JPS6224984Y2 - - Google Patents

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JPS6224984Y2
JPS6224984Y2 JP1979113756U JP11375679U JPS6224984Y2 JP S6224984 Y2 JPS6224984 Y2 JP S6224984Y2 JP 1979113756 U JP1979113756 U JP 1979113756U JP 11375679 U JP11375679 U JP 11375679U JP S6224984 Y2 JPS6224984 Y2 JP S6224984Y2
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surface acoustic
acoustic wave
wave filter
tuner
circuit
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JP1979113756U
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JPS5631738U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジヨン受像機の映像中間周波フ
イルターに低損失タイプの3変換器構造の弾性表
面波フイルターを用いた映像中間周波信号処理装
置に関し、上記3変換器構造の弾性表面波フイル
ターをテレビジヨン受像機の映像中間周波フイル
ターとして実用化するのに適した整合回路を有す
るとともに従来の表面波フイルターの欠点であつ
たT.T.E.(Triple Transient Echo)を除去でき
る映像中間周波信号処理装置を提供するものであ
る。
従来、映像中間フイルターには第1図に示すよ
うな2変換器構造の弾性表面波フイルターが用い
られていた。同図において弾性基板1の表面に配
置した表面波の送信変換器2にはチユーナーから
の信号が入り、特定の中間周波数が受信変換器3
より取り出されて、映像中間周波増幅回路に送ら
れていた。この種の構造を有した弾性表面波フイ
ルターではT.T.E.(Triple Transient Echo)が
避けられなかつた。すなわち、第1図に示すよう
に送信変換器2で電気−機械変換されることによ
つて生じた表面波4が受信変換器3側で、その一
部が反射され、表面波5として送信変換器2側へ
もどつてゆく。さらにこの表面波5の一部が送信
変換器2側で再反射して、表面波6として受信変
換器3側へ伝達する。その結果位相の異なつた表
面波4と6が相互干渉しあい、受信変換器3には
本来の信号が変換された表面波4と異なつた表面
波信号が受信されることになる。
このような反射波は通常T.T.E.とよばれてい
る。この不要なT.T.E.を抑圧すべく故意に送信
変換器2、および受信変換器3側を外部回路と不
整合にしていたため弾性表面波自身の固有の電力
損失と不整合による損失の和が20dB程度に大き
くならざるを得なかつた。この種の弾性表面波フ
イルターをテレビジヨン受像機で実際に使用する
場合には、弾性表面波フイルターの送信変換器2
側にプリアンプを設けて、その損失分を補償して
いた。しかし、この場合にはプリアンプおよびそ
の周辺装置を用いることによりコストが高くなる
ことおよび受信機の混変調特性が劣化する等の欠
点があつた。
この欠点を除去するために、単体挿入損失が10
〜12dBとすることが可能な第2図に示すような
3変換器構造の弾性表面波フイルターが考案され
ている。
第2図の弾性表面波フイルターにおいて2は送
信変換器、3および3′は受信変換器であり、受
信変換器3,3′は送信変換器2に対して対称と
なるべく設けられている。同図の弾性表面波フイ
ルターにおいては受信変換器3で反射されさらに
送信変換器2で反射された反射波3−bと受信変
換器3′で反射され送信変換器2を通過した通過
波3′−aとは振幅が等しく位相が180゜異なるた
めに相殺され、受信変換器3での反射波が再び3
に影響をおよぼすことがなくなる。また受信変換
器3′で反射されさらに送信変換器2で反射され
た反射波3′−bと受信変換器3で反射され送信
変換器2を通過した通過波3−aについても同様
のことがいえる。
しかし上記の状態は送信変換器2と外部回路の
インピーダンス整合が得られた場合に実現される
ものであり、もしインピーダンス整合が得られて
いなければ送信変換器2での反射波と通過波にお
ける振幅と位相がずれ受信変換器3および3′は
本来の表面波信号と異なつた信号を受信すること
になる。
上記のようにこの挿入損失の小さい3変換器構
造の弾性表面波フイルター(以下低損失タイプ弾
性表面波フイルターとよぶ)を使用すれば、損失
分を補償するためのプリアンプが不要となり、コ
ストおよび混変調等の点から有利であるが、実際
に映像中間周波増幅回路等への応用に際してチユ
ーナの ばらつきおよび低損失タイプ弾性表面
波フイルターの特性のばらつきのためチユーナと
弾性表面波フイルター間のインピーダンス整合を
とることが困難であつた。特に低損失タイプ弾性
表面波フイルターにおいては従来の2変換器構造
の弾性表面波フイルターとは異なりインピーダン
ス整合をとることはT.T.E.の発生を防止し、同
時にインピーダンス不整合による損失をなくする
ことができる一石二長の効果を有するためインピ
ーダンス整合を容易にとれるようにすることは高
品質の映像中間フイルターの実現、生産性の向上
という点からきわめて重要な課題であつた。
本考案は上記の点を勘案してなされたものであ
る。
以下図面をもとに本考案の一実施例を詳細に説
明する。
第3図は本考案の映像中間周波信号処理装置の
一実施例を示すブロツク図、第4図は第3図の具
体的な回路例である。
第3図において8はチユーナー、10は弾性表
面波フイルター、9はチユーナー8と弾性表面波
フイルター10との整合回路、11は映像中間周
波増幅回路、12は映像回路および音声回路であ
る。第4図において、チユーナ8は等価回路であ
らわされておりインダクタンスL1、容量C1、抵
抗R1、が互いに並列接続されカツプリングコン
デンサーC′がこれらと直列接続された構成にな
つている。また本考案の要部をなすチユーナーと
弾性表面波フイルターとの整合回路9はチユーナ
ー8と直列に接続された抵抗R2、可変コイル
L2、および抵抗R2と可変コイルL2の交点とアー
スの間に設けられた可変コンデンサC2とから構
成される。また弾性表面波フイルター10は入力
側から見ると第4図に示すように容量C3、抵抗
R3が並列接続された構成になつている。
次に、本考案の特徴であるチユーナと弾性表面
波フイルターとの整合回路9についてさらに詳し
く説明する。整合回路9において弾性表面波フイ
ルター10側に設けられた可変インダクタンス
L2、可変容量C2は、弾性表面波フイルター10
が量産された場合に生ずるC3およびR3のばらつ
きを吸収する役目をすると同時にチユーナー8の
インピーダンスのばらつきをも吸収して、チユー
ナ8と弾性表面波フイルター10との整合をとる
機能を有する。すなわち、可変インダクタンス
L2と可変容量C2を有する整合回路は、これらの
インダクタンス値L2および容量値C2を変化させ
ることによつて結合損失を増加させることなく入
力側から見た(矢印14で示す)インピーダンス
および出力側からみた(矢印13で示す)インピ
ーダンスを広範囲にわたつて変化させることがで
きる。そのため周波数が振幅−周波数特性での
3dB低下の帯域内で変化してチユーナの出力側か
ら見たインピーダンスが大きく変化した場合で
も、この整合回路で容易に吸収することができ
る。さらに、低損失タイプの弾性表面波フイルタ
ー10が等価的な高入力抵抗R3をもち、チユー
ナーが等価的な低出力インピーダンス(100Ω前
後)をもつにもかかわらずこの可変インダクタン
スを変化させることにより両回路を整合させるこ
とができる。
上記、可変インダクタンスL2および可変容量
C2のかわりにトランスを用いて弾性表面波フイ
ルター10の入力側のインピーダンスを下げてチ
ユーナー8と弾性表面波フイルター10との整合
をとることも考えられる。しかし、このような回
路構成を用いるとトランスの巻線比によつて、イ
ンピーダンス比が固定されるので弾性表面波フイ
ルター10およびチユーナー8のばらつきを吸収
するためにダンピング抵抗が別に必要となり、そ
の結果、整合回路における損失が増加してしまう
ので適当ではない。
一方、チユーナーと弾性表面波フイルターとの
整合回路9における抵抗R2は映像中間周波数増
幅回路で用いる3.5MHzの広帯域にわたつて、チ
ユーナー8と弾性表面波フイルター10とをイン
ピーダンス整合させる機能を有する。したがつ
て、映像中間周波回路で用いる周波数帯域の中心
周波数近傍のみならず映像搬送波(58.75MHz)
から色副搬送波(55.17MHz)の周波数帯域にお
いてチユーナー8と、弾性表面波フイルター10
とを整合させT.T.E.を充分に消去することがで
きる。この直列抵抗R2はチユーナー8と弾性表
面波フイルター10との結合において損失をやや
増加させることになるが、その損失の値はおよそ
1〜1.5dB以下であり、弾性表面波フイルターの
総合損失(12dB程)に対して許容範囲内であ
る。
次に第3図をもとに信号処理の動作を説明す
る。放送局から信号電波が送られてくるとアンテ
ナ7でその信号電波を受信し電気信号がチユーナ
ー8に入る。チユーナー8に入つた信号はチユー
ナーと弾性表面波フイルターとの整合回路9を通
ることにより損失が少なくかつT.T.E.が発生し
ない状態で弾性表面波フイルター10に入り、周
波数が選択される。次に映像中間周波増幅回路1
1で選択された周波数の信号が増幅され映像回
路、音声回路12に入つてゆく。
以上説明したように、本考案は3変換器構造の
弾性表面波フイルターの入力端子側においては、
この入力端子に直列に可変インダクタンスおよび
並列に可変容量を接続し、一方チユーナーの出力
端子側においてはこの出力端子に直列に抵抗を接
続する構成よりなる整合回路を設けることにより
チユーナーの出力インピーダンスおよび弾性表面
波フイルターの入力インピーダンスのばらつき
を、広帯域にわたつて容易に吸収するものであ
る。さらに本考案は3変換器構造の弾性表面波フ
イルターとチユーナーとの間に上記整合回路を設
けることにより、従来からの2変換器構造の弾性
表面波フイルターにおいては防止できなかつた
T.T.E.を完全に解消するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は2変換器構造の表面波フイルターの構
成図、第2図は挿入損失の小さい3変換器構造の
表面波フイルターの構成図、第3図は本考案の映
像中間周波信号処理装置の一実施例を示すブロツ
ク図、第4図は第3図の詳細な回路図である。 7……アンテナ、8……チユーナー、9……チ
ユーナーと弾性表面波フイルターとの整合回路、
10……弾性表面波フイルター、11……映像中
間周波増幅回路、12……映像回路、音声回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テレビジヨン受像機の映像中間フイルターとし
    て作動する3変換器構造の弾性表面波フイルター
    の入力端子とチユーナーの出力端子との間に、抵
    抗とインダクタンスとの直列回路を上記抵抗をチ
    ユーナー側にして接続し、上記インダクタンスと
    抵抗との接続点を容量を介して接地し、上記抵
    抗、上記インダクタンスおよび上記容量によつて
    整合回路を構成し、上記インダクタンスおよび上
    記容量の少くとも一方を可変のものとした映像中
    間周波信号処理装置。
JP1979113756U 1979-08-17 1979-08-17 Expired JPS6224984Y2 (ja)

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JP1979113756U JPS6224984Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17

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JPS5631738U JPS5631738U (ja) 1981-03-27
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JP2691203B2 (ja) * 1984-04-02 1997-12-17 株式会社日立製作所 弾性表面波フィルタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243835B2 (ja) * 1972-07-06 1977-11-02
JPS53132246A (en) * 1977-04-22 1978-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Elastic surface wave filter

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