JPH0347322Y2 - - Google Patents

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JPH0347322Y2
JPH0347322Y2 JP1984124254U JP12425484U JPH0347322Y2 JP H0347322 Y2 JPH0347322 Y2 JP H0347322Y2 JP 1984124254 U JP1984124254 U JP 1984124254U JP 12425484 U JP12425484 U JP 12425484U JP H0347322 Y2 JPH0347322 Y2 JP H0347322Y2
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oil
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primary
conductor
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JP1984124254U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変流器の一次導体に平角銅線を使用す
る場合に、一次導体と外周のシールド管との間に
油導スペーサを設けてシールド管内で絶縁油が自
由に流通し得るようにし、一次コイルの冷却が効
果的に行なわれるようにしたものである。
変流器の一次導体に平角銅線を使用し一次コイ
ルを形成する場合、導体の角の部分への電界集中
を避けるため、これをシールド管内に収納したも
のを容器および碍管内に設置する。この場合、容
器および碍管内に充填した絶縁油はシールド管内
を流通し、一次導体および一次コイルを冷却す
る。
ここで、シールド管は電界緩和の点から、かな
り太いものを用いる。よつて、一次導体およびコ
イルがシールド管内で移動、動揺することのない
ように固定する必要があるが、従来は単にプレス
ボード等をスペーサとして用い、その結果、シー
ルド管内での絶縁油の流通を阻害するようになつ
ていた。
本考案はこの欠点を解消するため、スペーサと
して油導すなわち絶縁油通路を有するスペーサを
使用し、シールド管内で一次導体およびコイルを
固定すると共に、シールド管内における絶縁油の
流通が妨げられないようにして、十分な冷却作用
が得られるようにしたものである。
第1図は従来用いられているスペーサを示し、
平角銅線よりなる一次導体1がシールド管2内に
収納され、一次導体には波形プレスボード等の絶
縁物3を巻きつけてスペーサとし、シールド管内
で移動するおそれのないように固定する。なお、
シールド管2としては通常合成樹脂等よりなる絶
縁管を用い、外部に金属テープを巻く等の手段に
より電気的シールド機能を持たせたものが用いら
れる。
第2図は第1図のものを改良したもので、スペ
ーサとしてプレスボードを重ねて適当な厚さのス
ペーサ4として一次導体1に取付け、綿テープ
(図示せず)等を巻回して固定し、シールド管2
内に収納した状態を示す。この場合は、シールド
管2内でスペーサ4の間にわずかの油導5が形成
されるが、これでは十分な冷却効果は得られなか
つた。
本考案は従来の欠点を解消し、スペーサ自体に
油導を設けて絶縁油を流通自由にした(油導スペ
ーサと称する)もので、以下実施例について説明
する。
第3図において、6は複数本の平角銅線7を束
ねた一次導体で、6aは直線部分、6bは一次導
体を円形に折り返して形成されたコイル部分であ
り、直線部分6aの上端には接続端子(図示せ
ず)を設け、一次導体を切換えてコイル部分6b
の形成する一次コイルのターン数を変化し得るよ
うにした場合を示す。なお、平角銅線7は第4
図,第5図に示すように、それぞれ絶縁層7aに
覆われ、かつ第3図における後述する破線部分8
ではさらに絶縁テープ7b等を巻回し、一体化さ
れている。
ここで、第4図はシールド管に収納された一次
導体の直線部分6aの切断線A−Aによる断面
図、第5図は同じくコイル部分6bの切断線B−
Bによる断面図を示し、一次導体には第3図の破
線部分8に本考案による油導スペーサ9を取付け
て、シールド管2内で移動するおそれのないよう
にする。
第4図,第5図において、油導スペーサ9は内
部に油導部9aを有する短い筒状のもので、一例
として一次導体1に接する側は平面状とし、反対
側はシールド管内で十分な油導面積が得られ、か
つシールド管内壁に適合するように円弧状とした
半月形のものである。かなわち、一次導体の直線
部分6aは第4図に、またコイル部分6bは第5
図にそれぞれ示すように、角絶縁層7aで覆わ
れ、かつ破線部分8aではさらに絶縁テープ7b
等で巻回し一体化された一次導体7の両側に油導
スペーサ9を設け、これと直角方向の両側にプレ
スボード等の適宜厚さの絶縁物10を取付けて、
一次導体と共に周囲を綿テープ11等により巻回
し一体に固定する。
なお、直線部分、コイル部分のいずれにおいて
も、綿テープ等で巻回した外側のシールド管内壁
に接する部分にクレープテープ、波形プレスボー
ド等の緩衝材12を適宜挿入し、一次導体がシー
ルド管内で十分固定されるようにすることができ
る。
また当然のことながら第4図において、絶縁物
10の代りにさらに油導スペーサを設けることが
でき、かつ第3図に示したようにシールド管2は
一次導体の直線部分6aを収納する管部分2a
と、コイル部分6bを収納するケース部分2bと
に分割し、さらにケース部分2bは第5図に示す
ように、ケースA,2b1とケースB,2b2に
分割して、コイル部分6bを表、裏よりケース
A、ケースBにより覆い、さらにシールド管の管
部分2aを一次導体の直線部分6bに通し、全体
を結合して容易にシールド管2を形成することが
できる。
このように本考案においては、一次導体として
平角銅線を用いて一次コイルを形成した場合、こ
れをシールド管内で固定するためのスペーサに油
導すなわち絶縁油の流通路を有する油導スペーサ
を用い、一次導体および一次コイルは油導スペー
サによりシールド管内で移動することなく固定さ
れると共に、絶縁油はシールド管内を、上記油導
スペーサの油導を通じて自由に流通し、一次導体
および一次コイルを効果的に冷却するようにした
ものである。
なお、油導スペーサの取付箇所は上記破線箇所
に限らず、シールド管内で一次導体および一次コ
イルが移動、動揺のおそれなく固定されるように
適宜箇所に設け、かつ油導スペーサの形状は上記
実施例のものに限定されることなく油導を有する
適宜形状のものとし、一次導体およびコイルをシ
ールド管内で固定する機械的強度を有するもので
あればよい。
また油導スペーサの材質は非磁性金属、あるい
は合成樹脂等の絶縁物を用いることができる。さ
らに、油導スペーサの絶縁油流通方向の長さも機
能上の制限はなく、一次導体およびコイルへの取
付けに適当な長さとすることができる。
なお以上の説明において、シールドパイプ内に
は絶縁油が充填された場合を説明したが、本考案
はシールドパイプ内に他の絶縁媒体が充填された
場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はシールド管内における一
次導体の従来の固定手段を示す断面図、第3図は
本考案の実施例を示す断面図、第4図および第5
図は直線部分およびコイル部分の断面図である。 1……一次導体、2……シールド管、6a……
直線部分、6b……コイル部分、9……油導スペ
ーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平角導体よりなる一次導体および一次コイルを
    固定用スペーサと共にシールド管内に収納し絶縁
    油等の絶縁媒体を充填した変流器において、上記
    シールド管と上記一次導体および一次コイルとの
    間に上記絶縁媒体の流通路を設けた上記スペーサ
    を介在させ、上記スペーサは上記シールド管の内
    壁に接する面を円弧状とし、かつ上記一次導体お
    よび一次コイルに接する面を平面状としたことを
    特徴とする変流器。
JP12425484U 1984-08-14 1984-08-14 変流器 Granted JPS6139917U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12425484U JPS6139917U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 変流器

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JP12425484U JPS6139917U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 変流器

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JPS6139917U JPS6139917U (ja) 1986-03-13
JPH0347322Y2 true JPH0347322Y2 (ja) 1991-10-08

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JP12425484U Granted JPS6139917U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 変流器

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JPS5967694U (ja) * 1982-10-27 1984-05-08 日邦バルブ工業株式会社 サドル型分水栓
JP4703316B2 (ja) * 2005-08-12 2011-06-15 株式会社東芝 ガス絶縁変流器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4211860Y1 (ja) * 1965-03-26 1967-07-04

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JPS4211860Y1 (ja) * 1965-03-26 1967-07-04

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