JPH0325386Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0325386Y2 JPH0325386Y2 JP1984199257U JP19925784U JPH0325386Y2 JP H0325386 Y2 JPH0325386 Y2 JP H0325386Y2 JP 1984199257 U JP1984199257 U JP 1984199257U JP 19925784 U JP19925784 U JP 19925784U JP H0325386 Y2 JPH0325386 Y2 JP H0325386Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- bobbin
- circumferential surface
- synthetic resin
- primary coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、ノイズレストランスに係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」
トランスでは、一次コイルに比較的高い周波数
のノイズや瞬発的なノイズが入力すると、該ノイ
ズが一次コイルから電磁波として放出されて二次
コイルに直接的に飛び込み、いわゆる入力ノイズ
の移行を生ずる。
のノイズや瞬発的なノイズが入力すると、該ノイ
ズが一次コイルから電磁波として放出されて二次
コイルに直接的に飛び込み、いわゆる入力ノイズ
の移行を生ずる。
そこで、これを嫌うデイジタル機器等では、一
次コイルと二次コイルとの間を導電材で静電シー
ルドしたノイズレストランスが用いられる。具体
的には、一次コイルと二次コイルとが別体のもの
では、これらをそれぞれシールドカバーで包み、
一次コイルと二次コイルが重ね巻きのものでは、
両コイル間に銅箔を介在させることが行われる。
次コイルと二次コイルとの間を導電材で静電シー
ルドしたノイズレストランスが用いられる。具体
的には、一次コイルと二次コイルとが別体のもの
では、これらをそれぞれシールドカバーで包み、
一次コイルと二次コイルが重ね巻きのものでは、
両コイル間に銅箔を介在させることが行われる。
また、これらのコイルのボビンに、金属製のも
のやベークライト等のボビン本体に金属メツキ又
は導電性塗料を塗布したもの等が用いられること
もある（実公昭42−19464号公報）。
のやベークライト等のボビン本体に金属メツキ又
は導電性塗料を塗布したもの等が用いられること
もある（実公昭42−19464号公報）。
しかし、これらの静電シールド手段では、正規
の動作においてシールド材に二次短絡電流が流れ
る欠点があり、これを防止するには、有端にする
こと及びその間を十分に電気絶縁することを要し
て、構造がかなり複雑なものとなり、製作が容易
でなく、製作が時間がかかり、著しくコスト高と
なる。また、それでもなお、瞬発的なノイズに
は、十分な性能が得られない。
の動作においてシールド材に二次短絡電流が流れ
る欠点があり、これを防止するには、有端にする
こと及びその間を十分に電気絶縁することを要し
て、構造がかなり複雑なものとなり、製作が容易
でなく、製作が時間がかかり、著しくコスト高と
なる。また、それでもなお、瞬発的なノイズに
は、十分な性能が得られない。
本考案は、斯る従来の問題点を解決しようとす
るものである。
るものである。
「課題を解決するための手段」
本考案は、一次コイルと二次コイルのボビンの
周面乃至コイルの周面に、銅粉等の導電材の粉末
を混合した電気絶縁性合成樹脂材の薄い層を設け
て成る。
周面乃至コイルの周面に、銅粉等の導電材の粉末
を混合した電気絶縁性合成樹脂材の薄い層を設け
て成る。
「作用」
如上の構成であるから、銅粉等の導電材の粉末
を混合した合成樹脂材の薄い層においては、導電
材の粉末相互が合成樹脂材により適度に電気絶縁
されるため、該層が無端環状であつても二次短絡
電流は流れず、一方、比較的高い周波数や瞬発的
なノイズは、その性質上、導電材の粉末を伝つて
還流し、消費されて、自然消滅する。従つて、二
次コイルへ移行することはない。
を混合した合成樹脂材の薄い層においては、導電
材の粉末相互が合成樹脂材により適度に電気絶縁
されるため、該層が無端環状であつても二次短絡
電流は流れず、一方、比較的高い周波数や瞬発的
なノイズは、その性質上、導電材の粉末を伝つて
還流し、消費されて、自然消滅する。従つて、二
次コイルへ移行することはない。
「実施例」
その１
第１図乃至第３図は、一次コイル１，１と二次
コイル２，２を分離したトランスに本考案を適用
した場合を示している。
コイル２，２を分離したトランスに本考案を適用
した場合を示している。
この場合、これらのコイルの各ボビン１２にお
いて、周面に、銅粉を混合した電気絶縁性の溶融
合成樹脂材を塗布し、硬化させて、導電材粉末混
合合成樹脂の薄い層３を設けて成る。図中、４
は、コアである。
いて、周面に、銅粉を混合した電気絶縁性の溶融
合成樹脂材を塗布し、硬化させて、導電材粉末混
合合成樹脂の薄い層３を設けて成る。図中、４
は、コアである。
その他、第４図に示すように、一次コイル１，
１、二次コイル２，２の周面全般に、上記薄い層
３を設けてもよい。
１、二次コイル２，２の周面全般に、上記薄い層
３を設けてもよい。
その２
第５図乃至第７図は、一次コイル１と二次コイ
ル２とを１つのボビンに並設したトランスに本考
案を適用した場合を示している。
ル２とを１つのボビンに並設したトランスに本考
案を適用した場合を示している。
この場合、ボビン１２の一次コイル巻回部１２
１と二次コイル巻回部１２２との周面に、それぞ
れ銅粉を混合した電気絶縁性の溶融合成樹脂材を
塗布し、硬化させて、導電材粉末混合樹脂の薄い
層３を設けて成る。図中、４は、コアである。
１と二次コイル巻回部１２２との周面に、それぞ
れ銅粉を混合した電気絶縁性の溶融合成樹脂材を
塗布し、硬化させて、導電材粉末混合樹脂の薄い
層３を設けて成る。図中、４は、コアである。
この場合、更に、第８図に示すように、コイル
の周面全般にもその薄い層３を設けてもよい。
の周面全般にもその薄い層３を設けてもよい。
なお、上記溶融合成樹脂材の塗布には、筆、ロ
ーラ、スプレー等による一般的塗布手段でも、い
わゆるドブヅケやその他の手段でもよい。
ーラ、スプレー等による一般的塗布手段でも、い
わゆるドブヅケやその他の手段でもよい。
「考案の効果」
本考案によれば、一次コイルと二次コイルのボ
ビンの周面乃至コイルの周面に、銅粉等の導電材
の粉末を混合した電気絶縁性合成樹脂材の薄い層
を設けたので、正規の動作においては、該層が無
端環状であつてもその電気絶縁性能によつて二次
短絡電流が流れることはなく、比較的高い周波数
のノイズや瞬発的なノイズについては、層中の導
電材の粉末を伝わせて還流させ、自然消滅させる
ことができ、ノイズだけを合理的に排除できる。
ビンの周面乃至コイルの周面に、銅粉等の導電材
の粉末を混合した電気絶縁性合成樹脂材の薄い層
を設けたので、正規の動作においては、該層が無
端環状であつてもその電気絶縁性能によつて二次
短絡電流が流れることはなく、比較的高い周波数
のノイズや瞬発的なノイズについては、層中の導
電材の粉末を伝わせて還流させ、自然消滅させる
ことができ、ノイズだけを合理的に排除できる。
また、その構成が極めて簡単であり、製作が極
めて容易且つ迅速に行え、しかも、材料費が軽微
で、大幅にコストダウンでき、実用上頗る有益で
ある。
めて容易且つ迅速に行え、しかも、材料費が軽微
で、大幅にコストダウンでき、実用上頗る有益で
ある。
図面は、本考案の実施例で、第１図は、第１例
の正面図、第２図は、同例のボビンの側面図、第
３図は、同ボビンの截断正面図、第４図は、同例
の変形例を示す要部の截断正面図、第５図は、第
２例の正面図、第６図は、同例のボビンの側面
図、第７図は、同ボビンの截断正面図、第８図
は、同例の変形例を示す要部の截断正面図であ
る。 １……一次コイル、２……二次コイル、３……
導電材粉末混合合成樹脂の薄い層、４……コア。
の正面図、第２図は、同例のボビンの側面図、第
３図は、同ボビンの截断正面図、第４図は、同例
の変形例を示す要部の截断正面図、第５図は、第
２例の正面図、第６図は、同例のボビンの側面
図、第７図は、同ボビンの截断正面図、第８図
は、同例の変形例を示す要部の截断正面図であ
る。 １……一次コイル、２……二次コイル、３……
導電材粉末混合合成樹脂の薄い層、４……コア。
Claims (1)
- 一次コイルと二次コイルのボビンの周面乃至コ
イルの周面に、銅粉等の導電材の粉末を混合した
電気絶縁性合成樹脂材の薄い層を設けたことを特
徴とするノイズレストランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984199257U JPH0325386Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984199257U JPH0325386Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61112620U JPS61112620U (ja) | 1986-07-16 |
| JPH0325386Y2 true JPH0325386Y2 (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=30759012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984199257U Expired JPH0325386Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0325386Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4219464Y1 (ja) * | 1965-11-24 | 1967-11-10 | ||
| JPS588924B2 (ja) * | 1974-03-22 | 1983-02-18 | ヨシザキ コウゾウ | イツタイカンセイケイゴ ノ カタヌキオヨウイニスル ホウホウ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS588924U (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-20 | 日新電機株式会社 | 絶縁変圧器 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP1984199257U patent/JPH0325386Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4219464Y1 (ja) * | 1965-11-24 | 1967-11-10 | ||
| JPS588924B2 (ja) * | 1974-03-22 | 1983-02-18 | ヨシザキ コウゾウ | イツタイカンセイケイゴ ノ カタヌキオヨウイニスル ホウホウ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61112620U (ja) | 1986-07-16 |
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