JPS622579B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS622579B2
JPS622579B2 JP54170056A JP17005679A JPS622579B2 JP S622579 B2 JPS622579 B2 JP S622579B2 JP 54170056 A JP54170056 A JP 54170056A JP 17005679 A JP17005679 A JP 17005679A JP S622579 B2 JPS622579 B2 JP S622579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naphthol
reaction
alkylbenzenes
alkali metal
extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54170056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5692245A (en
Inventor
Juzo Maekawa
Makoto Nakamura
Fujio Masuko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP17005679A priority Critical patent/JPS5692245A/ja
Priority to ES497535A priority patent/ES497535A0/es
Priority to US06/218,973 priority patent/US4297508A/en
Priority to DE19803048706 priority patent/DE3048706A1/de
Priority to IT50446/80A priority patent/IT1188978B/it
Priority to IN1432/CAL/80A priority patent/IN153694B/en
Publication of JPS5692245A publication Critical patent/JPS5692245A/ja
Publication of JPS622579B2 publication Critical patent/JPS622579B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸の改良製法に関する。
更に詳しくは、本発明は、β−ナフトールのア
ルカリ金属塩、β−ナフトールおよび一般式 () (式中、Rは異種または同種の直鎖状または分
枝状のC1〜C4のアルキル基、nは1−6の整数
を表わし、Rnの炭素数の合計は少なくとも3と
するで示されるアルキルベンゼン類からなる均一
化された液状混合物(ただし、均一化された液状
混合物中のβ−ナフトールの割合はβ−ナフトー
ルのアルカリ金属塩1モルに対して0.1−5モル
であり、アルキルベンゼン類の割合はβ−ナフト
ールのアルカリ金属塩に対し0.1−5重量倍であ
る)を、炭酸ガスと反応させることを特徴とする
2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸の製
法である。
2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
は、各種染料や顔料、特にアゾイツク染料のカツ
プリング成分(下漬剤)、アゾ顔料、アゾレーキ
顔料のカツプリング成分の中間体として重要な化
合物であり、すぐれた品質の染料や顔料を得るに
は、不純物特にβ−ナフトールやタール状副生物
を含有しない高い純度の2−ヒドロキシナフタリ
ン−3−カルボン酸が必要とされる。
2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸の
製造法として古くから知られている方法は、β−
ナフトールのアルカリ金属塩と炭酸ガスを反応さ
せるもので、コルベーシユミツト反応とよばれる
固気相反応を用いるものである。(ウルマンス・
エンチクロペテイ−・デル・テヒニツシエン・ヘ
ミー12巻、606頁以下参照)しかしながら、この
方法は、反応に40−50時間以上の長時間を必要と
すること、熱的に不均一な反応のためβ−ナフト
ールの損失が多いこと、反応制御が難しく安定し
た収率を得ることが困難であることなどの問題が
あつた。
この方法の改良として、β−ナフトールのアル
カリ金属塩に、過剰のβ−ナフトールの存在下、
高圧下で炭酸ガスと反応させる方法が提案され
た。(ドイツ特許第423034号および第955598号明
細書参照)しかし、この方法は目的物質の収率が
70%程度で低いこと、および反応に40〜100Kg/
cm2Gの高圧を必要とすることなどの理由から満足
すべき方法とはいえなかつた。
この製法の改良として、β−ナフトールのアル
カリ塩およびβ−ナフトールならびに軽油または
灯油からなる液状混合物系で炭酸ガスと反応させ
る方法が提案されている。(特開昭54−79256号お
よび特開昭54−79257号公報)しかし、この方法
は、二相に分液する不均一な液状混合物系での反
応であるため特に連続的な反応の際に良好な懸だ
く系を形成することが困難であること、過剰の溶
媒を分液により除去することが必要であること、
および上記溶媒に対するβ−ナフトールの溶解度
が小さいため反応により遊離するβ−ナフトール
の除去に別種類の溶媒を使用しなければならない
こと、従つて、溶媒の管理が複雑となり装置的に
も繁雑となるなどの欠点があり、決して満足すべ
きものではない。
本発明者らは、これら従来の方法の欠点を克服
すべく鋭意検討した結果、β−ナフトールのアル
カリ金属塩を、β−ナフトールと一般式()で
示されるアルキルベンゼン類を特定割合用いて均
一に溶解させた後に、炭酸ガスと反応させること
により目的が達成されることを見い出し、本発明
を完成した。
本発明方法によれば、従来方法の欠点がことご
とく解決される。すなわち、反応時間が大巾に短
縮され、均一系での反応であるための熱的に不均
一な反応であるためのβ−ナフトールの損失もな
く、通常の圧力下で、一貫して同一の溶媒で実施
できる上、連続反応が可能であり、生産性も増大
し、高収率で2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸を得ることができる。更に、好ましくは
実施されるカルボキシル化反応前の水の除去につ
いても、本発明のアルキルベンゼン類により効率
よく短時間で行なうことができる利点もある。ま
た、反応混合物から2−ヒドロキシナフタリン−
3−カルボン酸を単離するとき、β−ナフトール
とタール状副生物は、大部分がアルキルベンゼン
類に抽出されるため、水層には殆んど残らず、よ
つて分液後の水層からは酸析することにより容易
に高い純度の2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸を得ることができ、一方、分液後の有機
層からは、β−ナフトールとアルキルベンゼン類
を高収率で回収することができる利点も有してい
る。
次に本発明方法について更に詳しく説明する。
本発明において使用するアルキルベンゼン類と
しては、n個の置換基のRの炭素数の合計が少な
くとも3である化合物、更に好ましくはn個の置
換基のRの炭素数の合計が少なくとも3であり、
かつnが少なくとも2であるポリアルキルベンゼ
ン類である。
このようなアルキルベンゼン類としては、たと
えば次のような化合物があげられる。これらは異
性体混合物であつてもよい。
プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、イソプロ
ピルベンゼン、t−ブチルベンゼン、エチルトル
エン、ジエチルトルエン、イソプロピルトルエ
ン、ジイソプロピルトルエン、ブチルトルエン、
t−ブチルトルエン、プロピルブチルトルエン、
ジブチルトルエン、トリメチルベンゼン、トリプ
ロピルベンゼン、トリイソプロピルベンゼン、ト
リブチルベンゼン、トリ−t−ブチルベンゼン、
トリエチルトルエン、トリプロピルトルエン、ト
リイソプロピルトルエン、トリブチルトルエン、
トリーt−ブチルトルエン、テトラメチルベンゼ
ン、ペンタメチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼ
ン、テトラエチルベンゼン、ペンタエチルベンゼ
ン、ヘキサエチルベンゼンテトラプロピルベンゼ
ン、あるいはこれら二種以上の混合物。
本発明において、β−ナフトールのアルカリ金
属塩としては、β−ナフトールのナトリウム、カ
リウムもしくはリチウム塩またはこれらの混合物
でもよい。
工業的に特に好ましいのはナトリウム塩であ
る。
本発明方法は、具体的にたとえば次のように実
施することができる。
β−ナフトールのアルカリ金属塩、β−ナフト
ールおよびアルキルベンゼン類からなる均一化さ
れた液状混合物の調製は、β−ナフトールのアル
カリ金属塩化の反応と同時に行うことが有利であ
り、反応により生成した水の除去もまた同時に行
うことができる。これは、たとえばβ−ナフトー
ルをアルキルベンゼン類に溶解させ、ついでで所
望量のアルカリ金属塩が得られるよにβ−ナフト
ールに対して当量以下のアルカリ金属塩化剤、た
とえばアルカリ金属水酸化物(好ましくは水酸ナ
トリウム)を加え、共沸脱水させながら反応を行
う。このとき、窒素などの不活性ガスを導入しな
がら行うことが好ましい。得られた反応混合物が
所定の組成に達していないときは、適宜アルキル
ベンゼン類やβ−ナフトールを添加もしくは除去
して調整してもよい。
このようにして得た反応混合物は、透明で均一
な液状混合物であり、β−ナフトールのアルカリ
金属塩1モル、β−ナフトール0.1〜5モル、好
ますくは0.3〜2モル、およびβ−ナフトールの
アルカリ金属塩に対して0.1〜5重量倍、好まし
くは0.2〜2重量倍のアルキルベンゼン類からな
る組成を有している。
この均一な液状混合物に、温度200℃以上、好
ましくは230〜300℃、更に好ましくは240〜280
℃、および炭酸ガス圧力20Kg/cm2G以下、好まし
くは1〜15Kg/cm2G、更に好ましくは3〜8Kg/
cm2Gにおいて炭酸ガスを反応させる。反応時間は
通常1〜5時間である。
反応終了後の反応混合物から2−ヒドロキシナ
フタリン−3−カルボン酸を単離するには、それ
自体常法により実施することができるが、好まし
くは次のようにして実施する。反応混合物を冷却
して水を加え、鉱酸もしくはその水溶液を加えて
PH値を4−8、好ましくは5〜7とした後、アル
キルベンゼン類を加えてβ−ナフトールおよびタ
ール状物を有機層に抽出し、分液する。このとき
の温度は40〜100℃、好ましくは50〜95℃であ
る。
得られた水層に、水層に対して0.3〜2.0重量倍
のアルキルベンゼン類を加えて、40−100℃、好
ましくは50−95℃で再度β−ナフトール等を抽出
し、分液する。得られた水層のPHを鉱酸たとえば
硫酸を用いて1〜3、好ましくは1.5〜2に調整
することにより酸析し、過し、乾燥して2−ヒ
ドロキシナフタリン−3−カルボン酸を高純度で
得ることができる。
一方、一次抽出で得られた有機酸からは蒸留に
よりβ−ナフトールおよびアルキルベンゼン類を
回収するか、あるいはアルカリ水溶液、好ましく
はアルカリ金属水酸化物の水溶液を用いてβ−ナ
フトールをアルカリ金属塩として抽出して回収
し、アルキルベンゼン類は蒸留により回収しても
よい。このとき得たβ−ナフトールのアルカリ金
属塩水溶液は、所望なら、たとえばアルカリ金属
塩化工程へ返送することもでき、また、回収した
アルキルベンゼン類とβ−ナフトールは適宜各工
程において繰り返し使用することができる。
二次抽出で得られた有機層は、そのまま一次抽
出工程に返送してもよいし、あるいは蒸留してβ
−ナフトールとアルキルベンゼン類を回収しても
よいし、あるいは、前述のようにアルカリ水溶液
でβ−ナフトールを抽出することとによりβ−ナ
フトールのアルカリ金属塩として回収し、アルキ
ルベンゼン類は蒸留により回収してもよい。回収
したものは一次抽出の場合と同様各工程において
適宜繰り返し使用することができる。
本発明は、カルボキシル化工程、抽出、分液工
程、酸析、過工程に、アルカリ金属塩化程、脱
水工程等を加えて連続的に実施することが有利で
あり、たとえば第1図に示した工程図に従つて行
なうことができる。
次に実施例により本発明を更に説明する。
実施例 1 耐圧式反応釡中に、β−ナフトール750g、ジ
イソプロピルトルエン300gおよび水酸化ナトリ
ウム135gを装入し、窒素雰囲気下で共沸点下に
撹拌しながら反応させた。その際生成する水はジ
イソプロピルトルエンとの共沸により留去させ、
留出液は水とジイソプロピルトルエンとの分液
し、ジイソプロピルトルエン層のみ反応釡に返送
した。β−ナフトールのナトリウム塩、β−サフ
トール、ジイソプロピルトルエンからなる均一透
明な液状の反応混合物が得られた。
ついで、炭酸ガス圧力5Kg/cm2G、反応温度
260℃で2時間反応させた。
反応終了後、反応混合物に水1000gおよびジイ
ソプロピルエン3000gを加えて90℃に温度を保ち
ながら70%硫酸を用いてPHを6に調整した。つい
で90℃で水層とジイソプロピルトルエン層を分液
し、得られた水層にさらにジイソプロピルトルエ
ン3000gを加え、再び90℃で抽出操作を行い、同
温度で分液した。得られた水層のPHを85℃で70%
硫酸を用いて2.0とし、85℃で過した。
2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
280g(純度99.0%、β−ナフトール含有量0.1
%)を得た。
β−ナフトールのナトリウム塩基準の収率は44
%であり、消費されたβ−ナフトール基準での収
率は87%であつた。また回収されたβ−ナフトー
ルは503gであつた。
実施例 2 実施例1と同様にして炭酸ガスと反応させた
後、反応混合物に水1,000gおよび実施例1の
二次抽出で得られたジイソプロピルトルエン層
3,060gを加え、90℃に保ちながら70%硫酸に
てPHを6に調整した。ついで90℃で水層とジイソ
プロピルトルエン層を分液した。
得られたジイソプロピルトルエン層に50%水酸
化ナトリウム水溶液270gを加えて抽出操作と行
ない、90℃で水酸化ナトリウム水溶液層とジイソ
プロピルトルエン層とを分液した後、水酸化ナト
リウム水溶液層に更にβ−ナフトール248gおよ
びジイソプロピルトルエン300gを追加し、加熱
下に撹拌したながら共沸脱水を行なつた。ついで
実施例1と同様にして炭酸ガスと反応させ、抽出
分液し、再度抽出分液し、水層を酸析処理して2
−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸278g
を得た。
β−ナフトールのナトリウム塩基準の収率は
43.8%であり、消費されたβ−ナフトール基準で
の収率は86%であつた。また回収されたβ−ナフ
トールは502gであつた。
実施例 3 実施例1において、ジイソプロピルトルエンの
代わりにシメン300gを用いる他は同様にして均
一な反応混合物を調整した後、炭酸ガス圧力7
Kg/cm2G、、反応温度250℃で2時間反応させた。
ついで、ジイソプロピルトルエンの代わりにシメ
ンを用いる他は同様にして分離操作を行なつた。
2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
254g(純度99%、β−ナフトール含量0.1%)を
得た。
β−ナフトールのナトリウム塩基準の収率は40
%であり、消費されたβ−ナフトール基準での収
率は85%であつた。また回収したβ−ナフトール
は521gであつた。
実施例 4 実施例1において、ジイソプロピルトルエンの
代わりに、ジエチルベンゼン300gを用いる他は
同様にして均一な反応混合物を調整した後、炭酸
ガス圧力5Kg/cm2G、反応温度250℃で2時間30
分反応させた。ついでジイソプロピルトルエンの
代代わりにジエチルベンゼンを用いる他は同様に
して分離操作を行なつた。2−ヒドロキシナフタ
リン−3−カルボン酸270g(準度99%、β−ナ
フトール含量0.1%)を得た。
β−ナフトールのナトリウム塩基準の収率は43
%であり、消費されたβ−ナフトール基準での収
率は86%であつた。また回収したβ−ナフトール
は510gであつた。
実施例 5 第1図に示す装置を用いて本発明方法を連続的
に行なつた。
造塩反応槽1に、毎時β−ナフトール75Kg、ジ
イソプロピルトルエン30Kgおよび45%水酸化ナト
リウム溶液30Kgを供給し、反応温度を180℃に保
ち窒素雰囲気下で滞留時間2時間でアルキル金属
塩化反応と一次脱水を行なう。更に造塩反応槽2
に毎時119Kgを送り、反応温度230℃に保ち、窒素
雰囲気下で滞留時間1時間でアルカリ金属塩化反
応と二次脱水を行なう。
造塩反応槽2から均一溶液となつている液状混
合物(造塩マス)を毎時112Kgでカルボキシル化
反応槽3に送り、炭酸ガス圧力5Kg/cm2G、反応
温度260℃で反応させる。滞留時間は2時間であ
る。
反応混合物を反応槽3から熱交換器を通して冷
却した後、抽出槽4へ送り、毎時20の水、306
Kgの二次抽出のジイソプロピルトルエン層および
70%硫酸を加え、温度90℃に保ち、PHを6.0に調
整する。滞留時間は0.5時間である。ついで、分
液槽5に送り、90℃でジイソプロピルトルエン層
と水層に分液する。上層のジイソプロピルトルエ
ン層から回収装置を用いてβ−ナフトールを回収
する。下層の水層は二次抽出槽6に送り、毎時
300Kgのジイソプロピルトルエンを混合する。温
度は90℃に保ち、滞留時間は0.5時間である。
ついで分液槽7に送り、85℃で分液する。上層
のジイソプロピルトルエン層は前記抽出槽4に送
り、下層の水層は酸析槽8に送る。断析槽8にお
いて温度85℃、希硫酸を用いてPH2.0として酸析
した。酸析後、85℃にて熱過して2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸を毎時27.8Kg(純
度99%、β−ナフトール含有0.1%)を得る。β
−ナフトールのナトリウム塩基準の収率は43.8%
であり、消費されたβ−ナフトール基準の差引収
率は88.5%であつた。また回収されたβ−ナフト
ールは毎時50.9Kgであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施態様を示す工程図の
一例を示したものであつて各符号は以下のものを
示す。 1,2:造塩反応槽、3:カルボキシル化反応
槽、4,6:抽出槽、5,7:分液槽、8……酸
析槽、a:β−ナフトール、b:ジイソプロピル
トルエン、c:水酸化ナトリウム溶液、d:水、
e:炭酸ガス、f:鉱酸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 β−ナフトールのアルカリ金属塩、β−ナフ
    トールおよび一般式() (式中、Rは異種または同種の直鎖状または分
    枝状のC1〜C4のアルキル基、nは1〜6の整数
    を表わし、Rnの炭素数の合計は少なくとも3と
    する) で示されるアルキルベンゼン類からなる均一化さ
    れた液状混合物(ただし、均一化された液状混合
    部中のβ−ナフトールの割合はβ−ナフトールの
    アルカリ金属塩1モルに対して0.1〜5モルであ
    り、アルキルベンゼン類の割合はβ−ナフトール
    のアルカリ金属塩に対し0.1〜5重量倍である) を、炭酸ガスと反応させることを特徴とする2−
    ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸の製法。 2 均一化された液状混合物を脱水した後、炭酸
    ガスと反応させる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 反応終了後、(イ)反応混合物に、水を加えた
    後、中和し、ついでアルキルベンゼン類をを加え
    て抽出操作を行い、水層と有機層を分液し、(ロ)得
    られた水層に再びアルキルベンゼン類を加えて抽
    出操作を行い、分液し、(ハ)得られた水層を酸析処
    理して2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン
    酸を単離する特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の方法。 4 抽出、分液工程で得られた有機層をそのまま
    繰り返し使用するか、あるいはそれからβ−ナフ
    トールおよびアルキルベンゼン類を回収し、これ
    を繰り返し使用することにより行う特許請求の範
    囲第3項記載の方法。 5 抽出、分液工程で得られた有機層からアルカ
    リ金属水酸化物の水溶液でβ−ナフトールを抽出
    により回収し、得られた水層を繰り返し使用する
    ことにより行う特許請求の範囲第4項記載の方
    法。 6 各工程を連続的に行う特許請求の範囲第1項
    ないし第5項いずれかに記載の方法。
JP17005679A 1979-12-25 1979-12-25 Production of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid Granted JPS5692245A (en)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17005679A JPS5692245A (en) 1979-12-25 1979-12-25 Production of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid
ES497535A ES497535A0 (es) 1979-12-25 1980-12-06 Procedimiento de producir acido 2-hidroxinaftalen-3-carboxi-lico
US06/218,973 US4297508A (en) 1979-12-25 1980-12-22 Process for producing 2 hydroxy-naphthalene-3-carboxylic acid
DE19803048706 DE3048706A1 (de) 1979-12-25 1980-12-23 Verfahren zur herstellung von 2-hydroxynaphthalin-3-carbonsaeure
IT50446/80A IT1188978B (it) 1979-12-25 1980-12-23 Procedimento per produrre acido 2-idrossi-naftalin-3-carbossilico
IN1432/CAL/80A IN153694B (ja) 1979-12-25 1980-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17005679A JPS5692245A (en) 1979-12-25 1979-12-25 Production of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5692245A JPS5692245A (en) 1981-07-25
JPS622579B2 true JPS622579B2 (ja) 1987-01-20

Family

ID=15897798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17005679A Granted JPS5692245A (en) 1979-12-25 1979-12-25 Production of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS5692245A (ja)
IN (1) IN153694B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03116367U (ja) * 1990-03-15 1991-12-02

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10265434A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法
JP6695447B2 (ja) * 2017-01-16 2020-05-20 三菱電機株式会社 流路切替装置、冷凍サイクル回路及び冷蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03116367U (ja) * 1990-03-15 1991-12-02

Also Published As

Publication number Publication date
IN153694B (ja) 1984-08-11
JPS5692245A (en) 1981-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59216843A (ja) ジフエニルエ−テルからデカブロモジフエニルエ−テルを製造するブロム化方法
KR0121289B1 (ko) 방향족 히드록시카르복시산의 제조방법
JPS622579B2 (ja)
US4937387A (en) Processes for preparing diaryl sulfones
JPS63316748A (ja) テトラブロムビスフエノ−ルaの製造方法
KR870000202B1 (ko) 2-히드록시나프탈렌-6-카르복실산의 선택적 제조방법
US4297508A (en) Process for producing 2 hydroxy-naphthalene-3-carboxylic acid
US2471575A (en) Process of preparing 2, 4-dichlorophenoxyacetic acid
JPS5925779B2 (ja) 立体異性脂環ジアミンの異性化法
US3046305A (en) Process for the production of paralkyl-phenol and para-alkyl-benzoic acid
JPH04145061A (ja) 高純度4,4´―ジヒドロキシジフェニルスルホンの製造法
JPS5944302B2 (ja) スレオニンとアロスレオニンとの相互分離方法
US2748161A (en) Method of forming phthalaldehydic acid from pentachloroxylene
JP4219606B2 (ja) モノ置換ジヒドロキシジフェニルスルホンの製造方法
US2797249A (en) Manufacture of oxygen-containing organic compounds
JPH0627117B2 (ja) ジアリールスルホン類の製造方法の改良
JPH02306961A (ja) ターフェナジンの高融点多形型の製造
JPS59108730A (ja) m−アルキルヒドロキシベンゼンの製造方法
JPH08176044A (ja) 2−t−ブチルハイドロキノンの製造方法
US2608592A (en) Chlorination with liquid chlorine of aromatic compounds containing an alkyl side chain
US3274269A (en) Process for preparing hexachlorobenzene
JPH045252A (ja) 4,4’‐ジヒドロキシ‐3,3’,5,5’‐テトラメチルジフェニルメタンの製造方法
JPH021458A (ja) 4,4’―ジヒドロキシジフェニルスルホンの製造法
US2580335A (en) Manufacture of ddt
JPH0383961A (ja) β―ナフタレンスルホン酸の製造法