JPH08276161A - 卵選別方法及び卵選別装置 - Google Patents

卵選別方法及び卵選別装置

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JPH08276161A
JPH08276161A JP8215195A JP8215195A JPH08276161A JP H08276161 A JPH08276161 A JP H08276161A JP 8215195 A JP8215195 A JP 8215195A JP 8215195 A JP8215195 A JP 8215195A JP H08276161 A JPH08276161 A JP H08276161A
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egg
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Hayashi Kondo
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 列状に搬送される被選別用原卵の中からでき
るだけ高い割合で定重詰め用として選別できる卵選別方
法及び卵選別装置を提供する。 【構成】 給卵コンベアFCから供給される被選別用原
卵は、各鶏卵E毎に秤量された後、単列コンベア1に移
載され、容器コンベアPCとの交差箇所まで搬送され
る。この間、制御部COは、各鶏卵Eの秤量値に基づい
て、定重詰め用として採用できるか否かを判断し、定重
詰め用として選別した鶏卵Eが、定重詰めを行うように
指定している容器コンベアPCとの交差箇所に到達する
と、その容器コンベアPCによって搬送される包装容器
Pに移載する。定重詰め用として選択されなかった鶏卵
Eは、定重詰めを行うように指定している容器コンベア
PC以外の容器コンベアPCとの交差箇所にて包装容器
Pに移載され、サイズ別の詰め方等によって包装容器P
に収納され、搬送方向下流側端部から完成品として取り
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夫々の重量が予め測定
され、列状に搬送される被選別用原卵の中から、各卵の
重量が所定許容単位重量範囲内で且つ総重量が目標総重
量を含む所定許容総重量範囲内に収まるように所定個数
の卵を選び出す卵選別方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】卵を包装容器に詰める詰め方としては、
卵を重量区分によりLL,L,M,S等のサイズに分類
し、一つの包装容器に同一サイズの卵を設定個数詰める
標準的な詰め方があるが、この標準的な詰め方の場合、
一般消費者の需要の傾向として、L又はMのサイズの卵
を詰めたものが好まれる傾向があり、L又はMのサイズ
の卵の単位重量当たりの単価が高くなる傾向がある。そ
こで、この単価の高低を平準化するため、一つの包装容
器に詰める卵の個数、卵1個分の重量の許容範囲すなわ
ち所定許容単位重量範囲、詰めた卵の目標総重量、及
び、その目標総重量の許容範囲すなわち所定許容総重量
範囲とが規格として規定され、卵のサイズの制限を受け
ない詰め方が考えられており、被選別原卵のうちのこの
詰め方に採用できる卵の割合を高くしたいという要請が
ある。以下、この詰め方を定重詰めと称する。
【0003】この定重詰めに採用できる卵を、列状に搬
送される被選別用原卵の中から選別するための方法とし
ては、従来、特公平2−29970号公報に記載のよう
に、一つの包装容器につめる最後の卵以外の卵を選別す
る場合は、一つの包装容器に詰めるものとして採用する
か否かを、1個目から最後に選別する卵の1個手前の卵
の選別までは、選別対象となっている卵の重量を既に採
用した卵の総重量に加えた重量が設定範囲内に入るか否
かによって判別し、一つの包装容器に詰める最後の卵を
選別するときは、選別対象となっている卵の重量を既に
採用した卵の総重量に加えた重量が、目標総重量を含む
設定許容範囲内に収まるか否かによって判別する方法が
考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、例えば、列状に搬送されてくる被選別用原
卵の採否を判別する設定範囲を狭い範囲とした厳しい判
別条件で判別すると、ある程度確実に一つの包装容器に
つめる設定個数を採用することができるが、判別条件が
厳しいために、列状に搬送されてくる被選別用原卵のう
ち採用することができる卵の割合が小さくなってしまう
ことになる。一方、上記の判別条件を緩いものとする
と、一つの包装容器に詰める最後の卵を選別する段階
で、搬送されてくる被選別用原卵の中から上記の目標総
重量を含む設定許容範囲内に収まるという条件を満足す
る卵を見出すことができず、いつまでたっても設定個数
に達しない事態となるか、あるいは、設定個数に達した
としても、設定個数に達するまでに多数の被選別用原卵
を通過させてしまい、結局、列状に搬送されてくる被選
別用原卵のうち採用することができる卵の割合が小さく
なってしまうことになる。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、その第1の目的は、列状に搬送
される被選別用原卵の中からできるだけ高い割合で定重
詰め用として選別できる卵選別方法及び卵選別装置を提
供することにある。第2の目的は、定重詰め用の卵の選
別を円滑に行えるようにしながら、上記第1の目的を達
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の卵選別方法は、
夫々の重量が予め測定され、列状に搬送される被選別用
原卵の中から、各卵の重量が所定許容単位重量範囲内で
且つ総重量が目標総重量を含む所定許容総重量範囲内に
収まるように所定個数の卵を選び出すものであって、そ
の第1特徴は、選び出した卵の個数が設定個数に至るま
では、前記所定許容単位重量範囲内にあれば、前記所定
個数の卵として選び出し、選び出した卵の個数が前記設
定個数を超えた後は、前記所定許容単位重量範囲内にあ
り、且つ、選別の判断対象となっている卵の重量を既に
選びだした卵の積算重量に加えた重量が、選別した卵の
個数が多くなるほど幅狭となるように設定された選別用
許容範囲内にあれば、前記所定個数の卵として選びだす
点にある。
【0006】本発明の卵選別方法の第2特徴は、上記卵
選別方法の第1特徴において、前記選別用許容範囲の下
限値は、1個の卵を選びだす毎に、前記所定許容総重量
範囲の下限値と前記設定個数の卵を選びだしたときに予
想される最小積算重量との差を前記所定個数と前記設定
個数との差で除算した値づつ、前記設定個数の卵を選び
だしたときに予想される最小積算重量から大きくなるよ
うに設定され、前記選別用許容範囲の上限値は、1個の
卵を選びだす毎に、前記所定許容総重量範囲の上限値と
前記設定個数の卵を選びだしたときに予想される最大積
算重量との差を前記所定個数と前記設定個数との差で除
算した値づつ、前記設定個数の卵を選びだしたときに予
想される最大積算重量から大きくなるように設定されて
いる点にある。本発明の卵選別方法の第3特徴は、上記
卵選別方法の第1又は第2特徴において、前記設定個数
が、前記所定個数のほぼ半数である点にある。
【0007】本発明の卵選別装置は、夫々の重量が予め
測定され、列状に搬送される被選別用原卵の中から、各
卵の重量が所定許容単位重量範囲内で且つ総重量が目標
総重量を含む所定許容総重量範囲内に収まるように所定
個数の卵を選び出すものであって、その第1特徴構成
は、選び出した卵の個数が設定個数に至るまでは、前記
所定許容単位重量範囲内にあれば、前記所定個数の卵と
して選び出し、選び出した卵の個数が前記設定個数を超
えた後は、前記所定許容単位重量範囲内にあり、且つ、
選別の判断対象となっている卵の重量を既に選びだした
卵の積算重量に加えた重量が、選別した卵の個数が多く
なるほど幅狭となるように設定された選別用許容範囲内
にあれば、前記所定個数の卵として選びだす判別手段
と、その判別手段の判別結果に基づいて、前記列状に搬
送される被選別用原卵を包装容器に移載する移載手段と
が設けられた点にある。
【0008】本発明の卵選別装置の第2特徴構成は、上
記卵選別装置の第1特徴構成において、前記判別手段
は、1個の卵を選びだす毎に、前記所定許容総重量範囲
の下限値と前記設定個数の卵を選びだしたときに予想さ
れる最小積算重量との差を前記所定個数と前記設定個数
との差で除算した値づつ、前記設定個数の卵を選びだし
たときに予想される最小積算重量から大きくなるように
前記選別用許容範囲の下限値を設定し、1個の卵を選び
だす毎に、前記所定許容総重量範囲の上限値と前記設定
個数の卵を選びだしたときに予想される最大積算重量と
の差を前記所定個数と前記設定個数との差で除算した値
づつ、前記設定個数の卵を選びだしたときに予想される
最大積算重量から大きくなるように前記選別用許容範囲
の上限値を設定している点にある。本発明の卵選別装置
の第3特徴構成は、上記卵選別装置の第1又は第2特徴
構成において、前記判別手段は、前記設定個数を、前記
所定個数のほぼ半数としている点にある。
【0009】
【作用】本発明の卵選別方法の第1特徴によれば、選び
出した卵の個数が設定個数に至るまでは、前記所定許容
単位重量範囲内にあれば、前記所定個数の卵として選び
出し、選び出した卵の個数が前記設定個数を超えた後
は、前記所定許容単位重量範囲内にあり、且つ、選別の
判断対象となっている卵の重量を既に選びだした卵の積
算重量に加えた重量が、選別した卵の個数が多くなるほ
ど幅狭となるように設定された選別用許容範囲内にあれ
ば、前記所定個数の卵として選びだす。すなわち、1個
目から設定個数までは、特別な選別条件を設定せず、規
格として決められている所定許容単位重量範囲内にある
か否かによってのみ定重詰めに採用するか否かを判別す
るので、定重詰めの卵として採用できる卵の選別効率を
高くすることができる。しかも、列状に搬送される被選
別用原卵の重量分布は経験的にほぼ正規分布することが
知られており、定重詰めに採用した卵の積算重量はそれ
ほど極端に上下することはない。
【0010】一方、選び出した卵の個数が設定個数を超
えた後は、所定許容単位重量範囲内という条件に加重し
て、選別の判断対象となっている卵の重量を既に選びだ
した卵の積算重量に加えた重量が、選別した卵の個数が
多くなるほど幅狭となるように設定された選別用許容範
囲内にあるかに否かによって定重詰めに採用するか否か
を判別する。すなわち、選別用許容範囲を一定値にする
のではなくその範囲の幅を狭めて行くことで、定重詰め
に採用する卵として選別した卵の積算重量が目標総重量
に向けて的確に収斂するようにしているのである。従っ
て、被選別用原卵の重量分布は経験的にほぼ正規分布す
ることを利用しながら、定重詰めの卵として採用できる
卵の選別効率を高くする一方で、的確に目標総重量に収
斂するように条件を設定しているのである。
【0011】本発明の卵選別方法の第2特徴によれば、
選び出した卵の個数が設定個数を超えた後において加重
される選別用の条件である選別用許容範囲は、下限値
が、1個の卵を選びだす毎に、所定許容総重量範囲の下
限値と設定個数の卵を選びだしたときに予想される最小
積算重量との差を前記所定個数と前記設定個数との差で
除算した値づつ、前記設定個数の卵を選びだしたときに
予想される最小積算重量から大きくなるように設定さ
れ、上限値は、1個の卵を選びだす毎に、前記所定許容
総重量範囲の上限値と前記設定個数の卵を選びだしたと
きに予想される最大積算重量との差を前記所定個数と前
記設定個数との差で除算した値づつ、前記設定個数の卵
を選びだしたときに予想される最大積算重量から大きく
なるように設定されている。
【0012】すなわち、横軸に定重詰めの卵として採用
した卵の個数をとり、縦軸に横軸に定重詰めの卵として
採用した卵の積算重量をとったグラフを想定して、上記
の選別用許容範囲をそのグラフ上に描くと、選別用許容
範囲の下限値は、設定個数の卵を選別したときの最小積
算重量と所定許容総重量範囲の下限値とを結ぶ直線上に
乗り、選別用許容範囲の上限値は、設定個数の卵を選別
したときの最大積算重量と所定許容総重量範囲の上限値
とを結ぶ直線上に乗ることになる。つまり、選別用許容
範囲は、選別した卵の個数が多くなるほど幅狭となるよ
うに設定しているのであるが、その幅狭となる程度を一
定にして、選別条件が厳しくなる程度が極端に変化しな
いようにしている。本発明の卵選別方法の第3特徴構成
によれば、1回の定重詰めの卵の総個数である所定個数
のほぼ半数を設定個数として、所定個数のほぼ半数まで
は、規格として決められている所定許容単位重量範囲内
にあるか否かによってのみ定重詰めに採用するか否かを
判別し、それ以降は、選別用許容範囲内か否かの選別条
件を加重している。従って、選別条件の緩やかな部分と
相対的に選別条件の厳しい部分とをバランスさせること
ができるのである。
【0013】本発明の卵選別装置の第1特徴構成によれ
ば、判別手段が、上記卵選別方法の第1特徴による作用
に記載の如く定重詰め用の卵の選別を行い、その選別さ
れた卵を移載手段が包装容器に移載する。本発明の卵選
別装置の第2特徴構成によれば、判別手段が、上記卵選
別方法の第2特徴による作用に記載の如く定重詰め用の
卵の選別を行う。本発明の卵選別装置の第3特徴構成に
よれば、判別手段が、上記卵選別方法の第3特徴による
作用に記載の如く定重詰め用の卵の選別を行う。
【0014】
【発明の効果】上記卵選別方法の第1特徴及び卵選別装
置の第1特徴構成によれば、被選別用原卵の重量分布は
経験的にほぼ正規分布することを利用しながら、定重詰
めの卵として採用できる卵の選別効率を高くする一方
で、的確に目標総重量に収斂するように条件を設定して
いるので、列状に搬送される被選別用原卵の中からでき
るだけ高い割合で定重詰め用として選別できる卵選別方
法及び卵選別装置を提供するに至った。上記卵選別方法
の第2特徴及び卵選別装置の第2特徴構成によれば、選
別用許容範囲が幅狭となる程度を一定にして、選別条件
が厳しくなる程度が極端に変化しないようにしているの
で、定重詰め用の卵の選別を円滑に行えるようにしなが
ら、上記卵選別方法の第1特徴及び卵選別装置の第1特
徴構成による効果を奏することができる。上記卵選別方
法の第3特徴及び卵選別装置の第3特徴構成によれば、
選別条件の緩やかな部分と相対的に選別条件の厳しい部
分とをバランスさせることができるので、一層効率良く
定重詰め用の卵を選別できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を鶏卵の選別包装装置に適用し
た実施例を図面に基づいて説明する。図1の平面図及び
図2の側面図に示す選別包装装置には、矢印Aの方向に
卵の一例である鶏卵Eを搬送する6列の給卵コンベアF
Cと、給卵コンベアFCから鶏卵Eを受け取って矢印B
の方向に鶏卵Eを搬送する単列コンベア1と、単列コン
ベア1の鶏卵搬送方向に直交する矢印aで示す方向に包
装容器Pを搬送する容器コンベアPCと、各コンベアの
作動の制御等を行う制御装置COとが備えられている。
【0016】給卵コンベアFCから供給される被選別用
原卵は、各鶏卵E毎に秤量された後、単列コンベア1に
移載され、容器コンベアPCとの交差箇所まで搬送され
る。この間、制御部COは、各鶏卵Eの秤量値に基づい
て、定重詰め用として採用できるか否かを判断し、定重
詰め用として選別した鶏卵Eが、定重詰めを行うように
指定している容器コンベアPCとの交差箇所に到達する
と、その容器コンベアPCによって搬送される包装容器
Pに移載する。定重詰め用として選別されなかった鶏卵
Eは、定重詰めを行うように指定している容器コンベア
PC以外の容器コンベアPCとの交差箇所にて包装容器
Pに移載され、例えば農林規格によるサイズ別の詰め方
等によって包装容器Pに収納される。鶏卵Eの収納が完
了した包装容器Pは、容器コンベアPCにおける包装容
器Pの搬送方向下流側端部から完成品として取り出され
る。
【0017】以下、各構成部分毎に詳細説明する。給卵
コンベアFCは鶏卵Eを適当に離間した状態で搬送し、
給卵コンベアFCの単列コンベア1側の端部には、給卵
コンベアFCにて搬送される鶏卵Eを各別に秤量する秤
量部MUが各給卵コンベアFC毎に設けられている。秤
量部MUにて秤量された鶏卵Eの秤量データは、図3の
制御ブロック図に示すように、制御装置COに送られ
る。
【0018】単列コンベア1は、図4に示すように鶏卵
Eを載置するカップCの左右両端を保持する左右一対の
チェーン10と、チェーン10が掛け回される受動スプ
ロケットS1,S2,S3,S4と、駆動スプロケット
S5を介してチェーン10を回転駆動する駆動モータM
1と、鶏卵Eを給卵コンベアFCの秤量部MUからカッ
プCに移載する移し替え装置MTと、カップCから鶏卵
Eを落下させるためのキック装置2と、キック装置2の
作動によってカップCから落下する鶏卵Eを受け止め、
容器コンベアPCに搬送されている包装容器Pに収納す
る包装装置3とがフレームに備えられて構成されてい
る。
【0019】駆動モータM1は、図3の制御ブロック図
に示すように、制御部COにて制御され、チェーン10
の送り量すなわちカップCの搬送量は、受動スプロケッ
トS4に取り付けられたエンコーダECにて検出されて
制御部COに送られる。尚、駆動モータM1の動力は給
卵コンベアFCにも供給される。鶏卵Eを保持するカッ
プCは、図4に示すように、夫々、ピン13によって、
左右方向軸芯周りに揺動自在に左右一対のチェーン10
に取り付けられている後側支持部材11及び前側支持部
材12によって構成され、後側支持部材11及び前側支
持部材12における鶏卵Eの保持箇所は、平面視が略コ
の字状に斜め下方に延出し且つその延出した面が鶏卵E
の中心を向くように形成されて、鶏卵Eの外形形状に沿
うようにしてある。
【0020】後側支持部材11の左側端部には前方に延
出する後側側板11aが形成され、前側支持部材12の
左側端部には後方に延出する前側側板12aが形成され
ている。この後側側板11aと前側側板12aとは、夫
々に端部が固定されたスプリング15によって、夫々の
下方側端部が接近する側に付勢されており、後側のピン
13の位置を中心とするギヤの歯の如くに後側側板11
aの先端に形成された突出部11bと、前側のピン13
の位置を中心とするギヤの歯の如くに前側側板12aの
先端に形成された突出部12bとにおいて互いに接当し
ている。前側支持部材12には、更に、斜め上方に突出
する突出片12cが形成されており、後述のように、こ
の突出片12cがキック装置2に押し操作されて、後側
支持部材11及び前側支持部材12が揺動する。
【0021】キック装置2は、図4(ロ)、(ハ)及び
(ニ)に示すロータリソレノイド2a及びキックアーム
2bが、容器コンベアPCとの交差箇所の夫々におい
て、矢印Bで示す単列コンベア1の鶏卵E搬送方向に5
個並ぶ状態で設けられて構成されている。このキック装
置2のロータリソレノイド2aの作動は、図3の制御ブ
ロック図に示すように、制御装置COによって制御され
る。
【0022】キックアーム2bは、図4(ハ)及び
(ニ)に示すように側面視で略L字状に形成され、ロー
タリソレノイド2aの作動により、図4(ロ)において
矢印で示す方向に揺動する。矢印の方向に揺動すると、
キックアーム2bは、カップCの突出片12cの移動軌
跡上に位置し、そのキック装置2の設置箇所にカップC
が進行してくるとキックアーム2bと突出片12cとが
接当する。この接当によって、突出片12cが押し操作
されて、前側支持部材12がピン13を中心にして図4
(ニ)において反時計方向に揺動する。前側支持部材1
2が揺動作動は、夫々ギヤの歯の如く形成された突出部
11b,12bを介して後側支持部材11に伝達され、
後側支持部材11はピン13を中心にして図4(ニ)に
おいて時計方向に揺動する。この結果、カップCに鶏卵
Eが保持されていれば、その鶏卵Eは下方に落下する。
一方、キックアーム2bが図4(ロ)の位置にあれば、
図4(ハ)に示すように、カップCの鶏卵Eは、落下す
ることなく通過する。
【0023】包装装置3は、キック装置2の下方側箇所
に位置し、図5の平面図及び図6の側面図に示すよう
に、主に、カップCから落下した鶏卵Eを受け止める5
個のホルダHと、ホルダHを揺動自在に支持する一対の
シャフト32,33と、シャフト32,33を固定支持
する一対のプレート39,40と、一対のプレート3
9,40の4角から下方に突出する状態で設けられてい
るガイドアーム43と、4つのガイドアーム43の夫々
を上下2段の案内孔にて摺動自在に案内するガイド44
と、一対のプレート39,40夫々の下部に設けられた
カムフォロア39a,40aと係合して一対のプレート
39,40を上下動させるための一対の偏心カム34,
35と、一対の偏心カム34,35を固定連結して連動
させるカムシャフト45と、カムシャフト45を回転駆
動する駆動モータM2とから構成されている。尚、本実
施例では、1列あたり5個の鶏卵Eを2列に詰める10
個詰めの包装容器Pを使用する場合を例示しているが、
例えば、1列あたり6個の鶏卵Eを詰める包装容器Pを
使用する場合等もあり、このような場合では、1列あた
りの鶏卵の個数に応じた数のロータリソレノイド2a、
キックアーム2b及びホルダHを設ければ良い。
【0024】ホルダHの夫々は、先端の鶏卵保持箇所が
略コの字状に形成された左右一対の支持アーム30,3
1、その支持アーム30,31におけるシャフト32,
33に支持される位置を挟んで略コの字状の先端部分と
反対側の端部に取り付けられたバランスウェイト30
a,31a、一方の支持アーム30の図6における時計
方向への揺動を規制するストッパ42、他方の支持アー
ム31の図6における反時計方向への揺動を規制するロ
ック装置41とから構成されている。
【0025】ホルダHに鶏卵Eが保持されていない状態
では、左右一対の支持アーム30,31は、バランスウ
ェイト30a,31aの作用によって、夫々ストッパ4
2及びロック装置41に接当することなく安定した静止
姿勢を保持し、ホルダHにカップCから鶏卵Eが落下す
ると、左右一対の支持アーム30,31が夫々ストッパ
42及びロック装置41に接当するまで姿勢変化し、こ
の姿勢変化によって鶏卵Eの落下衝撃が吸収される。
【0026】駆動モータM2は、制御装置COからの作
動指令により、駆動モータM2の回転軸に取り付けられ
た駆動ギヤ38、カムシャフト45に取り付けられた受
動ギヤ36、及び、駆動ギヤ38と受動ギヤ36とに亘
って掛け回された駆動チェーン37を介して、偏心カム
34,35を一体に回転駆動する。偏心カム34,35
は、夫々、図6に示すように、略円形の円板状の外形形
状で、その外周部近くに外周縁と同心円状のカム溝34
a,35aが形成され、このカム溝34a,35aが、
プレート39,40夫々の下部に設けられたカムフォロ
ア39a,40aを係合案内する。
【0027】カムシャフト45は、図6に示すように、
偏心カム34,35の円の中心からずれた位置を貫通し
ているので、駆動モータM2がカムシャフト45を回転
駆動すると、カムフォロア39a,40aがカム溝34
a,35aに係合案内され、その結果、プレート39,
40が上下動する。上下動するプレート39,40が最
下点に位置するときに、すなわち、ホルダHが最下点に
位置するときに、ホルダHに保持されている鶏卵Eが、
ロック装置41の解除により、容器コンベアPCにて搬
送されてホルダHの下方側箇所に位置する包装容器Pに
向けて落下される。
【0028】容器コンベアPCは、図1に示すように、
包装容器Pの搬送下手側端部に設置された容器コンベア
駆動部PDにて、包装容器Pを蓋部を開いた状態で搬送
する。容器コンベア駆動部PDは、図3の制御ブロック
図に示すように、制御部COにて制御され、包装装置3
と同期しながら包装容器Pを搬送駆動する。次に、制御
部COが、秤量部MUから得た各鶏卵Eの秤量値に基づ
いて、定重詰め用として選別するか否かの判断をする選
別方法について、図7に基づいて説明する。尚、図7で
は、横軸に定重詰め用の卵として選別した卵の個数、縦
軸に定重詰め用の卵として選別した卵の積算重量をとっ
ている。
【0029】この選別は、1個目から設定個数までは、
所定許容単位重量範囲つまり定重詰め用の卵として規格
で決められている許容範囲内にあるか否かのみによっ
て、定重詰め用の卵として採用するか否かを判別する。
尚、本実施例では、1回の定重詰めの卵の総個数である
所定個数すなわち10個の半数である5個を設定個数と
している。この条件で卵の選別を行ったときに生じる積
算重量の最大ばらつきの範囲を、図7の一点鎖線50,
51で示す。上記の所定許容単位重量範囲の下限値をL
W、上限値をUWとすると、5個の卵を選別した段階で
は、図7の一点鎖線50は5×UWとなり、図7の一点
鎖線51は5×LWとなっている。
【0030】6個目から10個目までは、上記の所定許
容単位重量範囲による選別条件に加重して、所定許容総
重量範囲つまり定重詰めの総重量の許容範囲の下限値を
LWE、上限値をUWEとすると、選別対象となってい
る被選別用原卵の重量を既に定重詰め用の卵として採用
した卵の積算重量に加えた暫定積算重量が、5×UWと
UWEとを結ぶ直線52と、5×LWとLWEとを結ぶ
直線53とで囲まれる範囲内に収まるか否かで、選別対
象となっている卵を定重詰め用の卵として採用するか否
かを判別する。すなわち、6個目,7個目,8個目及び
9個目として採用するか否かは上記の暫定積算重量が、
夫々、W6,W7,W8及びW9の範囲で示す選別用許
容範囲内にあるか否かによって、選別対象となっている
卵を定重詰め用の卵として採用するか否かを判別する。
【0031】ここで、W6,W7,W8及びW9の範囲
の夫々の下限値は、1個の卵を選び出す毎に、所定許容
総重量範囲の下限値すなわちLWEと設定個数の卵を選
びだしたときに予想される最小積算重量すなわち5×L
Wとの差を所定個数と設定個数との差すなわち5個で除
算した値ずつ、設定個数の卵を選びだしたときに予想さ
れる最小積算重量すなわち5×LWから大きくなってい
る。又、W6,W7,W8及びW9の範囲の夫々の上限
値は、1個の卵を選び出す毎に、所定許容総重量範囲の
上限値すなわちUWEと設定個数の卵を選びだしたとき
に予想される最大積算重量すなわち5×UWとの差を所
定個数と設定個数との差すなわち5個で除算した値ず
つ、設定個数の卵を選びだしたときに予想される最大積
算重量すなわち5×UWから大きくなっている。
【0032】以下、制御装置COの制御により、鶏卵E
を選別そして包装する過程を図8乃至図12に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。選別包装装置を起動す
ると、制御装置COに備えられている記憶装置の記憶内
容を初期化して(ステップ#1)、初期設定入力を受け
付ける状態となる(ステップ#2)。初期設定入力の入
力内容としては、6列ある容器コンベアPCのうち、ど
の容器コンベアPCにおいて鶏卵Eの定重詰めを行うか
の指定、定重詰めの所定許容総重量範囲の指定、定重詰
めの所定許容単位重量範囲、及び、定重詰めを行わない
容器コンベアPCにおいてどのような詰め方を行うかの
指定がある。尚、本実施例においては、定重詰めにおい
て一つの包装容器Pに収納する鶏卵Eの個数は10個で
あるが、適宜設定変更可能である。
【0033】この後、制御部COは、給卵コンベアFC
の秤量部MUから鶏卵Eの秤量データを受け取り(ステ
ップ#3)、その秤量データが設定値より大きく、秤量
部MUにおいて鶏卵Eが適正に存在する状態で秤量した
と判断した場合(ステップ#4)は、鶏卵Eの秤量デー
タが上下限内にあるか否か、つまり、所定許容単位重量
範囲(LW〜UWの範囲)内にあるか否かを判断する
(ステップ#5)。鶏卵Eの重量が所定許容単位重量範
囲内にある場合は、定重詰め用の鶏卵として合計10個
のうち何個目まで選別したかをカウントする卵数カウン
トが4以下であれば、そのまま定重詰め用の鶏卵Eとし
て採用し、卵数カウントが5以上であれば、更に、上記
暫定積算重量が上記選別用許容範囲内にあるか否かを判
断し(ステップ#7)、範囲内にあれば定重詰め用の鶏
卵Eとして採用する。定重詰め用としての採用を決定す
ると、卵数カウントを「+1」して(ステップ#8)、
選別した鶏卵Eをそのキック装置2によって包装装置3
に向けて落下させるかを指定するキックデータ確定処理
を実行する(ステップ#9)。
【0034】キックデータ確定処理は、図9のフローチ
ャートに基づいて行う。このキックデータ確定処理のた
めに、制御装置COに内蔵されている記憶装置内に、図
13に示すキックデータテーブルが記憶されている。こ
のキックデータテーブルは、定重詰め用として選別した
鶏卵Eを単列コンベア1から落下させたい位置に対応す
るキック装置1のロータリソレノイド2aを特定するた
めのソレノイド番号欄、定重詰め用の鶏卵Eとして選別
を決定した時点におけるその選別された鶏卵Eの単列コ
ンベア1での位置から、キックデータテーブルの同じ段
のソレノイド番号欄に記憶されているキック装置1の存
在位置までの搬送量を、エンコーダECのパルス数に換
算して記憶する欄である基本パルス欄、及び、図12に
示すフローチャートに基づいて、エンコーダECがパル
スを出力する毎に割り込み処理によって、その出力パル
ス数をカウント値を保持するパルスカウント欄の3つの
欄が設けられ、このキックデータテーブルの段数は、単
列コンベア1のスプロケットS1とS2との間に存在す
るカップCの数だけ確保されている。
【0035】ソレノイド番号欄には、具体的には、最初
の2桁が容器コンベアPCの番号を示し、後の2桁が上
記の卵数カウントを示す合計4桁の数字が記憶される。
つまり、何個目に選別された鶏卵Eは、その容器コンベ
アPCに対応して配置されている5つのキック装置2の
うち何番目のもので落下させるかを対応させているの
で、上記の4桁の数字で、使用するキック装置2を特定
できるのである。
【0036】キックデータ確定処理では、先ず、キック
データテーブルのソレノイド番号欄に空き状態を示す
「−999」と記憶されている段を探し(ステップ#4
0)、そのソレノイド番号欄に容器コンベアPCの番号
と何番目に選別した鶏卵Eであるかを記憶して(ステッ
プ#41)、同じ段の基本パルス欄に該当するロータリ
ソレノイド2aまでのすなわち該当するキック装置2ま
でのエンコーダECのパルスするを記憶した後(ステッ
プ#42)、同じ段のパルスカウント欄をクリアする。
このクリアしたパルスカウント欄は、この時点以降、上
述のようにして、エンコーダECの出力パルスをカウン
トする。
【0037】キックデータ確定処理の終了後、卵数カウ
ントが「10」に達していれば(ステップ#10)、卵
数カウントをクリアして(ステップ#11)、キック&
包装処理を実行する(ステップ#13)。キック&包装
処理では、図10のフローチャートに基づいて、上記キ
ックデータテーブルの各段毎に、選別した鶏卵Eが落下
予定の位置まで搬送されたか否かを確認し、搬送されて
いれば落下させて包装する処理を実行する。先ず、キッ
クデータテーブルの各段の中から、ソレノイド番号欄が
「−999」ではなく(ステップ#50)、且つ、その
段の基本パルス欄の数値がパルスカウント欄の数値以下
になり、定重詰め用として選別された鶏卵Eが落下予定
の位置まで搬送されているものを探し出す(ステップ#
51)。
【0038】落下予定の位置まで搬送されている鶏卵E
を見つけると、そのソレノイド番号欄の数値から、容器
コンベアFCの番号と、卵数カウントすなわち10個の
うち何個目に選別した鶏卵Eであるかを読み出し(ステ
ップ#52)、その卵数カウントが6以上であれば(ス
テップ#53)、キック装置2の番号と対応付けるため
に「5」を引いてキック装置2の番号として特定し(ス
テップ#54)、特定した容器コンベアFCの番号とキ
ック装置1の番号に該当するロータリソレノイド2aを
作動させて、鶏卵Eを包装装置3に放出する(ステップ
#55)。この処理を行うと、ソレノイド番号欄のデー
タは不要となるので「−999」の空き状態を示すデー
タを記憶する(ステップ#56)。
【0039】このとき、卵番号すなわち卵数カウント又
は必要に応じて卵数カウントから5を引いた値が「5」
となっていれば、すなわち、包装装置3の5個のホルダ
H全てが鶏卵Eを保持している状態であれば(ステップ
#57)、包装容器Pへの投入許可フラグを立てる(ス
テップ#58)。投入許可フラグが立って、且つ、一定
時間経過していれば(ステップ#59)、投入許可フラ
グを消して(ステップ#60)、包装装置3の駆動モー
タM2を作動させ、偏心カム34,35を一回転させる
(ステップ#61)。この偏心カム34,35の一回転
の途中において、ホルダHが最下点にあるときに、ロッ
ク装置41を解除して、鶏卵Eを包装容器Pに落下させ
るのである。偏心カム34,35を一回転させると、包
装装置3から包装容器Pに何回投入したかを示す投入カ
ウントを「+1」する(ステップ#62)。
【0040】キックデータテーブルの全段について上記
一連の処理を繰り返し、全段終了すると(ステップ#6
3)、図8にフローチャートに戻り、容器送り処理を実
行する(ステップ#14)。容器送り処理は、図11の
フローチャートに基づいて行う。容器送り処理では、投
入カウントが「2」となり、一つの包装容器Pへの鶏卵
Eの収納が完了した場合は(ステップ#70)、投入カ
ウントをクリアして(ステップ#71)、次の包装容器
Pを包装装置3の下方の先頭位置まで搬送する(ステッ
プ#72)。
【0041】一方、投入カウントが「1」で、包装容器
Pの2列の収納スペースのうち一列のみ収納が完了した
場合は(ステップ#73)、包装容器Pの収納スペース
の一列分搬送する(ステップ#74)。尚、投入カウン
トが「0」の場合は、何の処理も行わない。包装容器P
の搬送処理が終了すると、図8のフローチャートに戻
る。以上で、制御部COが秤量部MUから受け取った鶏
卵Eの秤量データ1個分についての処理を終了するが、
秤量部MUは6列の給卵コンベアFCの夫々に設けられ
ているので、6個の秤量データを同時に受け取ることに
なる。従って、その6個の秤量データ全てについて、卵
の欠落の確認(ステップ#4)以降の処理を繰り返し、
それが終了すると(ステップ#15)、被選別用原卵の
重量の平均値等から、被選別用原卵の重量の分布の状況
が、定重パックの条件すなわち所定許容総重量範囲から
ずれ過ぎていないか否かを判断して(ステップ#1
6)、ずれ過ぎていればアラーム表示をして(ステップ
#17)、キック&包装処理(ステップ#13)と、容
器送り処理(ステップ#14)を実行しながら、秤量デ
ータが送られてくるのを待つ。
【0042】尚、鶏卵Eの重量が所定許容単位重量範囲
内にない場合(ステップ#5)、上記暫定積算重量が上
記選別用許容範囲内にない場合(ステップ#7)は、定
重詰めではなく、農林規格によるサイズ別の詰め方等の
他の詰め方の処理が実行される(ステップ#12)。従
って、キック装置2及び包装装置3は、被選別用原卵を
包装容器Pに移載する移載手段TRとして機能し、制御
装置COは、定重詰め用の鶏卵Eとして採用するか否か
を判別する判別手段DCとして機能する。
【0043】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する 上記実施例では、所定許容単位重量範囲内にあるか
否かのみによって選別する設定個数を5個としている
が、設定個数は適宜設定変更可能である。 上記実施例では、上記暫定積算重量が、5×UWと
UWEとを結ぶ直線52と、5×LWとLWEとを結ぶ
直線53とで囲まれる範囲で、選別用許容範囲を規定し
ているが、選別用許容範囲の幅が、選別した卵の個数が
多くなるほど幅狭となるものであれば、5×UWとUW
Eとを結ぶ線及び5×LWとLWEとを結ぶ線は直線で
なくても良い。 上記実施例では、移載手段TRは、キック装置2と
包装装置3とによって構成しているが、単列コンベア1
にて搬送される鶏卵Eを包装容器Pに移載するマニプレ
ータ等を設置しても良い。
【0044】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した鶏卵の選別包装装置の実施例
にかかる概略構成図
【図2】本発明を適用した鶏卵の選別包装装置の実施例
にかかる概略構成図
【図3】本発明の実施例にかかる制御ブロック図
【図4】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図5】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図6】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図7】本発明の実施例にかかる卵の選別条件の説明図
【図8】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図9】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図10】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図11】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図12】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図13】本発明の実施例にかかるキックデータテーブ
ルの説明図
【符号の説明】
DC 判別手段 TR 移載手段 P 包装容器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々の重量が予め測定され、列状に搬送
    される被選別用原卵の中から、各卵の重量が所定許容単
    位重量範囲内で且つ総重量が目標総重量を含む所定許容
    総重量範囲内に収まるように所定個数の卵を選び出す卵
    選別方法であって、 選び出した卵の個数が設定個数に至るまでは、前記所定
    許容単位重量範囲内にあれば、前記所定個数の卵として
    選び出し、 選び出した卵の個数が前記設定個数を超えた後は、前記
    所定許容単位重量範囲内にあり、且つ、選別の判断対象
    となっている卵の重量を既に選びだした卵の積算重量に
    加えた重量が、選別した卵の個数が多くなるほど幅狭と
    なるように設定された選別用許容範囲内にあれば、前記
    所定個数の卵として選びだす卵選別方法。
  2. 【請求項2】 前記選別用許容範囲の下限値は、1個の
    卵を選びだす毎に、前記所定許容総重量範囲の下限値と
    前記設定個数の卵を選びだしたときに予想される最小積
    算重量との差を前記所定個数と前記設定個数との差で除
    算した値づつ、前記設定個数の卵を選びだしたときに予
    想される最小積算重量から大きくなるように設定され、 前記選別用許容範囲の上限値は、1個の卵を選びだす毎
    に、前記所定許容総重量範囲の上限値と前記設定個数の
    卵を選びだしたときに予想される最大積算重量との差を
    前記所定個数と前記設定個数との差で除算した値づつ、
    前記設定個数の卵を選びだしたときに予想される最大積
    算重量から大きくなるように設定されている請求項1記
    載の卵選別方法。
  3. 【請求項3】 前記設定個数が、前記所定個数のほぼ半
    数である請求項1又は2記載の卵選別方法。
  4. 【請求項4】 夫々の重量が予め測定され、列状に搬送
    される被選別用原卵の中から、各卵の重量が所定許容単
    位重量範囲内で且つ総重量が目標総重量を含む所定許容
    総重量範囲内に収まるように所定個数の卵を選び出す卵
    選別装置であって、 選び出した卵の個数が設定個数に至るまでは、前記所定
    許容単位重量範囲内にあれば、前記所定個数の卵として
    選び出し、 選び出した卵の個数が前記設定個数を超えた後は、前記
    所定許容単位重量範囲内にあり、且つ、選別の判断対象
    となっている卵の重量を既に選びだした卵の積算重量に
    加えた重量が、選別した卵の個数が多くなるほど幅狭と
    なるように設定された選別用許容範囲内にあれば、前記
    所定個数の卵として選びだす判別手段(DC)と、 その判別手段(DC)の判別結果に基づいて、前記列状
    に搬送される被選別用原卵を包装容器(P)に移載する
    移載手段(TR)とが設けられた卵選別装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段(DC)は、1個の卵を選
    びだす毎に、前記所定許容総重量範囲の下限値と前記設
    定個数の卵を選びだしたときに予想される最小積算重量
    との差を前記所定個数と前記設定個数との差で除算した
    値づつ、前記設定個数の卵を選びだしたときに予想され
    る最小積算重量から大きくなるように前記選別用許容範
    囲の下限値を設定し、 1個の卵を選びだす毎に、前記所定許容総重量範囲の上
    限値と前記設定個数の卵を選びだしたときに予想される
    最大積算重量との差を前記所定個数と前記設定個数との
    差で除算した値づつ、前記設定個数の卵を選びだしたと
    きに予想される最大積算重量から大きくなるように前記
    選別用許容範囲の上限値を設定している請求項4記載の
    卵選別装置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段(DC)は、前記設定個数
    を、前記所定個数のほぼ半数としている請求項4又は5
    記載の卵選別装置。
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