JPS62440A - ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法 - Google Patents

ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法

Info

Publication number
JPS62440A
JPS62440A JP13903085A JP13903085A JPS62440A JP S62440 A JPS62440 A JP S62440A JP 13903085 A JP13903085 A JP 13903085A JP 13903085 A JP13903085 A JP 13903085A JP S62440 A JPS62440 A JP S62440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
dihydroxybenzoic acid
mixture
range
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13903085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0680031B2 (ja
Inventor
Ikuo Tomino
冨野 郁夫
Shigeru Isayama
諌山 滋
Takeshi Ishitoku
石徳 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP13903085A priority Critical patent/JPH0680031B2/ja
Publication of JPS62440A publication Critical patent/JPS62440A/ja
Publication of JPH0680031B2 publication Critical patent/JPH0680031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2.6−ジヒドロキシ安息香酸(A)と2.4
−ジヒドロキシ安息香酸■)の分離法に関する。とくに
本発明は(A)を効率よく得るのに適している。
〔従来の技術〕
2.6−ジヒドロキシ安息香酸(A)および2.4−ジ
ヒドロキシ安息香酸03)は、通常レゾルシンを原料と
してコルベシュミット反応により得られ、医薬や農業、
工業薬品の原料として用いられている。しかし、上記反
応においては(A)と(B)の混合物として得られるの
で、両者を効率よく分離する必要がある。
両者の分離例としては下記の如き報告例がある。
(i)ケミカルアブストラクツ(ChemicalAb
stracts ) 69巻671)5j  (196
8)および71巻91014n (1969)にはアル
カリ溶液中の両者の混合物に酸を加えてpH2,6〜2
.7とし、先に析出するCB)を分取し、更にp)I 
1.0〜1.5として析出する(A)を分取する方法が
記載されている。
(ii)英国特許916548号明細書の実施例1には
アルカリ水溶液中の両者混合物を塩酸で酸性とし、先に
析出する囚を分取し、咳分取した(A)を温水(75℃
)に再溶解し、不溶物を除いたのち、ン4却結晶化して
(A)の精製物を得ている。
また同じ〈実施例13においては、両者のアルカリ混合
物を酸性にし、析出物を除いたのち、濾液に(A)の種
結晶を加えて囚を析出させ、囚と(B)を分離している
(iii )その他の方法としてはケミカルアブストラ
フ251巻289 (1957)、ジャーナルケミカル
ソシエテー(J、Chem、Soc、 ) P3503
 (1952)にも記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の技術のうち、本発明と類似の(i)において
は、CB)の含有量が(A)の含有量よりも多い混合物
であると考えられる。そのため酸析ではCB)が先に析
出するので、溶液に残留する(A)を分離する場合、a
3)が不純物として混入しやすい。従って、(A)を主
目的生成物とする場合には、得られる(A)を再度精製
する必要がある。
次に、上記(ii )においては、酸析で先に(A)が
得られているが、後述の如く水溶液中にDMFが残留し
ている特殊な場合であり、DMFが存在しない場合には
、本発明の条件下では酸析により(A)および■)が同
時に析出する欠点がある。DMFを新たに添加すれば該
従来技術(ii )と同様であるが、操作が複雑になる
ほか、実施例1の場合には、再度温水不溶物(ジカルボ
キシレゾルシンと考えられる。)を分離する必要があり
、実施例13の場合には、酸析でジカルボキシレゾルシ
ンとみられる少量の固体が先1除かれているが、残滓液
から(A)を得るために冷却し、種結晶を投入する必要
があるうえ、結晶化に長時間を要する。このように−(
ii )において酸析によって得られる物質の順序が場
合により変化し、また後処理が複雑となる理由としては
、前にも触れたごとくコルベシュミット反応に用いた溶
媒CDMP)が酸析前の蒸留段階で完全に除去されに<
<、酸析すべき溶液中に残留しているためであると考え
られる。従って、(ii)の方法はDMFが残留してい
る特殊な場合にのみ通用できる方法であり、かつ上記の
如き種々の欠点を有する。
従って、本発明は従来技術にみられるような問題のない
(A)と(B)の容易かつ効率的分離法を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、2.6−ジヒドロキシ安息香酸■と2.4−
ジヒドロキシ安息香酸■)の含有量比(A)/(B)が
1ないし5の範囲にある混合物を囚との)の合計濃度が
0.5ないし5モル/Eの範囲にあるアルカリ水溶液と
し、(A)と03)の合計濃度を0.5ないし5モル/
lの範囲に保ちなからpHを2以下にすることにより析
出する(A)を分取することを特徴とする(A)の分離
方法に関する。
〔(A)と(B)の混合物〕
本発明が適用できる(A)とCB)の混合物は通常レゾ
ルシンを原料とするコルベシュミット反応で得られるが
、他の方法によるものでもかま均ない。また、コルベシ
ュミット反応においても種々の改善された方法があるが
、後述の要件を満たすかぎり、いずれの方法によるもの
でもよい。
本発明の方法においては混合物中の(A)と■)の含有
量比が1ないし5の範囲にあることが必要であり、好ま
しくは2ないし5の範囲である。囚と(B)の混合物の
アルカリ溶液は、通常コルベシュミット反応により得ら
れるが、該含有量比が上記範囲にあるものの例は本出願
人の出願にかかる本願と同日に出願する「サリチル酸誘
導体の製造方法」で得られるものであり、該方法で得ら
れる混合物を用いることがとくに好ましい。なお該含有
比の上限を越えるものは通常のコルベシュミット反応で
は得られにくいものであり、また下限を越えるものは後
述の酸析時に(B)が先に析出し、後に得られる(2)
の純度が低下するようになる。
〔本発明で用いるアルカリ水溶液〕
本発明で用いるアルカリ水溶液中の(A)と(B)の合
計濃度は0.5ないし5モル/!、好ましくは工ないし
2モル/1にあることが必要である。該アルカリ水溶液
中にはコルベシュミット反応に用いる有機溶媒が含まれ
ていないことが好ましいが、30wt%以下のアルコー
ル類、アルコキシアルコール類などは含まれていてもか
まわない。なお、従来技術(ii)で用いられている如
きDMFが含まれていると、効率よく分離が出来ないの
で、上記の含まれでもよい有機溶媒にはDMFのような
極性非プロトン溶媒は除かれる。
上記の(A)とCB)の合計濃度が上限を越えると、後
述の酸析時に(A)とCB)が同時に析出するようにな
り、また下限を下廻るものは大量の溶液を処理しなけれ
ばならず効率的ではない。
〔酸 析〕
上記の(A)と(B)を含むアルカリ溶液を該上記濃度
範囲に保ちながら酸によりpHを2以下、好ましくは1
以下にすることにより、まず囚が析出するので(2)を
濾別すればよい。(A)は必要により再結晶等の手段に
より精製することができる。酸析時においても(A)と
■)の合計濃度を一定範囲に抑えるのは、前記と同じ理
由による。
本発明において、上記酸析を行う前に、あらかじめpH
7ないし3の範囲で前段の酸析を行うことが好ましい。
前段の酸析を行うことにより、コルベシュミット反応で
副生ずるレゾルシンジカルボン酸類およびコルベシュミ
ット反応で使用するアルカリ金属類の塩を除去すること
ができる。
これらの酸析に用いる酸としては、塩酸、硫酸、リン酸
などを用いることができる。
酸析によって八を除去したのち、濾液を減圧下濃縮し、
15℃以下に冷却することにより■)を得ることができ
る。
実施例1 エタノール400璽!にレゾルシン酸先0 g (0,
91モル)を溶解し、無水炭酸カリウム125.6g 
(0,91モル)を加えた。135℃まで昇温した後、
10kg / cjのCO2圧でCO236g (0,
82モル)を吸収させながら140℃で4時間反応を行
った。反応混合物からエタノール360mfを留去し、
水500mfを加えた。75%硫酸をpH4になるまで
加え、生じた不溶物を濾過した。濾液に75%硫酸をp
H1になるまで加え、生じた2、6−レゾルシン酸の結
晶を濾過し、水洗した。この結晶をメタノール1)0 
dに溶解し、活性炭を加え、かくはんした後、濾過し、
濾液からメタノール54m1を留去した。これに水22
0mfを加え、析出した結晶を15℃で濾過し、水洗し
た。
この結晶を乾燥し、2.6−レゾルシン酸50g(収率
36%)を得た。
実施例2 エタノールのかわりに2−エトキシエタノールを用いて
、実施例1と同様に反応を行った混合物から2:エトキ
シエタノール300mfを留去し、水500 mlを加
えた。以下、実施例1と同様に処理を行い、2.6−レ
ゾルシン酸44g(収率31%)を得た。
実施例3 実施例1と同様にエタノールを用いて反応を行った混合
物からエタノール360mfを留去し、水500 ml
を加えた。12N塩酸をpH4になるまで加え、生じた
不溶物を濾過した。濾液に12N塩酸をpH1になるま
で加え、生じた2、6−レゾルシン酸の結晶を濾過し、
水洗した。以下実施例1と同様に処理を行い、2.6−
レゾルシン酸48g(収率35%)を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2,6−ジヒドロキシ安息香酸(A)と2,4−
    ジヒドロキシ安息香酸(B)の含有量比(A)/(B)
    が1ないし5の範囲にある混合物を(A)と(B)の合
    計濃度が0.5ないし5モル/lの範囲にあるアルカリ
    水溶液とし、(A)と(B)の合計濃度を0.5ないし
    5モル/lの範囲に保ちながらpHを2以下にすること
    により析出する(A)を分取することを特徴とする(A
    )の分離法。
JP13903085A 1985-06-27 1985-06-27 ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法 Expired - Fee Related JPH0680031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13903085A JPH0680031B2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27 ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13903085A JPH0680031B2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27 ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62440A true JPS62440A (ja) 1987-01-06
JPH0680031B2 JPH0680031B2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=15235825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13903085A Expired - Fee Related JPH0680031B2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27 ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0680031B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0552912A2 (en) * 1992-01-23 1993-07-28 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for producing 2,6-dihydroxybenzoic acid
KR100396373B1 (ko) * 1996-08-22 2003-11-28 주식회사 코오롱 2,6디히드록시벤조산의제조방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0552912A2 (en) * 1992-01-23 1993-07-28 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for producing 2,6-dihydroxybenzoic acid
US5304677A (en) * 1992-01-23 1994-04-19 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for producing 2,6-dihydroxybenzoic acid
EP0552912A3 (en) * 1992-01-23 1995-02-01 Sumitomo Chemical Co Method for producing 2,6-dihydroxybenzoic acid
KR100396373B1 (ko) * 1996-08-22 2003-11-28 주식회사 코오롱 2,6디히드록시벤조산의제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0680031B2 (ja) 1994-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3854765B2 (ja) 長鎖ジカルボン酸の精製方法
US3919223A (en) Method of production of quinoxaline, obtained particularly from not purified raw materials
JP5052234B2 (ja) コハク酸の製造方法
US8252922B2 (en) Method for crystallizing sucralose
JPS62440A (ja) ジヒドロキシ安息香酸異性体の分離法
NZ757747A (en) Method for manufacturing diastereomer of citric acid derivative
JP2007332050A (ja) 光学活性N−tert−ブチルカルバモイル−L−tert−ロイシンの製造方法
JPH07233147A (ja) 精製l−ヒドロキシプロリンの製造法
JPS62138443A (ja) ビスクレゾ−ルの製造方法
US2950282A (en) Method for separation and recovery of diazabicyclo-octane
JPH05194313A (ja) 2,6−ジヒドロキシ安息香酸の製造方法
US4418016A (en) Method for recovering omega-amino-dodecanoic acid from crystallization mother liquors
JP2004196560A (ja) ヨウ化アルカリの精製方法
JP4085199B2 (ja) O,O−ジメチル−O−(p−シアノフェニル)ホスホロチオエートの製造方法
JP2970109B2 (ja) α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル溶液の濃縮方法
JPH03190847A (ja) 3,4―ジクロロニトロベンゼンの精製法
JP2917495B2 (ja) 光学活性1,2―プロパンジアミンの製造法
KR890002255B1 (ko) 파모티딘의 회수 방법
JPS60174740A (ja) 有機化合物の分離法
JPS5857420B2 (ja) Dl− フエニルグリシンノ コウガクブンカツホウホウ
JPS63233958A (ja) アスパラギン酸の精製法
JP2001002615A (ja) ジペンタエリスリトールの分離方法
JPS6137798A (ja) グリチルリチン酸の精製法
JPH0153867B2 (ja)
WO1989001469A1 (en) Process for purifying 4,4'-dihydroxydiphenyl sulfone

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees