JPH0618011Y2 - 排気タ−ボ過給機付エンジンの潤滑油リタ−ン通路 - Google Patents

排気タ−ボ過給機付エンジンの潤滑油リタ−ン通路

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JPH0618011Y2
JPH0618011Y2 JP1986166891U JP16689186U JPH0618011Y2 JP H0618011 Y2 JPH0618011 Y2 JP H0618011Y2 JP 1986166891 U JP1986166891 U JP 1986166891U JP 16689186 U JP16689186 U JP 16689186U JP H0618011 Y2 JPH0618011 Y2 JP H0618011Y2
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JP
Japan
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lubricating oil
return passage
engine
exhaust turbocharger
front cover
Prior art date
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JP1986166891U
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JPS63115510U (ja
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弘司 吉見
順章 藤本
功 清水
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、排気ターボ過給機を備えたエンジンにおいて
該排気ターボ過給機を潤滑冷却した潤滑油のリターン通
路の改良構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、排気ターボ過給機を備えたエンジンにおいて
は、この排気ターボ過給機のタービン軸の軸受部分に潤
滑油を送給してその潤滑および冷却を行い、この過給機
を経た潤滑油をオイルパンに戻すようにしている。上記
過給機からのリターン通路は、例えば、「13B型ロー
タリピストンエンジン整備書」(マツダ株式会社、昭和
60年9月発行)に記載されているように、エンジン前
面のフロントカバーにその側面から接続されて潤滑油を
戻す構造が採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、上記のように排気ターボ過給機を経た潤滑油
のリターン通路をフロントカバー側面に導いてオイルリ
ターンする構造のものでは、上記リターン通路にエンジ
ン前面側に配設された冷却ファンによる冷却風が効率よ
く当らないため、高温のリターン潤滑油の冷却が不足し
て温度の高いリターン潤滑油をオイルパン内に戻すこと
になり、このオイルパン内の潤滑油温度が高くなる問題
を有する。
また、前記フロントカバー内には、エンジンの出力軸に
よってオイルポンプ、その他の部品を駆動するチェーン
等の駆動機構が配設され、エンジンの運転にともなって
運動している。そして、上記駆動機構の回転によって駆
動チェーン等から潤滑油が飛散しており、この飛散する
潤滑油が前記排気ターボ過給機からの潤滑油リターン通
路の接続開口部分に飛んで潤滑油の流入作用を妨げ、そ
の流通が阻害される問題を有している。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、排気ターボ過給機を
潤滑した後の潤滑油の冷却効率を向上してオイル温度の
上昇を抑制し、スムーズにフロントカバー内にリターン
させるようにした排気ターボ過給機付エンジンの潤滑油
リターン通路を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の潤滑油リターン通路は、排気ターボ過給機から
の潤滑油リターン通路を、エンジン本体の前面側に設け
られるフロントカバーの前方に冷却風が当る位置にまで
延設した後、該フロントカバーの前方に膨出形成した膨
出部に対し駆動用チェーンより前方部分に側方から接続
したことを特徴とするものである。
(作用) 上記のような潤滑油リターン通路では、排気ターボ過給
機からの潤滑油リターン通路をフロントカバーの前方に
延長した後にフロントカバーに接続するようにして、こ
の潤滑油リターン通路に対して冷却ファンによる冷却風
が効率よく通ってその冷却効果が向上し、オイルパン内
に流入する潤滑油の温度が低下するものである。また、
上記フロントカバーに対するオイル流入口を駆動チェー
ンより前方に形成したことで、フロントカバー内のオイ
ルポンプ等の駆動系統からの飛散潤滑油がオイル流入口
に作用することがなく、フロントカバー内へ潤滑油がス
ムーズに流入してリターン性が向上している。
(実施例) 以下、図面に沿って本考案の実施例を説明する。
第1図はロータリピストンエンジンの前部側面図、第2
図は同要部正面図である。
このエンジン1はエンジン本体2(ハウジング)の前方
に冷却ファン3が設置された縦置き式に設けられ、車両
に搭載された状態で第1図の右方が車両の前方走行方向
となるものである。上記エンジン本体2の前面側にはフ
ロントカバー4が配設されるとともに、下方にはオイル
パン5が設置されている。
上記エンジン本体2の側方には排気ターボ過給機6が配
設されている。この排気ターボ過給機6は排気ガスを導
入するタービン部6aと、上記排気ガスのエネルギによ
って回転するタービン(図示せず)によってブロア(図
示せず)を駆動して吸入空気を加圧するブロア部6bと
を備えている。そして、この排気ターボ過給機6にはそ
のタービンの軸受部6cを潤滑するとともに冷却するた
めに、潤滑油が供給パイプ7によって上方から送給さ
れ、下方から潤滑油リターン通路8によって導出され
る。
上記潤滑油リターン通路8は、排気ターボ過給機6から
エンジン本体2の側方を前方に延びる側方部8aと、エ
ンジン本体2の前面側に設けられたフロントカバー4の
前方に屈曲して延設された前方部8bとで構成され、上
記フロントカバー4の前方に延設された後、このフロン
トカバー4の前部膨出部4aに側方から接続開口されて
いる。
上記潤滑油リターン通路8を接続するフロントカバー4
の膨出部4aの内方には、第3図に示すようにオイルポ
ンプ9が設置され、このオイルポンプ9の前方部分に潤
滑油がリターンされる。該オイルポンプ9は、ポンプシ
ャフト9aの先端にキャップ状のチェーンスプロケット
10が固着され、このチェーンスプロケット10に駆動
チェーン11が掛けられて駆動されるものである。そし
て、上記オイルポンプ9の前方部分のフロントカバー4
が前方に膨出形成され、この膨出部4aの前記駆動用チ
ェーン11より前方部分の側方にエンジン本体2の側方
からフロントカバー4の前方に屈曲した潤滑油リターン
通路8の先端が接続され、オイル流入口12が開口形成
されている。上記オイル流入口12からフロントカバー
4内に流入した潤滑油は、下方のオイルパン5に流下
し、再び前記オイルポンプ9の駆動によって各部に圧送
される。
なお、上記潤滑油リターン通路8は、側方部8aと前方
部8bとが別体に形成され、フランジ部8cで連結され
るものである。また、前記フロントカバー4の潤滑油リ
ターン通路8の接続部分より上方の側面には、他の部分
からのオイルリターンパイプ13が接続されて潤滑油の
リターンが行われる。
その他、第1図および第2図において、15はエンジン
本体2の前面側に突出した駆動プーリであり、この駆動
プーリ15から伝動ベルト16が掛けられてオルタネー
タ17および冷却ファン3がウォータポンプ18ととも
に駆動される。
上記実施例の如き構造では、排気ターボ過給機6からの
潤滑油リターン通路8の前方部8bに対しては、その前
方に位置する冷却ファン3から直接冷却風が当り、内部
を流通する高温の潤滑油が効果的に冷却される。また、
前記オイルポンプ9駆動用の駆動チェーン11およびチ
ェーンスプロケット10の回転駆動に伴って飛散する潤
滑油はフロントカバー4内の側方に飛び、このチェーン
スプロケット10の前方に開口する潤滑油リターン通路
8のオイル流入口12に作用することなく、潤滑油の流
入が阻害されずにスムーズに流入して良好なリターン性
が確保できる。
なお、本考案はロータリピストンエンジン以外のエンジ
ンについても適用可能である。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、排気ターボ過給機の潤滑
油リターン通路を、エンジン本体の前面側に設けるフロ
ントカバーの前方に延設した後にリターンさせるように
配設したことにより、この潤滑油リターン通路に冷却フ
ァンによる冷却風が効率よく当ってその冷却効果が向上
し、オイルパン内に流入する潤滑油の温度が低下し、オ
イルパン内の潤滑油温度の上昇を抑制することができ
る。また、前記潤滑油リターン通路を、上記フロントカ
バーの前方に膨出形成した膨出部に対し、駆動用チェー
ンより前方部分に側方から接続したことにより、フロン
トカバー内のオイルポンプ等の駆動系統からの飛散潤滑
油がオイル流入口に作用することがなく、フロントカバ
ー内へ潤滑油がスムーズに流入してリターン性の向上を
図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるロータリピストンエ
ンジンの前部側面図、 第2図は同要部正面図、 第3図は第2図のIII-III線に沿う断面平面図である。 1……エンジン、2……エンジン本体 3……冷却ファン、4……フロントカバー 4a……膨出部、5……オイルパン 6……排気ターボ過給機 8……潤滑油リターン通路 8a……側方部、8b……前方部 12……オイル流入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ターボ過給機を備えるとともに、エン
    ジン本体の前面側に冷却ファンを備えた縦置きエンジン
    において、排気ターボ過給機からの潤滑油リターン通路
    を、エンジン本体の前面側に設けられるフロントカバー
    の前方に、前記冷却ファンによる冷却風が直接当る位置
    にまで延設した後、該フロントカバーの前方に膨出形成
    された膨出部に対し駆動用チェーンより前方部分に側方
    から接続したことを特徴とする排気ターボ過給機付エン
    ジンの潤滑油リターン通路。
JP1986166891U 1986-10-30 1986-10-30 排気タ−ボ過給機付エンジンの潤滑油リタ−ン通路 Expired - Lifetime JPH0618011Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63115510U JPS63115510U (ja) 1988-07-26
JPH0618011Y2 true JPH0618011Y2 (ja) 1994-05-11

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JP5370163B2 (ja) 2010-01-08 2013-12-18 スズキ株式会社 ターボ過給機付きエンジンの潤滑装置
JP6625493B2 (ja) * 2016-06-30 2019-12-25 株式会社クボタ エンジンのオイル冷却構造
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JPS52132911U (ja) * 1976-04-05 1977-10-08

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JPS63115510U (ja) 1988-07-26

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