JPS6224526Y2 - - Google Patents

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JPS6224526Y2
JPS6224526Y2 JP3951282U JP3951282U JPS6224526Y2 JP S6224526 Y2 JPS6224526 Y2 JP S6224526Y2 JP 3951282 U JP3951282 U JP 3951282U JP 3951282 U JP3951282 U JP 3951282U JP S6224526 Y2 JPS6224526 Y2 JP S6224526Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin foam
foam sheet
packaging
sheet
polyolefin resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP3951282U
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English (en)
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JPS58143229U (ja
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Priority to JP3951282U priority Critical patent/JPS58143229U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は果物を箱詰め包装する際に用いる緩衝
材・間紙に関するものである。
果物のように僅かな衝撃によつても損傷し易い
商品を段ボール箱等に詰めて包装する場合には精
密機械や電気製品等を包装する場合とは異なる包
装技術を必要とする。すなわち、果物の表面損傷
を防ぐため、果物に直接接触する緩衝材はあくま
でも柔軟であることが必要であるが、柔軟なだけ
では果肉を損傷するような局所的な圧迫または衝
撃の力を分散させることができないばかりでな
く、コシがないため作業性が悪いという欠点が現
われる。そこで柔軟性に併せて適度の剛性を持つ
ことも求められる。この課題を、従来は段ボー
ル、発泡プラスチツクシート、あるいは目の粗い
網状に成形した発泡プラスチツクなど、物性の異
なる複数の緩衝材を併用することにより解決する
のが普通であつた。しかしながら、このような包
装方法は、緩衝材を何種類も用意しておく必要が
ある;包装された果物が商品として見栄えが悪
い;機械化が困難で多くの人手と時間を要する;
包装後の過湿状態のために段ボールのコシが損な
われる;など多くの欠点があつた。したがつて、
包装コストの削減と商品価値の向上のために、上
述のような欠点のない包装を可能にする緩衝材の
出現が望まれていた。
本考案は上記要望に答えうる緩衝材、すなわち
波形の表面凹凸を有するポリオレフイン系樹脂発
泡シートをポリスチレン系樹脂発泡シートの片面
または両面に積層してなる果物包装用間紙を提供
するものである。
以下具体例につき図面を参照しながら本考案を
説明する。
第1図は本考案の代表的な実施例を示すもので
ある。この例は、表面が平らなポリスチレン系樹
脂発泡シート1の片面に、規則的な波形の凹凸を
片面に持つポリオレフイン系樹脂発泡シート2
を、その平坦面を接着面として接着したものであ
る。
ポリスチレン系樹脂発泡シート1は間紙に剛性
を持たせる役割をはたす。その表面は、積層を容
易にするために、平坦なほうがよい。比較的軽量
の果物を包装するための間紙のように剛性をそれ
ほど要求されない間紙の場合には、ポリスチレン
系樹脂発泡シート1として、ポリスチレンにポリ
エチレンを混合した素材から作られた発泡シート
−剛性は多少低いが緩衝能力の点で有利である−
を用いてもよい。この層の厚みは普通0.5〜5
mm、望ましくは1〜2mmとする。また密度は0.03
〜0.35g/cm3程度が好ましい。
ポリオレフイン系樹脂発泡シート2は、その表
面を直接果物に接触させて緩衝作用を発揮させる
ためのものである。その素材としてはポリエチレ
ン又はポリプロピレンが適当であるが、特に好ま
しいのは前者である。波形凹凸は、柔軟なポリオ
レフイン系樹脂発泡シートのもともと優秀な表面
保護作用を一層すぐれたものとする。この波形は
第1図の例における波形のように正弦波状のもの
に限られるわけではなく、第2図のような矩形波
状、あるいは第3図のような半円の繰返しであつ
てもよい。このシート層の平均厚みは1〜10mm程
度、望ましくは3〜5mmとする。表面の凹凸度
は、このシート層“波”の頂部がある部分の厚み
をD、“波”の谷部がある部分の厚みをdとし
d/Dで表わすとき、1/4〜3/5程度が適当であ
る。また密度は0.02〜0.2g/cm3程度が好まし
い。
このようにポリスチレン系樹脂発泡シートと波
形表面を有するポリオレフイン系樹脂発泡シート
とを積層したことにより、果物表面の保護作用に
すぐれ、しかもコシがあるという、単独で果物包
装用の緩衝材となり得る間紙が実現したのであ
る。
本考案の間紙においては、ポリオレフイン系樹
脂発泡シートはポリスチレン系樹脂発泡シートの
両側表面に積層されていてもよく、またその波形
が間紙の表面に現われない配置つまり波形表面を
接着面とする配置で積層されていても差支えな
い。本考案の間紙はまた全体にわたり多数の貫通
孔を穿孔することにより通気性を付与したもので
あつてもよい。第4図〜第7図はそれぞれ上述の
ような本考案の別の実施例を示す断面図である
(各図において1はポリスチレン系樹脂発泡シー
ト、2はポリオレフイン系樹脂発泡シート、3は
貫通孔である。)。
本考案の間紙を製造する場合、ポリスチレン系
樹脂発泡シートとポリオレフイン系樹脂発泡シー
トとを接着して積層構造を得る方法は任意であ
る。すなわち、果物包装用間紙として使用した場
合に層間剥離を誘起するような強い力を受けるこ
とはほとんどないから、接着強度はそれほど問題
ではなく、接着剤による接着、Tダイによる押出
ラミネート法、熱融着による接着など、いずれの
方法を採用しても差支えない。またポリスチレン
系樹脂発泡シートとポリオレフイン系樹脂発泡シ
ートとの接触面全面にわたり接着せずに、部分的
に接着しても差支えない(例えばポリスチレン系
樹脂発泡シートとポリオレフイン系樹脂発泡シー
トとを重ね合わせ、両者を加熱された針棒により
穿孔すると同時にスポツト的に熱融着することに
より、第7図の構造の間紙を得てもよい。)。
本考案の間紙の標準的な使用法を第8図により
示すと、果物の大きさ及び配置に合わせて型付け
したプラスチツク製トレイ(パツク)4の凹部に
果物5を配置したものの間に一枚ずつ、ポリオレ
フイン系樹脂発泡シート面が果物に接触するよう
な配置で、本考案の間紙6を挿入する。なお7は
段ボール箱である。
次に上述のような構成に基づく本考案の間紙の
特長をまとめて示す。
(イ) 高度の柔軟性と適度の剛性とを併せ持つこと
により表面保護作用と緩衝吸収作用がすぐれて
いるから、果物包装用の緩衝材として単独で用
いても好結果が得られる。
(ロ) 上記(イ)により、果物の包装作業を簡略化し、
機械化をも可能にする。
(ハ) 段ボールのように湿度の上昇による物性(し
たがつて緩衝能力)の劣化を起こす恐れがな
い。
(ニ) 全体が発泡プラスチツクからなるので断熱性
がすぐれており、冷蔵されていた果物を輸送す
る場合に保冷にも有効である。
(ホ) 間紙自体が意匠的にすぐれていることに加え
て従来の間紙のように他の緩衝材を併用する必
要がないため、これを用いた包装体の見栄えが
よく、商品価値が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の実施例を示す斜視図。第2図
および第3図:本考案の間紙の表面凹凸形状の説
明図。第4図〜第7図:それぞれ本考案の間紙の
別の例を示す断面図。第8図:本考案の間紙の使
用例の説明図。 1:ポリスチレン系樹脂発泡シート、2:ポリ
オレフイン系樹脂発泡シート、3:貫通孔、4:
トレイ、5:果物、6:本考案の間紙、7:段ボ
ール箱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 波形の表面凹凸を有するポリオレフイン系樹
    脂発泡シートをポリスチレン系樹脂発泡シート
    の片面または両面に積層してなる果物包装用間
    紙。 (2) ポリスチレン系樹脂発泡シート層とポリオレ
    フイン系樹脂発泡シート層とを貫通する小孔が
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の間
    紙。
JP3951282U 1982-03-23 1982-03-23 果物包装用間紙 Granted JPS58143229U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3951282U JPS58143229U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 果物包装用間紙

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JP3951282U JPS58143229U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 果物包装用間紙

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JPS58143229U JPS58143229U (ja) 1983-09-27
JPS6224526Y2 true JPS6224526Y2 (ja) 1987-06-23

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ID=30050795

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JP3951282U Granted JPS58143229U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 果物包装用間紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193335A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Sakai Kagaku Kogyo Kk 緩衝材

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JP6400416B2 (ja) * 2014-09-30 2018-10-03 レンゴー株式会社 青果物の鮮度保持包装形態

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JP2002193335A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Sakai Kagaku Kogyo Kk 緩衝材

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JPS58143229U (ja) 1983-09-27

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