JPS62246534A - 高純度クロルアセトアルデヒドの単離方法 - Google Patents

高純度クロルアセトアルデヒドの単離方法

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JPS62246534A
JPS62246534A JP8277686A JP8277686A JPS62246534A JP S62246534 A JPS62246534 A JP S62246534A JP 8277686 A JP8277686 A JP 8277686A JP 8277686 A JP8277686 A JP 8277686A JP S62246534 A JPS62246534 A JP S62246534A
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chloroacetaldehyde
chloracetaldehyde
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aqueous solution
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Masayuki Okada
正之 岡田
Noboru Iwazawa
岩沢 昇
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は染料、医薬及び農薬の中間原料として有用なり
ロルアセトアルデヒドの単離方法に関する。更に詳しく
はアセトアルデヒド、クロトンアルデヒド、ジクロルア
セトアルデヒド、2−クロルアセトアルデヒド る水溶液よりクロルアセトアルデヒドを単離する方法に
関する。
(従来波WI) クロルアセトアルデヒドは、アセトアルデヒド又はパラ
アセトアルデヒド及び酢酸ビニールの塩素化により得ら
れることは、当該技術において公知である。
該反応において、ジクロルアセトアルデヒド及びアセト
アルデヒド以外にアルドール及び2−クロルアルドール
等の不純物を生成するが、これらの不純物は友応液を蒸
留中に脱水し、クロトンアルデヒド及び2−クロルクロ
トンアルデヒドとして製品中に含まれている。 ゛ 従来の単離技術では度応液を蒸留(特公昭33−186
5)又は副生クロルアセトアルデヒドを水で抽出後、精
製蒸留(特公昭58−27253)により単離し、40
〜45%のクロルアセトアルデヒド水溶液として取り出
している。
(発明が解決しようとする問題点) アセトアルデヒド、ジクロルアセトアルデヒド。
クロトンアルデヒド及び2−クロルクロトンアルデヒド
等の不純物は蒸留系内で水和物として存在しているが、
これらの不純物はクロルアセトアルデヒド水和物との沸
点差が小ざいため、従来の単離方法ではこれらの不純物
を完全に分離するのは困難であった。
高性能の蒸留設備を用いて精留を繰返すことにより純分
(水分を除くクロルアセトアルデヒド含量)98%以上
のクロルアセトアルデヒドを得ることは可能であるが、
耐腐食材質の蒸留設備が高価であり蒸留に多大なエネル
ギーを消費すること、熱経変により製品着色が起る等の
欠点が有るため工業的規模での実施は不利である。
又通常のクロルアセトアルデヒドは40〜45%の水溶
液として市販されているが、最近は結晶状クロルアセト
アルデヒドの要望が高まっている。
従来技術では結晶状クロルアセトアルデヒドの製造技術
が無いため、本発明者はこれらの欠点を改善し、結晶状
の高純度クロルアセトアルデヒドを得ることを目的とす
るものである。
(間iff解決するための手段) 本発明者は前述の問題点を解決するため、鋭意検討した
結果45〜75%のクロルアセトアルデヒド水溶液から
再結晶法で純分99.5%以上(水分を除いたクロルア
セトアルデヒド含量)のクロルアセトアルデヒド水和物
結晶が得られることを見い出し本発明に至った。
即ち本発明は、粗りロルア七トアルデビ水溶液に常温で
種晶を添加した後、冷却、晶析し、クロルアセトアルデ
ヒド水和物結晶として分離することを特徴とする高純度
クロルアセトアルデヒドの単離方法である。
クロルアセトアルデヒド水溶液より再結晶法でクロルア
セトアルデヒド結晶を得るには通常実施されている様な
方法、即ち単にクロルアセトアルデヒド溶液を冷却する
だけではクロルアセトアルデヒド溶液が急激に固化する
のみで純度の向上には至らなかった。
又冷却後に種晶を加えた場合も同様でほとんど精製効果
が得られなかった。
Q、、、冷却する前に、常温下で種晶を添加後冷却、晶
析することにより、徐々に結晶が析出し、この結晶を分
離することにより高純度のクロルアセトアルデヒド水和
物が得られることを見い出し、本発明を完成した。
本発明に使用されるクロルアセトアルデヒド水溶液は通
常反応液を蒸留する際に45〜75%のクロルアセトア
ルデヒド濃度で留出する様に還流比を調節して得られる
が、原料−′りつ゛ロルアセトアルデヒドは反応液に制
限するものではない。この様にして得られるクロルアセ
トアルデヒド溶液には通常アセトアルデヒド0.2〜3
%、クロトンアルデヒド0.1〜2%、ジクロルアセト
アルデヒド0、2〜3%、2−クロルクロトンアルデヒ
ド0,1〜2%及びその他の成分0.1〜1%の不純物
を含有している。
晶析時の粗りロルアセトアルデヒドi度は45〜75%
、好しくは55〜65%である。クロルアセトアルデヒ
ド濃度が低いと歩留が低く、クロルアセトアルデヒド濃
度が75%以上になる2、スラリー濃度が高くなり過ぎ
て、遠心分離作業において付着むらによる異状振動等ト
ラブルの原因となるので好しくない。
晶析は粗クロルアセトアルデヒド水溶液に常温にてクロ
ルアセトアルデヒド水和物の種晶を0.05〜0.5%
(対仕込液)添加後、攪拌しながら−10〜10℃好し
くは一5〜5°Cまで冷却することにより達せられる。
なお本発明でいう常温とはおよそ15〜30℃程度をい
う。晶析によって得られたスラリーは、0℃付近を保ち
なからr過、遠心分離等の手段で結晶とP液に分離する
ことにより目的のクロルアセトアルデヒド水和物が得ら
れる。
本発明で得られるクロルアセトアルデヒド水和物は水分
を約11〜13%含んでおり(結晶水および付着水)水
分を除く鈍物は99.5%以上である。この結晶は水に
対する溶解性が高く、常温では徐々に付着水に溶解する
ため0〜10℃の低温で保存するのが好ましい。分離後
のr液はクロルアセトアルデヒドを35〜43%含有し
ており、蒸留等で濃縮するか濃縮液の希釈に使用する等
の方法で再使用できる。
(発明の効果) 本発明により濃縮、晶析、分離の組合せにより、従来成
し得なかったアセトアルデヒド、ジクロルアセトアルデ
ヒド、クロトンアルデヒド及び2−クロルクロトンアル
デヒド等の不純物をほとんど含有しない高純度のクロル
アセトアルデヒド水和物を単離できると共に、F液を容
易に再使用することが出来、縮収率を向上させることも
できる。
(実施例) 実施例−1 45,2%クロルアセトアルデヒド水溶液ioo。
11水1000gを21フラスコ付10段オルダーショ
ーに仕込み、受器に水ioogを張込んだ後圧力400
1T1mHg、還流比5〜10塔頂留出温度70〜72
°C/ 400 mmHgで蒸留し、表−1に示すクロ
ルアセトアルデヒド水溶液72717を得た。
(45%クロルアセトアルデヒド組成)アセトアルデヒ
ド       0.77%クロルアセトアルデヒド 
45.2% クロトンアルデヒド    0.07%ジクロルアセト
アルデヒド   0.45%2−クロルクロトンアルデ
ヒド 0,11%その他          0.49
%水                  52.9%
このクロルアセトアルデヒド水溶液を11フラスコに仕
込み20℃まで冷却後、クロルアセトアルデヒド水和物
(種晶)0.5gt添加し、攪拌しながら約10°C/
Hrの速度で冷却した。13°Cで晶析が始まり5°C
まで冷却後、30分間熟成して晶析を終了した。
このスラリーを直ちに遠心分離し、表−1に示す結晶3
14g及びr液405,9を得た。蒸留仕込液中のクロ
ルアセトアルデヒドに対する精製収率は61.8%であ
った。
表−1実施例−1精製結果 (註)表中TrはTraceの略記である似1実施例−
2 実施例−1と同様に別ロットの45.0%クロルアセト
アルデヒド水溶液を蒸留し、得られた留出液を水で希釈
し表−2に示す晶析仕込液869gを得た。この溶液を
15℃まで冷却後クロルアセトアルデヒド水和物(種晶
)1&を添加し、攪拌しながら約5℃/Hrの速度で冷
却した。5°CでBにJ、2猛、い −9℃や、へ頓強
 う 。。萌怒−1ア晶析を終了した。
このスラリーを直ちに遠心分離し、表−2に示す組成の
結晶225g及びr液637gを得た。
蒸留仕込液中のクロルアセトアルデヒドに対する精製収
率は43.5%であった。
表−2実施例−2精製結果 実施例−3 実m例−1のf液に同−口、トの45.2%クロルアセ
トアルデヒド水溶液600gを加えて蒸留し、約58〜
62%に濃縮したクロルアセトアルデヒド溶液とした。
この溶液を実施例−1と同様に晶析、分離により結晶と
r液に分離した後、そのF液に45.2%クロルアセト
アルデヒド溶液を600I加えて同様にr液を5回再使
用した。結果を表−3に示す。
45.2%クロルアセトアルデヒド4000gより得ら
れた精結晶は合計1819gであり、仕込クロルアセト
アルデヒド基準の縮収率は88.8%であった。
比較例−1 実施例−1と同一ロットの45.2%クロルアセトアル
デヒド水溶液を同様な方法で濃縮し、表−4に示す留出
液716gを得た。この液を5℃まで攪拌冷却後、種晶
0.5 gを添加すると仕込液はシャーベット状に固化
した。この物をヌッチェ濾過し結晶525Iとr液18
4gを得た。結晶の分析結果は表−4に示す通りであり
、純度はほとんど向上しなかった。
表−4比較例−1精製結果

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗クロルアセトアルデビ水溶液に常温で種晶を添
    加した後、冷却、晶析し、クロルアセトアルデヒド水和
    物結晶として分離することを特徴とする高純度クロルア
    セトアルデヒドの単離方法
  2. (2)粗クロルアセトアルデヒド水溶液をあらかじめ4
    5〜75%のクロルアセトアルデヒド濃度に調整する特
    許請求の範囲第1項記載の方法
JP8277686A 1986-04-10 1986-04-10 高純度クロルアセトアルデヒドの単離方法 Expired - Lifetime JPH066547B2 (ja)

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