JPS62256975A - 硫酸ニツケル水溶液の製造方法 - Google Patents
硫酸ニツケル水溶液の製造方法Info
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- JPS62256975A JPS62256975A JP61098313A JP9831386A JPS62256975A JP S62256975 A JPS62256975 A JP S62256975A JP 61098313 A JP61098313 A JP 61098313A JP 9831386 A JP9831386 A JP 9831386A JP S62256975 A JPS62256975 A JP S62256975A
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、銅とニッケルを主成分とする合金からニッケ
ルを電解法により硫酸ニッケル水溶液として回収する方
法に関する。
ルを電解法により硫酸ニッケル水溶液として回収する方
法に関する。
スクラップあるいは製錬工程で生成される中間物の中で
、銅とニッケルを主成分とする合金から、ニッケルを銅
から工業的に分離回収する方法として、該合金を陽極、
銅板あるいはステンレス板を陰極とし、硫酸水溶液を電
解液として、該陽極及び該陰極を夫々並列に並べた並列
電解を行なうことによって、ニッケルを硫酸ニッケル水
溶液として、銅をカソードスライムとして夫々分離回収
する方法は公知である（特公昭４７−２０４５４号）。
、銅とニッケルを主成分とする合金から、ニッケルを銅
から工業的に分離回収する方法として、該合金を陽極、
銅板あるいはステンレス板を陰極とし、硫酸水溶液を電
解液として、該陽極及び該陰極を夫々並列に並べた並列
電解を行なうことによって、ニッケルを硫酸ニッケル水
溶液として、銅をカソードスライムとして夫々分離回収
する方法は公知である（特公昭４７−２０４５４号）。
゛ しかしながら、この方法は製造される硫酸ニッケル
水溶液中に含有されるニッケルの単位量当りの消費電力
が充分低いものでなく、電力の有効利用の面で更に一層
の改良が望まれていた。
水溶液中に含有されるニッケルの単位量当りの消費電力
が充分低いものでなく、電力の有効利用の面で更に一層
の改良が望まれていた。
本発明者等は、上記事情に鑑み、銅とニッケルを主成分
とする合金からニッケルを硫酸ニッケル水溶液として消
費電力を節減して回収することができる方法を提供すべ
く、鋭意研究した。
とする合金からニッケルを硫酸ニッケル水溶液として消
費電力を節減して回収することができる方法を提供すべ
く、鋭意研究した。
その結果、従来銅電解精製において提案されている、粗
銅を直列に並べ、夫々の片面を陽極に、他面を陰極にす
る直列電解が並列電解にくらべて消費電力において有利
であるにもかかわらず電着銅の純度において不利である
ため、実用的なものとなりえないでいるのに対して、本
発明の回収対象である硫酸ニッケルが電着物でなく水溶
液である点に着目し、本発明に到達した。
銅を直列に並べ、夫々の片面を陽極に、他面を陰極にす
る直列電解が並列電解にくらべて消費電力において有利
であるにもかかわらず電着銅の純度において不利である
ため、実用的なものとなりえないでいるのに対して、本
発明の回収対象である硫酸ニッケルが電着物でなく水溶
液である点に着目し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、銅と二・ノケルを主成分とする合金を
電極とし、硫酸水溶液を電解液とし、更に電解槽に電流
漏洩防止手段を設けて直列電解を行なうようにしたもの
である。
電極とし、硫酸水溶液を電解液とし、更に電解槽に電流
漏洩防止手段を設けて直列電解を行なうようにしたもの
である。
本発明方法により、硫酸ニッケル水溶液を製造するには
、銅とニッケルを主成分とする合金を電極とし、硫酸水
溶液を電解液として、直列電解を行なうのみでは、従来
の並列電解を行なうよりニッケル単位量当りの消費電力
は増大する。本発明の目的を達成するためには、更に電
解槽に電流漏洩防止手段を設けることが必要である。こ
の手段としては、電解電流が極板の側部及び底部から漏
洩することのないように、これらの部分を電解電流に対
して支障が生ずる程の抵抗とならない程度に閉塞すれば
よく、例えば電極間にＵ字型の隔板をその両側部及び底
部が電解槽に夫々密接するように挿入するなどの手段が
採用できる。
、銅とニッケルを主成分とする合金を電極とし、硫酸水
溶液を電解液として、直列電解を行なうのみでは、従来
の並列電解を行なうよりニッケル単位量当りの消費電力
は増大する。本発明の目的を達成するためには、更に電
解槽に電流漏洩防止手段を設けることが必要である。こ
の手段としては、電解電流が極板の側部及び底部から漏
洩することのないように、これらの部分を電解電流に対
して支障が生ずる程の抵抗とならない程度に閉塞すれば
よく、例えば電極間にＵ字型の隔板をその両側部及び底
部が電解槽に夫々密接するように挿入するなどの手段が
採用できる。
以下に本発明の実施例と従来例を示す。
実施例
電解槽 塩化ビニル樹脂製
長さ１９５藁■、幅１２５ｍ麓、高さ １６０１鳳電流
漏洩防止用隔板１ （第１図の通り、厚みは４１ｍ） 極板２ 重量７００ｇ／枚、使用枚数５枚長さ１２９１
層、幅７８ｍｍ、厚さｌ Ｑ ｉｎ極板２下端と電解槽
底との距離２５龍 品位（重量％） Ｎｉ：６８．３Ｘ、 Ｃｕ：１５．９
Ｚ、Ｆｅ：８．６Ｘ 、Ｓ：３．２！ 極板３ 使用枚数１枚 長さ１２９ｍｍ、幅７８１１、厚さ４１負材質 純銅 極板２間距離（スタート時表面間） １（ｈｍ （極板２と隔板１の表面間距離３龍）電解始
液 ３０ｇ／ ｌ ｇ酸 ５．５１！（全循環量）液温
５５℃ （制御） 電解方式 直列電解（順次直列に並べた極板２の最前と
極板３を夫々電源の牛、−例に 接続。第２図の通り） 電流 １．９２Ａ、 電流密度 ２．０７Ａ／ｄｍ
”電解液循環量 １３２ｍ１／ｈｒ 電解時間 ８３時間 これらの電解条件で電解した結果、次の産出物が得られ
た。
漏洩防止用隔板１ （第１図の通り、厚みは４１ｍ） 極板２ 重量７００ｇ／枚、使用枚数５枚長さ１２９１
層、幅７８ｍｍ、厚さｌ Ｑ ｉｎ極板２下端と電解槽
底との距離２５龍 品位（重量％） Ｎｉ：６８．３Ｘ、 Ｃｕ：１５．９
Ｚ、Ｆｅ：８．６Ｘ 、Ｓ：３．２！ 極板３ 使用枚数１枚 長さ１２９ｍｍ、幅７８１１、厚さ４１負材質 純銅 極板２間距離（スタート時表面間） １（ｈｍ （極板２と隔板１の表面間距離３龍）電解始
液 ３０ｇ／ ｌ ｇ酸 ５．５１！（全循環量）液温
５５℃ （制御） 電解方式 直列電解（順次直列に並べた極板２の最前と
極板３を夫々電源の牛、−例に 接続。第２図の通り） 電流 １．９２Ａ、 電流密度 ２．０７Ａ／ｄｍ
”電解液循環量 １３２ｍ１／ｈｒ 電解時間 ８３時間 これらの電解条件で電解した結果、次の産出物が得られ
た。
電解終液 Ｎｉ １０３ｇ／ ｌ （５６７ｇ）、Ｃｕ
Ｏ，１ｇ／ １以下を含む硫酸ニッケル溶液５．５１ 陽極スライム Ｎｉ ５．０重量％、Ｃｕ ５５重量％
を含み２３３ｇ なお結果として 極間電圧 ３．２７Ｖ 消費電力単位量当りのニッケル溶解１１．０９ｇ／ＷＨ
であった。
Ｏ，１ｇ／ １以下を含む硫酸ニッケル溶液５．５１ 陽極スライム Ｎｉ ５．０重量％、Ｃｕ ５５重量％
を含み２３３ｇ なお結果として 極間電圧 ３．２７Ｖ 消費電力単位量当りのニッケル溶解１１．０９ｇ／ＷＨ
であった。
従来例
次に、上記電解槽の電流漏洩防止用隔板１を取り去ると
共に、上記極板２を一枚飛びに取り去り、その位置に上
記極板３を挿入した。そして、これらの極板２及び３を
夫々並列に結線し、夫々を電源の＋、−側に接続した（
第３図の通り。これにより前記極板２及び３の使用枚数
はともに３枚、スタート時極板２，３間表面距離は１３
龍であった）。
共に、上記極板２を一枚飛びに取り去り、その位置に上
記極板３を挿入した。そして、これらの極板２及び３を
夫々並列に結線し、夫々を電源の＋、−側に接続した（
第３図の通り。これにより前記極板２及び３の使用枚数
はともに３枚、スタート時極板２，３間表面距離は１３
龍であった）。
以上の外は前記実施例と同様にして並列電解した。
８３時間の電解の結果、次の産出物が得られた。
電解終液 Ｎｉ ２１．１ｇ／ １ （１１６ｇ）、Ｃ
ｕ０．１ｇ／ｊ！以下を含む硫酸ニッケル溶液５．５２ 陽極スライム Ｎｉ ５．１重世％、Ｃｕ ５６重量％
を含み５４ｇ なお結果として 極間電圧 ０．９Ｖ 消費電力単位量当りのニッケル溶解量０．８１ｇ／Ｗｌ
ｌであった。
ｕ０．１ｇ／ｊ！以下を含む硫酸ニッケル溶液５．５２ 陽極スライム Ｎｉ ５．１重世％、Ｃｕ ５６重量％
を含み５４ｇ なお結果として 極間電圧 ０．９Ｖ 消費電力単位量当りのニッケル溶解量０．８１ｇ／Ｗｌ
ｌであった。
以上から明らかなように、本発明は、銅とニッケルを主
成分とする合金からニッケルを硫酸ニッケル水溶液とし
て消費電力を節減して回収することができるものであり
、その工業的意義は大きい。
成分とする合金からニッケルを硫酸ニッケル水溶液とし
て消費電力を節減して回収することができるものであり
、その工業的意義は大きい。
第１図は本発明の実施例に使用した電流漏洩防土用隔板
の正面図、第２図は本発明の実施例の直列電解方式の平
面概略図であり、第３図は従来例の並列電解方式の平面
概略図である。 特許出願人 住友金属鉱山株式会社 第１図
の正面図、第２図は本発明の実施例の直列電解方式の平
面概略図であり、第３図は従来例の並列電解方式の平面
概略図である。 特許出願人 住友金属鉱山株式会社 第１図
Claims (1)
- （１）銅とニッケルを主成分とする合金を電極とし、硫
酸水溶液を電解液とし、更に電解槽に電流漏洩防止手段
を設けて直列電解を行なうことを特徴とする硫酸ニッケ
ル水溶液の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61098313A JPS62256975A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 硫酸ニツケル水溶液の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61098313A JPS62256975A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 硫酸ニツケル水溶液の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62256975A true JPS62256975A (ja) | 1987-11-09 |
Family
ID=14216432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61098313A Pending JPS62256975A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 硫酸ニツケル水溶液の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62256975A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107675199A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-02-09 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 一种电解法制备硫酸镍的工艺 |
| WO2019220858A1 (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法およびこの製造方法で用いられる電解槽 |
| JP2020026576A (ja) * | 2018-05-16 | 2020-02-20 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法およびこの製造方法で用いられる電解槽 |
| JP2020055729A (ja) * | 2018-05-16 | 2020-04-09 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法 |
| JP2020143345A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法 |
| JP2020169344A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | 住友金属鉱山株式会社 | 電解槽および酸溶液の製造方法 |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP61098313A patent/JPS62256975A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107675199A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-02-09 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 一种电解法制备硫酸镍的工艺 |
| WO2019220858A1 (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法およびこの製造方法で用いられる電解槽 |
| JP2020026576A (ja) * | 2018-05-16 | 2020-02-20 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法およびこの製造方法で用いられる電解槽 |
| JP2020055729A (ja) * | 2018-05-16 | 2020-04-09 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法 |
| US11781228B2 (en) | 2018-05-16 | 2023-10-10 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | Method for manufacturing sulfuric acid solution and electrolyzer used thereof |
| JP2020143345A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸溶液の製造方法 |
| JP2020169344A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | 住友金属鉱山株式会社 | 電解槽および酸溶液の製造方法 |
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