JPS62249863A - 巻取機の駆動方法 - Google Patents

巻取機の駆動方法

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JPS62249863A
JPS62249863A JP9298686A JP9298686A JPS62249863A JP S62249863 A JPS62249863 A JP S62249863A JP 9298686 A JP9298686 A JP 9298686A JP 9298686 A JP9298686 A JP 9298686A JP S62249863 A JPS62249863 A JP S62249863A
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contact
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inverter
bobbin holder
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Takami Sugioka
隆美 杉岡
Toshiyuki Ueno
俊幸 上野
Yuzuru Miyake
譲 三宅
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スピンドル駆動型巻取機の駆動方法に関する
(従来の技術) 近時、巻取機が大型化(例えば、ボビンホルダ長が90
0−以上)、高速化(例えば、5000 m / m 
in以上)する傾向にある。
従来のこの種の巻取機としては、例えば特公昭55−2
5583号公報や特開昭58−78953号公報に記載
されたものがある。
この巻取機では、ボビンホルダに巻取るパッケージにコ
ンタクトローラを圧接し、コンタクトローラの回転数又
は糸条の張力が所定の値となるように制御して糸条の巻
取りを行っている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の巻取機の駆動方法にあ
っては、駆動源なしでコンタクトローラを回転させてい
たため、コンタクトローラに他の部材から駆動力が伝達
される際等において次のような問題点があった。
(1)コンタクトローラをボビンホルダに圧接して駆動
力が伝達されているため、コンタクトローラに伝達され
る駆動力によって紙管が破裂することがあり、危険であ
った。
また、破裂の頻度を減らすためには、例えばグレードの
高い紙管を使用する必要があるが、これによるとランニ
ングコストが高くなる。
(II)コンタクトローラに伝達される駆動力によりコ
ンタクトローラとパッケージとの接触部に熱が発生し、
この熱によって糸が融着状態になったり、あるいは糸質
が変化して染斑の発生を招いていた。
(I[r)自動ワイングーにおいては、ターレット中、
コンタクトローラがパッケージから外れたときコンタク
トローラの回転数が低下して、切替中の糸が弛んで断糸
することがある。
本発明者は、上記問題点発生の原因につき鋭意検討した
結果、紙管の破裂、糸質斑の発生、コンタクトローラと
接触するパッケージの数および紙管とコンタクトローラ
の接触面積の間に、次の様な関係があることを見出した
これを第8.9図に基づき説明すると、第8図は糸質の
評価を示すデータであり、同図ではX軸(横軸)にコン
タクトローラの駆動力を負荷というパラメータで表わし
ており、(詳しくは、ボビンホルダ側からコンタクトロ
ーラに伝達する駆動力をコンタクトローラと接触するパ
ッケージの数で除した値)、Y軸(縦軸)にそのときの
パッケージの糸質を5段階で評価した値をとっている。
また、同図における○印肉の数値は10個のパッケージ
を評価したときの該評価に相当するパッケージ数を表す
。さらに、同図中、斜線領域で示す糸質評価3〜5が良
好な糸条に相当する。
一方、第9図は紙管が破裂するまでの時間を示すデータ
であり、同図ではX軸にコンタクトローラと接触するボ
ビンの数でコンタクトローラを駆動する負荷を除した値
をとり、Y軸に次の第1表で示すグレードの紙管を各々
6000m / winの速度で運転したときの紙管が
破裂するまでの時間をとっている。
第  1  表 ここで、上記各データを採集するに当っての条件は次の
通りである。コンタクトローラはボビン1本当りにボビ
ン両端で接触するという巻取形態をとり、このときコン
タクトローラは糸条と接触する径より若干大きくしであ
る。なお、コンタクトローラはこのような例に限らず、
例えば両端に若干大きい径のない一様な径であっても、
はぼ同様の傾向を示す。
また、コンタクトローラとボビン又はパッケージとの間
の接触圧力は、コンタクトローラを駆動するのに必要な
負荷から駆動に必要な接圧値を算出し、これに機械的な
摺動抵抗を加えたものとして求め、この求めた接触圧力
によって運転している。
上述した関係から、本発明者はパッケージ1個当りの伝
達負荷を所定の値(例えば、1.5 kgcm/pac
kage)以下にすれば、所望の糸質を得ることが可能
であるという確信を得た。なお、この場合、糸管の破裂
においても、使用限度を゛1分以上とすれば伝達力が1
.5 kgam以下で4000m/minクラスのグレ
ードの紙管を使用することが可能である。
(発明の目的) そこで本発明は、上記の事情に鑑み、紙管の破裂防止、
糸質の向上および低コスト化を図ることを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明による巻取機の駆動方法は上記目的達成のため、
ボビンホルダに巻取るパッケージにコンタクトローラを
圧接して、該コンタクトローラの回転数又は糸条の張力
が所定の値になるように制御して糸条の巻取りを行うに
あたって、前記コンタクトローラを誘導モータで駆動す
るようになすとともに、コンタクトローラをパッケージ
に圧接して駆動する際における該コンタクトローラを駆
動するモータを、その不惑帯で、かつ所定のトルク内の
最適運転範囲で運転するようにしている。
(作用) 本発明では、コンタクトローラ自体が別個の誘導モータ
で駆動されるとともに、そのモータが不感帯で、所定の
トルク内の最適運転範囲で運転される。
したがって、コンタクトローラの回転に伴うなう各部材
への伝達力が適切なものとなって紙管の破裂防止、糸質
の向上およびランニングコストの低減が図られる。
(実施例) 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1.2図は本発明に係る駆動方法を適用した巻取機の
第1実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、1はターレッ
トテーブルであり、ターレットテーブル1には2個のボ
ビンホルダ2.3が配設される。
ター・レットテーブル1は糸条の巻取り完了後のターレ
ット指令に応じて半回転し、2個のボビンホルダ2.3
の相対位置を入れ替える。一方のボビンホルダ2には4
個のボビン4a〜4dが装着されており、ボビン4a〜
4dはボビンホルダ2と一体回転する。また、ボビン4
a〜4dの周上には糸条が巻き取られて、いわゆるパッ
ケージ5a〜5dが形成されており、パッケージ5a〜
5dにはそれぞれコンタクトローラ6が当接して回転す
る。
他方のボビンホルダ3にも、同様に4個のボビン7a〜
7dが装着されており、ボビン7a〜7dもボビンホル
ダ3と一体回転する。但し、本実施例ではボビン7a〜
7dは空巻状態で待機中のものを示す。
なお、以下の説明においては、例えばパッケージ5a〜
5dとあるのを便宜上総括的に単にパッケージ5と適宜
置き換えて用いることとし、これは他の部材についても
同様である。
ボビンホルダ2.3はそれぞれ駆動軸8.9を介してモ
ータ(インダクションモータ)10.11に連結されて
おり、コンタクトローラ6も駆動軸12を介してモータ
13に連結される。モータ10はリレー21を介してイ
ンバータ22に接続され、モータ11はリレー23を介
してインバータ24に接続される。
一方、モータ13はそれぞれリレー25.26を介して
インバータ22.24に接続されるとともに、リレー2
7を介してインバータ28に接続される。上記リレー2
1.23.25.26.27としては、例えば電磁開閉
器等を用いる。
各インバータ22.24.28の出力制御はコントロー
ラ29からの指令に基づいて行われており、コントロー
ラ29には電磁ピックアップ(検出器) 30からの信
号が人力される。電磁ピンクアップ30はコンタクトロ
ーラ6の駆動軸12に連結されたギヤ31に近接して配
置され、ギヤ31の回転数を検出して、間接的にコンタ
クトローラ6の回転数を検知する。
コントローラ29は電磁ピックアップ30からの検出信
号に基づきコンタクトローラ6の起動、ボビンホルダ2
.3を起動するときの起動勾配、ボビン4a〜4dに糸
条を巻取るときのコンタクトローラ6の回転数のフィー
ドバック制御等につきその最適な指令を行うもので、そ
の指令は各インバータ22.24.28に信号レベルで
送出される。なお、インバータ28への指令設定はコン
トローラ29により自動的に行われる例に限らず、例え
ば手動で行ってもよい。
インバータ22.24.28はコントローラ29からの
指令に応じた周波数の交流電力を発生させ、それぞれ所
定のリレー2123.25.26.27を介してモータ
1O111,13に供給する。なお、インバータ28は
複数台の巻取機に共通であり、ボビンホルダ用のインバ
ータ22又は24によってモータ13を起動した後は、
このインバータ28に切換えられる。
ここで、インバータ28の出力周波数はコンタクトロー
ラ6の回転数Nが次式■で示す最適運転範囲内の値とな
るように設定される。
但し、N:ボビンホルダ2にコンタクトローラ6を圧接
して運転するときのコ ンタクトローラ6の回転数〔r.p。
m、) no :コンタクトローラ6を駆動するモータ13の電
源周波数に対応する 同期回転数〔r.p、m、) nl :コンタクトローラ6を駆動するモータ13でコ
ンタクトローラ6の みを駆動するときのモータ13の回 転数〔r.p、m、) T1 :コンタクトローラ6のみを駆動するためのモー
タ13の負荷トルク (kg cs ) m:コンタクトローラ6と接触して巻 取られるパッケージ5の数、 本実施例ではm=4 に:ボビンホルダ2側からコンタクト ローラ6に伝達されるトルクCkg 値〕 0≦K≦1.5 次に、作用を説明する。
一起動片− ボビンホルダ2に装着したボビン4a〜4dにそれぞれ
コンタクトローラ6を圧接させるとともに、リレー21
を閉じてインバータ22とモータlOを接続状態として
インバータ22を起動させる。このとき、同時にリレー
26を閉じてインバータ24とモータ13を接続状態と
する。したがって、インバータ22の起動によりモータ
10が、また、インバータ24の起動によりモータ13
がそれぞれインバータ22.24の出力周波数に応じた
速度で起動され、回転を開始する。この起動時において
、ボビン4a〜4dとコンタクトローラ6とは同一の起
動勾配で立上り、コンタクトローラ6と接触するボビン
4a〜4dに大きなトルクが作用しないように、この起
動勾配が設定される。
一光条立皇嚢一 上記所定の起動勾配でコンタクトローラ6の回転が立上
り安定すると、リレー26を開くとともに、リレー27
を閉じてインバータ28によりモータ13を巻取駆動す
る。このとき、インバータ28の出力周波数はコンタク
トローラ6の回転数Nが前記0式で示される最適運転範
囲内の値となるように設定、制御される。
この制御状態をモータ13の出力トルク(T)と回転数
Nとの関係で表すと、第2図のようになる。
第2図において、A点はコンタクトローラ6のみをモー
タ13で駆動したときの負荷T1であり、このときのモ
ータ回転数はnlである。0点はコンタクトローラ6の
みをモータ13で駆動するときの電源との同期回転数で
あり、noである。なお、モータ出力Tと回転数Nとの
関係は同図における13間、τ百聞は厳密に言えば直線
ではないが、簡便のため直線とみなして考えると、前述
した糸質、紙管の破裂に対して許容されるトルクをt(
kg am )とすれば、tは次式■で表わされる。
OSt≦1.5Xm  ・・・・・・■また、この許容
トルクtをもとにN=n、からコンタクトローラ6に加
わる適切な負荷を考慮した回転数の上限範囲n2を求め
てみると、n2はB点における回転数に対応し次式〇で
算出される。
したがって、許容トルクtでの運転域は80間というこ
とになり、n1〜n2の回転範囲といえる。但し、モー
タ13のトルク(T)がA−8へと向かう側とは反対側
のA−Eの方向においても、パッケージ5又はボビン4
に働くトルクが許容トルクtとなる領域がある。しかし
、ボビンホルダ2の回転数をコンタクトローラ6の回転
数又は糸条のテンションが所定の値になるように制御す
る際、巻太りに従ってボビンホルダ2の回転数を徐々に
下げるようになるが、ボビンホルダ2の回転数を下げる
場合のトルクに抗してコンタクトローラ6を駆動するモ
ータ13のトルクがボビンホルダ2を駆動するモータ1
0又は11に作用するため、ボビンホルダ2の回転数を
引き下げる場合に、モータlO又は11の不感帯が大き
くなって好ましくない。
したがって、τ百聞の領域は最適運転範囲から除外され
る。
以上のことから、糸質等を考慮した許容トルクtを満た
す最適運転範囲をコンタクトローラ6の回転数Nで限定
してみると、’−B G間ということになる。すなわち
、n1〜n2の範囲で、これは前記0式で表わされるも
のとなる。
このように、コンタクトローラ6のみをモータ13で運
転するときのモータ13の不惑帯でかつ所定の小さいト
ルクの範囲内で運転されるため゛、パッケージ5の巻太
りによるコンタクトローラ6の挙動を精度よく検出する
ことができるとともに、ボビンホルダ2を駆動するモー
タ10に対するコンタクトローラ6を駆動するモータ1
3の影響が小さいため、糸条巻取の応答性が高まり制御
精度も向上する。
なお、コンタクトローラ6の回転数は前記0式のKの値
が0≦K≦1.0の範囲内に設定されるのが好ましい。
ターレット ボビン4に巻き取られたパッケージ5が満巻に相当する
所定の巻量になると、まずリレー23を閉じてインバー
タ24によりモータ11を起動させた後、ターレットテ
ーブル1をターレットさせて公知の切替方法により糸条
の巻取り切替えを行う。
切替えを完了すると、電磁ピックアップ30でコンタク
トローラ6の回転数Nを検出してコントローラ29によ
りボビン3に巻取られる糸条の速度が所定値Nになるよ
うにモータ11の回転を制御する。
この間、コンタクトローラ6を駆動するモータ13はイ
ンバータ28で制御され、これは巻取機が停止するまで
継続される。
以上の作用に基づき、本実施例の効果について問題点(
+)〜(III)の観点から従来例との比較を行う。
H)について コンタクトローラ6をボビン4に圧接してはいるものの
、従来と異なりコンタクトローラ6を駆動する駆動力を
速度制御のための駆動力程度としコンタクトローラ6を
前記の式で示される最適運転範囲で回転させているため
、コンタクトローラ6に伝達される駆動力によって紙管
が破裂するという不具合がなくなり、安全性を向上させ
ることができる。
また、紙管のグレードを下げることができ、結果的にラ
ンニングコストが下ってコストダウンが達成される。
(II)について コンタクトローラ6の駆動力が速度制御のための駆動力
程度と小さいため、糸が駆動力により融着状態になった
り、糸質が変化するという事態がなくなり、品質の向上
が図られる。
また、コンタクトローラ6自体を駆動しているため、ボ
ビン4からコンタクトローラ6への伝達駆動力が小さく
てすみ、圧接により糸の組織が潰されることがなくなり
、品質を向上させることができる。さらに、コンタクト
ローラ6への駆動力が小さいので圧接力を小さくするこ
とができ、パッケージ5の端面のバルジを減少させて、
巻姿を向上させることができる。
(III)について 自動ワインダにおいては、ターレット中におけるコンタ
クトローラ6の回転数変動がなくなるため、切替中に糸
が弛るむことがなく切替性能を向上させることができる
。また、ターレット中の糸質も向上し、切替中(ターレ
ット中)の糸の使用が可能となり、屑糸の発生を大幅に
減少させることができる。
なお、本実施例では控え側のボビンホルダ3を駆動する
モータ11への電源供給を行うインバータを使用してコ
ンタクトローラ6を起動しているが、これに限らず1.
例えば起動用のインバータを別個に設けてコンタクトロ
ーラ6を起動した後、複数台のワインダを運転するイン
バータによってコンタクトローラ6を運転するようにし
てもよい。
また、本発明では前記0式におけるT1をモータ13の
負荷トルクという表現としているが、これはトルクに相
関するものであればよく、例えばモータ13の電流値又
はスリップ率に置き換えて考えてもよいことは勿論であ
る。
さらに、本発明は上記実施例のようなワイヤードロジッ
ク回路による実現に限られず、マイクロコンピュータを
用いて実現することもできる。次に、その適用例を他の
実施例として示す。
第3.4図は本発明に係る駆動方法を適用した巻取機の
第2実施例を示す図であり、本実施例は手動型巻取機へ
の適用例である。
なお、前記実施例ではコンタクトローラとボビンホルダ
を接触して起動したが、以下に記すように起動時コンタ
クトローラとボビンホルダを離して起動するようにして
、マイクロコンピュータによりコンタクトローラ単体で
運転時の回転数とインバータの周波数から最適なインパ
ーク周波数を算出することも可能である。
第3図において、コンタクトローラ6を駆動するモータ
13にはインバータ41の電力が供給され、ボビンホル
ダ2を駆動するモータlOにはインバータ42の電力が
供給される。なお、モータ10は必らずしも誘導モータ
である必要はない。コンタクトローラ6の回転数Nc、
Iは駆動軸12に設けたギヤ31に対向配置された電磁
ピックアップ30により検出され、ボビンホルダ2の回
転数N、はボビンホルダ2に設けたギヤ43に対向配置
されたパルスピックアップ44により検出される。各セ
ンサ30.44の出力はマイクロコンピュータ45に入
力されており、マイクロコンピュータ45にはさらに設
定器46からの出力が入力される。設定器46は糸条の
巻取速度、パッケージ数等を設定するもので、この設定
入力は例えば巻取機の操作者によって行われる。
マイクロコンピュータ45はCPU51.、ROM52
、RAM53およびI10ボート54により構成される
CP tJ51はROM52に書き込まれているプログ
ラムに従って必要とする外部データを取り込んだり、ま
たRAM53との間でデータの授受を行ったりしなから
糸条の巻取制御に必要な処理値を演算処理し、必要に応
じて処理したデータをI10ボート54へ出力する。I
10ボート54に各センサ30.44や設定器46から
の信号が入力されるとともに、■10ボート54からは
インバータ41.42への指令信号が出力される。RO
M52はCP U51における実行プログラムやデータ
を格納しており、RAM53は外部情報や演算に使用す
るデータの一時記憶等を行う。
第4図はマイクロコンピュータ45により実行される巻
取制御のプログラムを示すフローチャートである。
本プログラムは巻取機を起動する押ボタンの操作により
スタートする(ステップP、)。押ボタンが操作される
と、P、、P、に分岐して進み、それぞれコンタクトロ
ーラ(以下、フロー中では単にCRと略す)6の回転数
制御、ボビンホルダ(以下、同様に単にBHと略す)2
の回転数制御を行う。
まず、コンタクトローラ6の制御から第5図を参照して
説明する。
P2でコンタクトローラ6を起動し、P4でインバータ
41の出力周波数f、を所定の起動勾配で上昇させてい
く。これにより、コンタクトローラ6が回転速度を増し
ながら巻取速度に近づいていく。次いで、psで電磁ピ
ックアップ30の出力からコンタクトローラ6の回転数
N0を読み込み、P、でこれを仮所定回転数nt  (
=nl’)と比較する。ここに、nl′は巻取速度とコ
ンタクトローラ6の径に応じて設定される。N、R≠0
1′のときはP、に戻り、Nc、1=n、’になるとP
7に進む。P、ではインバータ41の周波数11を読み
込み、P8で前記0式に基づく最適運転範囲に対応する
目標値N′を演算する。P9では第5図に示すような目
標値N′とn1′の差ΔN、すなわちNCR=n、’−
ΔNになるまでコンタクトローラ6の回転を下げるよう
にインバータ41の出力周波数fIを操作し、PIGで
再びコンタクトローラ6の回転数NCRを読み込む。p
HでNCRf−n1′−ΔNのときはP9に戻り、Nc
lI=n、’−ΔNになるとPISでインバータ41の
出力周波数f、を現在の値に保持(ホールド)する。次
いで、PI3でコンタクトローラ6とボビンホルダ2と
を接触させた後、P 14に進む。このように、次式■
に従って仮のnI′ (設定速度に対する巻取のコンタ
クトローラ回転数)を算出し、これから仮N′を求め、
さらにN l  、 、 rよりΔNを求める。ここで
、第5図に示すようにΔNは微小であるため、モーター
3のトルク特性はΔNなる値だけずらしてもほぼ相似し
ていると考えてf、をn0′からn。に下げる。
■ n、  =  □  ・・・・・・■ πD 但し、D:コンタクトローラ6の外径 ■:巻取速度 次に、ボビンホルダ2の制御について説明する。
ステップP、から分岐してP、に進むと、まず、P3で
ボビンホルダ2を起動し、PISでインバータ42の出
力周波数f2を所定の起動勾配で上昇させていく。これ
により、ボビンホルダ2が回転速度を増しながら巻取速
度に近づいていく。次いで、Pl&でボビンホルダ2の
回転数N3を読み込み、PI7でこれを所定回転数N、
。と比較する。ここに、N、。はボビンホルダ2とコン
タクトローラ6とを接触させる際の目安となる回転数で
あり、予め最適値が設定される。N、≠N、。のときは
pusに戻り、N、=N、。になるとPI3に進む。
このようにして、ボビンホルダ2とコンタクトローラ6
とをスムーズに接触させた後は、PI4でコンタクトロ
ーラ6の回転数NCRが目標値Nとなるようにボビンホ
ルダ2を駆動するモータ10のフィードバック制御を行
う。これは、例えばコンタクトローラ6の回転数NC1
1を読み込みなからP[D制御によってインバータ42
の出力を操作することにより行う。
以上のように、本発明はマイクロコンピュータを用いて
も実現することができ、第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
第6.7図は本発明の第3実施例を示す図であり、本実
施例は1M数のワインダを集中制御する例である。
第6図において、複数のワインダ61〜63にはそれぞ
れ2個ずつのインバータ(INVで表す)64〜69が
配設されており、ワインダ61〜63における必要なセ
ンサ情報および設定器46、別置のインバータ70から
の情報はマイクロコンピュータ45に入力される。マイ
クロコンピュータ45は内部のプログラムに従って第2
実施例と同様にコンタクトローラ6の回転数NCIをフ
ィードバンク制御し、その制御処理値に基づく周波数指
令を各インバータ64〜70に出力する。
第7図は巻取制御のプログラムを示すフローチャートで
ある。本プログラムでは、まずpz+で巻取速度Vを設
定し、P、でこの巻取速度Vに応じたインバータ70の
出力周波数「9を決定する。ここで、f、。はpz+で
設定された速度Vに対応して予めプログラミングされた
値より算出される。次いで、Poでインバータ70の出
力周波数f、。をこの決定値f、に設定しくfフ。=f
v)、Pzaで現在の出力周波数f?。を決定値「、と
を比較する。
r7゜≠「9のときはP23に戻り、f、。=fvにな
るとP ts−、P g&の両方のステップに分岐して
進む。
なお、ステップP 2%、P 26にはP24以外にも
pz。
における押ボタン操作の処理を経るルートが加わる。
P25以降のステップはコンタクトローラ6を起動する
処理であり、PZ&以降のステップはボビンホルダ2を
起動する処理である。
まず、PZSでは一方のインバータ64.66.68に
より各ワインダ61〜63のコンタクトローラ6をそれ
ぞれ起動し、PZIIでこれらの出力周波数を上昇させ
る。次いで、pzqでコンタクトローラ6の回転数Nc
、lを所定回転数n1と比較し、NcRfn。
のときはPARに戻り、NCII=n+ になるとP3
゜で一方のインバータ64.66.68からの電源供給
を停止してインバータ70による電源供給へと切り換え
て(配線は図示せず)、Pz+に進む。
一方、上記ステップP24から分岐してPubに進と、
PZSで他方のインバータ65.67.69により各ワ
インダ61〜63のボビンホルダ2をそれぞれ起動し、
P33でこれらの出力周波数を上昇させる。次いで、P
I3でボビンホルダ2の回転数N3を所定回転数N、。
と比較し、N8≠N、。のときはP31に戻り、N、=
N、。になるとPH1に進む。P、いP3□の処理は前
記第2実施例のステップP13、PI3と同様である。
したがって、本実施例ではインバータ70への指令があ
る点で第1実施例と同様の思想に立脚する他、複数のワ
インダ61〜63を1台のマイクロコンピュータ45で
効率よく制御できるという利点がある。
なお、第3実施例では複数のワインダとして3台の例を
示したが、これに限定されず、3台以上でも制御可能な
ことは勿論である。
また、コンタクトローラを駆動するモータとしては、普
通型あるいは高抵抗型モータのどちらでもよい。さらに
、前記の外に、複数台の巻取機に共通のコンタクトロー
ラ、起動用のインバータでコンタクトローラを各々起動
した後に、複数台の巻取機に共通のインバータに切替え
て巻取り中運転するようにしてもよい。
(効果) 本発明によれば、コンタクトローラを単独に駆動すると
ともに、その駆動を所定の最適運転範囲で行っているの
で、コンタクトローラの回転に伴う各部材への伝達力を
適切なものとすることができ、紙管の破裂防止、糸質の
向上および低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は本発明に係る駆動方法を適用した巻取機の
第1実施例を示す図であり、第1図はその全体構成図、
第2図はそのコン、タクトローラを駆動するモータの出
力と回転数の関係を示す図、第3〜5図は本発明に係る
駆動方法を適用した巻取機の第2実施例を示す図であり
、第3図はその全体構成図、第4図はその巻取制御のプ
ログラムを示すフローチャート、第5図はその作用を説
明するための特性図、第6.7図は本発明に係る駆動方
法を適用した巻取機の第3実施例を示す図であり、第6
図はその全体構成図、第7図はその巻取制御のプログラ
ムを示すフローチャート、第8図は本発明の詳細な説明
するために糸質と負荷との関係を示す図、第9図は本発
明の詳細な説明するために破裂するまでの時間と負荷と
の関係を示す図である。 2.3・・・・・・ボビンホルダ、 5・・・・・・パンケージ、 6・・・・・・コンタクトローラ、′ 1O111,13・・・・・・モータ、22.24.2
8.41.42.64〜70・・・用インバータ、29
・・・・・・コントローラ、 45・・・・・・マイクロコンピュータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボビンホルダに巻取るパッケージにコンタクトロ
    ーラを圧接して、該コンタクトローラの回転数又は糸条
    の張力が所定の値になるように制御して糸条の巻取りを
    行うにあたって、前記コンタクトローラを誘導モータで
    駆動するようになすとともに、コンタクトローラをパッ
    ケージに圧接して駆動する際における該コンタクトロー
    ラを駆動するモータを、その不感帯で、かつ所定のトル
    ク内の最適運転範囲で運転するようにしたことを特徴と
    する巻取機の駆動方法。
  2. (2)前記最適運転範囲が、コンタクトローラを駆動す
    るモータの電源周波数、コンタクトローラの回転数およ
    びコンタクトローラの負荷トルクに基づき下記の式で表
    される関係にあるようにしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の巻取機の駆動方法。 N=n_1+[K・M(n_0−n_1)]/T_1但
    し、N:ボビンホルダにコンタクトローラを圧接して運
    転するときのコンタ クトローラの回転数〔r.p.m.〕 n_0:コンタクトローラを駆動するモ ータの電源周波数に対応する同期 回転数〔r.p.m.〕 n_1:コンタクトローラを駆動するモ ータでコンタクトローラのみを駆 動するときのモータ回転数〔r.p. m.〕 T_1:コンタクトローラのみを駆動す るためのモータの負荷トルク〔kg  cm〕 m:コンタクトローラと接触して巻取 られるパッケージの数 K:ボビンホルダ側からコンタクトロ ーラに伝達されるトルク〔kg cm〕 0≦K≦1.5
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