JPH0832393A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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Publication number
JPH0832393A
JPH0832393A JP18533594A JP18533594A JPH0832393A JP H0832393 A JPH0832393 A JP H0832393A JP 18533594 A JP18533594 A JP 18533594A JP 18533594 A JP18533594 A JP 18533594A JP H0832393 A JPH0832393 A JP H0832393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
impedance
circuit
matching circuit
acoustic wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP18533594A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Masugi
智紀 間杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP18533594A priority Critical patent/JPH0832393A/ja
Publication of JPH0832393A publication Critical patent/JPH0832393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、通過帯域での損失が低く、か
つ十分なスプリアス減衰量が得られる中間周波用のフィ
ルタ回路を提供する。 【構成】 表面弾性波フィルタ5とノッチフィルタ6と
をインダクタL、キャパシタCからなるローパス型式の
3素子π型整合回路7を介して縦続接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル変調方式の移
動通信機の送信側中間周波部に用いるフィルタ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル変調方式の移動通信機の
送信側中間周波部では、十分なスプリアス減衰量を確保
するために、フィルタ回路として狭帯域バンドパルスフ
ィルタを用いている。また、何からの理由により、上記
狭帯域バンドパルスフィルタだけでは、十分なスプリア
ス減衰量を確保できない場合には、上記狭帯域バンドパ
ルスフィルタの前又は後に、アッテネータ又は整合回路
を介して別のフィルタを縦続接続して対処することが、
一般に行なわれている。図7の(a)および(b)は、
それぞれアッテネータおよび整合回路を介して上記両フ
ィルタを接続した場合を示すものである。上記両フィル
タを直接に縦続接続せず、アッテネータ又は整合回路を
介して縦続接続するのは、両フィルタの入出力インピー
ダンスの不整合によるフィルタ間の干渉で所望の特性が
得られなくなってしまうのを防ぐためである。すなわ
ち、アッテネータを挿入するのは両フィルタ間のアイソ
レーションを取ることにより、上記干渉をなくさんとす
るものであり、また整合回路を挿入するのは両フィルタ
の通過帯域の入出力インピーダンスを整合させることに
より上記干渉をなくさんとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記アッテネ
ータを利用する方法では、十分なスプリアス減衰量は得
られるが、通過帯域に損失が発生し送信信号電力が減衰
するという問題がある。また上記整合回路を利用する方
法では、従来の整合回路が通過帯域の入出力インピーダ
ンスの整合のみを目的としていたため、通過帯域の損失
は低く押えられるが、阻止帯域における干渉で副次的な
整合が発生し、スプリアス減衰量を悪化させるという問
題があった。本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で通過帯域での損失が低く、
かつ十分なスプリアス減衰量が得られる中間周波用のフ
ィルタ回路の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためにフィルタ回路を、入出力インピーダンスが
高い狭帯域のバンドパスフィルタと、入出力インピーダ
ンスが高いノッチフィルタとを、直列素子がインダクタ
で2個の並列素子が共にキャパシタであるローパス型式
の3素子π型整合回路を介して縦続接続して構成した。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す一実施例により、本発明を
具体的に説明する。図1は本実施例の構成を示すもので
ある。すなわち本実施例は、入出力インピーダンスが高
い表面弾性波フィルタ5と、入出力インピーダンスが高
いノッチフィルタ6とが、3素子π型整合回路7を介し
て縦続接続する構成となっており、3素子π型整合回路
7は、直列素子をインダクタLとし、2個の並列素子を
共にキャパシタCとするローパス型式のものとなってい
る。そして上記表面弾性波フィルタ5を図1に示すa点
より見たインピーダンスZSは、図2の(a)のΓ面
(すなわちインピーダンスと等価となる反射係数S
22を、周波数を変数として表わしたもの)に示すように
右半面側にあり高インピーダンス型のものとなってい
る。また、この表面弾性波フィルタ5の伝送特性は、図
2(b)に示すようなものになっている。
【0006】一方、上記ノッチフィルタ6を図1に示す
b点より見たインピーダンスZNは、図3(a)のΓ面
に示すように右半面側にあり高インピーダンス型のもの
になっており、また使用中心周波数f0より離れるほど
右側に流れ当該インピーダンスは高くなっている。ま
た、このノッチフィルタ6の伝送特性は、図3(b)に
示すように使用中心周波数f0の近傍およびこれより低
い帯域では一定のゲインを保つが、高い周波数帯ではゲ
インがノッチ状に低下する部分を有している。
【0007】また、3素子π型整合回路7は、直列素子
をインダクタL、2個の並列素子を共にキャパシタCと
するローパス型式のものであり、インダクタL、キャパ
シタCの特性値は、表面弾性波フィルタ5、ノッチフィ
ルタ6に応じて適切なものとなっている。
【0008】なお、上記のような表面弾性波フィルタ
5、ノッチフィルタ6を上記3素子π型整合回路7を介
さず、図4(a)に示すように直接に縦続接続したとき
は、その間の伝送特性(すなわち図4(a)のX11
の伝送特性)は、図4(b)に示すように使用中心周波
数f0近傍でのゲインが表面弾性波フィルタ5だけの場
合(図2(b)参照)よりも低下し、低い方の阻止帯域
には副次的整合が発生しており、総じて表面弾性波フィ
ルタ5だけの場合の伝送特性(すなわち図2(b)に示
す伝送特性)よりも劣ったものとなる。
【0009】次に、上記図1に示すように表面弾性波フ
ィルタ5とノッチフィルタ6とを上記3素子π型整合回
路7を介して縦続接続して構成した本実施例の動作を説
明する。この場合、同図a点より3素子π型整合回路7
を通してノッチフィルタ6を見たインピーダンスZ
NMは、図5に示すようなものになり、使用中心周波数f
0の近傍の帯域すなわち通過帯域では、変化が少なく、
阻止帯域ではΓ面の低インピーダンス領域(右半面側)
に近付いていくものとなっている。すなわち、3素子π
型整合回路7を通してa点よりノッチフィルタ6を見た
ときのインピーダンスZNMは、3素子π型整合回路7を
通さず、直接ノッチフィルタ6をb点より見たインピー
ダンスZN(図3(a)参照)と全く周波数特性を異に
しており、使用中心周波数f0から離れた帯域ほど、左
側に流れて低減している。このため、3素子π型整合回
路7を介在させない場合(図4(a)に示す場合)に発
生した阻止帯域における副次的なインピーダンスの整合
(図4(b)において文字Pで示される帯域でのゲイン
の上昇)は発生せず、XY間で見た伝送特性は、図6に
示すような極めて良好なものとなる。すなわち本実施例
では通過帯域での損失が低く、かつ十分なスプリアス減
衰量が得られる。
【0010】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、この発明を逸脱しない範囲内において種々変形応用
可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、入出力
インピーダンスが高い表面弾性波フィルタと、入出力イ
ンピーダンスが高いノッチフィルタとを、直列素子がイ
ンダクタで2個の並列素子が共にキャパシタであるロー
パス型式の3素子π型整合回路を介して縦続接続して構
成したフィルタ回路に係るものであるから、簡単な構成
で通過帯域での損失が低く、かつ十分なスプリアス減衰
量が得られる中間周波用のフィルタ回路の提供を可能と
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図2】(a)は図1のa点より見た表面弾性波フィル
タ5のインピーダンスを示す図である。(b)は表面弾
性波フィルタ5の伝送特性を示す図である。
【図3】(a)は図1のb点より見たノッチフィルタ6
のインピーダンスを示す図である。(b)はノッチフィ
ルタ6の伝送特性を示す図である。
【図4】表面弾性波フィルタ5、ノッチフィルタ6を直
接に縦続接続した場合を説明するための図である。
【図5】図1のa点より3素子π型整合回路7を通して
ノッチフィルタ6を見たときのインピーダンスを示す図
である。
【図6】上記実施例における伝送特性を示す図である。
【図7】(a)は従来例のアッテネータを介してフィル
タを縦続接続した回路構成を示す図である。(b)は従
来例の整合回路を介してフィルタを縦続接続した回路構
成を示す図である。
【符号の説明】
5 表面弾性波フィルタ 6 ノッチフィルタ 7 3素子π型整合回路 L インダクタ C キャパシタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力インピーダンスが高い狭帯域のバ
    ンドパスフィルタと、入出力インピーダンスが高いノッ
    チフィルタとを、直列素子がインダクタで2個の並列素
    子が共にキャパシタであるローパス型式の3素子π型整
    合回路を介して縦続接続して構成したことを特徴とする
    フィルタ回路。
JP18533594A 1994-07-14 1994-07-14 フィルタ回路 Pending JPH0832393A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18533594A JPH0832393A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 フィルタ回路

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JPH0832393A true JPH0832393A (ja) 1996-02-02

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ID=16169010

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JP18533594A Pending JPH0832393A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 フィルタ回路

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JP (1) JPH0832393A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025179A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. バンドパスフィルタ
JP2012160810A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Panasonic Corp コモンモードノイズフィルタ
JP2018152746A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 日本電波工業株式会社 複合フィルタ

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