JPS62253425A - 射出成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は射出成形機に関し、特に射出成形機の制御装置
に関する。

（従来の技術） 射出成形機では固定金型と可動金型とによって射出成形
キャビティを形成し、このキャビティに射出シリンダー
から溶融樹脂を射出して、樹脂成形品を得ている。

ところで、固定金型と可動金型との型閉めの際には、固
定金型と可動金型とを接触させた後、さらに可動金型を
移動させて型締めを完了する。そして、この型締めの完
了の後、射出シリンダーを移動させて、固定金型に形成
されたスプールに押圧当接させた後、射出成形キャビテ
ィに溶融樹脂を注入している。

（発明が解決しようとする問題点） 上述のように、従来、型締めが完了した後、射出シリン
ダーの移動を開始しているから、どうしても成形サイク
ルを短縮するのに限界がある。即ち、射出成形サイクル
が長くなってしまう。

一方、射出成形サイクルを短くするため、射出シリンダ
ーを型締め完了前に移動させた場合、型締め完了前に射
出シリンダーが固定金型に到達し。

金型を損傷するという恐れがある。

本発明の目的は射出成形サイクルが短縮できるとともに
金型を損傷する恐れのない射出成形機を提供することに
ある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、固定金型と、この固定金型に対して進退自在
に配設され、固定金型とともに射出成形キャビティを形
成する可動金型と、射出成形キャビティに溶融樹脂を射
出する射出シリンダーとを有する射出成形機において、
固定金型と可動金型る第２の検知手段とを有し、可動金
型を型締方向に移動させ、第１の検知手段が型締め完了
を検知する前に、射出シリンダーを固定金型方向へ移動
させ、第２の検知手段によって射出シリンダーの移動位
置が検知された時点で、第１の検知手段によって型締め
完了が検知されていないと、射出シリンダーの移動を一
旦停止するようにしたことを特徴としている。

（実施例） 以下本発明について実施例によって説明する。

第１図を参照して、固定プラテン１の一面上には固定金
型２が固定されておシ、一方、可動プラテン３の一面上
には可動金型４が固定されている。

そして、可動プラテン３はダイパー５に移動可能に取り
付けられている。また、固定金型２と可動金型４とによ
って射出成形キャビティ６が形成される。そして、固定
プラテン１及び固定金型２には射出成形キャビティ６と
連通ずるスプール７が形成されている。

射出装置８はポツパー９．射出アクチェータ１０、及び
射出シリンダー１１を備えておシ、該射出装置は駆動機
構１２によって図中左右方向に駆動する。

射出装置駆動機構１２はピストンエ４を有する駆動シリ
ンダー１３．油圧ボンｆ１５．モータ１６、及び油圧経
路を切シかえるソレノイドバルブ１７を備えている。シ
リンダー１３の一端は固定プラテン１に固定され、ピス
トン１４から延びるピストンロッド１４ａが射出装置８
に取り付けられている。駆動シリンダー１３はピストン
１４によって左右２つの室に分けられており、左右の室
はソレノイドパルプ１７を介シてパルプ１７が中立位置
にある時には夕／り１８に接続され、ソレノイドバルブ
１７を切換えると選択的に一方は油圧ポンプ１５に接続
され、他方はタンク１８に接続される。

可動プラテン３．即ち、可動金型４の移動経路には固定
金型２と可動金型４との型締めが完了した際の可動金型
４の位置を検出するための検出器（リミットスイッチ）
１９が配設されている。一方、射出装置８の移動経路に
は射出装置８の得准限を検知するリミットスイッチ２０
．及び射出シリンダー１１の先端が固定金型に接触した
時の射出装置８の位置を検知するリミットスイッチ２１
が配設されている。

上述のリミットスイッチ１９，２ｏ、及び２１は制御装
置２２に連結されており、モータ１６゜及びソレノイド
パルプ１７が制御装置２２によって制御される。

次に第２図も参照して、上述の射出成形機の動作につい
て説明する。

可動プラテン３を右方向へ移動させると、固定、金型２
と可動金型４とが接触する（ここまでの型閉を以下第１
の型締めという）。可動プラテン３にさらに高い圧力を
加え第２の型締め（高圧型締め）を開始する（ステラｆ
３０１）。図示しない検知器によって第１の型締め完了
が検知されると。

制御装置２２によってソレノイドバルブ１７のソレノイ
ド１７ａが励磁され、油圧ポンプとシリンダー１３の右
室とが接続されて、油圧ポンプ１５からの油圧がシリン
ダー１３の右室へ供給されＡ（なお、この時、シリンダ
ー１３の左室はタンク１８に接続されている）。シリン
ダー１３の右室への油圧の供給によってピストン１４は
左方向へ移動し、これにつれて、射出装置８が左方向へ
移動する（ステップ３０２）。

射出シリンダー１１の先端が固定金型２に接触した時、
即ち、リミットスイッチ２１が射出装置８を検出した時
（ステップ３０３　）、リミットスイッチ１９がすでに
可動金型４（可動プラテン３）を検出していると、即ち
、第２の型締めが完了していると（ステラ７’３０４）
、制御装置２２はモータ１６及びソレノイドバルブ１７
を制御シて。

射出装置に前進力を付加する。即ち射出装置８をスゲ−
ルアに押圧し、その状態を保持する（ステラ７’３０５
）。そして射出装置８を作動して射出成形キャビティ６
へ溶融樹脂を射出する（ステラｆ３０６）。

一方、リミットスイッチ鄭が射出装置８を検出した時、
第２の型締めが完了していない場合には。

制御装置２４はソレノイドバルブ１７をオフ（中立）と
して射出装置８の前進を停止する（ステップ３０７）。

そして、リミットスイッチ１９によって第２の型締め完
了が検知されると（ステップ３０８）、制御装置２２は
ソレノイドバルブ１７を制御して、再び射出装置８の前
進を行う（ステラ、”’３０９）。その後、射出装置８
の押付圧力を一定に保持して（ステラ７’３０５）、射
出成形キャビティ６へ溶融樹脂を射出する（ステラ７’
３０６）。

所定の時間保持した後、制御装置２２はソレノイドバル
ブ１７を切換え射出装置８をリミットスイッチ２０が検
知するまで後退させる。一方固定金型２と可動金型４と
の型開が行われ、成形品が゛取り出される。

このように、上述の実施例では第３図（ａ）に示すよう
に第１の型締めが終了すると、射出装置を前進させるよ
うにしたから、従来のように第２の型締めが完了すると
、射出装置を前進させる場合（第３図（ｂ））に比べて
、成形サイクルを短くすることができる。

また、射出シリンダーの先端が固定金型に当接したとき
、第２の型締めが完了していなければ。

射出装置を一旦停止するようにしたから、金型が損傷す
ることはない。

なお、第３図（、）に破線部分で示すように射出装置の
前進は第１の型締め途中で行ってもよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明では型締め完了前に射出装置
の移動を開始し、しかも射出シリンダーが固定金型に当
接した時、型締めが完了していなければ、射出装置の移
動を一旦停止するようにしたから、射出成形サイクルを
短縮できるとともに金型損傷の恐れがまったくない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による射出成形機を概略的に示す図、第
２図は本発明による射出成形機の制御を説明するための
フローチャート、第３図（、）は本発明による射出成形
機による成形サイクルを説明するための図、第３図（ｂ
）は従来の射出成形機による成形サイクルを説明するた
めの図である。 １・・・固定プラテン、２・・・固定金型、３・・・可
動プラテン、４・・・可動金型、５・・・ダイパー、６
・・・射出成形キャビティ、７・・・スプール、８・・
・射出装置。 ９・・・ホッノ”　　＋　１０・・・射出アクチェータ
、１１・・・射出シリンダー、１２・・・射出装置の駆
動機構。 １３・・・駆動シリンダー、１４・・・ピストン、１５
・・・油圧ポンプ、１６・・・モータ、１７・・・ソレ
ノイドバルブ、１８・・・タンク、１９，２０．２１・
・・リミノトス鬼１図 范２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、固定金型と、該固定金型に対して進退自在に配設さ
   れ、該固定金型とともに射出成形キャビティを形成する
   可動金型と、該射出成形キャビティに溶融樹脂を射出す
   る射出シリンダーとを有する射出成形機において、前記
   固定金型と可動金型との型締め完了を検知する第１の検
   知手段と、前記射出シリンダーの予め定められた移動位
   置を検知する第２の検知手段とを有し、前記可動金型を
   前記型締方向に移動させ、前記第１の検知手段が前記型
   締め完了を検知する前に、前記射出シリンダーを前記固
   定金型方向へ移動させ、前記第２の検知手段によって前
   記射出シリンダーの移動位置が検知された時点で、前記
   第１の検知手段によって前記型締め完了が検知されてい
   ないと、前記射出シリンダーの移動を一旦停止するよう
   にしたことを特徴とする射出成形機。