JPS6225106B2 - - Google Patents

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JPS6225106B2
JPS6225106B2 JP18133080A JP18133080A JPS6225106B2 JP S6225106 B2 JPS6225106 B2 JP S6225106B2 JP 18133080 A JP18133080 A JP 18133080A JP 18133080 A JP18133080 A JP 18133080A JP S6225106 B2 JPS6225106 B2 JP S6225106B2
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JP
Japan
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propylene
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JP18133080A
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Taketo Mimura
Tsuneo Yoshishiba
Susumu Hataho
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は包装用袋、特に繊維製品の包装用とし
て好適な袋に関する。 従来、繊維製品、例えば毛布、タオルケツト、
スポーツウエア、毛糸等の包装袋としては、透明
性、光沢、柔軟性、埃の着き難さ等が優れ、内容
物に高級感を与えることから、ビニロン(ポリビ
ニルアルコール系共重合体)フイルム製包装袋が
多用されている。しかしながらビニロンフイルム
は弾性率の湿度による変化率が大きく、特に冬
期・低湿度下ではフイルムが弾性を失い破袋を生
じ易くなるという欠点があり、改良、代替が望ま
れている。これ迄にも種々のポリオレフインフイ
ルムによるビニロンフイルムの代替化が検討され
ているが、ポリエチレン系フイルムは透明性が劣
り、ポリプロピレン系フイルムは剛性が大きく、
ぱさついた感触を示す等の違いがあり、ビニロン
フイルムと同等のものは得られていない。 またポリオレフインフイルムは帯電し易く、埃
が付着し易いことから、帯電防止剤をフイルム表
面に塗布したり、練り込んだりしてポリオレフイ
ンフイルムの帯電防止処理を行つている。しかし
ながら、帯電防止剤を表面に塗布した場合は、フ
イルム同志の摩擦により帯電防止剤が削り取られ
て、効果の持続性に乏しく又フイルム自体に練り
込んだ場合は、フイルム内面にも帯電防止剤が浸
み出す欠点がある。そこで本発明者らは以上の状
況に鑑み種々検討を行つた結果、特定の樹脂を素
材とし、かつ袋の外面にのみ帯電防止剤を練り込
んだ多層構造を有する袋とすれば、ビニロンフイ
ルム製包装袋と類似の感触、性能を有し、かつそ
の欠点が改良されることを見出し、本発明に到達
した。 すなわち本発明は、プロピレン含有率50ないし
85モル%、示差走査型熱量計の熱分析に基づく結
晶融解熱量が10ないし80Joule/gのプロピレ
ン・1−ブテンランダム共重合体100ないし40重
量部及びプロピレン含有率90ないし99.5モル%の
プロピレン・α−オレフイン共重合体0ないし60
重量部からなる組成物を素材とした三層フイルム
から形成された袋であつて、外層にのみ帯電防止
剤が添加され、又内層にのみブロツキング防止剤
が添加されていることを特徴とする包装袋を提供
するものである。 本発明の包装袋に用いるプロピレン・1−ブテ
ンランダム共重合体とはメルトインデツクス
(ASTMD 1238L)が好ましくは0.1ないし40g/
10min、プロピレン含有率50ないし85モル%、好
ましくは60ないし80モル%、示差走査型熱量計の
熱分析に基づく結晶融解熱量が10ないし
80Joule/g、好ましくは20ないし70Joule/gの
特性を有しているものである。 本発明の包装用袋は通常、フイルムを製造する
ことにより得られるものであり、メルトインデツ
クスが0.1未満であると、良好な外観の包装袋が
得られにくく、一方、メルトインデツクスが40を
越えると包装用袋の機械的強度が劣るためいずれ
も好ましくない。 本発明で用いるプロピレン・1−ブテンランダ
ム共重合体においては、プロピレン含有量と融点
とは、ほぼ相関々係があり、例えば、共重合体中
のプロピレン含有率がyモル%の共重合体の融点
Tm(℃)は、通常1.4y−16≦Tm≦1.4y+24の範
囲、多くの場合1.4y−11≦Tm≦1.4y+19の範囲
にある。従つてプロピレン含有率が85モル%を越
えた共重合体を用いると、包装袋の透明性及び柔
軟性が劣つたものとなる。一方、プロピレン含有
率が50モル%未満であると、共重合体の融点が低
くなり過ぎる結果、フイルムの耐熱性が劣り、ブ
ロツキングしやすくなる。 結晶融解熱量は重合体の結晶化度と相関する値
であるが、融解熱量が80Joule/gを越えたプロ
ピレン・1−ブテン共重合体は共重合成分である
1−ブテンの量が少ないか、あるいは1−ブテン
がブロツク的に共重合したものであるため、透明
性及び柔軟性に劣つたものとなるため採用できな
い。一方、融解熱量が10Joule/g以下のプロピ
レン・1−ブテンランダム共重合体は機械的特性
および耐熱性が劣り、かつべたついた感触を持
つ。 本発明においてとくに好ましい樹脂は、メルト
インデツクス1ないし10、プロピレン含有率60な
いし80モル%、融解熱量20ないし70Joule/gの
範囲の共重合体である。 なお、本発明における重合体の融解熱量の測定
は示差走査型熱量計による共重合体の完全溶融状
態の比熱曲線(好ましくは160℃以上240℃以下で
示される比熱曲線)を低温測に直接外挿して得ら
れる直線をベースラインとして計算される値であ
る。 融点および融解熱量の測定は以下の測定条件下
で行う。すなわち、試料を200℃で5分間放置
後、10℃/minの速度で−40℃まで冷却し、−40
℃で5分間放置する。その後20℃/minの昇温速
度で−40℃から200℃まで測定を行う。 前記のような諸性質を有するプロピレン含有率
50ないし85モル%のプロピレン・1−ブテンラン
ダム共重合体は、例えば(a)少なくともマグネシウ
ム、チタンおよびハロゲンを含有する複合体、(b)
周期律表第1族ないし第3族金属の有機金属化合
物および(c)電子供与体とから形成される触媒を用
いて、プロピレンと1−ブテンとをランダム共重
合させることによつて得られる。上記電子供与体
(c)の一部又は全部は、複合体(a)の一部又は全部に
固定されていてもよく、又、使用に先立つて有機
金属化合物(b)と予備接触されていてもよい。とく
に好ましいのは、電子供与体(c)の一部が複合体(a)
に固定されており、残部をそのまま重合系に加え
るかあるいは有機金属化合物(b)と予備接触させて
使用する態様である。この場合、複合体(a)に固定
された電子供与体と、重合系にそのまま加えて使
用するかまたは(b)と予備接触させて使用する電子
供与体とは同一のものでも異なるものであつても
よい。 以上述べた触媒以外、例えば三塩化チタン系触
媒で製造されたものは、同じプロピレン含有率で
も結晶化度が高い、すなわち共重合体に導入され
るコモノマーがランダムに入らないため、共重合
体自体透明性が不良であり、本発明の目的に適合
しない。一方、バナジウム系触媒で製造されたも
のは、結晶融解熱量がほとんど認められず、機械
的特性、耐熱変形性に劣るものであり、本発明で
は採用できない。 本発明に用いるプロピレン・1−ブテンランダ
ム共重合体に添加するプロピレン・α−オレフイ
ン共重合体とは、いわゆる通常プロピレンランダ
ム共重合体として市販されているポリプロピレン
の範疇に入るものの中で、メルトインデツクスが
好ましくは0.1ないし40g/10min、プロピレン
含有率90ないし99.5モル%、好ましくは93ないし
99モル%の特性を有しているのである。又α−オ
レフインとは、例えばエチレン、1−ブテン、1
−ヘキセン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペ
ンテン等であり、α−オレフインは1種あるいは
2種以上共重合されていてもよい。メルトインデ
ツクスが0.1g/10min未満であると、フイルム
成形において良好な製品が得られにくく、一方メ
ルトインデツクスが40g/10minを越えるとフイ
ルムの機械的強度が劣るため、いずれも好ましく
ない。又プロピレン含有率が90モル%未満のもの
はフイルムにした場合、べたつくので好ましくな
い。一方99.5モル%を越えるものは前記プロピレ
ン・1−ブテンランダム共重合体と混合した場
合、耐寒性及び柔軟性を損うので好ましくない。
前記プロピレン・1−ブテンランダム共重合体に
添加するプロピレン・α−オレフイン共重合体の
添加量は0ないし60重量%、好ましくは0ないし
50重量%である。プロピレン・α−オレフイン共
重合体を添加するのは得られるフイルムの柔軟性
を調節するためであり、とくに柔軟性に優れる包
装袋が必要な場合は添加する必要がなく、やや剛
性がある包装袋が必要な場合に添加すればよい。
しかし添加量が60重量%を越えると剛性が大きく
なり、もはやビニロンに似た感触の包装袋ではな
くなる。 本発明に用いる複合フイルムは後述する如く、
外層にのみ帯電防止剤及び内層にのみブロツキン
グ防止剤を含んでいれば、前記組成物におけるプ
ロピレン・1−ブテンランダム共重合体の量が三
層(外層、中間層、内層)共に同じでなくてもよ
い。例えばやや剛性がある包装袋が必要な場合
は、中間層にプロピレン・α−オレフイン共重合
体を添加し、内層はプロピレン・1−ブテンラン
ダム共重合体のみ、あるいはプロピレン・α−オ
レフイン共重合体の添加量を少なくしたフイルム
はやや剛性があり、しかも低温ヒートシール性、
ホツトタツク性に優れたフイルムが得られるし、
外層にプロピレン・α−オレフイン共重合体の添
加量の多い組成物を用いれば耐引掻き性に優れ、
しかも柔軟な包装体が得られる。 本発明の包装用袋の外層に添加する帯電防止剤
は公知のもの、例えばポリエチレングリコール脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アルコ
ールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエ
ニルエーテル、N・Nビス(2−ヒドロキシエチ
ル)脂肪族アミン、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロツ
クコポリマー、ペンタエリスリトール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界
面活性剤、第4級窒素原子を有するカルボン酸
型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エス
テル型の両性界面活性剤、アルキルスルホン酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン
界面活性剤、あるいはカチオン界面活性剤等及び
これらの混合物が挙げられる。前記帯電防止剤を
添加する量は通常組成物100重量に対して0.01な
いし5重量%、好ましくは0.1ないし1.0重量%で
ある。0.01重量%未満の添加量では得られる帯電
防止効果が小さく、5重量%を越えると浸み出し
(ブリードアウト)が多くなり、袋表面を汚す恐
れがある。又前記帯電防止剤は外層にのみ添加す
るものであり、内層及び中間層には添加してはな
らない。内層に添加した場合は帯電防止剤と被包
装品とが接触して、被包装品を汚染したり、変色
させたりする恐れがあり、中間層に添加しても内
層が薄い場合は内層を浸透して内層表面に浸み出
し、内層に添加した場合と同じ恐れを生じる。 本発明の包装用袋の内層に添加するブロツキン
グ防止剤は公知のもの、例えばシリカ、タルク、
カオリン、クレー、モンモリロナイト、ハイドロ
タルサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸アルミニウム、酸化カルシウム、酸化
マグネシウム、アルミナ等の無機充填剤を挙げる
ことができる。これらのブロツキング防止剤のう
ちではフイルムの透明性を大きく阻害しないで効
果の大きいことが好ましいため、例えばシリカ、
炭酸カルシウム等基材樹脂と屈折率が近く、かつ
粒径が小さいものが好ましい。前記ブロツキング
防止剤を添加する量は通常組成物100重量に対し
て0.01ないし1.0重量%、好ましくは0.1ないし0.5
重量%である。0.01重量%未満の添加量では得ら
れるブロツキング防止効果が小さく、1.0重量%
を越えるとフイルムの透明性が阻害される恐れが
ある。又前記ブロツキング防止剤は内層にのみ添
加するものであり、外層、中間層への添加の有無
に関係なく内層に添加しない場合にはブロツキン
グを起こす。外層にも添加した場合は、いたずら
に透明性を損ない袋が滑り易く、貯蔵安定性に劣
り、又表面同志が擦れ合つて傷を生じる恐れがあ
る。一方中間層に添加したブロツキング防止剤は
透明性を阻害するのみでブロツキング防止効果に
は全く役立たない。 本発明の包装用袋に用いる複合フイルムを得る
方法としては予め得られた帯電防止剤及びブロツ
キング防止剤をともに含まないフイルムの両面に
帯電防止剤を含む層及びブロツキング防止剤を含
む層を押出ラミネートして得る方法、三層構造の
ダイを用い共押出成形により得る方法があるが、
層間接着力および内層、外層を薄くできることか
ら共押出成形法を用いることが好ましい。共押出
成形法としてはフラツト・ダイを用いるT−ダイ
法とサーキユラー・ダイを用いるインフレーシヨ
ン法とがある。フラツト・ダイはブラツク・ボツ
クスを使用するシンゲル・マニフオールド形式、
マルチ・マニフオールド形式のいずれを用いても
よい。インフレーシヨン法に用いるダイについて
もいずれも公知のダイを用いることができる。複
合フイルムはホツク部の伸びを防止するため、あ
るいは低温特性改良のため、三層のうちの一部も
しくは全部の層が一軸もしくは二軸に延伸されて
いてもよい。この場合、過度の延伸はフイルムが
収縮する問題から避けるべきである。 本発明に用いる複合フイルムにはいずれかの層
あるいは全層に耐候安定剤、耐熱安定剤、スリツ
プ剤、滑剤、顔料、染料等の通常ポリオレフイン
に添加して使用される各種配合剤を本発明の目的
を損わない範囲で添加してもよい。 本発明に用いる複合フイルムを包装用袋にする
にはブロツキング防止剤を含む層が内層になるよ
うに製袋すべきである。製袋方法としては公知の
方法、例えばフラツトフイルムであれば、サイド
シールもしくはセンターシールをした後底部ある
いは口部をシールする方法、二枚のフイルムを重
ねて三方シールを行つて製袋する方法、チユーブ
ラーフイルムであれば底部あるいは口部をシール
して製袋する方法が挙げられる。本発明の包装袋
の口部は、封カンが容易なように、粘着剤が塗布
されていてもよいし、またホツク等の止め具が装
着されていてもよい。 本発明の包装袋は開口性が良く、透明性、光
択、柔軟性、防湿性を供えしかも埃が着き難いの
で織維製品、食品、事務用品、家具、玩具、電気
器具、機械部品等の包装袋として有用である。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、これら
の例に何ら制約されるものではない。 実施例 1 〔共重合体の製造〕 撹拌翼を備えたステンレス製の20の重合器中
に触媒成分(a)として、200gの無水塩化マグネシ
ウム、46mlの安息香酸エチルおよび30mlのメチル
ポリシロキサンを窒素雰囲気中でボールミル処理
し、次いで四塩化チタン中に懸濁し、過したも
のをチタン濃度が0.01ミリモル/となるよう
に、トリエチルアルミニウム(b)を重合器中の濃度
が1.0ミリモル/になるように、また電子供与
体(c)としてp−トルイル酸メチルを重合器中の濃
度が0.33ミリモル/になるように供給し、重合
溶媒としてn−ヘプタンを用い、プロピレンと1
−ブテンの混合ガス(プロピレン68モル%、1−
ブテン38モル%)を毎時4Kの速度で供給する
ことにより70℃で共重合反応を行つた。このよう
にして得られたプロピレン・1−ブテンランダム
共重合体(PBCと略す)の核磁気共鳴スペクトル
により測定したプロピレン含有率は71.0モル%、
融点110℃、融解熱量50Joule/g、メルトインデ
ツクス7.0であつた。 〔複合フイルムの製造〕 前記PBCを用い、内層用にはPBC100重量に対
して、ブロツキング防止剤としてシリカ(商品名
サイロイド244:富士デビソン化学製)0.2重量
部、耐熱安定剤及び防錆剤としてテトラキス〔メ
チレン(3・5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシ)ヒドロシンナメート〕メタン:0.1重量
部、ステアリン酸カルシウム:0.1重量部をそれ
ぞれ添加し、外層用にはシリカの代わりに帯電防
止剤としてN・Nビス(2−ヒドロキシエチル)
ステアリルアミン0.1重量部及びポリオキシエチ
レンステアリルエーテル0.2重量部及び前記耐熱
安定剤と防錆剤とを0.1重量部及び0.1重量部添加
し、中間層用には前記耐熱安定剤と防錆剤とをそ
れぞれ0.1重量部及び0.1重量部添加し、三者各々
を個別にヘンシエルミキサーで混合後40mmφ押出
機(シリンダー温度250℃)で混練造粒した。次
いで、中間層用樹脂を65mmφ押出機(シリンダー
温度250℃)、外層用樹脂及び内層用樹脂をそれぞ
れ別個に2台の40mmφ押出機(シリンダー温度
250℃)を用いて、マルチ・マニフオールド形式
の三層T−ダイ(ダイ幅800mm、ダイ温度220℃)
に供給して内外層各5μ、中間層30μ、全厚40μ
の複合フイルムを得た(チルロール温度20℃)。
次いで以下の方法により性能試験を行つた。 霞度(%):ASTM D 1003 ブロツキング力(g/mm):ASTM D 1893 表面固有抵抗(Ω):ASTM D 257 引張試験:ASTM D 638に準じ、10℃伸び時
の応力(M10)、破断点抗張力(TS)及び波断
点伸び(EL)を測定した。但し試験片形状は
JIS K 6301のJIS1号、引張速度は200mm/
min、雰囲気:温度23℃−湿度90%、温度23℃
−湿度30%及び温度−5℃の3条件下とした。 衝撃試験:ASTM D 3420 曲げ剛性:140mm×140mmの試験片を用意し、
Hand−O−Meter(Thwing−Albert
Instrument社製:米国)を用い、スリツト幅
を5mmにして、試料の厚みで除した値を曲げ剛
性(Kg/cm2)とした。 実施例 2 実施例1のPBCの代わりにPBC:60重量部、メ
ルトインデツクス5.0g/10min、プロピレン含
有率96モル%のプロピレン・エチレン共重合体:
40重量部からなる組成物を用いる以外は実施例1
と同様に行つた。結果を第1表に示す。 実施例 3 内層用樹脂として、実施例1のPBCを用い、中
間層用及び外層用樹脂として実施例2のPBC/プ
ロピレン・エチレン共重合体組成物を用いる以外
は実施例1と同様に行つた。結果を第1表に示
す。 比較例 1 実施例1の内層用組成物のみを実施例1の成形
機を用いて、単層(厚さ40μ)のフイルムを得
た。結果を第1表に示す。 比較例 2 実施例1の外層用組成物のみを実施例1の成形
機を用いて単層(厚さ40μ)のフイルムを得た。
結果を第1表に示す。 比較例 3 実施例2で用いたプロピレン・エチレン共重合
体を比較例1のPBCの代わりに用いる以外は比較
例1と同様に行つた。結果を第1表に示す。 比較例 4 比較例1で用いたPBCの代わりに、メルトイン
デツクス4.0g/10min(ASTM D 1238E)、密
度0.92g/cm3の中密度ポリエチレンを用いる以外
は比較例1と同様に行つた。結果を第1表に示
す。 参考例 1 市販ビニロンフイルムを用い、実施例1と同様
な方法で測定した結果を第1表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロピレン含有率50ないし85モル%、示差走
    査型熱量計の熱分析に基づく結晶融解熱量が10な
    いし80Joule/gのプロピレン・1−ブテンラン
    ダム共重合体100ないし40重量部、及びプロピレ
    ン含有率90ないし99.5モル%のプロピレン・α−
    オレフイン共重合体0ないし60重量部からなる組
    成物を素材とした三層フイルムから形成された袋
    であつて、外層にのみ帯電防止剤が、及び内層に
    のみブロツキング防止剤が添加されていることを
    特徴とする包装袋。 2 三層フイルムが共押出成形法で得られたフイ
    ルムであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の包装袋。
JP18133080A 1980-12-23 1980-12-23 Packing bag Granted JPS57105350A (en)

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