JPH0231776Y2 - - Google Patents

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JPH0231776Y2
JPH0231776Y2 JP5775184U JP5775184U JPH0231776Y2 JP H0231776 Y2 JPH0231776 Y2 JP H0231776Y2 JP 5775184 U JP5775184 U JP 5775184U JP 5775184 U JP5775184 U JP 5775184U JP H0231776 Y2 JPH0231776 Y2 JP H0231776Y2
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winding
transformer
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net
plate
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JP5775184U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は障害波阻止用変圧器の静電シールド
構造に関する。
〔従来の技術〕
コンピユータや計測器などの電子機器を使用す
る場合、電源に混入しているノイズ(障害波)に
よる誤動作を防ぐため、上記電源と電子機器との
間に変圧器を挿入することが行なわれており、こ
の変圧器の挿入によつて電子機器へのノイズの侵
入を阻止していた。
従来、上記のような変圧器として、その巻線の
外側をアルミニウムや銅などのような非磁性体で
しかも電気抵抗の小さい金属薄板で被覆するとと
もに、この金属薄板の部分をアースするようにし
たものが知られている。
〔従来技術の問題点〕
ところで上記変圧器の製作に際しその巻線の外
側を金属薄板にて被覆するには、第6図に示すよ
うに金属薄板よりなるシールドテープ2を巻線1
の中空部3に繰返し挿通しながら巻線1の周方向
に沿つて巻付けることにより被覆しなければなら
ないので、被覆作業が非常に面倒であつた。
しかも上記の場合、巻線1の各屈曲部4,4,
4,4ではテープ2が何重にも積層される結果、
各屈曲部4,4,4,4の内方、すなわち中空部
3の四隅は、テープ2の積層厚のため、かくばら
ずに丸味のある状態となつてしまう難点があるの
みならず、屈曲部4,4,4,4の個所ではテー
プ1に亀裂が生じやすかつた。そのため巻線1の
中空部3に鉄心の脚部を嵌挿する際、脚部が中空
部3の四隅に引掛つたりしてスムーズな嵌挿がで
きないので、巻線1に鉄心をセツトするのに非常
に手数を要するほか、鉄心の積層数が減少するの
で、その分鉄損の増大をきたすことになり、これ
を避けるために巻線の大きさを若干大きく設計す
る必要があるものであつた。
したがつて従来の上記変圧器の場合、製作費が
高謄するのが避けられ得ないものであつた。
〔従来の問題点を解決するための手段〕
本考案は上記した欠点を解決するためになした
もので、変圧器の巻線を板体とネツト片とで被覆
することにより障害波阻止用変圧器としての静電
シールドが果せるようにしたものである。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図によりながら説明す
る。第1図〜第3図において10は変圧器の巻線
で、平角などの絶縁銅線11を角筒状に巻回する
ことにより形成されている。12,13は巻線1
0の引出し線、14は引出し線12,13を除く
巻線10の全周にわたり巻着した絶縁テープ、1
5は中空部である。21,22は巻線10の内外
周10a,10bを被覆するための銅などの良導
体よりなる板体で、絶縁テープ14の外側におい
て巻線10の周方向に沿つて配されている。2
3,24および25,26は巻線10の両端面1
0c,10dを被覆するためのネツト片で、良導
体の細線の編織成されたものが用いられる。この
各ネツト片23,24,25,26は各板体2
1,22の長さ方向側端に半田付けなどの手段に
より止着されることによつて該側端より延設され
ており(第3図)板体21,22の側端より折曲
することにより巻線10の両端面10c,10d
上に折返されている。上記の各板体21,22お
よびそれより延設される各ネツト片23,24,
25,26の長さは何れも巻線10の内外周10
a,10bの周長より若干大に形成し、かつそれ
ぞれの両端部は絶縁シート27を介して重ね合せ
ることによつて巻線10を被覆し(第1図)、変
圧器の使用時、巻線10の漏洩磁束により板体2
1,22およびネツト片23,24,25,26
に巻線10の周方向の渦電流が流れないようにし
て板体21,22およびネツト片23,24,2
5,26が発熱することがないようにする。28
は板体22に取付けたアース線接続用端子であ
る。なお巻線10は上記のように被覆するが、被
覆後はさらにその外側に絶縁テープ(図示せず)
を巻着して、板体21,22およびネツト片2
3,24,25,26が巻線10から離脱しない
ようにする。30は鉄心を示す。
〔考案の効果〕
本考案の変圧器の静電シールド構造は上記した
構成よりなるので、従来のようにシールドテープ
を巻線10の中空部15に繰返し挿通しながら巻
線10の周方向に沿つて巻付ける必要はなく、予
め形成しておいた各別の板体21,22を巻線1
0の周方向に沿つて配するだけで、巻線10の内
外周10a,10bを被覆できるとともに、巻線
10の両端面10c,10dは、前記板体21,
22の長さ方向側端より延設されたネツト片2
3,24,25,26を該巻線10の端面22,
23上に折返すだけで被覆できるので、巻線10
に対する静電シールドの施工が簡単となり、変圧
器の製作費の低減をはかれる。
しかも本考案によると、巻線10の内周10a
はその周方向に沿つて板体21が配されるだけで
あるので、板体21は巻線10の内周10aに沿
つて密着することになり、巻線10の中空部15
の四隅をかくばつた状態に形成することができる
(第1図参照)。そのため巻線10に対する鉄心3
0の嵌装作業が容易となり、この点からも変圧器
の製作費の低減をはかれることになる。
なお上記においては、各板体21,22の長さ
方向側端のそれぞれよりネツト片23,24,2
5,26を延設し、これらネツト片23,24,
25,26を巻線10の端面10c,10dに折
返すように実施しているが(第2図)、何れか一
方の板体、例えば4図に示すように外周側の板体
22にのみネツト片25,26を延設し、これを
矢印にて示すように巻線10の端面10c,10
d上に折返すように実施し、あるいは双方の板体
21,22より延設する場合であつても、第5図
に示すようにそれぞれの板体21,22の一方の
側端にのみネツト片23,26を延設し、これを
矢印にて示すようにそれぞれ巻線10の端面10
c,10d上に折返すよう実施しても、前記した
と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は第2図−線の拡大断面図、第3
図は巻線を被覆する前の状態を示す一部切欠分解
斜視図、第4図および第5図はそれぞれ本考案の
他の実施例を示す第2図と同様な位置の断面図、
第6図は従来例を示す一部切欠斜視図である。 10……巻線、10a……巻線の内周、10b
……巻線の外周、10c,10d……巻線の両端
面、21,22……良導体よりなる板体、23,
24,25,26……良導体のネツト片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変圧器の巻線10の内外周10a,10bは、
    良導体よりなる板体21,22を該巻線10の周
    方向に沿つて配することにより被覆し、かつ前記
    巻線10の両端面10c,10dは、前記板体の
    長さ方向側端より延設された良導体のネツト片2
    3,24,25,26を該巻線10の端面10
    c,10d上に折返すことにより被覆してなる変
    圧器の静電シールド構造。
JP5775184U 1984-04-18 1984-04-18 変圧器の静電シ−ルド構造 Granted JPS60169824U (ja)

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JP5775184U JPS60169824U (ja) 1984-04-18 1984-04-18 変圧器の静電シ−ルド構造

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JPS60169824U JPS60169824U (ja) 1985-11-11
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JP5333366B2 (ja) * 2010-07-07 2013-11-06 オムロン株式会社 ネットワーク機器および通信モジュール

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JPS60169824U (ja) 1985-11-11

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