JPS6224892A - めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材 - Google Patents

めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材

Info

Publication number
JPS6224892A
JPS6224892A JP7707686A JP7707686A JPS6224892A JP S6224892 A JPS6224892 A JP S6224892A JP 7707686 A JP7707686 A JP 7707686A JP 7707686 A JP7707686 A JP 7707686A JP S6224892 A JPS6224892 A JP S6224892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler metal
brazing
brazing filler
melting point
good wettability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7707686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63160B2 (ja
Inventor
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
Masaki Morikawa
正樹 森川
Kunio Kishida
岸田 邦雄
Tadaharu Tanaka
田中 忠治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp filed Critical Mitsubishi Metal Corp
Priority to JP7707686A priority Critical patent/JPS6224892A/ja
Publication of JPS6224892A publication Critical patent/JPS6224892A/ja
Publication of JPS63160B2 publication Critical patent/JPS63160B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、被ろう付は母材の結晶粒界へのろうの侵入
に原因する割れ(以下ろう侵入による母材割れという)
の発生がなく、かつ良好なぬれ性、低蒸気圧、および低
融点を有するCu−Ag系合金ろう材に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、例えば電子管や真空機器のろう付けには、ろう材
が真空ろう付は雰囲気にさらされた場合、成分蒸発量が
多いと、被ろう付は部材やろう付は用真空炉内壁を汚染
し、さらに使用中にろう付は部が真空中で高温にさらさ
れても電子管や真空機器内の真空度を低下させるほか、
前記部材内部を汚染するようにな−ることがら、低蒸気
圧を有するろう材が使用されている。
この種の低蒸気圧を有する代表的ろう材としては、Cu
:27〜29%、Agおよび不可避不純物:残シからな
る組成(以上重量%、以下チの表示はすべて重量係を意
味する)を有するAg−Cu合金ろう材(JIS−BA
g−8)が知られている。しかし、この低蒸気圧を有す
るA、g−Cu合金ろう材を、被ろう付は部材の材質が
Ni −Fe系合金やコパール型合金からなる母材のろ
う付けに使用した場合、ろう材構成成分が母材の結晶粒
界に侵入しやすい現象が現われ、この結果ろう付は中あ
るいはろう付は後・に、母材にろうの侵入による割れが
しばしば発生するものであった。そこで、前記のNi 
−Fe系合金やコパール型合金からなる母材のろう付け
には、前記のAg−Cu合金ろう材に、ろう材構成成分
の母材結晶粒界への侵入を抑制し、もって母材のろうの
侵入による割れを防止する目的で、Pd:5〜25%を
含有させたAg −Cu−Pd合金ろう材が使用されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このAg−Cu−Pd合金ろう材においても、
Pdの含有量に比例して融点が上昇し、かつぬれ性も悪
化するようになることから、必ずしもろう付は性の良好
なろう材とは云えないのが現状である。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者等は、上述のような観点から、上記の従来Ag
−Cu”Pd合金ろう材に着目し、このろう材の融点を
下げ、かつぬれ性を改善すべく研究を行なった結果、こ
のAg−Cu−Pd合金ろう材に、Slを含有させると
、ろう侵入による母材割れの発生がなく、しかも低蒸気
圧を保持した状態で、融点が低下するようになると共に
、ぬれ性も著しく改善されるようになり、また、Fe、
 Ni、およびCoを含有させると、前記の81によっ
てもたらされる特性改善が何ら損なわれることなく、ろ
う材の強度が向上するようになるほか、ろう材構成成分
の母材結晶粒界への侵入が一層抑制されるようになシ、
さらにBおよびLiを含有させると、これらの成分には
著しい脱酸作用があるので、ろう付けに際してろうの酸
化が防止されるほか、溶融ろう中へのガスの溶解が著し
く抑制されるようになるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、 Ag  二 25〜651りj; 、 Pd : 0.5〜25%、 Si:0.25〜6.5係、 Fe、 Ni、およびCoのうちの1種または2種以上
:1〜10%を含有し、 さらに、また必要に応じてBおよびLiのうちの1mま
たは2種: 0.001−0.8 %を含有し、CUお
よび不可避不純物:残シ、 からなる組成を有し、かつ低蒸気圧および低融点を有し
、しかもろう付けに際しては良好なぬれ性を示すほか、
ろう侵入に原因する母材割れの発生もないCu−Ag系
合金ろう材に特徴を有するものである。
つぎに、この発明のCu−Ag系合金ろう材において、
成分組成範囲を上記の通りに限定した理由を説明する。
(a)  Ag Ag成分には、CuおよびSi成分との共存においてろ
う材の融点を下げ、かつぬれ性を改善するほか、ろう材
の箔や極細線への加工性を改善する作用があるが、その
含有量が25%未満では、前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方65チを越えて含有させても前記作用によシ
一層の改善効果は得られず、経済性を考慮して、その含
有量を25〜65%と定めた。なお、厳しい条件での冷
間加工を行なう場合には35チ以上のAg含有が望まし
い。
(bl  pa Pd成分には、特に被ろう付は部材がNi−Fe系合金
やコパール型合金である場合、ろう付は時に母材結晶粒
界にろう構成成分が侵入するのを抑制する作用があるが
、その含有量が0.5%未満では、前記作用に所望の効
果が得られず、一方25%を越えて含有させると、ろう
材の融点が上昇し、かつぬれ性も劣化するようになるこ
とから、その含有量を05〜25チと定めた。
(c)  5i S1成分には、ろう材の蒸気圧に何ら影響を及ぼすこと
なく、ぬれ性を著しく改善し、かつ融点を下げる作用が
あるが、その含有量が0.25%未満では、前記作用に
所望の効果カ得られず、一方6.5チを越えて含有させ
ると、ろう材の加工性が劣化するようになることから、
その含有量を0.25〜6.5%と定めた。なお、苛酷
な条件での冷間加工を行なう必要がある場合には、5%
以下の81含有が望ましい。
(d)  Fe、 Ni、およびc。
これらの成分には、ろう材の延性を低下させることなく
、ろう材の強度を改善し、さらに被るり付は部材がNi
 −Fe系合金やコパール型合金でるる場合、ろう付は
時に母材結晶粒界にろう材構成成分が侵入するのを抑制
する均等的作用があるが、その含有量が1%未満では所
望の改善効果が得られず、一方10チを越えて含有させ
ると、ろう材の加工性が劣化するほか、融点も上昇する
ようになることから、その含有量を1〜10チと定めた
(e)  BおよびLi     ””−””−“−−
−−m−゛−“−これらの成分には、ろう接に際して、
ろうの酸 □化を防止すると共に、ろう液分材表面の酸
化物を強制還元し、さらに溶融ろう中へのガスの溶解を
著しく抑制する均等的作用があるので、これらの作用が
要求される場合に必要は応じて含有されるが、その含有
量が0.001%未満では、前記作用に所望の効果を確
保することができず、一方o、8%を越えて含有させる
と、ろう材の加工性が劣化するようになることから、そ
の含有量をO,,001〜08%と定めた。
〔実施例〕
つぎに、この発明のCu−Ag系ろう材を実施例により
従来例と対比しながら説明する。
通常の溶解法および塑性加工法を適用して、それぞれ第
1表に示される成分組成をもった本発明ろう材1〜29
および従来ろう材1〜4を製造し−た。
ついで、この結果得られた本発明るう材l〜29および
従来ろう材1〜4について、JTS−Z3191に則し
、アルゴン雰囲気中、温度二850℃における厚さ:5
111111のコパール合金(Ni:29%、Co: 
17 %、Feおよび不可避不純物:残り)母材上での
ろうの広がシ面積を測定した。また、同じくアルゴン雰
囲気中にて、上記のろう材を上記の母材上に置き、温度
二850℃に2分間保持した後の前記ろう材の前記母材
結晶粒界への侵入深さを測定した。なお、このろう侵入
深さ測定において、従来ろう材2.3は高融点を有する
ため、その加熱温度をそれぞれ900℃(従来ろう材2
)および950℃(従来ろう材3)とした。さらに、前
記ろうの広がシ面積測定後のろう(ろう付は後と同じ状
態にある)の温度:50CICでの蒸気圧を測定した。
これらの測定結果を第1表にまとめて示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から、本発明ろう材1〜29は、
いずれも従来ろう材1〜4と同等の低蒸気圧を有するほ
か、ろうの母材結晶粒界への侵入がきわめて小さい従来
ろう材3と同等あるいはこれ以上のすぐれた特性を示し
、かつ従来ろう材1および4と同等の低融点を有し、さ
らにぬれ性の良好な従来ろう材4と同等あるいはこれ以
上の良好なぬれ性を示すことが明らかである。
上述のように、この発明のCu−Ag系合金ろう材は、
ろう付は時に母材結晶粒界へのろうの侵入がきわめて小
さく、かつ良好なぬれ性、低蒸気圧、および低融点を有
し、さらに加工性にもすぐれているので、被ろう付は部
材の材質および形状に制約されることなく、良好な状態
でろう付けを行なうことができ、しかもこの結果のろう
付は部は長期に亘って安定的性能を発揮するなど工業上
有用な特性を有するのである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)Ag:25〜65%、 Pd:0.5〜25%、 Si:0.25〜6.5%、 Fe、Ni、およびCoのうちの1種または2種以上:
    1〜10%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)を有することを特徴とするぬれ性の良好な低
    融点Cu−Ag系合金ろう材。 (2)Ag:25〜65%、 Pd:0.5〜25%、 Si:0.25〜6.5%、 Fe、Ni、およびCoのうちの1種または2種以上:
    1〜10%、 を含有し、さらに、 BおよびLiのうちの1種または2種: 0.001〜0.8%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)を有することを特徴とするぬれ性の良好な低
    融点Cu−Ag合金ろう材。
JP7707686A 1986-04-03 1986-04-03 めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材 Granted JPS6224892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7707686A JPS6224892A (ja) 1986-04-03 1986-04-03 めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7707686A JPS6224892A (ja) 1986-04-03 1986-04-03 めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5426681A Division JPS57171599A (en) 1981-04-13 1981-04-13 Low melting point cu-ag system alloy solder with excellent wetting property

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6224892A true JPS6224892A (ja) 1987-02-02
JPS63160B2 JPS63160B2 (ja) 1988-01-05

Family

ID=13623693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7707686A Granted JPS6224892A (ja) 1986-04-03 1986-04-03 めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6224892A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106467941A (zh) * 2016-09-30 2017-03-01 无锡日月合金材料有限公司 一种真空电子管封接低银多元合金材料及其制备方法
KR20190113542A (ko) * 2018-03-28 2019-10-08 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 땜납 접합 전극 및 땜납 접합 전극의 피막 형성용 구리 합금 타깃

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106467941A (zh) * 2016-09-30 2017-03-01 无锡日月合金材料有限公司 一种真空电子管封接低银多元合金材料及其制备方法
KR20190113542A (ko) * 2018-03-28 2019-10-08 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 땜납 접합 전극 및 땜납 접합 전극의 피막 형성용 구리 합금 타깃
JP2019173094A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 住友金属鉱山株式会社 はんだ接合電極およびはんだ接合電極の被膜形成用銅合金ターゲット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63160B2 (ja) 1988-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007014529A1 (fr) Alliage de brasage sans plomb a point de fusion bas
JPH028017B2 (ja)
US4461811A (en) Stabilized ferritic stainless steel with improved brazeability
JPS6216752B2 (ja)
JPS6113916B2 (ja)
US2330062A (en) Silver-copper solder alloy
US5718867A (en) Alloy based on a silicide containing at least chromium and molybdenum
JPH034617B2 (ja)
JPS6224892A (ja) めれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材
JPS6158541B2 (ja)
JPS6224893A (ja) ぬれ性の良好な低融点Cu−Ag系合金ろう材
JPS6321737B2 (ja)
WO1982000790A1 (en) Low-silver cu-ag alloy solder having good soldering properties and low vapor pressure
JPS6116239B2 (ja)
JP2022143790A (ja) 低熱膨張合金
JP3210766B2 (ja) Sn基低融点ろう材
JPS6111158B2 (ja)
JPS6113912B2 (ja)
JPS6216750B2 (ja)
JPH07166270A (ja) 耐蟻の巣状腐食性に優れた銅合金
JPS6236800B2 (ja)
JP2523677B2 (ja) 低熱膨張リ―ドフレ―ム材料
US3262778A (en) Alloys resistant to high temperatures
JPS6216753B2 (ja)
JPS6113913B2 (ja)