JPS62258836A - 車輌用盗難防止装置 - Google Patents

車輌用盗難防止装置

Info

Publication number
JPS62258836A
JPS62258836A JP61103688A JP10368886A JPS62258836A JP S62258836 A JPS62258836 A JP S62258836A JP 61103688 A JP61103688 A JP 61103688A JP 10368886 A JP10368886 A JP 10368886A JP S62258836 A JPS62258836 A JP S62258836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
theft
vehicle
steering wheel
setting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61103688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH046572B2 (ja
Inventor
Taneichi Kawai
河合 種市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP61103688A priority Critical patent/JPS62258836A/ja
Priority to US07/046,006 priority patent/US4876649A/en
Priority to FR878706412A priority patent/FR2603538B1/fr
Publication of JPS62258836A publication Critical patent/JPS62258836A/ja
Publication of JPH046572B2 publication Critical patent/JPH046572B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車輌の盗難防止装置に関するもので、特に、車
輌の移動を困難にする盗難防止装置に関するものである
[従来の技術] 従来の車輌の盗難防止装置として、種々の技術が公知に
なっている。例えば、米国の雑誌の”MOTOR’rR
END ’ 84” 1月号にも特集されている。
例えば、イグニッションスイッチへの通電を遮断するス
イッチを設ける方法、ビンスイッチをドア、フード、ト
ランク等に設けこれらが開くと動作してアラームを作動
させる方法、ガラスの破壊を検出づる方法等が紹介され
ている。
この反面、窃盗に使用する道具類も紹介されており、そ
れ等の道具を使用すれば現在の車輌の略90%が解錠で
きる旨が記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] 前記文献からも分るように、盗難防止センサ自体が公知
になることを極力拒み、その盗難防止センサの作動を不
能にする道具類を製作する情報を第三者に与えないこと
が望ましい。しかし、車輌が一般大衆の乗り物として普
及する限り、譬え、文献で公知にならなくとも、何人も
現物を手にすることができ、車輌用の盗難防止vi置と
しては、決め手にはならない。
また、従来の車輌用盗難防止装置は、盗難防止センサが
解除されない状態で作動すると、警報音及びその旨を表
示するのが一般的である。そして、前記盗難を報知する
警報音及び表示は、盗難発生場所で作動するのみであっ
たから、窃盗犯においては、譬え、盗難を報知する警報
音及び表示出力があっても、速やかにそれを遮断できれ
ば、目的の車輌を乗り逃げすることができる。
そこで、本発明は上記問題点を解決すべく、第三者が不
正に乗車した場合には、運転が不可能な状態とする車輌
用盗難防止装置の提供を目的とするものである。
E問題点を解決するための手段] 本発明にかかる車輌用盗難防止装置は、車輌に設けた盗
難検出設定手段と、該盗難検出設定手段のセット出力を
得て座席とステアリングホイールとの間隔を狭くして着
座困難とする手段を具備し、前記盗難検出設定手段の正
当な解除によって前記座席とステアリングホイールとの
間隔を設定位置に復元させるものである。
[作用] 本発明における車輌用盗難防止装置は、車輌に設けたド
アのキー等の盗難検出設定手段をセットして車輌外にで
たとぎ、または、盗難検出設定手段が作動して盗難検出
出力が出力されたとき、前記盗難検出設定手段の出力を
得て、シートの前移動、シートバックの前傾、ステアリ
ングホイールのチイルト機能をダウンに及びテレスコピ
ック機能をロングにする等の、いずれか1つまたは複数
の組合せにより、座席とステアリングホイールとの間隔
を狭くして着座困難とし、第三者が不正に乗車しても正
常な運転ができないようにする。
また、車輌の持主が正当な盗難検出設定手段の解除を行
った場合には、面記座席とステアリングホイールとの間
隔を設定位置に復元させることができる。
[実施例] 第1図は本発明の実施例の車輌用盗難防止装置の基本的
回路を示す説明図である。
図において、マイクロコンピュータMPU1は車輌用盗
難防止制御回路を構成するものである。
前記マイクロコンピュータMPUIは車輌用盗難防止装
置専用とした1チツプマイクロコンピユータrも、或い
は、他の制御に使用するものを共用してもよい。この実
施例のマイクロコンピュータMPU1はバックアップf
f電源BEを有しており、マイクロコンピュータMPU
1の制御に必要な電源が遮断されても、マイクロコンピ
ュータMPtJ1が内蔵するメモリは、クリアされない
で記憶状態を維持するものである。また、マイクロコン
ピュータMPu1には、バッテリーBTからイグニッシ
ョンスイッチIGの状態に関係なく、常に電源が供給さ
れている。そして、この実施例のマイクロコンピュータ
MPU1は車輌用盗難防止装置専用としたものである。
ドアアンロックスイッチのリアライト側Qr及びリアレ
フト側Dl、助手席側Dp及び運転席側Ddは、マイク
ロコンピュータMPU1の入力ボートP1〜P4に接続
されており、ドアロックが解錠状態のときに接点が閉じ
るものである。したがって、ドアロックが解錠状態のと
き、その入力ボートP1〜P4が“L(11−レベル)
”′、ドア【」ツクが施錠状態のとき、プルアップ抵抗
R1〜R4により、その入力ボートP1〜P4が゛°ト
1(ハイレベル)″となる。
なお、この種のドアアンロックスイッチは、実開昭60
−125436号公報等で公知である。
ここでは、前記ドアアンロックスイッチが取り得る状態
について簡単に説明する。
ドアアン[Iツクスイッチはドアロック装置をOツク状
態にするロック位置、ドアロック装置を7ンOツク状態
にするアンロック位置、及びキーをキーシリンダに抜き
差しするニュートラル位置を有しており、キーをキーシ
リンダに差し込んでロック位置またはアンロック位置に
回動した後、キーに加えた力を解くと、キーシリンダは
内蔵するスプリングの附勢力によってニュートラル位置
に復帰する。
そ、−c、イ、+、イドオーブア2、アト、、から。ア
    iンラッチ状態、アウトサイドオーブンハンド
ルからのアンラッチ状態、インサイドロッキングノブか
らのロック/アンロック状態、アウトサイドロッキング
ノブからのロック/アンロック状態が操作できる。この
とき、前記アンラッチ状態とは、ドアが閉じられ、ドア
が開かなくなるラッチ状態が操作によってドアが開かれ
る状態である。前記ロック/アンロック状態とは、ドア
が施錠されている状態と、ドアが解錠されている状態で
ある。
力−テシスイツヂのリアライト側C「及びリアレフト側
CI、助手席側Cp及び運転席側Cdは、ドアを開くと
オン状態となるスイッチで、前記カーテシスイッチC「
及びC1並びにCD及びCdがオンするとルームランプ
Lが点灯する。このとき、運転席のドアが開いていると
きのみカーテシスイッチcdが閉じ、マイクロコンピュ
ータMPU1の入力ボートP7を“L”とする。また、
助手席のドアが開いているとぎのみカーテシスイッチC
pが閉じ、マイクロコンピュータMPLJ1の入力ボー
トP6をL 11とする。
リードスイッチLSは、車輪の回転数を検出するもので
、前記リードスイッチLSのオン・オフ信号はマイクロ
コンピュータMPU1の入力ボートP19に入力される
着座スイッチのリアライト側3r及びリアレフト側Sl
、助手席側So及び運転席側Sdは、乗員が着座してい
るとぎその接点を閑じるもので、マイクロコンピュータ
MPU 1の入力ボートP10〜))13には、乗員が
いないとき接点を開き1」”を入力する。
キーポジションスイッチは、イグニッションスイッチI
Gにキーが差し込まれているときに接点が閏じるもので
、このとぎ、マイクロコンピュータMPUIの入力ボー
トP14には、“L I+が入力される。
キーレスエントリ装置は、キーシリンダり送信器KT及
びキーレスエントリ受信器KRからなり、キーレスエン
トリ送信器KTから施錠の操作が行われるとマイクロコ
ンピュータMPU1の入力ボートP16のLOCK信号
がH”に、解錠の操作が行われると入力ボートP15の
tlN LOCに信号がH”になる。このとき、LOC
K信号及びU旧QCK信号が同時に°H”になることは
ない。キーレスエントリ送信器に王から施錠または解錠
の操作が行われていないとき、LOCK信号及びUNL
OCK信号が同時に“°L″となる。
キーシリンダスイッチの助手席側KSPは、車輌のドア
の外面に取り付けられたキーシリンダに連動したスイッ
チで、車内のドアロックノブには連動していない。施錠
の操作が行われるとマイクロコンピュータMPtJ1の
入力ポートP16のLOCに信号が“L”に、解錠の操
作が行われると、入力ポートP15のUNLOCに信号
が“し”になる。なお、後述する制御では入力ポートP
15のUN LOCK信号のみ使用しているが、入力ポ
ートP16のLOCK信号を用いると、前記UNLOC
に信号の否定信号となる。本実施例ではい・ずれを用い
てもよい。
キーシリンダスイッチの運転席側KSDは、車輌のドア
の外面に取り付けられたキーシリンダに運動したスイッ
チで、車内のドアロックノブには連動していない。施錠
の操作が行われるとマイクロコンピュータMPUIの入
力ポートP18の[OCに信号が“L ITに、解錠の
操作が行われると、入カポ−1−P 17(7) UN
LOCに信号が11 L IIになる。
座席filJ御¥A置は装電動シートを駆動16制御回
路を構成するマイクロコンピュータMPU1の出力ポー
トP20から“l−1”のS[T信号が出力されると、
シー1− S Eの前進、シートリクライニングSEB
を前倒し状態にする。シートリクライニングSEBがス
テアリングホイールSTに当接すると、シートSEの前
進用またはシートリクライニングSEBの駆動用モータ
が過負荷となるので、シートSEの前進用またはシート
リクライニングSEBの駆動用モータが過負荷状態を検
出するま、でシートSE及びシートリクライニングSE
Bを駆動する。このとき、シートSEの前進用とシート
リクライニングSEBの駆動用モータをどれだけ回転さ
せたかを記憶する。シートSEの前進用とシートリクラ
イニングSEBの駆動用モータには、その回転軸にマグ
ネットとホール素子が取りつけられており、回転軸の回
転数をパルス数に変換して記憶する。
また、マイクロコンピュータMPU1の出力ポートP2
1からRESET信号の゛トビ′が出力されると、シー
トSE及びシートリクライニングSEBは後退し、シー
トSE及びシートリクライニングSEBを元の位置に復
帰する。このとき、SET信号が“HIIのときに記憶
したシートSEの前進用と、シートリクライニングSE
Bの駆動用モータの回転数だけ両モータを逆転させる。
この種の座席制御装置に関しては、本出願人の出願であ
る特開昭56−138024号公報及び特開昭57−7
737号公報等で公知である。
チルトムテレスコピックステアリング制御装置は、チル
トムテレスコピックステアリングを駆動するための制御
装置である。マイクロコンピュータMPU1の出力ポー
トP22がSET信号のH”となると、チルトは下方向
へ、テレスコピックは延方向へ、それぞれ駆動するもの
である。前記シートリクライニングの駆動の場合と同様
に、どちらか一方の駆動用モータが過負荷状態となるま
で駆動する。このとぎ、両部動用モータの回転数も記4
aする。出力ポートP23のRESET信号が“11”
となると、チルト及びプレスコピツクは、元の位置に復
帰する。そして、出力ポートP22のSET信りが“H
″′のときに記憶した両部動用モータの回転数だけ両部
動用モータを逆回転させる。この種のチルトムテレスコ
ピックステアリング制御装置に関しては、本出願人の先
願である特願昭60−215298号がある。
フューエル遮断制御装置は、マイクロコンピュータMP
tJ1の出力ポートP24のSET信号が°l HI”
となると、燃料タンクからエンジンへ通じる燃料供給系
に配設したパルプを開じ、エンジンへ燃料の供給を停止
させる。マイクロコンピュータMPU1の出力ポートP
25のRESET信号がH″となると、燃料供給系に配
設したバルブを開ぎ、エンジンへ燃料の供給を行う。
マイクロコンピュータMPL11の出力ポートP26に
接続されたブザーB7の駆動回路は、盗難発生と同時に
警報出力を発するものである。SET信号が“°H″と
なるとブザーBZを発音状態とする。出力ボートP27
のRESET信号が“H”となるとブザーBZを停止状
態とする。なお、前記ブザーBZは車載用のクラクショ
ンを用いてもよい。
更に、前記チルトムテレスコピックステアリング制御装
置について詳述する。
第2図は本実施例で用いるチルトムテレスコピックステ
アリング制御装置の一例のパワ一式チルト&テレスコピ
ックステアリング機構の要部断面組立図で、第3図は第
2図のステアリングシャフトとステアリングホイールと
の関係を示す組立斜視図である。
図において、アンダーブラケット1は図示しない車輌の
ボディに堅固に取付けられる。アッパーブラケット2の
一方は、前記アンダーブラケット1とボルト・ナツト3
aで軸支されており、アッパーブラケット2の他方は、
アッパーブラケット2に固着したブラケット補助部材4
と前記アンダーブラケット1どがボルト・ナツト3bで
軸支されている。即ら、アッパーブラケット2はボディ
に対して、軸支されたボルト・ナツト3a及び3bを支
点として回動り”ることができる。前記アッパーブラケ
ット2のボルト・ナラ“ド3a−及び3bで軸支された
相互位置間にベアリング155及び15bを介してヨー
916が取付けられている。前記ヨーク16のアンダー
ブラケット1側の端部にはユニバーサルジヨイント17
を有していで、ユニバーサルジヨイント17の支軸部1
7aの位置が前記ボルト・ナツト3a及び3bで軸支し
た直線上にくるように配設され°Cいる。そして、]−
り16のアンダーブラケット1の反対側には、セレーシ
ョン穴16aが切削されており、ステアリングシャフト
20のセレーション軸部20aとがその軸方向に虐動自
在で、その円周方向に係合されるように接合されている
また、前記ユニバーサルジヨイント17のヨーク16の
反対側には、ステアリング1!ア(図示せず)側′−′
:″f′)1カ“伝達舗れ打・0′−1ジヨン穴17b
が切削されている。前記ボルト・ナツト3bで軸支され
たブラケット補助部材4のアッパーブラケット2の略反
対側には、リンク部材5の一端部がボルト・ナツト6に
よって軸支されている。リンク部材5の他端部はスライ
ダ8にボルト7で螺合により固定し軸支されている。前
記スライダ8はスクリュー9と螺合しており、モータ1
4で回転させられるスクリュー9の回転により、スライ
ダ8がスクリュー9の軸方向に移動する。即ち、モータ
14のハウジングぽ、アンダーブラケット1に取付けら
れており、モータ14の回転軸13にはウオームが切削
されており、アンダーブラケット1に軸支されたウオー
ムホイール12と噛合している。前記ウオームホイール
12は、ねじ歯車11と一体に固着または形成されてい
て、ウオームホイール12の回転はねじ歯車11の回転
となる。前記ねじ歯車11はその軸と直角に結合軸を有
するねじ歯車10と噛合している。ねじ歯車10の軸は
前記スクリュー9と一体に固着または形成されており、
その軸の両端部はアンダーブラケット1に軸支されてい
る。そして、前記スライダ8はブラケット補助部材4に
リンク部材5を介して結合されており、スクリュー9の
回転により回転不能な状態で移動する。
したがって、モー914の回転@13が回転すると、回
転軸13と噛合するウオームホイール12を回動し、更
に、ウオームホイール12の回転は、ねじ歯車11を介
して、ねじ歯Ti11と噛合するねじ歯車10の回転と
なる。ねじ歯車10の回転は、一体に固着または形成し
た同軸のスクリュー9の回転となり、その回転方向によ
って螺合するスライダ8の移動方向を、ねじ歯車10方
向とその反対方向とする。スライダ8の移動は、リンク
部材5を介してポル1〜・ナツト3a及び3bで軸支さ
れたアッパーブラケット2を、ボルト・ナツト3a及び
3bを支点として回動させる。
即ち、モータ14はチルト駆動源として作用し、その回
転軸13、ウオームホイール12、ねじ歯車11、ねじ
歯車10及びスライダ8、リンク部材5はチルト駆動源
であるモータ14の配設位置及び回転数、トルク等によ
って決定される伝達手段Aであり、減速機構及びリンク
機構の機能を有し、これらの機構によりチルト駆動機構
を構成している。そして、アンダーブラケット1、アッ
パーブラケット2及びブラケット補助部材4、アッパー
ブラケット2に取付tプられたヨーク16及びユニバー
サルジヨイント17、並びに前記チルト駆動機構によっ
てチルト機構が構成される。
また、アッパーブラケット2の突出部2aの内側には、
2か所に配設したベアリング15a及び15bによって
ヨーク16が回動自在に挿着されており、アッパーブラ
ケット2の突出部2aの外側には可動ブラケット21が
套嵌されている。前記可動ブラケット21はステアリン
グシャフト20にベアリング22を介在させて取付けら
れており、ステアリングシャフト20の軸方向の移動は
可動ブラケット21と共に移動し、ステアリングシャフ
ト20の回転はベアリング22によって自在である。そ
して、アッパーブラケット2にはモータ23が取付けら
れており、モータ23の回転軸24にはウオームが切削
されている。前記回転軸24のウオームはウオームホイ
ール25と噛合している。前記ウオームホイール25は
同一軸上にスクリュー26を一体に固着または形成され
ていて、前記ウオームホイール25の回転をスクリュ−
26の回転としている。なお、前記ウオームホイール2
5及びそれと一体に固着またtよ形成したスクリュー2
6は、その両端部がアッパーブラケット2に枢支されて
いる。前記スクリュー26は可動ブラケット21に設け
られた螺合部21aと螺合しており、スクリュー26の
回転により、可動ブラケット21がその回転方向により
、アッパーブラケット2の突出部2aに沿って移動する
したがって、モータ23が回転すると、回転軸24と噛
合するウオームホイール25を回転させ、つl−ムホイ
ール25はスクリュー26と一体であるから、スクリュ
ー26の回転となる。スクリュー26の回転は、スクリ
」−26と螺合している可動ブラケット21の螺合部2
1aによって可動ブラケット21のアッパーブラケット
2の突出部2aに沿った移動となり、可動ブラケット2
1にベアリング22を介して取付けられたステアリング
シャフト20がモータ23の回転方向によりその軸方向
に移動する。このとき、ヨーク16とステアリングシャ
フト20とはセレーションで結合されているから、ステ
アリングシャフト20の軸方向の移動は自在となるが、
ステアリングシャフト20の回転はヨーク16に伝達さ
れる。
即ち、モータ23はテレスコピック駆動源として作用し
、その回転軸24、ウオームホイール25、スクリュー
26、可動ブラケット21の螺合部21aはテレスコピ
ック駆動源であるモータ23の配設位置及び回転数、ト
ルク等によって決定される伝達手段Bであり、減速機構
及び回転を往復動動作とする往復スライダ機構の機能を
有し、これらによってテレスコピック駆!1lI1機構
を構成している。そして、アッパーブラケット2に套嵌
した可動ブラケット21、可動ブラケット21に取付け
たステアリングシャフト20、ステアリンダシ1アフト
20とセレーションで結合したヨーク16、及び前記テ
レスコビック駆動機構により、テレスコピック機構が構
成される。
ステアリンダシ11フト20の他端は、ステアリングホ
イールSTがセレーションにより固着される。ステアリ
ングホイールSTのスポーク部27aにはスイッチSW
1及びスイッチSW2が配設される。
前記チルト機構を構成するボルト・ナツト3b附近に歪
センサ30を接合する。そして、前記テレスコピック機
構を構成する可動ブラケット21を挿通するステアリン
ダシ1?フト20を取付けたベアリング22の附近に、
歪センサ40を接合する。そして、各歪センサ30及び
歪センサ40からリード線31またはリード線41によ
ってその信号を取り出す。
上記のように、この例のチルトルテレスコピックステア
リング制piaは、ステアリングホイールSTをステア
リングシャフト20方向の特定の位置を支点とし、その
支点を中心に回動し、任意の回動状態で停止できるアン
ダーブラケット1、アッパーブラケット2及びブラケッ
ト補助部材4、アッパーブラケット2に取付番プられた
ヨーク16及びユニバーサルジヨイント17、並びに、
モータ14、その回転軸13、ウオームホイール12、
ねじ歯車11、ねじ歯車10及びスライダ8、リンク部
材5からなるチルト駆動ビニによって構成されるチルト
機構、前記チルト機構をモータ14等の動力によって駆
動するチルト駆動源と、ステアリングホイールSTをス
テアリングシャフト20の軸方向に移動さ仕、任意の移
動位置状態で停止できるテレスコピック機構と、前記テ
レスコピック機構をモータ23等の動力によって駆動す
るテレスコピック駆動源と、前記ステアリングホイール
の前記上下に加えられた負荷または前記ステアリングホ
イールSTのステアリングシャフト20の軸方向に加え
られた負荷または前記両角部を検出する歪センサ30ま
たは40と、前記負荷を検出する手段の検出出力を得て
チルト駆動源のモータ14またはテレスコピック駆動源
のモータ23を作動させる制御手段と、前記制御手段を
能動状態にセットするスイッチSWI 、SW2を具備
するものである。
故に、スイッチSW1、SW2のi、II IIIによ
り、チルト駆動源のモー914またはテレスコピック駆
動源のモータ23を作動させ、ステアリングホイールS
Tを所定の位置に設定できる。
なお、チルト駆動源のモータ14及びテレスコピック駆
OJ源のモータ23は、モータ14の回転軸のウオーム
はウオームホイール12と、モータ23の回転軸24の
ウオームはウオームホイール25と噛合っているから、
ステアリングホイールST側に外力を加えて、ステアリ
ングホイールS■の位置を変化させることはできない。
また、前記チルト駆動源のモータ14及びプレスコピツ
ク駆動源のモータ23内の回転軸13及び回転軸24に
は、図示しないマグネットが配設されており、前記モー
タ14及びモータ23のハウジング側にホール素子が取
付けられており、回転輪の回転数をパルス数に変換して
出力する。
また、前記座席制御装置は次のように構成され    
jる。
第4図に本実施例で用いた座席の通常使用状態の外観斜
視図を、第5図に本実施例で用いた座席の1a難監視モ
ード状態の外観斜視因を示す。また、第6図にシートS
E及びシートリクライニングSEBに装備されている姿
勢設定機構の概要を示す。
図において、座席はシートSEとそれに対して回動自在
のシートリクライニングSEBで構成されている。した
がって、座席の通常使用状態では第4図の如くなり、こ
れから説明する座席の盗難監視モード状態では、第5図
の如く、ステアリングホイールSTに座席を近接または
接触させ、両者の間隔を狭くして着座困難としている。
即ち、前記シートSE及びシートリクライニングSEB
に装備されている姿勢設定機構は、車輪の床に固着され
たベースフレーム114(第7図参照)に対してシート
SEを前後にスライドさせるシート前後進駆動機構10
0、シートベース前部を昇降駆動するシート前部高さ調
節機構2001シート後部高さ調節機構300.シート
ベースを枢着したシートリクライニングSEBの傾きを
調節するシートリクライニング傾動機構400、及びシ
ートリクライニングSEBのバネクッションを調節する
シートリクラビニングクツシコン変更礪構500の5組
であり、これらのうち、シート前部高さ調節機構200
とシー1〜後部高さ調節機構300の両省でシートSE
の傾きが設定される。
即ち、シート前部高さ調節機構200とシート後部高さ
調節機構300がシー1−ベース* e *構を構成し
ている。
前記シートSEを支持するシートベース下部の機構を第
7図に示す。
第7図において、床に固定される一対のベースフレーム
114には、それぞれ下し―ル115が固着されている
。前記下レール115には、それぞれ上レール116が
それらに対してm動自在に取付けられている。上レール
116には各々の側に2個のアーム117が固着されて
おり、アーム117にねじ棒118が固定保持されてい
る。ねじ捧118には、各々がベースフレーム114に
固着されたナツトユニット110とナツトユニット12
0が螺合している。前記ナットユニット110とナツト
ユニット120は、シート前後進駆動機構100を構成
しており、各々ねじ棒118に螺合するねじ穴が形成さ
れ、しかも、外周に歯が切られたナツト111及び12
1とこのナツト111及び121にそれぞれ螺合するウ
オームギアを有し、これらのウオームギアがフレキシブ
ルシャフト130で連結されている。ナツトユニット1
10においてはウオーム1=7の軸に重両llAmが固
着されており、モータM1の軸に固着された重両歯車が
それに噛み合っている。これらのナツトユニット110
及び120はそれぞれベースフレーム114に固着され
ているので、モータM1を回転附勢すると、フレキシブ
ルシャフト130が回転して、ウオームギアが回転し、
それらに噛み合うナツト111及び121が回転し、ね
じ棒118がナツトユニット110及び120より送り
出される。ねじ棒118は、アーム117を介して上レ
ール116に固着されているので上レール116が移動
する。即ち、モータM1を正逆転附勢すると、上レール
116が下し一ル115に対して18動し、前進または
後進する。
シート前部高さ調節機構200は、ナツトユニット12
0と同一構成のナツトユニット210、モータM2、揺
動アーム220、揺動アーム220に一体に固着したロ
ッド23010ツド230に一体に固着したリンクアー
ム240、及びリンクアーム240に枢着されシートS
Eのシートベース(図示略)が固着されるベースアーム
250で構成されている。モータM2が正逆転駆動され
ると、ナツトユニット210がねじ棒118に沿って前
進または後進し、これによりロッド230及びリンクア
ーム240が時計方向及び反時計方向に回転し、ベース
アーム250が上下動する。
前記ナツトユニット210の、ロッド230を含む面で
切断した拡大要部断面図を第8図に示し、第9図にその
x−X断面図を示す。
第8図及び第9図において、ナツト211はウオーム2
12と噛み合っている。ウオーム軸213はモータ軸2
14と自在接続されている。
シート後部高さ調節機構300は、シート前部高さ調節
機構200と全く同じ構成であるので、その詳細な説明
は省略する。また、シートリクライニング傾動機構40
0は、概略的には、シート前後進駆動機構100と類似
である。
なお、前記モータM2とナツトユニット210との結合
部の分解斜視図を第10図に示す。
モータM2のエンドプレート216にはホール素子21
6aが固着されており、モータ軸214に固着された回
転円板217にはマグネット217aが配設されている
。この回転円板217と間隙を配してマグネット217
aが対向する位置に配設される。同様に固着筒215に
も図示しないホール素子が固着されている。したがって
、ナツトユニット210にモータM2を固着した状態で
は、モータM2の正転、逆転に対応して、ホール素子か
ら矩形波出力が得られる。この矩形波出力は、モータM
2の回転方向検出及び姿勢位置検出に用いられる。前述
したモータM1及びモータM2及びシート後部高さ調節
機構300のモータM3のすべてに、前述のホール素子
及びマグネットが組付けられており、各ホール素子より
それぞれ矩形波出力が得られるようになっている。
故に、モータM1及びモータM2及びモータM3の駆動
状態を、その矩形出力から判断して移a發を制御するこ
とができる。
なお、シート前後進駆a機構100及びシート前部高さ
調節機構200及びシート後部高さ調節機構300は、
ねじ棒118とナツト211は螺合しており、更に、ナ
ツト211はウオーム212と噛み合っているから、シ
ートSE及びシートリクライニングSEBを、モータM
1及びモータM2及びモータM3以外の外力で移動させ
ることができない。
このように構成された本実施例の車輌用I!難防止vi
ffiは、次の様に制御することができる。
第11図から第13図は本実施例の車輌用盗難防止装置
の制御を行うメインプログラムである。
まず、電源の投入と同時にこのメインプログラムの処理
を開始する。ステップS1でリードスイッチLSのパル
ス数を検出するカウンタNをクリアする。ステップS2
で盗難検出フラグI’LAGAが立っている(”H”)
か判断する。
通常状態では盗難検出フラグFLAGAが立っていない
から、ステップ83〜ステツプ819のr盗難監視シス
テムの休止モード」に入る。まず、ステップS3で盗難
検出フラグFLAGAが降ろした( ” L ” )状
態であることを確認し、ステップS4の初期設定出力で
、フューエル遮断制御装冑の燃料供給状態、警報音の停
止状態、座席及びチルトムテレスコピックステアリング
制御装置を正常位置に設定する。ステップS5で盗難書
報設定フラグFLAGP及び盗難警報設定フラグFLA
GDを降ろし、ステップS6でキーレスエントリ装置の
キーレスエントリ送信器KTの指示によるロックか判断
し、キーレスエントリ送信器KTの指示によるロックの
場合には、ステップ817でカーテシスイッチCr 、
CI 、C(1、Cdが全オフ状態、即ち、全ドアが閉
状態か判断する。全ドアが閉状態でないとぎ、盗MYI
報の設定条件が満されたとは判断しない。ステップ81
7で全ドアが閉状態のとぎ、ステップ518rドアアン
ロツクスイツチDr、DI、Dp、Ddが全ロック状態
か判断する。ドアアンロックスイッチOr 、 DI 
、 Do 。
[)dが全ロック状態でないとき、盗難警報の設定条件
が満されたとは判断しない。ステップ818でドアアン
ロックスイッチDr、D1.DI)。
[)dが全ロック状態と判断されたとき、ステップ81
9で全着座スイッチSr 、 Sl 、 Sp 、 S
dの状態を判断し、車内に乗員がいるか判断する。
車内に乗員がいると判断されたとき、盗!1!I報の設
定条件が満されたとは判断ぜず、ステップS5〜ステツ
プS19のルーチンの処理に入る。ステップ819で全
着座スイッチSr 、 81 、 So 。
3dの状態から、車内に乗員がいないと判断されたとき
、ステップ820〜ステツプ826のr盗難監視モード
」に入る。
即ち、車輌に設けた盗難検出設定手段のキーレ    
1スエントリ’JA’llのキーレスエントリ送信3K
Tの指示によるロックの状態、カーテシスイッチCr。
CI 、CI)、Cdが・全オフ状態、ドアアンロック
スイッチDr 、DI 、Dp、Ddが全(1ツク状態
、全着座スイッチSr 、31 、St)、Sdの状態
から車内に乗lがいない状態のとき、「盗難監視モード
」に入る。
キーレスエントリ装置のキーレスエントリ送信1113
KTの指示によるロックの場合には、車外から施錠する
ことを前提とするものであるから、盗難監視を前提とす
る設定であるとしているが、キーレスエントリ装置のキ
ーレスエントリ送信器KTによるロックが行われなかっ
た場合、ステップ86〜ステツプS14の「盗難監視設
定モードJの判断に入る。
ステップS7でドアアンロックスイッチの助手席側In
がロック状態か判断し、ロック状態でないとき、ステッ
プS10で盗難警報設定フラグFLAGPが降ろされて
いることを確認し、ステップ812でドアアンロックス
イッチの運転席側Ddがロック状態か判断し、ロック状
態でないとき、ステップ315で盗難警報設定フラグF
LAGDが降ろされていることを確認し、ステップS6
に戻り、ステップ36.ステツプ87.ステツプsio
ステップS12.ステップ815でキーレスエントリ送
信器に丁によるロック、または、ドアアンロックスイッ
チの助手席側Do或いは運転席側[)−dがロック状態
になるのを待機する。
まず、ステップS7でドアアンロックスイッチの助手席
側Dpがロック状態になると、ステップS8でカーテシ
スイッチの助手席側Cpが11状態か判断し、カーテシ
スイッチの助手席側Cpが閉状態でないとき、ステップ
811で盗fil報設定フラグFLAGPを立てる。そ
して、ステップS11で盗fil報設定フラグFLAG
Pを立てることによって、ステップS9の判断で盗1t
f報設定フラグFLAGPが立っていることが確認され
ると、キーレスエントリ装置のキーレスエントリ送信器
KTによるロックの場合と同様に、盗fl監視設定され
る条件の一つと判断される。即ち、ドアアン1コツクス
イツチの助手席側Opがロック状態になった後、カーテ
シスイッチの助手席側CpIfi閉状態になった場合に
は、盗!i監?’A E2定される条件の一つと判断さ
れる。
また、運転席側でも同様に、ステップ312でドアアン
ロックスイッチの運転席側[)dがロック状態になると
、ステップ813でカーテシスイッチの運転席側Cdが
閉状態か判断し、カーテシスイッチの運転席側Cdが閉
状態でないとき、ステップ816で盗難警報設定フラグ
FLAGDを立てる。
そして、ステップS16で盗難警報設定フラグFLAG
Qを立てることによって、ステップ314の判断で盗難
警報設定フラグFLAGDが立っていることが確認され
ると、ドアアンロックスイッチの助手席側Dpがロック
状態になった後、カーテシスイッチの助手席側Coが閉
状態になった場合と同様に、盗難監視設定される条件の
一つと判断される。即ら、ドアアンロックスイッチの運
転席側[)dがロック状態になった後、カーテシスイッ
チの運転席側Cdが閉状態になった場合には、盗難監視
設定される条件の一つと判断される。
即ち、キーレスエントリ装置のキーレスエントリ送信器
KTの指示によるロックでなくとも、車輌に設けた盗難
検出設定手段のドアアンロックスイッチの助手席側Op
がロック状態になり、その後、カーテシスイッチの助手
席側Cpが閉状態になった場合、または、ドアアンロッ
クスイッチの運転席側[)dがロック状態になり、その
後、カーテシスイッチの運転席側Cdが閉状態になった
場合には、カーテシスイッチOr 、 CI 、 Go
 。
cdが全オフ状態、ドアアンロックスイッチQr。
DI 、Op 、Ddが全ロック状態、全着座スイッチ
Sr、St、Sp、Sdの状態から車内に乗員がいない
状態のとぎ、「盗難監視[−ド」に入る。
このようにして、盗難監視設定される盗難検出設定手段
の条件が満されると、ステップ820の盗難監視設定で
、座席制raV4置を使用できない状態にWAvJする
。即ち、マイクロコンピュータMPU1の出力ボートP
20から“1−1”のSET信号が出力されると、シー
トSEの前進、シートリクライニングSEBを前倒し状
態にする。シートリクライニングSEBがステアリング
STに当接すると、シートS[Eの前進用またはシート
リクライニングSEBの駆動用モータM1.M2.M3
が過負荷となるので、シートSEの前進用またはシート
リクライニングSEBの駆動用モータが過負荷状態を検
出するまでシートSE及びシートリクライニングSEB
を駆動する。このとき、駆動制御回路を構成するマイク
ロコンビ1−夕MPLI2はシートSEの前進用とシー
トリクライニングSEBの駆動用モータM1及びM2及
びM3をどれだけ回転させたかを記憶しておく。
同時に、チルトルテレスコピックステアリング、1i1
1111装置を使用できない状態に駆動する。即ち、マ
イクロコンピュータMPLJ1の出力ボートP22のS
ET信号がHt+となると、チルトは下方向へ、テレス
コピックは延方向へ、それぞれ駆動する。
前記シートリクライニングの駆動の場合と同様に、駆動
用モータ14.23が過負荷状態となるまで駆動します
。このとき、駆動制御回路を構成するマイクロコンピュ
ータMP(J3は両部動用モータ14.23の回転数を
記憶する。
このようにして、この実施例では、「盗難監視モードJ
に入ると、シートS[の前進、シートリクライニングS
EBを前倒し状態にし、チルトムテレスコピックステア
リング制御装置のチルトは、下方向へ、テレスコピック
は延方向へ移動さゼ、座席とステアリングホイールとの
間隔を狭くして着座困難とし、使用できない状態を作り
だす。したがって、窃盗犯が乗り逃げできない状態にあ
る。
「盗難監視モードJでは、ステップ321でキーレスエ
ントリ装置のキーレスエントリ送信器KTによるアンロ
ックか判断する。また、ステップS22でドアアンロッ
クスイッチの助手席側Dpがアンロックされたか、或い
は、ステップ823でドアアンロックスイッチの運転席
側Ddがアンロックされたか判断する。これら、キーレ
スエントリ送信器KTによるアンロック、または、ドア
アンロックスイッチの助手席側Dpのアンロック、また
は、ドアアンロックスイッチの運転席側Ddのアンロッ
クのとき、車輌に股C)た盗1検出設定手段の正当な解
錠が行われたとしてステップS3に戻り、ステップ83
〜ステツプ819のr盗難監視システムの休止モード」
に入る。
前記キーレスエントリ送信器KTによるアンロック、ま
たは、ドアアンロックスイッチの助手席側Dpのアンロ
ック、または、ドアアンロックスイッチの運転席側Qd
のアンロックされることなく、ステップ824で全ドア
アンロックスイッチのリアライト側Qr及びリアレフト
側DI、助手席側Dp及び運転席側Ddがロック状態で
な(なったとき、または、ステップS25で全カーテシ
スイッチのリアライト側Cr及びリアレフト側CI、助
手席側Cp及び運転席側Cdがオフ状態でなくなり、何
れかのドアが開かれた場合、または、ステップS26で
乗員の存在が検出されたとき、盗難検出設定手段の解除
が行われず、正当な乗車が行われていないとしてステッ
プ827〜ステツプ835の「盗難検出モード」に入る
。これらの状態が検出されないとき、ステップ821〜
ステツプ826の「盗難監視モード」を継続する。
正当な乗車が行われていないとき、「盗難検出モードJ
に入り、ステップ827で盗難検出フラグrLAGAを
立てる。ステップ328の盗難検出時第1出力で、11
秒間警報音を出力する。この後、ステップ829でキー
レスエントり装置のキーレスエントリ送信器K Tによ
るアンロックか判断する。また、ステップS30でドア
アンロックスイッチの助手席側Dpがアンロックされた
か、或いは、ステップ831でドアアンロックスイッチ
の運転席側Ddがアンロックされたか判断する。したが
って、正当な運転手等が盗難監視装置の作動に気付き、
これら、キーレスエントリ送信器KTによるアンロック
、または、ドアアンロックスイッチの助手席側Dpのア
ンロック、または、ドアアンロックスイッチの運転席側
Ddのアンロックのとき、正当な解錠が行われたとして
ステップS3に戻り、ステップ83〜ステツプ819の
「盗fi監視システムの休止モード」に入る。これ礒 ら、ステップ829〜スデツプ831による正当な解錠
が行われなかったとき、ステップ832で車輪の回転数
を検出するリードスイッチLSのオン・オフ信号のパル
スにより、カウンタNのカウントアツプを開始する。そ
して、ステップS33でカウンタNが設定値rnJ以上
になったとき、即ち、所定の距離だけ車輌が移動したと
き、ステップS34の盗難検出時第2出力で、燃料タン
クからエンジンへ通じる燃料供給系に配設したバルブを
閏じ、エンジンへの燃料の供給を停止させる。
同時に、ブザーBZで12秒間警報音を出力する。
前記ブザーBZによる警報音の発生は、消費電力の関係
で12秒間とする。そして、ステップS35でカウンタ
Nをクリアし、ステップ829〜ステツプS31による
正当な解錠が行われるまで、エンジンに燃料の供給停止
を継続する。
しかし、車輌が所定の距離移動させられた場合には、そ
の都度、ステップS33でカウンタNが設定値rnJ以
上となり12秒間警報音を出力する。
このとき、マイクロコンピュータMF’LI 1を駆動
するバッテリBEが外されたとしても、バックアップ電
源BEで盗難検出フラグFLAGAが立てられた状態を
記憶しているから、再度バッテリBEを接続した場合に
は、ステップ827〜ステツプ835の1盗難検出−〔
−ドJに入ることができる。
この場合にも、ステップ821〜ステツプ823で正当
な解錠が行われるまでfa+Aする。キーレスエントリ
送信器KTによるアンロック、または、ドアアン【コッ
クスイッチの助手席側Dpのアンロック、または、ドア
アンロックスイッチの運転席側[)dのアンロックのと
き、車輌に設けた盗難検出設定手段の正当な解錠が行わ
れたとしてステップS3に戻り、ステップ83〜ステツ
プS19のr盗難監視システムの休[トモード」に入る
ことができる。
このように、本実施例の車輌用盗難防止装置は、マイク
ロコンピュータMPU1がバックアップ電源を有してお
り、一旦電源を遮断しても、盗難検出設定手段の作動を
記憶しており、再度の電源の投入に対−しても、その記
憶をもとに動作することができる。しかし、本発明を実
施する場合には、電源が遮断されても前記盗難検出設定
手段が作動した状態を継続して記憶しておればよいから
、バックアップ電源に替えてコアメモリ等の不揮発性メ
モリを用いてもよい。
また、本実施例の車輌に設けた盗難検出設定手段は、キ
ーレスエントリ装置のロック状態、または、ドアアンロ
ックスイッチの助手席側Dp及びカーテシスイッチの助
手席側Cpの状態、または、ドアアンロックスイッチの
運転席側Dd及びカーテシスイッチの運転席側Cdの状
態、カーテシスイッチCr 、CI 、CD 、Cdの
状態、ドアアンミックスイッチOr 、DI 、op 
、Ddの状態、着座スイッチSr、Sl、St)、Sd
の状態を判断しているが、本発明を実施する場合には、
盗難検出設定手段としてイグニッションスイッチまたは
他の公知の盗難検出器を用いることができる。
いずれにせよ、それらの盗難検出器がセットされたとき
、盗j!!監視モードに入り、前記盗難検出器が正当に
解除されないで作動状態に入ったとき、盗難発生と判断
すればよい。
前記盗難発生と判断されたとき、盗難の発生を報知する
時限設定された報知手段は、ブザーまたはクラクション
等の可聴的な警報音の発生に限定されるものではなく、
ヘッドライト、その他の表示燈による可視的な表示手段
としてもよい。或いは、電磁弁による燃料の′a断を行
ってもよい。或いは、電子制御式燃料制till装置を
用いて、燃料の供給を最小としてもよい。
なお、本発明の上記実施例では、チルトルテレスコピッ
クステアリング制御装置の動作により、座席とステアリ
ングホイールとの間隙をより狭くしているが、本発明を
実施する場合には、座席を構成するシートのみの前方へ
の移動または座席を構成するリクライニングシートのみ
の前傾、チルト機構の極端なダウン側またはi端なアッ
プ側への移動、テレスコピック機構の極端なロングまた
は極端なショート側への移動の、いずれか一つまたは複
数の組合せとすることができる。
上記のように、本発明の実施例の自動車用温雅防止装置
は、車輌に設けた盗難検出設定手段のセット出力を得て
座席とステアリングホイールとの間隔を狭くして着座困
難とする手段を具備し、前記盗難検出設定手段の正当な
解除によって前記座席とステアリングホイールとの間隔
を段定位費に復元させるものであるから、窃盗犯が車輌
外から座席とステアリングホイールとの間隔が狭められ
ていることを窓からみることにより、この車輌が盗難防
止装置がセットされていることを確認し、手出しするこ
とをあきらめさせる視認効果があるばかりでなく、車輌
用盗難防止装置を外部から不正な手法で解除しても、ス
テアリングホイールと座席との間隙が狭くなっているか
ら、車輌は運転できる状態にない。したがって、車輌を
移動させることが困難となり、かつ、第7図に示したよ
うに、シートが前方に移動しているときには、座席の取
付【ノを行うベースフレームの螺着用のボルトがシート
の下に位近し、その取り外しが困難となる。
しかし、上記実施例の自動車用盗難防止装置では、ステ
ップS20の盗難検出出力で、「盗難監視モードJに入
ると同時に、車輌に設けた盗難検出設定手段のセット出
力を得て座席とステアリングホイールとの間隔を狭くし
て着座困難としているが、「盗難監視モードJでは、座
席とステアリングホイールとの間隔を狭くして着座困難
とする動作を行わずして、「盗難検出モード」に入って
から、盗難検出出力が得られたら、ステップ834の盗
難検出時第2出力で、燃料タンクからエンジンへ通じる
燃料供給系に配設したバルブをmじ、エンジンへの燃料
の供給を停止させ、同時に、ブザーBZ′″C−■2秒
問警報音を出力する。更に、シートSEの前進、シート
リクライニングSEBを前倒し状態にし、チルトルテレ
スコピックステアリング制御装置のチルトは、下方向へ
、テレスコピックは延方向へ移動させ、座席とステアリ
ングホイールとの間隔を狭くして着座困難とし、使用で
きない状態を作りだし、窃盗犯が乗り逃げできない状態
としてもよい。
このように、盗難検出出力によって座席とステアリング
ホイールとの間隔を狭くして、着座困難とすることもで
きる。この場合には、座席とステアリングホイールとの
駆動回数を最小限度とすることができる。また、盗難検
出設定手段の正当な解除によって車輌に乗り込む場合に
、座席及びステアリングホイールが復帰する時間だけ待
機する必要がないから、盗難検出設定手段の正当な解除
と同時に乗車できる。
また、上記実施例では車輌に設けた盗難検出設定手段の
要件に着座スイッチの動作を附加したものであるから、
通常の運転状態で車輌用盗難防止装置が誤動作すること
を防止できる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の車輌用盗難防止装置は、車輌に
設けた盗難検出設定手段と、該盗難検出設定手段のセッ
ト出力を得て座席とステアリングホイールとの間隔を狭
くして着座困難とする手段を具備し、前記盗難検出設定
手段の正当な解除によって前記座席とステアリングホイ
ールとの間隔を設定位置に復元させるものであるから、
ドライバー等が車輌外に降車したときに座席とステアリ
ングホイールとの間隔を狭くして着座困難とし、正当な
車輌の盗難防止検出設定手段の解除を行わない限り、そ
れを解除しないものであるから、第三者が不正に乗車し
ても正常な運転ができないようにすることができる。
また、車輌の持主が正当な盗難検出設定手段の解除を行
った場合には、前記座席とステアリングホイールとの間
隔を設定位置に復元さけることができ、ドライバー等の
乗車及び降車には支障をきたさない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の車輌用盗難防止装置の基本的
回路を示す説明図、第2図は本実施例で用いるチルトル
テレスコピックステアリング制御装置の一例のパワ一式
チルト・テレスコピックステアリング−構の要部断面組
立図、第3図は第2図のステアリングシャフトとステア
リングホイールとの関係を示す組立斜視図、第4図は本
実施例で用いた座席の通常使用状態の外観斜視図、第5
図は本実施例で用いた座席の盗fi監視モード状態の外
観斜視図、第6因は座席に装備されている姿勢設定機構
の概要を示す説明図、第7図はシートを支持するシート
ベース下部の機構を示す構造斜視図、第8図は第7図の
ナツトユニット及びロッドを含む面で切断した拡大要部
断面図、第9図は第8図のX−X断面図、第10図はモ
ータとナツトユニットとの結合部の分解斜視図、第11
図から第13図は本実施例の車輌用盗難防止装置の制御
を行うメインプログラムのフローチャートである。 図において、 MPU1.MPU2.MPU3 ・・・マイクロコンピュータ、 IG・・・イグニッションスイッチ、 Dr 、 DI 、 Dp 、 Dd ・・・ドアアンロックスイッチ、 Cr、CI 、CD、Cd−・・カーテシスイッチ、S
r、Sl、Sp、Sd・・・着座スイッチ、SE・・・
シート、 SEB・・・シートリクライニング、 ST・・・ステアリングホイール、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輌に設けた盗難検出設定手段と、該盗難検出設
    定手段の出力を得て座席とステアリングホイールとの間
    隔を狭くして着座困難とする手段を具備し、 前記盗難検出設定手段の正当な解除によって前記座席と
    ステアリングホイールとの間隔を設定位置に復元させる
    ことを特徴とする車輌用盗難防止装置。
  2. (2)座席とステアリングホイールとの間隔を狭くして
    着座困難とする手段を駆動する出力は、盗難検出設定手
    段のセット出力としたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の車輌用盗難防止装置。
  3. (3)座席とステアリングホイールとの間隔を狭くして
    着座困難とする手段を駆動する出力は、盗難検出設定手
    段の盗難検出出力としたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の車輌用盗難防止装置。
  4. (4)前記盗難検出設定手段の出力を得て座席とステア
    リングホイールとの間隔を狭くして着座困難とする手段
    は、座席を構成するシートの移動とすることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項または第3項に記
    載の車輌用盗難防止装置。
  5. (5)前記盗難検出設定手段の出力を得て座席とステア
    リングホイールとの間隔を狭くして着座困難とする手段
    は、座席を構成するシートリクライニングの傾動とする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項ま
    たは第3項に記載の車輌用盗難防止装置。
  6. (6)前記盗難検出設定手段の出力を得て座席とステア
    リングホイールとの間隔を狭くして着座困難とする手段
    は、座席を構成するシートの移動及びシートリクライニ
    ングの傾動とすることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項または第3項に記載の車輌用盗難防止装
    置。
  7. (7)前記盗難検出設定手段の出力を得て座席とステア
    リングホイールとの間隔を狭くして着座困難とする手段
    は、ステアリングのチルト機能またはテレスコピック機
    能を使用したことを特徴とする特許請求の範囲第1項か
    ら第6項のいずれか1つに記載の車輌用盗難防止装置。
JP61103688A 1986-05-06 1986-05-06 車輌用盗難防止装置 Granted JPS62258836A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61103688A JPS62258836A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 車輌用盗難防止装置
US07/046,006 US4876649A (en) 1986-05-06 1987-05-04 Harm preventing apparatus for vehicle
FR878706412A FR2603538B1 (fr) 1986-05-06 1987-05-06 Dispositif antivol pour vehicule

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61103688A JPS62258836A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 車輌用盗難防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62258836A true JPS62258836A (ja) 1987-11-11
JPH046572B2 JPH046572B2 (ja) 1992-02-06

Family

ID=14360715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61103688A Granted JPS62258836A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 車輌用盗難防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62258836A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001132A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Tokai Rika Co Ltd 車両用セキュリティ制御装置
GB2441965A (en) * 2006-09-19 2008-03-26 Jatender Singh Anti theft vehicle seat lockable adjacent steering wheel

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4825535A (ja) * 1971-08-03 1973-04-03
JPS5098030A (ja) * 1973-12-31 1975-08-04
JPS59120548A (ja) * 1982-12-27 1984-07-12 Hino Motors Ltd 自動車用盗難防止装置
JPS6012375A (ja) * 1983-07-01 1985-01-22 Mazda Motor Corp 電子キ−を備えた自動車の電動チルトステアリング装置
JPS6184055U (ja) * 1984-11-09 1986-06-03
JPS61232948A (ja) * 1985-04-05 1986-10-17 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車の盗難防止装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4825535A (ja) * 1971-08-03 1973-04-03
JPS5098030A (ja) * 1973-12-31 1975-08-04
JPS59120548A (ja) * 1982-12-27 1984-07-12 Hino Motors Ltd 自動車用盗難防止装置
JPS6012375A (ja) * 1983-07-01 1985-01-22 Mazda Motor Corp 電子キ−を備えた自動車の電動チルトステアリング装置
JPS6184055U (ja) * 1984-11-09 1986-06-03
JPS61232948A (ja) * 1985-04-05 1986-10-17 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車の盗難防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001132A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Tokai Rika Co Ltd 車両用セキュリティ制御装置
GB2441965A (en) * 2006-09-19 2008-03-26 Jatender Singh Anti theft vehicle seat lockable adjacent steering wheel

Also Published As

Publication number Publication date
JPH046572B2 (ja) 1992-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5054300A (en) Vehicle door lock system
JP3430747B2 (ja) 車両用防盗装置
JP3167862B2 (ja) アンチセフト機構付ドアロック装置
JP2707036B2 (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JPH0356213B2 (ja)
JPS62258836A (ja) 車輌用盗難防止装置
JP2003205824A (ja) ステアリングロック装置
EP0771279B1 (en) Security system
JP2000006760A (ja) 車両用盗難防止システム
US7540350B2 (en) Auto theft deterrent system
GB2242477A (en) Superlocking monitor, locking system incorporating same and method of superlocklng a lock
JP3419815B2 (ja) 車両用盗難防止装置
KR100452218B1 (ko) 와이어 스티어링 장치용 차량 도난 방지 장치
JP2556008B2 (ja) 自動車用盗難防止装置
JP2739671B2 (ja) スーパーロック機構付車両ドアロック装置
JPH09273342A (ja) 自動車用ドアロック制御方法
JPH09273341A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2501647Y2 (ja) 車両用盗難防止装置
JPH0738036Y2 (ja) 車両用盗難防止装置
JP2573542B2 (ja) スーパーロック機構付車両ドアロック装置
JP3337544B2 (ja) 金庫の警報装置
JP2528314Y2 (ja) 自動車のオートドアロック装置
JPH03279573A (ja) 車両のドアロック装置
JPH0466350A (ja) 防盗用シートセット装置
JPS6337742B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees