JPS6225503Y2 - - Google Patents

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JPS6225503Y2
JPS6225503Y2 JP1982199510U JP19951082U JPS6225503Y2 JP S6225503 Y2 JPS6225503 Y2 JP S6225503Y2 JP 1982199510 U JP1982199510 U JP 1982199510U JP 19951082 U JP19951082 U JP 19951082U JP S6225503 Y2 JPS6225503 Y2 JP S6225503Y2
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JP
Japan
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machine bed
hoisting device
hoistway
support
machine
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JP1982199510U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は建築工事の進行に伴い順次上階の昇降
路内に引上げて仮設使用されながら最終的に昇降
路上端の機械室内に本設されるエレベータの巻上
装置に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
エレベータの施工方法として、建物の建築途中
でそれまでに造られた昇降路内に乗かごやカウン
タウエイトを設置すると共にその上方に巻上装置
を仮設し、建築工事の進行により昇降路が上方に
延長されて行くのに伴い巻上装置を順次上階の昇
降路内に引き上げて仮設し直しながらエレベータ
を建築資材や作業員等の運搬に使用し、最終的に
巻上装置を完成された昇降路の上端の機械室内に
本設する方法がある。
第1図及び第2図は上記施工方法によつて施工
されるエレベータの巻上装置を示したもので、こ
の巻上装置は、マシンベツド1上に巻上機2を据
付け、さらにマシンベツド1の一側にそらせシー
ブ3を支持した構成となつており、巻上機2とそ
らせシーブ3とに掛けられたメインロープ4は昇
降路内のレール21,22に案内させたカウンタ
ウエイト5と乗かご6とに連結されている。な
お、図中23は前記マシンベツド1上に設置され
た制御盤である。
前記巻上装置は、昇降路内の建築梁7に固定さ
れ巻上装置を上階に引き上げた後に撤去される取
付ビーム8にマシンベツド支持させて仮設されて
おり、またこの巻上装置の引き上げは、乗かご6
とカウンタウエイト5とを共に昇降路底部に降し
てメインロープ4を外した状態で、タワークレー
ンにより巻上装置を乗かご6のガイドレール22
に案内させながら吊り上げることによつて行なわ
れ、上階に引き上げられた巻上装置は、これを上
階の建築梁よりも若干上方まで吊り上げておいて
建築梁に取付ビームを固定した後に、この取付ビ
ーム上に降ろして仮設される。なお、24は巻上
装置の吊ロープである。
ところで、上記巻上装置は、上方に延長された
昇降路内にガイドレール21,22やその他の昇
降路内設置機器類を設置した後に引き上げられる
ものであるために、巻上装置の引き上げ時に巻上
装置がガイドレール21,22の取付用ビームや
その他の機器類にぶつからないようにするために
は、巻上装置の大きさを制限する必要があり、そ
のために、上記巻上装置のマシンベツド1は乗か
ご6の平面寸法と同程度の大きさとされ、巻上機
2や制御盤23等はマシンベツド1の側方にはみ
出さないようにして設置されている。
しかし、そらせシーブ3は、乗かご6の側方を
昇降するカウンタウエイト5の真上に位置させて
おかなければならないために、巻上装置のマシン
ベツド1を上記のように小さくしても、巻上装置
の引き上げ時に前記そらせシーブ3がガイドレー
ル取付用ビーム等にぶつかることになる。
そこで、従来は、第1図及び第2図に示してい
るように、マシンベツド1にそらせシーブ3の支
持ビーム9をボルト(図示せず)によつて取外し
可能に取付けておき、巻上装置の引き上げ時に支
持ビーム9ごとそらせシーブ3を取外し、巻上装
置を引き上げて上階に仮設した後に再びそらせシ
ーブ3を取付けている。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、上記そらせシーブ3及びその支
持ビーム9はかなりの重量があるために、これを
マシンベツド1から取外すには、チエーンブロツ
ク等を使用しなければならず、またそらせシーブ
3の再取付も同様にして行なわなければならない
から、非常に作業性が悪くて時間を要するという
問題があり、従つて巻上装置の引き上げ再仮設を
行なう際のエレベータの休止時間が長くなつて建
築資材等の輸送ひいては建築工事全体のスケジユ
ールにも大きな影響がでてくるという欠点をもつ
ていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような実情にかんがみてなされ
たものであつて、その目的とするところは、そら
せシーブの支持ビームを取外すことなく、簡単に
しかも短時間でそらせシーブを昇降路内のガイド
レール取付用ビーム等にぶつからないように退避
させたり元の位置に戻したりすることができるよ
うにした、巻上装置の引き上げ再仮設に要する時
間つまりエレベータの休止時間を大巾に短縮する
ことができるエレベータの巻上装置を提供するこ
とにある。
〔考案の概要〕
すなわち、本考案は、マシンベツド上に巻上機
を設けると共に、該マシンベツドから外側方に互
いに平行間隔を存して突出して先端相互間に軸を
介してそらせシーブを回転自在に支持する一対の
支持ビームを設けた構成で、建築工事の進行に伴
い順次上階の昇降路内に引き上げて架設使用され
ながら最終的に昇降路上端の機械室内に本設され
るエレベータの巻上装置において、前記一対の支
持ビームをマシンベツドに対してそれぞれ水平回
動可能に且つ該マシンベツドから外側方に互いに
平行間隔を存して突出する位置と互いに反対方向
に拡開して該マシンベツド平面寸法内に納まる位
置とにそれぞれ位置決めロツク可能に設け、前記
そらせシーブの軸は前記一方の支持ビームに対し
てこれと一体に移動する状態に片持的に固定支持
させると共に、他方の支持ビームに対しては抜き
外し可能に支持させて設けたことを特徴とするも
ので、建築工事の進行に伴い順次上階の昇降路内
に引き上げる時は、そらせシーブの一対の支持ビ
ームをマシンベツドから取外すことなく単に位置
決めロツクを解除して、そらせシーブの軸を一方
の支持ビームのみに片持ち支持させるように他方
の支持ビームから抜き外し、その状態で両支持ビ
ームを互いに反対方向に水平回動させてマシンベ
ツド平面寸法内に納まる位置にロツクすること
で、該両支持ビームは勿論のことそらせシーブ全
体を昇降路内のガイドレール取付けビーム等にぶ
つからない位置に簡単且つ確実に退避させること
ができるようになる。またそのそらしシーブの退
避状態から元の突出位置への復旧も同様にして簡
単且つ確実にできるようになるものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第3図〜第6図を参
照して説明する。なお、図中第1図及び第2図に
示されているものと同じものについては、これに
同符号を付してその説明を省略する。
この巻上装置は、そらせシーブ3を支持する一
対の支持ビーム9a,9bをそれぞれマシンベツ
ド1に対して回動可能に取付けると共に、そらせ
シーブ3の軸13を一方の支持ビーム9aに対し
ては固定し、他方の支持ビーム9bに対しては抜
き外し可能に支持させたもので、支持ビーム9
a,9bはそれぞれマシンベツド1の上面に、支
軸を兼ねる固定ボルト10によつて水平回動可能
に枢支されると共に、この固定ボルト10とロツ
クボルト11とによつて締付け固定されている。
また、そらせシーブ3の軸13は、その一端を一
方の支持ビーム9aに取付けた軸取付板14に固
定されてこの一方の支持ビーム9aに片持ち支持
可能に取付けられており、この軸13の他端は他
方の支持ビーム9bに取付けた軸受板15に抜き
外し可能に挿入支持されると共に、この軸端の周
面に設けた溝に嵌入させたキープレート17によ
つて固定されている。このキープレート17は、
前記軸受板15を支持ビーム9bに取付けている
ボルト16を利用して軸受板15と一緒に支持ビ
ーム9bに取付けられている。
しかして、巻上装置の引き上げを行なう場合
は、まず乗かご6とカウンタウエイト5を昇降路
底部に降ろしてメインロープ4を外した後に、各
支持ビーム9a,9bをマシンベツド1に固定し
ているロツクボルト11を外すと共に支軸を兼ね
る固定ボルト10の締付けナツト(図示せず)を
緩めて各支持ビーム9a,9bを固定ボルト10
を中心として回動させ得る状態にする。なお、前
記固定ボルト10の締付けナツトは、固定ボルト
10の外れ防止のためにダブルナツトとしておく
のが望ましい。この後は、支持ビーム9b側の軸
受板15とキープレート17とをボルト15を外
して支持ビーム9bから取外し、そらせシーブ3
を一方の支持ビーム9aに片持ち支持させた状態
で各支持ビーム9a,9bを第3図に鎖線で示す
位置に回動させ、各支持ビーム9a,9bを、こ
の支持ビームとマシンベツド1とに設けておいた
ロツク孔18に前記ロツクボルト11または別の
ロツクピンを挿入することによつてマシンベツド
1にロツクすればよく、これによつて支持ビーム
9a,9b及びそらせシーブ3を昇降路内のガイ
ドレール取付用ビーム等にぶつからないように退
避させることができる。なお、第3図に鎖線で示
す位置に支持ビーム9a,9bを回動させてそら
せシーブ3を退避させた状態でもなおかつそらせ
シーブ3が昇降路内のレール取付用ビームやその
他の昇降路内設置機器にぶつかるおそれがある場
合は、支持ビーム9bをさらにマシンベツド1内
側に回動させてその位置でロツクするか、あるい
は支持ビーム9bから軸取付板14を外してそら
せシーブ3を取外せばよい。また、巻上装置を引
き上げて上階に仮設した後は、上記と逆の手順で
そらせシーブ3を元の位置に戻してやればよい。
そして、上記巻上装置では、そらせシーブ3の
支持ビーム9a,9bを回動させることでそらせ
シーブ3を昇降路内のガイドレール取付用ビーム
等にぶつからないように退避させたり元の位置に
戻したりすることができ、従つて従来のようにマ
シンベツドから支持ビームを取外す必要がないか
ら、そらせシーブ3の退避及び戻し作業を簡単に
しかも短時間で行なうことができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のようなものであるから、そらせ
シーブの支持ビームをマシンベツドから取外すこ
となく、簡単にしかも短時間でそらせシーブを昇
降路内のガイドレール取付用ビーム等にぶつから
ないように退避させたり元の位置に戻したりする
ことができ、従つて巻上装置の引き上げ再仮設に
要する時間つまりエレベータの休止時間を大巾に
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の巻上装置の平面図及
び正面図、第3図〜第6図は本考案の一実施例を
示すもので、第3図及び第4図は巻上装置全体の
平面図及び正面図、第5図はそらせシーブ取付部
の拡大平面図、第6図は第5図のX−X線に沿う
断面図である。 1……マシンベツド、3……そらせシーブ、9
a,9b……支持ビーム、10……支軸を兼ねる
固定ボルト、11……ロツクボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マシンベツド上に巻上機を設けると共に、該マ
    シンベツドから外側方に互いに平行間隔を存して
    突出して先端相互間に軸を介してそらせシーブを
    回転自在に支持する一対の支持ビームを設けた構
    成で、建築工事の進行に伴い順次上階の昇降路内
    に引き上げて架設使用されながら最終的に昇降路
    上端の機械室内に本設されるエレベータの巻上装
    置において、前記一対の支持ビームをマシンベツ
    ドに対してそれぞれ水平回動可能に且つ該マシン
    ベツドから外側方に互いに平行間隔を存して突出
    する位置と互いに反対方向に拡開して該マシンベ
    ツド平面寸法内に納まる位置とにそれぞれ位置決
    めロツク可能に設け、前記そらせシーブの軸は前
    記一方の支持ビームに対してこれと一体に移動す
    る状態に片持的に固定支持させると共に、他方の
    支持ビームに対しては抜き外し可能に支持させて
    設けたことを特徴とするエレベータの巻上装置。
JP19951082U 1982-12-28 1982-12-28 エレベ−タの巻上装置 Granted JPS59105274U (ja)

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JPS59105274U JPS59105274U (ja) 1984-07-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5144068B2 (ja) * 1972-10-19 1976-11-26

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5144068U (ja) * 1974-09-30 1976-04-01
JPS51109563U (ja) * 1975-02-28 1976-09-03

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5144068B2 (ja) * 1972-10-19 1976-11-26

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JPS59105274U (ja) 1984-07-16

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