JPS62260617A - 卵の選別包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鶏卵等の卵を選別して包装する選別包装装置
に関するものである。

（従来の技術） 鶏卵は、農林水産省取引規格の重量区分、ＳＳ（４０ｇ
以下〜４６ｇ未満）、Ｓ（４６ｇ〜５２Ｉ？未満）、Ｍ
Ｓ（５２ｇ〜５８ｇ未満）、Ｍ（５８ｇ〜６４ｇ未満）
、Ｌ（６４ｇ〜７０ｇ未満）、２Ｌ（７０ｇ〜７６ｇ未
満）及び規格外（７６ｇ〜）に基づき例えば１０個毎に
プラスチック製の容器で包装されて販売されている。こ
のような包装においては、包装しようとする卵の重量、
すなわち卵重を計量し、この卵重により卵が重量区分の
いずれの区分に属するかを選別し、この選別結果に基づ
いて卵を重量区分に対応して容器に例えば１０個毎投入
して包装する選別包装装置が用いられている。また−包
装のために選択する卵の卵重の上限値と下限値とを予め
設定し、この上限値と下限値との中で前記重量区分に拘
束されずに卵を選別して包装する選別包装装置も提案さ
れている。

（発明が解決しようとする問題点）。

ところで前記後者の選別包装装置では、−包装用の卵を
複数の卵から選別して、混合包装を得る場合において、
所定個数での目標重量を満足させるために先に選択され
た卵の重量と新たに選択しようとする卵の重量との合計
重量が先に選択された卵の重量との関連で設定される重
量範囲内となるかどうかを検査し、重量範囲外となる場
合には、当該新たに選択しようとする卵を選択から外し
、他の卵を新たに選択しようとする卵に選定して前記検
査を行うようにしているが、このような選別包装装置で
は、得ようとしている混合包装に設けられた所定個数で
の目標重量は単一であった。

このため、複数の鶏舎から集配された卵を選別包装する
場合においては、各集配された鶏卵群によって、□それ
ぞれ異なったバラツキを持っており、このような卵を選
別包装する場合、単一の目標重量のみで混合包装を得よ
うとすると、該目標重量が各鶏卵群の有する正規分布の
平均値から離れるにしたがって出来高が減少するという
ことが起こっていた。

本発明は前記諸点に鑑みなされたものであり、予め設定
された上限値と下限値との中で重量区分に拘束されずに
卵を選択して一包装の総重量を一定の値となるようにし
て卵を包装するに際して、目標重量を複数設りることに
、」；って、バラツキの異なる各鶏卵群を混合された状
態で選別包装する場合においても、いずれかの目標重量
を得るための卵として採用され、結果としてほとんど混
合包装のための卵として選択てきるようにしようとする
ものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば前記目的は、供給される卵の重量を計量
する手段と、前記針鼠する手段によって計量された卵重
を複数記憶する手段と、この記憶する手段によって記憶
された一の卵重が、所与の重量範囲内に存在するか否か
を判断し、当該重量範囲内に存在しない場合には、前記
記憶した他の一の卵重か前記重量範囲内に存在するか否
かを判断し、当該重量範囲内に存在する場合には、当該
他の一の卵重を示す他の一の卵を一包装の一つの卵とし
て選択決定すると共に、選択すべき次の一つの卵を決定
すべく、前記一の卵重が、前記他の一の卵重に基づいて
新たに設定された重量範囲内に存在するか否かを判断す
る手段と、所定個数選択したとき満足すべき目標重量を
複数設け、前記判断する手段によって選択された卵重を
示す卵を包装する手段が、前記複数設けられた各目標重
量に対応して設けたことを特徴とする卵の選別包装装置
によって達成される。

（実施例） 次に本発明を、図面に示す好ましい一実施例に基づいて
説明する。

第１図は本装置の概略図であり、第２図は本装置の把持
部４を示す部分拡大図、第３図は本発明の１実施例を示
すブロック図、第４図ａ及びｂは本装置に使用した選択
プログラムのフローチャートである。第１図、第２図、
第３図において、計量器１は、Ａ方向から搬送装置また
は手作業に、Ｌり供給される卵２の重量を順次計量する
。本実施例では、計量器１は、六列で並列に供給される
卵２を計量するため六個設けられているが、本発明はこ
れに限定されず、−列で供給される卵の場合には、−個
でよい。計量器１で計量された卵２は、搬送装置３の把
持部４に順次把持されてＢ方向に一列で搬送される。計
量器１で計量された卵２の各重量、すなわち卵重は、マ
イクロコンピュータ−等からなる制御装置５の制御下で
卵２の搬送順と同順で記憶装置６に記憶される。ここで
同順とは物理的に同順という意味に限定されず、要は記
憶された卵重とこの卵重を示す卵の搬送装置３における
位置との対応が得られればよい。搬送装置３は、例えば
前述の把持部４、この把持部４が取り付けられており、
この把持部４をＢ方向に移動させる無端チェーン７及び
この無端チェーン７を走行させるモーター８等からなり
、モーター８には、無端チェーン７の走行量、換言すれ
ば把持部４の走行量を検出するエンコーダー９が連結さ
れており、エンコーダー９により検出される走行量は、
制御装置５に供給されている。制御装置５は、第４図ａ
及びｂに示すフローチャートで示すプログラムを実行す
る。該プログラムは、選択される卵重が何個目であるか
によって、まえもって設定された各個数ごとの選択範囲
テーブルを満足するかどうかという判断によって選択さ
れる従来の方法を使用しているため、説明を省略する。

ともかく、前記単一のプログラムによって複数に設定さ
れた目標重量、すなわち第１の目標重量、第２の目標重
量いずれかに優先権を持たせることによって、同時に複
数の包装ライン１３．１４てそれぞれ異なった目標重量
の混合包装を得ようとするものである６よ−）で、実行
結果に基づいて包装ライン１０〜１８に対応して設けら
れた開放機Ｗ１１９〜２７及び駆動機構２８〜３６をそ
れぞれ作動されると共に、計量器１からの卵重及び検卵
器（図示しない）からの正常及び異常卵の信号を読み込
み、そうして記憶装置６に対して卵重の記憶等を命令す
る。開放機構１９〜２７はそれぞれ、制御装置５からの
開放命令により当該開放機構に対応する包装ライン上に
到来した卵２を把持部４から開放する。開放された卵２
は包装ラインーＥに載置された包装用の容器、例えば１
　（１１１ＭＪ詰め可能なプラスチック製の容器３７に
投入される。駆動機構２８〜３６のそれぞれは、制御装
置５からの半歩進または全歩進命令に、上り包装ライン
１０〜１８のそれぞれのベルトコンベアを半歩進または
全歩進させる。制御装置５からの半歩進命令では、容器
３７の一列側の卵の投入が完了し、他方の列側に対する
卵の投入が行なわれるべく、容器３７の約半分程度の移
動がベル１〜コンベアにより実行され、全歩進命令では
、容器３７の１列に対して卵の投入が完了し、次の容器
に対する卵の投入が行なわれるべく、２つの容器器程度
の移動がベルトコンベアにより実行される。尚、本実施
例では、各列に５個の合計１０個の卵を包装し得る容器
３７が用いられるが、本発明はこれに限定されない。包
装ライン１０では、重量区分における規格外に対する卵
の包装が、包装ライン１１では、重量区分８に対する卵
の包装が、包装ライン１２では、重量区分ＳＳに対する
卵の包装が、包装ライン１５では、重量区分２Ｌに対す
る卵の包装が、包装ライン１６で畔、重量区分しに対す
る包装が、包装ライン１７では、重量区分Ｍに対する包
装が、包装ライン１８では、重量区分ＭＳに対する包装
がそれぞれ行なわれ、包装ライン１３．１４では、本発
明による包装が行なわれる。すなわち、包装ライン１３
では第１の目標重量に対する混合包装が、包装ライン１
４では第２の目標重量に対する混合包装が行なわれる。

０、〇−未計址卵 名ｚＬＬ訳ｊ紀１剖テープ°・し そこで単一の選択プログラムの実行によって、複数設定
された各目標重量の混合包装を得・る場合の、該複数の
目標型１ｔに対応した包装ラインに待機した容器３７に
投入される選択決定卵の選択過程を具体的数値を用いて
開示する。第１表、第２表、及び選択方法について説明
すると、第１表は記憶装置６に順次記憶された各鶏卵の
卵重衣である。各卵重には第１段目の「計量順序」ごと
に、第３段目の「組合順序］に選択決定卵が記入されて
いる。たとえば「組合順序」×１−１は、Ｘターゲット
として選択された卵重であり、１パツク目の一包装単位
の１番目の卵重であることを示している。

特に第１の目標重量をＸターゲットとし、このＸターゲ
ットとして選択された鶏卵はＸの包装ライン１３に搬送
され、また第２の目標重量をＸターゲットとし、このＸ
ターゲットとして選択された鶏卵はＹの包装ライン１４
に搬送され、各１０個包装するものとする。そしてＸタ
ーゲットは目標重量５９５ｇ±Ｌｏｇ、Ｙターゲットは
目標型ｊｔ６６５ｇ±１０ｇの混合包装を得るために選
択を行う。

その際、各個数までの選択範囲は、たとえばＸターゲッ
トについて説明すると、目標重量は５９５ｇ±ＩＯｇで
あり、１０個になった時、該範囲を越えてはならないと
する。そこで１個目の卵重として許される範囲は、５９
５ｇを包装個数１０個で割って得た５９．５ｇを１倍し
て±１０ｇの許容範囲を設けた４９．５ｇ〜６９．５ｇ
であるとする。

２個目の選択決定卵としては、５９．５＋ｒＸ２に±Ｌ
ｏｇの許容範囲を設けた１０９．Ｏｆ！〜１２９゜０ｇ
間に、２個目までの卵重を加えた累計重量がおさまらな
ければならないとする。３個目の選択決定卵としては、
３個目までの卵重を加えた累計重量が５９．５ｇＸＢ±
１０８、すなわち１６８゜５ｇ〜１８８．５ｇの選択範
囲を満足すべきものとする。このように計算して１０個
目までを算出し、表にしたものが第２表のＸターゲット
、Ｘターゲットとして示した選択範囲テーブルである。

ところで第２表の選択範囲テーブルに基づいて選択して
いく場合、ＸまたはＸターゲットのいずれの目標重量の
鶏卵として選択決定されるかは、まず最初はＸ、Ｙいず
れかを優先として設定しておくと、まず優先権のある方
から判断することになる６そして優先権が変化するのは
、先に９個までｊｕ択決定され１０個目の鶏卵待ちにな
った場合は１０個目を待っているターゲットから先に判
断する６そして１０個選択決定されると、次の混合包装
のための選択をはじめるのであるが、その場合優先権は
まだ１０個詰まっていない他のターゲットの方へと移る
。本実施例では、まず最初にＸターゲットとして選択で
きるかどうかを判断するために、該ターゲットを優先さ
せている。よってＸターゲットとして選択できるかどう
かを判断した後で、Ｘターゲットからもれた鶏卵をＸタ
ーゲットとしてはどうかを再度判断する。そしてＸター
ゲットの選択範囲から算出される制限許容範囲を満足す
るものであればＸターゲットの混合包装のための選択決
定卵として記憶装置６に登録される。

第１表は、順次計量され、記憶装置６に記憶された鶏卵
の各卵重を記録したものであるが、この表の「計量順序
」の番号順に選択のための判断をしていく。まず、「計
量順序」の１番目の鶏卵である６２．５１１の卵重が選
択できるかどうかを判断する。本実施例では、まず最初
にＸターゲットを優先にしているため、 Ｘターゲットの１個目の制限許容範囲。

４９．５ｇ〜６９．５ｇ を満足するかどうかを判断すると、前記卵重６２゜５ｇ
はこの範囲を満足しているのでＸターゲットの１パツク
目で１個目の鶏卵として選択される。

第１表にはｘｌ−１として記録されている。次に２番目
の６２．６ｇの卵重を判断する場合、この時の判断の基
準となる制限許容範囲の算出方法は、２個目までの累計
重量が１０９．０ｇ〜１２９゜ｏｇの範囲になければな
らないなめ、２個目として選択できる卵重は、すでに１
個目として選択した卵重６２．５ｇを差し引いた （１０９．０−６２．５）ｇ〜 （１２９，０−６２，５）ｇ すなわち、４６．５［１〜６６．５ｇ を満足するものでなければならない。すなわち［計量順
序」の２番目の卵重６２．６ｇはＸターゲットの２個目
の鶏卵としての制限許容範囲を満足するためＸｌ−２と
して選択される。同様の計算方法で３個目、４個１１・
・・９個目の鶏卵が選択され、Ｘターゲットの１パツク
目の１０個目の鶏卵、すなわちＸｌ−１０の卵重を選択
する場合、該卵重のとりえる範囲は、１個目がら９個目
才での累計重量が５３９．４ｇであるため （５８５，０−５３９，４）ｇ〜 （６０５，０−５３９，４）ｇ すなわち、４５．６Ｈ〜６５．６ｇ となり、「計量順序」の１１番目の鶏卵６５．７ｇの卵
重は４５．６ＦＩ〜６５．６＋？の範囲を満足しないた
め、Ｘターゲットの１０個目の鶏卵としては選択されな
い。そこで次にＸターゲットの１個目の鶏卵として選択
できるがどうかを判断すると、Ｘターゲットの１パツク
目の１個目の制限許容範囲は、５６５ｇ〜７６．５ｇで
あるため）′ターゲットのＹｌ−１として選択される。

ところでＸターゲットでは１０個目の鶏卵待ちのため、
優先権は引き続きＸターゲットにある。Ｘターゲットの
１パツク目の最後の１０個目の鶏卵としては、１２番目
の６０．５ｇがそれに該当し、Ｘｌ−１、Ｘｌ−２、Ｘ
ｌ−３、・・・Ｘｌ−１０まではＸターゲットの１パツ
ク目として混合包装される。すなわち包装ゲート１３の
Ｘゲートに載置され待機している包装容器３７に投入さ
れる。

そしてＸターゲットの優先権は、Ｘターゲットにおいて
一包装単位としての１０個の選択決定卵が決まった時点
でＸターゲットに変わる。よって「計量順序」の１３番
目の卵重６３．２ｇからは優先権をＸターゲットとして
判断していく。そしてＸターゲットの２パツク目の９個
目の鶏卵が選択された時点で、優先権は再びＸターゲッ
トに移るが、Ｘターゲットの２パツク目の１０個目の鶏
卵が選択されると、再び優先権がＸターゲットに変わる
。以下同様に選択決定され、本実施例による結果は第１
表の「組合順序」に記されているように、混合包装とし
てＸターゲットが４パツクと５パツク目の２個目まで、
Ｘターゲットが１パツク目の９個目までが選択され、ｇ
ｏｔ、された鶏卵卵重ずべてか混合包装のための鶏卵と
して選択されている。

本実施例では皐一の選択ブログラノ＼上での、複数の目
標重量を得る。選択例であるが、これに限ることなく、
複数のプログラム上での複数の目標重量を得る選択包装
装置にも十分実施することができる。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明では、それぞれ異なった範
囲を持つ目標重量を複数設定しており、そして該目標重
量に対応した包装ゲートをその数だけ設けている。これ
によって複数の鶏舎から集配された卵重のバラツキの異
なる各鶏卵群を混合された状態で選別包装する場合にお
いても、所定個数選択して、前記目標重量のいずれかを
満足する混合包装を得ることによって、いずれかの目標
重量を得るための卵として採用され、はとんど混合包装
のための卵として選択できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概略図、第２図は部分拡大図、第３図
はブロック図、第４図ａ及びｂは本装置に使用した選択
プログラムのフローチャートである。 １・・・計量器　　　　　　　　　２・・・卵３・・・
搬送装置　　　　　　　　４・・・把持部５・・・制御
袋Ｗ　　　　　　　　６・・・記憶装置７・・・無端チ
ェーン　　　　　　８・・・モーター９・・・エンコー
ダー　　１０〜１８・・・包装ライン１３・・・Ｘ包装
ライン　　　１４・・・Ｙ包装ライン１９〜２７・・・
開放機構　２８〜３６・・・駆動機構３７・・・容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給される卵の重量を計量する手段と、前記計量する手
   段によって計量された卵重を複数記憶する手段と、この
   記憶する手段によって記憶された一の卵重が、所与の重
   量範囲内に存在するか否かを判断し、当該重量範囲内に
   存在しない場合には、前記記憶した他の一の卵重が前記
   重量範囲内に存在するか否かを判断し、当該重量範囲内
   に存在する場合には、当該他の一の卵重を示す他の一の
   卵を一包装の一つの卵として選択決定すると共に、選択
   すべき次の一つの卵を決定すべく、前記一の卵重が、前
   記他の一の卵重に基づいて新たに設定された重量範囲内
   に存在するか否かを判断する手段とを有した選別包装装
   置において、前記判断する手段によって所定個数選択し
   たとき満足できる目標重量を複数設け、前記判断する手
   段によって選択された卵重を示す卵を包装する手段が、
   前記複数設けられた各目標重量に対応して設けたことを
   特徴とする卵の選別包装装置。