JPS62260311A

JPS62260311A - 変圧器

Info

Publication number: JPS62260311A
Application number: JP10311686A
Authority: JP
Inventors: Tamotsu Inoue; 保井上
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-05-07
Filing date: 1986-05-07
Publication date: 1987-11-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、鉄心に平角線又はシート状の導体を巻回して
成る巻線を有する変圧器や箔巻変圧器に関するもので特
に１巻線のヨーク側端部に取り付ける磁気シールドの端
部の電界緩和を施こした変圧器に係る。

（従来の技術）変圧器は、近年の電力需要に伴ない大形化している。変
圧器はエネルギー効率の良い機械であるが、それにもか
かわらず漏れ磁束などによる損失がある。その損失低減
のため、近年においては、巻線の端部に磁気リングを取
り付け、そこに巻線からのもれ磁束を吸収し、鉄心の主
脚に磁束を流す、いわゆる磁気リング付きの変圧器が検
討されている。

第２図は、磁気リング付きの箔巻変圧器の概要を示す図
である。第２図において１は主脚鉄心であり、その主脚
鉄心１に、絶縁シートと釡属シートが重ねて巻回され巻
線２を構成している。そして、磁気リング３は１巻線２
のヨーク側に取り付けられ、磁気リング３に流れた磁束
は、主脚鉄心１に流されるような構成になっている。こ
れらはタンク８内に絶縁媒体９とともに収納されている
。

（発明が解決しようとする問題点）この様に構成された磁気リング付の変圧器においては、
次の様な欠点、問題点を有している。

即ち、磁気リング３は、薄いけい素鋼板を使用し製作さ
れるが、従来の磁気リング３においては第２図に示す磁
気リング３の端部４は角部となり電界が集中しやすくな
る。一方、磁気リング３は、高圧側の巻線に至るまで取
り付けた方が効果的である。さらには、巻線２と磁気リ
ング３は出来るだけ近ずけた方が良い。しかし、前記し
た如く磁気リング３の角部４があるため、電界集中が生
じ。

それによりあまり巻線２と磁気リング３を近ずけると磁
気リング３の角部から絶縁破壊するおそれが生じる。従
って磁気リング３と巻線２とは、出来るだけ距離を取る
必要がある。しかし、前記した如く、磁束の関係からは
、出来るだけ巻線２と磁気リング３を近ずける必要があ
る。

本発明は上記した２点の矛盾を解決するためになされた
もので、その目的は、絶縁距離を広げることなく、安価
で信頼性の高い変圧器を提供するものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段および作用）本発明は、
前記した磁気リングの角部に非磁鋼製から成る静電シー
ルドを取り付けこれにより電界を緩和するようにしたも
のである。

（実施例）第１図は本発明の一実施例を示す概略図である。

第１図において、従来と同一部分は同一符号にて示し、
その説明は省略する。

第１図において、５は磁気リング３の端部をおおう様に
取り付けられた金属物よりなる静電シールドであり、電
気的には、磁気リング３と同電位にされている。そして
、その静電シールド５には、絶縁物６にて絶縁被覆がな
されている。なお、このようにして構成された磁気リン
グ３と絶縁被覆された静電シールド５は、機械的にも例
えばボルト等により固定されている。さらに、静電シー
ルド５は磁気リング３の外周に取り付けられるが、１タ
ーンは形成されない様に、静電シールド５を途中で切り
、ブリーフ状にして仕上げである。さらに、静電シール
ド５は断面は円又は０円等の様に、角のない丸みを持っ
たもので構成し、その材料は、前記した如く、金属物で
あるが、特に非磁鋼材などで製作する他、例えばプレス
ポート等の絶縁物の上にカーボン紙等の半導体製テープ
を巻き付けて構成しても良い。この様に構成された本発
明においては、次の様な作用効果が生じる。

■　磁気リング３の端部に断面が円又は０円等の角部の
ない丸みを持った静電シールド５が取り付けである。そ
のため、磁気リング３の角部に電界集中が生じることが
ないので、磁気リング３の角部からの破壊を防止できる
。その為絶縁距離も少なくてすみ、もれ磁束による損失
低減を図ることが出来る。従って、変圧器が小型出来安
価で信　１頼性の高い変圧器が得られる。

■　さらに本発明による静電シールド５は、半導体又は
非磁鋼などで形成されているため、磁束が静電シールド
５に集中することがなく、熱的にも安定した信頼性の高
い変圧器が得られる。

（３）本発明による静電シールド５は前記した如く、１
ターンを形成せずガリーク状になっているため、静電シ
ールド５には誘導電圧が誘起される様なことがなく信頼
性の高い変圧器が得られる。

（イ）静電シールドは前記した如く、例えばプレスポー
ド上にカーボンテープを巻き付けても製作出来安価で信
頼性の高い変圧器が得られる。

〔発明の効果〕

以上述べた如く、本発明によれば変圧器を小型に出来る
ばかりか安価で、信頼性の高い変圧器が得られる。

なお、本発明は箔巻変圧器の図面を用いて説明したが、
平角線を巻回してなる変圧器においても同様の作用効果
が生じること云うまでもない。

【図面の簡単な説明】第１図は、本発明の一実施例を示す断面図、第２図は従
来の箔巻変圧器を示す断面図である。１・・主脚鉄心　　　　　２・・・巻線３・・・磁気リ
ング　　　　４・・・角部５・・・静電シールド　　　
６・・・絶縁被覆８・・・タンク　　　　　　９・・・
絶縁媒体代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　三俣弘文第　１　図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鉄心に巻線を巻回してなる変圧において、巻線の
ヨーク端部に磁気シールドを取り付け、前記磁気シール
ド端部に静電シールドを取り付けたことを特徴とする変
圧器。
（２）静電シールドは非磁鋼材又は半導体で製作したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項載の変圧器。