JPS6133719Y2 - - Google Patents

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JPS6133719Y2
JPS6133719Y2 JP18252678U JP18252678U JPS6133719Y2 JP S6133719 Y2 JPS6133719 Y2 JP S6133719Y2 JP 18252678 U JP18252678 U JP 18252678U JP 18252678 U JP18252678 U JP 18252678U JP S6133719 Y2 JPS6133719 Y2 JP S6133719Y2
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JP
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wave device
saw
output
impedance
capacitor
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JP18252678U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外部回路特に差動増幅器との関連にお
いて改良を施した弾性表面波装置に関する。
通常の弾性表面波装置例えば表面波フイルタは
第1図のような回路構成で用いるのが一般的であ
り、この場合表面波フイルタの電気的トリプルト
ランシツトエコー(TTE)や挿入損失は、表面
波フイルタSAWのトランスジユーサのインピー
ダンス(抵抗)と外部接続回路のインピーダンス
(抵抗)との関係により決定される。そして、
TTEを減少させるには、前者のインピーダンス
を後者のインピーダンスに比較して相対的に高め
るか、もしくは後者のインピーダンスを前者のイ
ンピーダンスに比較して相対的に低くすべきであ
る。このような考え方に基づいてTTEを減少さ
せる手段として表面波フイルタSAWの入力端も
しくは出力端にトランスを挿入することが考えら
れる。しかし、この手段を採用すると高価になる
とともに形状も大きくなる。また、表面波フイル
タSAWのトランスジユーサに着目して電極フイ
ンガーの交さ幅(隣接フインガーのオーバーラツ
プする長さ)を小さくしたり、電極対数を少なく
する手段も考えられる。しかし、交さ幅を小さく
すると回折損が増大し、また電極対数を少なくす
ると周波数特性が損なわれるという欠点が生ず
る。さらにまた、外部接続回路に着目すると、第
1図における抵抗R1もしくは抵抗R2の値を小さ
くする手段が考えられる。しかしこの場合も、外
部接続回路のインピーダンス(R1もしくはR2)が
その回路全体のゲイン等に束縛されており、表面
波フイルタSAWの立場からのみインピーダンス
の値を変えることは容易でないという欠点があ
る。第1図において、コイルL1,L2は表面波フ
イルタSAWの入出力端でトランスジユーサの容
量とともに同調をとるためのコイルである。
本考案は、上述した手段にとらわれることな
く、TTEを効果的に減少させるために、弾性表
面波装置のトランスジユーサのもつ等価回路に着
目して、弾性表面波装置とその出力側の外部回路
との接続を、直列に挿入したコンデンサを介して
行なうようにし、しかもそのコンデンサの挿入に
よる表面波装置入力端と外部回路間の浮遊容量の
アンバランスに基づいて起こる直達波の影響を防
ぐため、その外部回路を差動増幅器とし、出力ト
ランスジユーサの二つの出力端がそれぞれ直列に
挿入される互いに容量のほぼ等しいコンデンサを
介して差動増幅器の入力端に接続された弾性表面
波装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ詳述
する。
第2図は本考案をテレビジヨン受像機の映像中
間周波段に適用した例を示し、同図において、
SAWは少なくとも入力トランスジユーサと出力
トランスジユーサを備えた、フイルタとして作動
する弾性表面波装置である。この表面波装置
SAWは、図示していないが、よく知られている
ように圧電基板を備え、この基板上に互いに適当
距離隔てて入力および出力インターデイジタル電
極を設けたものである。1は微小信号増幅回路
で、その入力端2がテレビジヨンチユーナ(図示
せず)に結合され、チユーナからの映像信号を含
む微小なテレビ信号を増幅して表面波装置SAW
へ供給するためのものである。4は集積回路装置
で構成された差動増幅器で、入力端4a,4a′を
有している。C1,C2は本考案の要旨にかかわる
コンデンサであり、表面波装置SAWの出力端
(出力トランスジユーサの端子)5,5′はそれぞ
れ上記コンデンサC1,C2を直列に介在させて差
動増幅器4の入力端4a,4a′に接続されてい
る。これらのコンデンサC1,C2にはほぼ等しい
容量をもたせている。L2は表面波装置SAWの出
力端5,5′にコンデンサC1,C2を介して並列に
挿入され、出力トランスジユーサの容量分および
コンデンサC1,C2とともに並列共振をとるため
のコイルである。RLは差動増幅器4の入力端4
a,4a′に並列に挿入された負荷抵抗で、前記並
列共振で取り出された表面波装置SAWの出力が
その負荷抵抗RLを通して差動増幅器4に供給さ
れている。また、本実施例では負荷抵抗RLと差
動増幅器4との間にカツプリングコンデンサC3
(例えば1000pF)が挿入されている。C4は前記コ
ンデンサC1,C2の挿入と同趣旨でもつて表面波
装置SAWの入力側に直列に挿入されたコンデン
サである。このコンデンサC4は本考案において
は特に挿入する必要はない。また、コンデンサ
C1,C2,C4の挿入による表面波装置SAWの入力
または出力の容量変化を補正するため、図におい
て破線で示すように、表面波装置SAWの入出力
端に並列にコンデンサを挿入してもよい。なお
L1は表面波装置SAWの入力側で作動する同調用
コイルである。本実施例の表面波装置SAWの出
力側の等価回路を第2図bおよびcに示してい
る。同図bを参照して、表面波装置SAWの出力
トランスジユーサはよく知られているように容量
Tと抵抗Raの並列回路であらわされ、本実施例
の場合その並列回路と直列にコンデンサC1,C2
が挿入されたことになる。同図bの回路はさらに
同図cに示すように容量CT′と抵抗Ra′の並列回
路であらわされる。同図bの抵孔Raと同図cの
抵抗Ra′を比較すると、抵抗Ra′の値は必らず抵
抗Raの値よりも大きくなる。そして、コンデン
サC1,C2の値は小さくすると抵抗Ra′の値は反
比例的に大きくなる。端子A,A′から表面波装
置SAWをみたインピーダンス(抵抗)はRa′と
なるから、表面波装置SAWの本来のインピーダ
ンス(抵抗)Raよりも大きくなり、端子A,
A′から差動増幅器4側をみたインピーダンス
(抵抗)に対し相対的に高くなり、表面波装置
SAWの電気的トリプルトランシツトエコーは小
さくなる。ただし、この場合、インピーダンス
(抵抗)の増加にともなつて挿入損失が多少大き
くなる。したがつて、表面波装置SAWと差動増
幅器4との間に直列に挿入するコンデンサC1
C2の値は挿入損失が実用上影響ない程度に設定
する必要がある。実験的にみるとコンデンサ
C1,C2の値は0.4CTないし20CTの範囲が好まし
い。コンデンサC1の値が0.4CT以下になると、外
部回路と表面波トランスジユーサとのミスマツチ
ングが大きくなり過ぎ、挿入損失が実用上問題に
なつてくる。また、20CT以上になると、抵抗R
a′の値がそれほど高くならず、電気的トリプルト
ランシツトエコーを十分小さくすることができな
い。
或る実験によると次のような結果が得られた。
表面波装置SAWの入出力トランスジユーサのイ
ンピーダンスが中心周波数においてそれぞれ2K
Ω8pF、2KΩ(Ra)8pF(CT)であり、抵
抗R1が330Ω、抵抗R2が680Ωの場合で、コンデ
ンサC1,C2,C4を挿入しない状態では、挿入損
失が125dB、電気的トリプルトランシツトエコー
が−35dBという測定結果が得られた。これに対
し上記実施例のようにコンデンサC1,C2を挿入
し、それらの容量値をそれぞれ15pFとし、これ
らのコンデンサC1,C2の挿入にともなつてコイ
ルL2の値を変更した場合、挿入損失が約15dB、
電気的トリプルトランシツトエコーが約−40dB
という測定結果が得られた。これらの結果から明
らかなように、本実施例によれば挿入損失は約
25dB増加しているが、電気的トリプルトランシ
ツトエコーは約−40dBと十分小さい値にでき
た。上述において、抵抗R1はトランジスタQ1
出力インピーダンスの抵抗分と抵抗Rcとの並列
抵抗であり、抵抗R2は差動増幅器4の入力イン
ピーダンスの抵抗分と抵抗RLとの並列抵抗であ
る。各抵抗R1,R2は第1図における抵抗R1,R2
に対応している。
また、別の実験により、コンデンサC2を挿入
せずにコンデンサC1のみ挿入し、その容量値を
8pFとした場合と、上記実施例のように15pFの
コンデンサC1,C2ともに挿入した場合の周波数
特性を測定した。この実験は差動増幅器4からの
出力信号における減衰量とグループデイレーの周
波数特性を比較したもので、第3図に示すような
結果が得られた。同図において、細線は前者の測
定結果を、太線は後者(本実施例)の測定結果を
示す。同図から明らかなように、前者に比較して
後者の方が減衰量特性においてはサイドローブの
減衰が大きくしかも通過帯域のスプリアスが小さ
く、またグループデイレーにおいてもよい改善さ
れている。これは、後者の場合ほぼ等しい容量の
コンデンサC1,C2を対称的に挿入しているの
で、端子3と端子A,A′間に生ずる浮遊容量が
ほぼ等しくなり、その浮遊容量を通して伝わる直
達波もほぼ同じ大きさとなつて差動増幅器4で相
殺されるためと推定できる。
上述した実施例は映像中間周波段に適用した場
合を示しているが、本考案はこれに限らず他の回
路にも適用できるものである。
本考案は、以上説明したように、入出力トラン
スジユーサを有する弾性表面波装置の出力端をそ
れぞれコンデンサを直列に介して差動増幅器に接
続するようにしたので、本考案を用いれば、表面
波装置のトランスジユーサのみかけ上のインピー
ダンス(抵抗)が外部回路インピーダンスに対し
相対的に高くなり、表面波装置の電気的トリプル
トランシツトエコーが十分小さくなり、しかも直
達波による影響を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における表面波装置の使用状態を
示す回路図、第2図aは本考案に基づく表面波装
置の使用状態を示す回路図、同図bおよびcは同
図aで示す回路の一部を抽出した等価回路図、第
3図は周波数特性図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも入力トランスジユーサと出力トラン
    スジユーサを備え、出力トランスジユーサの二つ
    の出力端がそれぞれ直列に挿入される互いに容量
    のほぼ等しいコンデンサを介して差動増幅器の入
    力端へ接続されたことを特徴とする弾性表面波装
    置。
JP18252678U 1978-12-14 1978-12-26 Expired JPS6133719Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18252678U JPS6133719Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26
US06/101,279 US4297660A (en) 1978-12-14 1979-12-07 Electric circuit using surface acoustic wave device
GB7942608A GB2037524B (en) 1978-12-14 1979-12-11 Electric circuit using surface acoustic wave device
DE19792950429 DE2950429A1 (de) 1978-12-14 1979-12-14 Schaltungsanordnung mit einem schaltungselement fuer akustische oberflaechenwellen

Applications Claiming Priority (1)

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JP18252678U JPS6133719Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS5598028U JPS5598028U (ja) 1980-07-08
JPS6133719Y2 true JPS6133719Y2 (ja) 1986-10-02

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JP18252678U Expired JPS6133719Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-26

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JPS59107620A (ja) * 1982-12-10 1984-06-21 Murata Mfg Co Ltd 弾性表面波装置

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