JPS6032733Y2 - 交流ソレノイド用鉄心 - Google Patents
交流ソレノイド用鉄心Info
- Publication number
- JPS6032733Y2 JPS6032733Y2 JP6992481U JP6992481U JPS6032733Y2 JP S6032733 Y2 JPS6032733 Y2 JP S6032733Y2 JP 6992481 U JP6992481 U JP 6992481U JP 6992481 U JP6992481 U JP 6992481U JP S6032733 Y2 JPS6032733 Y2 JP S6032733Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- solenoid
- stainless steel
- plates
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は交流用ソレノイド鉄心の改良に関する。
従来、交流用ソレノイドにおいては、鉄心のうず電流積
を少なくするために、可動鉄心2も固定鉄心3も珪素鋼
板の積層したものを冷間圧延鋼板側の締付板で両側から
挾み、軟鋼線材製のかしめピンをそれらに挿通しかしめ
て固定している。
を少なくするために、可動鉄心2も固定鉄心3も珪素鋼
板の積層したものを冷間圧延鋼板側の締付板で両側から
挾み、軟鋼線材製のかしめピンをそれらに挿通しかしめ
て固定している。
この場合、珪素鋼板は電気固有抵抗が大きく、かつ表面
に絶縁被覆が施しであるが、締付板およびかしめピンは
普通鋼から成るので固有抵抗が10μΩ・傭程度と低く
、かつ厚さ又は直径が大きいため、交流電流を通電中に
うず電流積を発生し、電力の消費を増加し、また鉄心お
よび鉄心に巻いである巻線が加熱されるという問題があ
った。
に絶縁被覆が施しであるが、締付板およびかしめピンは
普通鋼から成るので固有抵抗が10μΩ・傭程度と低く
、かつ厚さ又は直径が大きいため、交流電流を通電中に
うず電流積を発生し、電力の消費を増加し、また鉄心お
よび鉄心に巻いである巻線が加熱されるという問題があ
った。
従って本考案の目的は、鉄損特にうず電流積が少なく、
電力消費を軽減し得る交流ソレノイド川鉄心を提供する
ことにある。
電力消費を軽減し得る交流ソレノイド川鉄心を提供する
ことにある。
本考案による交流ソレノイド用鉄心の特徴は、締付板お
よびかしめピンにマルテンサイト系又はフェライト系の
ステンレス鋼板およびステンレス鋼線材を使用したこと
である。
よびかしめピンにマルテンサイト系又はフェライト系の
ステンレス鋼板およびステンレス鋼線材を使用したこと
である。
以下図面を参照して本考案の一実施例について説明する
。
。
第1図ないし第3図において、プランジャすなわち可動
鉄心2は表面に電気絶縁被覆を施した薄い珪素鋼板4を
積層したものを、マルテンサイト系又はフェライト系ス
テンレス鋼(以下強磁性ステンレス鋼という)板製の締
付板5aおよび5bにて両側から挾んで、強磁性ステン
レス鋼線材製にかしめピン7を複数本使用して固定する
。
鉄心2は表面に電気絶縁被覆を施した薄い珪素鋼板4を
積層したものを、マルテンサイト系又はフェライト系ス
テンレス鋼(以下強磁性ステンレス鋼という)板製の締
付板5aおよび5bにて両側から挾んで、強磁性ステン
レス鋼線材製にかしめピン7を複数本使用して固定する
。
固定鉄心3も可動鉄心2と同じく薄い珪素鋼板4を積層
したものを強磁性ステンレス鋼板製の締付板6aおよび
6bにて両側から挾んで、強磁性ステンレス鋼線材製の
かしめピン8を複数本使用して固定する。
したものを強磁性ステンレス鋼板製の締付板6aおよび
6bにて両側から挾んで、強磁性ステンレス鋼線材製の
かしめピン8を複数本使用して固定する。
固定鉄心3の中央(第1図で左右方向)にボビン9に巻
線したコイル10を配設し、固定鉄心の中央の孔および
ボビンの孔11に可動鉄心2を移動可能に挿入する。
線したコイル10を配設し、固定鉄心の中央の孔および
ボビンの孔11に可動鉄心2を移動可能に挿入する。
以上の構成の交流ソレノイドにおいて、可動鉄心2およ
び固定鉄心3の締付板5a、5b、6a、6b、および
かしめピン7.8の材質が強磁性ステンレス鋼であるた
め固有抵抗は従来使用された普通鋼のそれの数倍(5な
いし6倍程度)もあるので、うず電流積が極めて小さく
なり、従って必要な電気入力が低下するという効果があ
る。
び固定鉄心3の締付板5a、5b、6a、6b、および
かしめピン7.8の材質が強磁性ステンレス鋼であるた
め固有抵抗は従来使用された普通鋼のそれの数倍(5な
いし6倍程度)もあるので、うず電流積が極めて小さく
なり、従って必要な電気入力が低下するという効果があ
る。
一実施例として没用型交流ソレノイドに本考案による鉄
心を使用したところ、電気入力は約5%低下するという
効果があった。
心を使用したところ、電気入力は約5%低下するという
効果があった。
従来の交流ソレノイド用の鉄心においては、可動鉄心お
よび固定鉄心の締付板とかしめピンにて短絡回路が形成
され損失発生磁束を生じ電力損失をもたらしていたが、
本考案においては締付板およびかしめピンの材質を強磁
性ステンレス鋼にすることによって、その高い電気抵抗
のため前述の接触部分に施す表面処理が施されなくても
短絡回路による電流が極めて減少し、したがって電力損
失も極めて減小し、従って電力損失も減少するという効
果がある。
よび固定鉄心の締付板とかしめピンにて短絡回路が形成
され損失発生磁束を生じ電力損失をもたらしていたが、
本考案においては締付板およびかしめピンの材質を強磁
性ステンレス鋼にすることによって、その高い電気抵抗
のため前述の接触部分に施す表面処理が施されなくても
短絡回路による電流が極めて減少し、したがって電力損
失も極めて減小し、従って電力損失も減少するという効
果がある。
また、本考案によって締付板およびかしめピンに使用す
るマルテンサイト系又はフェライト系ステンレス鋼はク
ロムの含有量が約13ないし19%と多いので磁気特性
は劣下するが、電気入力の低下という効果がこの劣下を
十分に償うものである。
るマルテンサイト系又はフェライト系ステンレス鋼はク
ロムの含有量が約13ないし19%と多いので磁気特性
は劣下するが、電気入力の低下という効果がこの劣下を
十分に償うものである。
第1図ないし第3図は本考案による交流ソレノイド用鉄
心を使用した交流ツレメイドを示し、第1図は正面図、
第2図は第1図の結線断面図、第3図の左半分は第1図
のBB線断面図、第3図の右半分は交流ソレノイドの左
側面図である。 1:交流ソレノイド、2:可動鉄心、3:固定鉄心、4
:珪素鋼板、5a、5b、6a、eb:締付板、7,8
:かしめピン、10:コイル。
心を使用した交流ツレメイドを示し、第1図は正面図、
第2図は第1図の結線断面図、第3図の左半分は第1図
のBB線断面図、第3図の右半分は交流ソレノイドの左
側面図である。 1:交流ソレノイド、2:可動鉄心、3:固定鉄心、4
:珪素鋼板、5a、5b、6a、eb:締付板、7,8
:かしめピン、10:コイル。
Claims (1)
- 交流ソレノイド用積層鉄心において、両側から積層板を
挾む締付板と、該積層板および締付板内に貫通されてそ
れらを一体に固定するかしめピンとに、マルテンサイト
系又はフェライト系のステンレス鋼板およびステンレス
鋼線材を使用した交流ソレノイド用鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6992481U JPS6032733Y2 (ja) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | 交流ソレノイド用鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6992481U JPS6032733Y2 (ja) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | 交流ソレノイド用鉄心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57183711U JPS57183711U (ja) | 1982-11-20 |
JPS6032733Y2 true JPS6032733Y2 (ja) | 1985-09-30 |
Family
ID=29865772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6992481U Expired JPS6032733Y2 (ja) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | 交流ソレノイド用鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032733Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-05-15 JP JP6992481U patent/JPS6032733Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57183711U (ja) | 1982-11-20 |
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