JPS6224753Y2 - - Google Patents

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JPS6224753Y2
JPS6224753Y2 JP3364381U JP3364381U JPS6224753Y2 JP S6224753 Y2 JPS6224753 Y2 JP S6224753Y2 JP 3364381 U JP3364381 U JP 3364381U JP 3364381 U JP3364381 U JP 3364381U JP S6224753 Y2 JPS6224753 Y2 JP S6224753Y2
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JP
Japan
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impeller
water
pump chamber
passage
cooling water
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JP3364381U
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JPS57145722U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、エンジンを冷却するウオータポン
プ装置に関するものである。
従来より、エンジンの側壁の一側に吸気通路
を、他側に排気通路をそれぞれ設けたものがあ
り、(たとえば実公昭56−4809号公報)、またシリ
ンダブロツクにウオータジヤケツトを形成する一
方、ウオータポンプのインペラをウオータジヤケ
ツト内に突出配置し、上記インペラの回転にてこ
のインペラに対向するポンプ室よりウオータジヤ
ケツトに冷却水を供給するようにしたものが知ら
れている(たとえば実開昭52−30532号公報)
が、取付けスペースとの関係より、上記インペラ
の回転中心がシリンダ中心軸より上記吸気通路側
でウオータジヤケツト下方に偏位したものにおい
ては、インペラから吐出される冷却水が高温化す
る排気通路側に充分供給されず、しかも上記構成
のウオータポンプにおいては、冷却水吸込通路か
らポンプ室に吸込んだ冷却水がインペラ回転軸の
周りを回り、冷却水の再循環による吸込み抵抗に
よりインペラからの吐出量が減少することも相俟
つて、上記排気通路側の冷却が思うように行なわ
れず、シリンダ内壁が熱変形しやすい欠点があつ
た。
この考案は、上記欠点を改善するためになされ
たもので、インペラの吐出効率が高く、かつイン
ペラからの冷却水をウオータジヤケツト内の排気
通路側にも適正に供給して、シリンダ内壁の吸気
通路側と排気通路側との間の熱勾配を小さくし、
シリンダ内壁の熱変形を防止できるエンジンのウ
オータポンプ装置を提供することを目的としてい
る。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図において、9はエンジンのシリンダブロ
ツクで、第2図、第3図のように、外壁10と各
気筒のシリンダ内壁11間にウオータジヤケツト
12を備えている。13はシリンダヘツドで、そ
の側壁の一側14には吸気通路15が、他側16
には排気通路17がそれぞれ接続されている。1
8はウオータポンプで、そのケース19はボルト
20により上記外壁10に固着されている。ウオ
ータポンプ18のインペラ21は、シリンダ中心
軸22より吸気通路15側でウオータジヤケツト
12下方に偏位した回転中心23を有し、かつウ
オータジヤケツト12内に突出配置されている。
ケース19は軸受部24を有し、この軸受部24
にはインペラ21の回転軸25が支持されてい
る。この回転軸25の外端にはプーリ26が連結
され、このプーリ26はタイミングベルト27を
介してクランクシヤフト(図示せず)により回転
駆動される。28はインペラ21に対向してケー
ス19に設けられたポンプ室で、このポンプ室2
8には下方より連通する冷却水吸込通路29が接
続され、かつ第4図ないし第6図のようにポンプ
室28の底面30の排気通路17側には、この底
面30よりインペラ21側に突出した堰31が設
けられている。また、上記底面30はインペラ2
1の回転方向32においてインペラ21に接近す
る傾斜面33を有し、この傾斜面33の先端は上
記堰31に接続されている。なお、第3図におい
て、34はシール部材である。
上記構成において、インペラ21が回転する
と、このインペラ21により通路29の冷却水が
ポンプ室28へ吸込まれるとともに、このポンプ
室28よりウオータジヤケツト12内へ吐出さ
れ、ウオータジヤケツト12内を矢印(第2図参
照)35方向に流れた後、つまり各気筒のシリン
ダ内壁11を冷却した後、ウオータジヤケツト1
2から流出する。
ところで、ポンプ室28に堰31がない場合に
は、既に説明したように、ポンプ室28において
通路29から吸込んだ冷却水が回転軸25の周り
を回り、冷却水の再循環による吸込み抵抗により
インペラ21の吐出量が減少する。また、インペ
ラ21の吐出量がインペラ21の円周上各部にお
いてほぼ同等になる。したがつて、図示のよう
に、インペラ21の回転中心3が、シリンダ中心
22より吸気通路15側でウオータジヤケツト1
2下方に偏位したものにおいては、インペラ21
から吐出された冷却水が排気通路17側に十分供
給されず、シリンダ内壁11の熱変形が起こる。
これに対し、インペラ21に対向したポンプ室
28の底面30の排気通路17側に、この底面3
0よりインペラ21側に突出した堰31を設けた
実施例構成によれば、この堰31により上述した
冷却水の再循環が減少し、インペラ21の吐出効
率が向上する一方、インペラ21からの冷却水が
上記堰31に衝突して、排気通路17側への冷却
水供給量が増大し、排気通路17側にも冷却水が
適正に供給される結果、シリンダ内壁11の吸気
通路15側と排気通路17側との間の熱勾配が小
さくおさえられ、シリンダ内壁11の熱変形が防
止される。
また、上記堰31に接続された傾斜面33によ
つて、インペラ21からの吐出圧力分布が第5図
の矢印36で示すように吸気通路15側から排気
通路17側に向つてなめらかに大きくなり、した
がつて、上記傾斜面33を設けることにより、シ
リンダ内壁11の吸気通路15側と排気通路17
側との間の熱勾配はさらに小さくおさえられ、シ
リンダ内壁11の熱変形防止効果は著しく助長さ
れる。
第7図AないしDに示すように、上述した傾斜
面33は任意の角度に設定することができる。こ
こで、Lはポンプ室28の底面30の全長であ
る。
また、第8図のように上記傾斜面33は堰31
より切り離して複数設けることができる。また、
この場合、堰31側の傾斜面33の基部側を開口
して、その開口部37より堰31からの反転冷水
をインペラ側へ向かわせることにより、排気通路
17側への吐出量を増大することができる。これ
と同様の主旨で、第9図に示すような、堰31の
手前において、ポンプ室28の底面30に冷却水
吸込通路29の一部の冷却水を吸込むバイパス孔
38を設けることができる。
以上の説明から分かるように、この考案によれ
ば、インペラの吐出効率を向上し、かつインペラ
からの冷却水をウオータジヤケツト内の排気通路
側にも適正に供給して、シリンダ内壁の吸気通路
側と排気通路側との間の熱勾配を小さくし、シリ
ンダ内壁の熱変形を防止できるエンジンのウオー
タポンプ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかるウオータ
ポンプ装置を備えたエンジンの一部省略側面図、
第2図は第1図の3−3線断面図、第3図は第1
図の2−2線断面図、第4図はウオータポンプの
ケースの正面図、第5図は第3図の5−5線断面
図、第6図はウオータポンプの展開断面図、第7
図AないしDおよび第8図、第9図はポンプ室部
分の変形例を示す展開断面図である。 9;シリンダブロツク、12;ウオータジヤケ
ツト、14;一側、15;吸気通路、16;他
側、17;排気通路、18;ウオータポンプ、2
1;インペラ、22;シリンダ中心軸、23;回
転中心、28;ポンプ室、29;冷却水吸込通
路、30;底面、31;堰、32;回転方向、3
3;傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 側壁の一側に吸気通路を、他側に排気通路を
    それぞれ有し、かつシリンダブロツクにウオー
    タジヤケトを設けたエンジンにおいて、シリン
    ダ中心軸より上記一側でウオータジヤケツト下
    方に偏位した回転中心を有し、かつウオータジ
    ヤケツト内に突出配置され、ポンプ室よりウオ
    ータジヤケツト内に冷却水を吐出するインペラ
    と、上記ポンプ室に下方より連通する冷却水吸
    込通路と、上記インペラに対向するポンプ室の
    底面の上記外側に、この底面よりインペラ側に
    突出した堰とを設けたことを特徴とするエンジ
    ンのウオータポンプ装置。 (2) 上記ポンプ室の底面が回転方向においてイン
    ペラに接近する傾斜面をなし、上記堰に接続さ
    れてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    エンジンのウオータポンプ装置。
JP3364381U 1981-03-10 1981-03-10 Expired JPS6224753Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3364381U JPS6224753Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

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JP3364381U JPS6224753Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57145722U JPS57145722U (ja) 1982-09-13
JPS6224753Y2 true JPS6224753Y2 (ja) 1987-06-24

Family

ID=29830986

Family Applications (1)

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JP3364381U Expired JPS6224753Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

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JP (1) JPS6224753Y2 (ja)

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JPS57145722U (ja) 1982-09-13

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