアセチレン重合体を要旨とするものである
本発明における主成分に用いられる原料モノマーである
オルト位に置換基を有するフェニルアセチレン類は、下
記一般式CI) (式中R1は炭素数1〜8のアルキル基を示し、該アル
キル基の水素原子の1個以上かへテロ基で置換されてい
てもよく、Xは水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基
を示し、eはO〜4の整数を示す。)で表わされる化合
物である。そしてこれらの化合物の具体例としては、オ
ルトメチルフェニルアセチレン、オルトエチルフェニル
アセチレン、オル) −t −ブチルフェニルアセチレ
ン、オルト−n−オクチルフェニルアセチレン、メシチ
ルアセチレン、2,4.6−1−リメチルフェニルアセ
チレン、2,3,4.5−テトラメチルフェニルアセチ
レン、2,3,5.6−テトラメチルフェニルアセチレ
ン等を挙げることができる。
共重合体の場合、他の成分に用いられるモノマーとして
は、一般式CIV) R2−C三C−R3・・・・・・・・・ CIV)で表
わされる化合物が用いられる。ここにR2は水素原子、
アルキル基又は塩素原ギを示し、R3はアルキル基、ア
リール基又はトリアルキルシリル基を示す。このアルキ
ル 数が1〜12のアルキル基であり、直鎖状であっても分
岐状であってもよく、さらにヘテロ基で置換されていて
もよい。アリール基はgTh  で表わされ、Yはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、アルコキ・ン基、
アラルキル基、ニトロ基、アミン基などの置換基を示し
、kはO〜5の整数を示す。又、トリアルキルシリル基
はSiR′R″R′/lで表わされ、R′、R“、R″
′  は同一でも異なっていてもよく、いずれもアルキ
ル基を示す。かかる具体的な化合物としては、t−ブチ
ルアセチレン、フェニルアセチレン、1−クロロ−2−
フェニルアセチレン、2−オクチン、2−デ゛ンン,ト
リメチルシリルアセチレン、トリメチルシリルプロピン
等が挙げられる。
本発明のオルト位に置換基を有するフェニルアセチレン
の重合体を製造する方法としては、例えば次の方法が挙
げられる。
重合開始剤としては、遷移金属のMo, W, Nb。
Ta等を使用できるが、とくにMo,W化合物の使用が
望ましく、かかる方法としては次の三つが挙げられる。
(イ) M o C J s + Mo B r s 
、 W C 71a 等のハロゲン化モリブデ/,ハロ
ゲン化タングステンを使用する方法。
(口)ハロゲン化モリブデン、ハロゲン化タングステン
を主触媒とし還元剤を第二成分とする開始剤を使用する
方法。この場合、主成分の・・ロゲン化モリブデンとし
てはMoCJ,、が好ましく、ハロゲン化タングステン
としてはWCl2が好ましい。第二成分の還元剤には有
機金属化合物が用いられ、アルミニウム、ホウ素,ケイ
素,スズ、アンチモン、ビスマス、リチウム等を含むも
のが挙げられる。
(ハ) %開昭57−36106号公報記載の方法で用
いた開始剤、すなわち、Mo (Co)6− CCl4
−hν、w(co)6−ccg4−hνを用いる方法。
上記(イ)及び(ロ)の方法における重合主触媒の使用
量は、通常、モノマーに対して0.1〜5モル係が適当
である。また、上記(ロ)の方法における還元剤の使用
量は、還元剤対主触媒のモル比で0、3〜3の範囲が好
ましい。
これらの方法の重合反応は溶媒中で行うのがよく、かか
る溶媒としてはトルエンなどの芳香族炭化水素、シクロ
ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、四塩化炭素、二塩化エ
チレン等のハロゲン化炭化水素、アニソール、ジブチル
エーテル、ジオキサン等のエーテル、アセト/、アセト
フェノンなどのケト/、酢酸エチルなどのエステルなど
が挙げられる。
重合反応温度は一30〜+100℃の範囲が好ましく、
特に0〜70°Cが好ましい。
重合時間は0.5〜24時間が好ましい。また、重合は
乾燥窒素雰囲気下で行うのがよい。
共重合を行う場合、主成分に用いられるオルト置換フェ
ニルアセチレン類と他の成分に用いられる置換アセチレ
ン類との比は、どのような比率であってもよい。
かくして製造される本発明の新規な重合体は、重量平均
分子量(光散乱法による)1万以上の高重合度の重合体
である。しかも、これらの生成重合体は、側鎖として置
換基が存在するため、ポリアセチレンとは異なり、空気
に対し安定であり、かさ高い置換基の存在により耐熱材
料として期待できる。また、ハロゲン化炭化水素、エー
テル、ケトン等の有機溶媒に可溶性であって、多くは優
れた膜形成能を有する。更には、共役二重結合の存在に
より、半導体材料、レジスト材料等にも利用可能である
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、下記の実施例において、分子量は重量平均分子量
(Mw )であり、光散乱法により求めたものである。
又、「慢」は、とくに断らない限り、「重量係」である
実施例1 充分に精製したトルエン1!中に、乾燥窒素雰囲気下、
よく攪拌しなから五塩化モリブデン20ミリモルとテト
ラ−n−ブチルスズ20ミリモルを加え30°Cで溶解
した。この溶液に1、0モルのオルトメチルフェニルア
セチレンを添加し、30℃で重合を進行させた。24時
間後、反応混合物を大量のメタノール中に投入して生成
重合体を沈殿させ、炉別、乾燥した。重合体の収率は9
0係であり、その分子量は20万であった。
得られた重合体は、赤褐色粉末であり、ジクロルエタン
等の・・ロゲン化炭化水素、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル、アセトフェノン等のケトンなどの有機溶媒に可
溶であった。
生成重合体のスペクトルデーターを添付図面の第1図(
IR)及び第2図(13CNMR)に示す。
実施例2 実施例1の五塩化モリブデンとテトラ−n −ブチルス
ズの代わりに六塩化タングステンを用いた以外は、実施
例1と同様に行ったところ、収率は86係で分子量41
万の赤褐色粉末の重合体が得られた。
実施例3 開始剤としてタングステンカルボニルを用い、溶媒に四
塩化炭素を用いて、光を照射しながら24時間重合反応
を行ったところ、収率は100チで分子量107万の赤
褐色粉末が得られた。
実施例4 モノマーとしてオルトメチルフェニルアセチレン0.7
モルとフェニルアセチレン0.3モルを用いた以外は、
実施例1と同様にして重合を行ったところ、重合体の収
率は80%であり、その分子量は15万であった。
実施例5 実施例1の重合温度を0℃にした以外は、実施例1と同
様にして重合を行ったところ、収率100係で分子量2
6万の赤褐色ポリマーが得られた。
実施例6 実施例1でトルエン溶媒の代わりに1.4−ジオキサン
を用いた以外は、実施例1と同様にして重合を行ったと
ころ、収率100%で分子量23万のポリマーが得られ
た。
(発明の効果) 以上の結果から明らかなように、本発明のオルト位に置
換基を有するフェニルアセチレン重合体は、重量平均分
子量が1万以上、その多くは10万以上の高重合度を示
す全く新規な高重合体であるばかりでなく、従来のポリ
アセチレンとは異なり空気に対し安定であり、ジクロル
エタンのようなハロゲン化炭化水素、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アニソール等のエーテル、アセトフェ
ノンのようなケトン等に可溶で、かつその多くは優れた
膜形成能を有する、などという工業的価値ある顕著な効
果を奏ゝるものである。したがって、分離漢、吸着材、
レジスト材、半導体材料、記憶材料等への応用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は実施例1で得られた本発明の重合体
の一例のIR及び13CNIVIRスペクトルを示す図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕及び〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕▲数
    式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 (式中、R^1は炭素数1〜8のアルキル基を示し、X
    は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を示し、lは
    0〜4の整数を示し、R^2は水素原子又は塩素原子を
    示し、R^3はアルキル基、アリール基又はトリアルキ
    ルシリル基を示し、またmは2以上の整数を示し、nは
    0又は自然数を示す。)からなる構造式で表わされる重
    量平均分子量1万以上のオルト位に置換基を有するフェ
    ニルアセチレン重合体。
JP10365686A 1986-05-06 1986-05-06 オルト位に置換基を有するフエニルアセチレン重合体 Expired - Lifetime JPH0617414B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1000434C2 (nl) * 1994-05-24 1995-11-24 Bend Research Acetyleencopolymeren en membranen daarvan.
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