JPS62246067A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱現像感光材料に記録された画像を熱現像して
受像材料へ熱転写する画像記録装置に関する。

〔従来の技術〕

熱現像感光材料を用いてカラー画像を得る画像記録装置
として、特開昭５９−７５２４７号公報に示される如く
、熱現像感光材料に露光部で画像を露光した後に熱現像
部へと送り、熱現像後の感光材料へ受像紙を密着し転写
部で受像紙へ画像を転写するようにしたものが知られて
いる。

この画像記録装置では熱現像部又は転写部でヒータを備
えた挟持搬送加熱ローラにより感光材料の画像を熱現像
し、受像材料へ熱転写するようになっている。

この加熱ローラによる加熱温度は現像転写を確実に行う
ために所定範囲の温度に維持する必要があり、従来では
加熱ローラ温度を予め設定された所定の温度となるよう
にヒータに加える電流を制御することにより加熱ローラ
による加熱温度を制御していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の画像記録装置では、加熱ローラ温
度を検出してヒータに加える電流を制御することにより
加熱ローラによる加熱温度を制御しているため、外気温
度が低下すると特に加熱ローラ両端部の表面温度が低下
し、加熱ローラ軸方向の温度勾配が大きくなって熱現像
や熱転写が均一に行えなくなる、という問題があった。

また外気温が下がると感光材料が冷却された後に加熱ロ
ーラへと挟持されることになるので、処理温度が低下し
て熱現像・熱転写が不良となる。

本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、外気
温の変化によって加熱ローラ軸方向の温度勾配が大きく
ならないようにして、均一な熱現像および熱転写が行え
るようにした画像記録装置用加熱装置を提供することを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、熱現像感光材料に
記録された画像を熱現像して受像材料へ熱転写する画像
記録装置であって、前記熱現像感光材料と受像材料の少
なくとも一方を挟持して搬送するローラと、該ローラに
対向して設けられ該ローラの軸方向に複数の加熱素子を
備えたヒータと、前記ローラの温度を検出する温度セン
サと、外気温度を検出する外気温度センサと、前記温度
センサ出力に基づいて前記ローラの温度を予め設定され
る所定温度となるように前記ヒータを制御すると共に前
記外気温度センサ出力に基づいて前記予め設定される所
定温度を変化させる制御回路と、を設けたことを特徴と
している。

（作用） 本発明によれば、外気温度と加熱ローラの温度とに基づ
いて、外気温度が一定の場合には加熱ローラの温度が予
め設定された温度に制御され、外気温度が上昇する場合
には加熱ローラの設定温度が下げられ、また外気温度が
低下する場合には加熱ローラの設定温度が上げられる。

この場合、加熱ローラは軸方向端部が中央部よりも多く
加熱されるので、軸方向端部からの放熱が大きくても、
加熱ローラの軸方向に沿った温度勾配は小さい。

また軸方向の複数箇所で温度を測定し、各加熱素子を別
個に制御すればさらに温度勾配は少なくなる。

〔発明の効果〕

従つて、本発明によれば、外気温度の変化に拘らず加熱
ローラの表面温度勾配を少なくして熱塊−像や熱転写を
均一に行うことができる、という効果が得られる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図には本発明の実施例による画像記録装置１０が示
されている。

この画像記録装置ｌＯでは、機台１２内へマガジン１４
が搭載されて熱現像感光材料１６を収容シテイル、この
感光材料１６はマガジン１４から引き出され、カッタ１
８で必要長さに切断された後に機台１２内へ設置された
露光ドラム２ｏの外周へ巻き付けられ、露光ヘッド２２
で露光された後にスクレーバ２４で剥離されて水塗布部
３４へ送られる構成である。

水塗布部３４ではタンク６５内の水が感光材料１６へと
塗布され、水が塗布された感光材料１６は重ね合わせ部
２６へと送られる。

一方受像紙３２はカセッｌ−３０へ収容された状態で供
給され、その最上層から重ね合わせ部２６へと送られる
。

重ね合わせ部２６において感光材料１６と受像紙３２と
が重ね合わされた後に熱現像／転写部２８へと送られる
ようになっている。熱現像／転写部２８の後流には剥離
部３６が設けられ、剥離部３６の後流では集積装置３８
へ感光材料１６が送られ、受像紙３２は取出部４ｏへと
送られるようになっている。

前記熱現像／転写部２８には、第２図に詳細に示される
ように入側に一対の第１加熱ローラ５゜及び一対の第２
加熱ローラ５２が隣接して配置されている。また出側に
は一対の搬送ローラ５４が配置され、第２加熱ローラ５
２と搬送ローラ５４との中間部には一対の第３加熱ロー
ラ５６が配置されている。

さらに第２加熱ローラ５２と第３加熱ローラ５６との間
には熱現像感光材料１６と受像紙３２のパスラインを挟
んでガイド板５Ｂが配置され、第３加熱ローラ５６と搬
送ローラ５４との間にはガイド板６０が配置されている
。第１加熱ローラ５０、第２加熱ローラ５２．第３加熱
ローラ５６及び搬送ローラ５４はいずれも駆動！置であ
るモータ（図示せず）により同期して駆動回転されるよ
うになっている。

前記第１加熱ローラ５０、第２加熱ローラ５２及び第３
加熱ローラ５６はゴム製で、搬送ローラ５４も同様にゴ
ム製となっている。この第１加熱ローラ５０、第２加熱
ローラ５２および第３加熱ローラ５６の外周には、各加
熱ローラの軸方向に沿って各１対のヒータ６６．６８．
６９が各々配置されている。これらのヒータ６６．６８
．６９は各に制御回路７４の電源装Ｍ１４Ｄに接続され
ている。

各ヒータ６６．６８．６９は、各加熱ローラ５０．５２
．５６の軸方向に沿って複数個に分割された加熱素子を
存している。これをヒータ６６を例にとって第３図に従
い説明すると、ヒータ６６は加熱ローラ５０の軸方向中
央に配置される加熱素子６６Ａ、軸方向両端に対応して
配置される加熱素子６６Ｂ、６６Ｃを備えている。従っ
て加熱ローラ５０の軸方向中央と両端を別個に加熱でき
る。

加熱ローラ５０．５２．５６にはそれぞれ温度センサ５
０Ａ、５２Ａ、５６Ａがヒータ６６．６８．６９には、
それぞれヒータの温度を検出する温度センサ６７Ａ、６
８Ａ、６９Ａが配置され、機台側面には外気温を測定す
る外気温度センサ７２が取付られている。これらのセン
サ５０Ａ、５２Ａ、５６Ａ、６７Ａ、６８Ａ、６９Ａ、
７２は制御回路７４のマルチプレクサ７４Ａに接続され
ている。

またこれらのセンサのうち、センサ５０Ａ、５２Ａ、５
６Ａは、センサ５０Ａを例にとって第３図に示すように
、ローラ軸方向に３個配置され、ローラ中央部、両端部
の温度をそれぞれ検出できるようになっている。

制御回路７４はマルチプレクサ７４Ａ１センサ出力をデ
ィジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器７
４Ｂ、マイクロコンピュータ７４Ｃおよび電源装置’７
４Ｄから構成される装置？４Ｄはヒータ６６、６８、６
９の各々に接続されている．マイクロコンピュータ７４
ＣのＲＯＭには、第４図に示すルーチンのプログラムお
よび第５図に示す加熱ローラ設定温度ＴＯと外気温度Ｔ
との関係がテーブルとして予め記憶されている。

この設定温度Ｔｏは加熱ローラの軸方向に亘って、一定
であり、外気温度Ｔが上昇するに従って放熱が少なくな
るので、外気温度が上昇するに従って小さくなるように
設定温度Ｔｏが定められている。

次に本実施例の動作を説明する。

マガジン１４から取り出された熱現像感光材料１６は露
光ドラム２０へ巻き付けられ、露光ヘッド２２で露光さ
れた後、水塗布部３４へと送られる。

一方カセット３０へ収容された受像紙３２は最下層の受
像紙３２が搬送ローラ４２により重ね合わせ部２６へと
送られる．水塗布部３４で水塗布が行われた感光材料ｌ
６は重ね合わせ部２６へと送られ、感光材料１６の画像
面と受像紙３２の転写面とが重ね合わされた後、熱現像
／転写部２日へ送られる。

第２図に示されるように熱現像／転写部２８では、重ね
て搬送される熱現像感光材料１６と受像紙３２とが第１
加熱ローラ５０，第２加熱ローラ５２および第３加熱ロ
ーラ５６を通って加熱される．この加熱温度は確実な熱
現像及び熱転写を行うために所定の加熱量が必要である
。

そして、転写後に密着したままの状態の感光材料１６と
受像紙３２は熱現像／転写部２Ｂから剥離部３６へと送
られ、感光材料１６は集積装置３Ｂへ収容され、受像紙
３２は取出部４０へと送られて取り出される。

次に加熱ローラの温度制御ルーチンを第４図に従って説
明する。画像記録装置の電源がオンされると、ステップ
１００で初期化が行われ、ステップ１０２でディジタル
変換されてマイクロコンピュータのＲＡＭに記憶されて
いる外気温度Ｔ、加熱ローラの温度ＴＩ＋　　〜ＴＨｓ
およびヒータの温度Ｔｈ。

を読込む。次のステップ１０４では、テーブルに従って
現在の外気温度Ｔに対する設定温度ＴＯを計算し、ステ
ップ１０６において３個の温度センサ５０Ａによって検
出される加熱ローラの軸方向に離れた３個所の各温度Ｔ
ＲＩ　〜ＴＨｓ　と設定温度Ｔｏとを比較する。またス
テップ１０６においては、ヒータの温度Ｔｈ、と、ヒー
タの許容最高温度Ｔ＊＊ｘとを比較する。そして、ヒー
タの温度Ｔｈ、がＴｍａｘ以下でかつ、加熱ローラの温
度ＴＨ＋　〜ＴＨ３が設定温度Ｔｏ以下のときはステッ
プ１０日で電源装置７４Ｄを制御してヒータ６６．６８
．６９の各加熱素子へ別個に通電し、一方ヒータの温度
Ｔｈ−がＴｌ１ｍＩ＋以下でかつ、加熱ローラの温度Ｔ
１１．〜ＴＨ３が設定温度Ｔｏ以上のとき、あるいはヒ
ータの温度ＴｈｇがＴＩＩａＸより大きいときはステッ
プ１１０で電源装置７４Ｄを制御してヒータ６６．６８
．６９の各加熱素子に流れる電流を別個に遮断する。

ここで、外気温が低いと、加熱ローラの両端からの放熱
が多いので加熱時の温度上昇が弛やかであり、このため
加熱素子６６Ａに比べて、ローラ両端にある加熱素子６
６Ｂ、６６Ｃへより長く通電することになる。

以上のようにヒータに流れる電流を断続させることによ
り加熱ローラの温度が設定温度Ｔｏに制御され、加熱ロ
ーラの表面温度が軸方向に勾配の小さい所定範囲内の温
度に制御される。また、外気温度に応じて設定温度Ｔｏ
を変化させているため、外気温度の変化よって加熱ロー
ラの表面温度が所定範囲外の値になることはない。

また上記実施例ではローラの軸方向に沿って複数の温度
センサを設けたが、単一の温度センサであってもよい。

なお、上記ではヒータに流れる電流を断続させることに
よりヒータの温度を制御する例について説明したがヒー
タに流れる電流の大きさを変化させることによってヒー
タの温度を制御するようにしてもよい。

なお、上記では、熱現像と転写を同時に行うもの、即ち
露光された熱現像感光材料と受像材料とを重ねあわせて
加熱し熱現像と熱転写とを同時に行う熱現像／熱転写部
が設けられた画像記録装置について説明したが、本発明
は露光された熱現像感光材料を熱現像する熱現像と、熱
現像された感光材料受像材料とを重ねあわせて加熱し受
像材料に画像を転写する熱転写とを別個に行う画像記録
装置であっても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される画像記録′！Ｊ置の断面図
、第２図は本発明の実施例の概略図、第３図は第２図の
右側面図、第４図は上記実施例の処理ルーチンを示す流
れ図、第５図は上記実施例における加熱ローラ設定温度
と外気温度との関係を示すグラフである。 １６・・・熱現像感光材料、 ２８・・・熱現像／転写部、 ３２・・・受像紙、 ５０・・・第１加熱ローラ、 ５２・・・第２加熱ローラ、 ５６・・・第３加熱ローラ、 ６６．６８．６９・・・ヒータ、 ６６Ａ、６６Ｂ、６６Ｃ・・・加熱素子、５０Ａ、５２
Ａ、５６Ａ、６７Ａ、６８Ａ、６９Ａ・・・温度センサ
、 ７２・・・外気温センサ、 ７４・・・制御回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱現像感光材料に記録された画像を熱現像して受
   像材料へ熱転写する画像記録装置であって、前記熱現像
   感光材料と受像材料の少なくとも一方を挟持して搬送す
   るローラと、該ローラに対向して設けられ該ローラの軸
   方向に複数の加熱素子を備えたヒータと、前記ローラの
   温度を検出する温度センサと、外気温度を検出する外気
   温度センサと、前記温度センサ出力に基づいて前記ロー
   ラの温度を予め設定される所定温度となるように前記ヒ
   ータを制御すると共に前記外気温度センサ出力に基づい
   て前記予め設定される所定温度を変化させる制御回路と
   、を設けたことを特徴とする画像記録装置。
2. （２）前記温度センサは加熱ローラの軸方向端部と中央
   部とで別個に温度測定し、前記所定温度となるように各
   加熱素子を制御できる前記特許請求の範囲第１項に記載
   の画像記録装置。