JPS63293906A - 磁性帯状導体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波用各種トランス及びコイルの巻線に使用
される磁性帯状導体に関するものである。

従来の技術 従来のこの種のトランスやコイル巻線には銅線あるいは
磁性線、又は銅箔テープ等が使用されていた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の巻線用導体では、例えば銅線や銅箔テ
ープの場合、高周波交流電流が流れると近接効果の影響
で導体内に電流密度の不均衡が生じ、その実効抵抗が増
加するため損失が増大するという問題があった。又、磁
性線は第３図にその断面構造を示したように、銅線１の
円周上に強磁性薄膜層２を被覆し、更にその上に絶縁皮
膜層３を被覆されたもので、この磁性薄膜層２が高周波
電流によって発生する磁界を吸収し、近接効果を低減さ
せるのであるが、銅線１と同様に円柱状導体であるため
、巻線すると占積率が悪いという問題点があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、近接効果
を低減し、かつ占積率の良い磁性帯状導体を提供するも
のである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するために本発明は、少なくとも片面
に強磁性材料から成る皮膜を形成した構成としたもので
ある。

作用 この構成により、高周波交流電流によって生じた磁界が
強磁性膜に吸収され、近接効果を低減する上、帯状導体
であるので占積率の向上が可能となる。

実施例 第１回は本発明の一実施例による磁性帯状導体の断面構
造図である。第１図において、４は帯状導体で例えば銅
箔テープで構成されている。６は強磁性皮膜で例えば鉄
メッキで構成され帯状導体４の全周に形成されている。

６は絶縁皮膜で例えばポリウレタンを焼付処理したもの
である。本実施例であれば、そのまま巻線として使用で
きる。

第２図は本発明の他の実施例による磁性帯状導体の断面
構造図である。第２図において、４は帯状導体で例えば
銅箔テープより構成され、５は強磁性皮膜で例えばケイ
素鋼板を貼付は圧延したものである。第２図の実施例で
は巻線の際、絶縁テープが必要となる。いずれの実施例
の場合においても、帯状導体４に流れる高周波交流電流
によって生じた磁界は強磁性皮膜６に吸収され、近接効
果は低減される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、近接効果は低減され、高
周波交流電流に対する導体の実効抵抗の増加を抑えるこ
とができ、即ち損失も低減できる。

さらに従来の銅箔テープの持つ長所も兼ね備えており、
銅線や磁性線に比べ、巻線の占積率が向上する。又、第
２図の実施例のような構造であれば、鉄メッキや絶縁皮
膜の焼付処理といった製造工程が不用であり、安価に製
造可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による磁性帯状導体の断面構
造図、第２図は本発明の他の実施例による磁性帯状導体
の断面構造図であり、第３図は従−来の巻線用導体であ
る磁性線の断面構造図である。 ４・・・・・・帯状導体、６・・・・・・強磁性皮膜、
６・・・・・・絶縁皮膜。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ■ を 第３図 く 目 【

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも片面に強磁性材料から成る皮膜を設けた磁性
   帯状導体。