JPS6217424Y2 - - Google Patents

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JPS6217424Y2
JPS6217424Y2 JP1983002069U JP206983U JPS6217424Y2 JP S6217424 Y2 JPS6217424 Y2 JP S6217424Y2 JP 1983002069 U JP1983002069 U JP 1983002069U JP 206983 U JP206983 U JP 206983U JP S6217424 Y2 JPS6217424 Y2 JP S6217424Y2
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JP
Japan
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protrusions
contact
cross
synthetic resin
large number
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JP1983002069U
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JPS59109674U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、柔軟性のある合成樹脂発泡シートよ
りなる緩衝包装材に関するものである。
例えば梨等の果物を包装する場合の中間緩衝材
等として使用されている柔軟なポリエチレン樹脂
発泡シート等は、単独では腰が弱くて折れ曲り易
く保形性が劣り取り扱い難いものである。このよ
うな欠点を解消するものとして、本出願人におい
て、片面が波形をなす柔軟な合成樹脂発泡シート
2枚を、前記波形面同士を接触させかつ直角に交
差させて重ね合せて接着した緩衝材を提案したが
(実開昭54−136175号)、この場合、弾力性や緩衝
性等の物性を高め、引き裂き性や保形性を補える
ものの、外面が平坦面であるために、果物等の中
間緩衝材として使用した場合、これに接する果物
が密着してこの部分の通気性が悪くなり、通気性
を必要とする果物が傷み易くなる。
本考案は上記に鑑みてなしたものであり、表面
に平行な多数の凸条を有する2放の柔軟な合成樹
脂発泡シートを、双方の凸条が互いに交差接触す
る方向に相対接させて前記凸条同士の交差接触部
分で接着した緩衝包装材であつて、特に前記発泡
シートの一方は両面に多数の凸条を有してなるこ
とを特徴とするものである。
このような本考案の緩衝包装材は、少なくとも
一方の発泡シートの外面が多数の凸条を有する波
形面をなすので、その使用の際に前記波形面を果
物等の対象物品と接触する側にすれば、前記凸条
による凹凸が果物等の対象物品の滑り止め作用を
果すばかりか、特に果物等の対象物品が凸条部分
に当接して物品と包装材との間に凸条間の凹部に
よる空隙を存し、果物等が緩衝包装材に密着する
のを防止できることになる。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する
と、本考案に係る緩衝包装材Aは、表面に一方向
に平行な多数の凸条2を有する2枚の柔軟な合成
樹脂発泡シート1を、双方の発泡シート1,1の
凸条2,2が互に交差接触する方向となるように
相対接させて重ね合せ、これを前記凸条2,2同
士の交差接触部分で熱融着手段や接着剤等により
接着3してなるもので、特に前記発泡シート1,
1の一方は両面に多数の凸条2を有したものから
なる。前記柔軟な合成樹脂発泡シート1として
は、ポリエチレンやポリプロピレンおよびこれら
を主体とする共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のポリオレフイン系樹脂発泡体その他の
軟質合成樹脂発泡体、特に押出し発泡成形による
発泡シートが好適に用いられる。
第1図および第2図の実施例は片面に多数の凸
条2を有する発泡シート1と両面に多数の凸条
2,2を有する発泡シート1とからなる場合を、
第3図は両面に多数の凸条2,2を有する2枚の
発泡シート1,1よりなる場合を示している。こ
れら何れの実施例におても、2放の発泡シート
1,1の凸条2,2が互に交差接触する方向に相
対接させて前記交差接触部分で接着3してある。
上記における発泡シート1,1の凸条2,2の
方向は、発泡シートの押出し成形による配向方向
つまり押し出し方向と同方向、あるいは前記押出
し方向に対し直交方向もしくは斜め方向の何れで
あつてもよく、従つて2枚の発泡シート1,1の
凸条2,2の交差接触状態は縦横あるいは直角に
交差する場合のほか、図示のごとく直角以外の角
度で交差するものであり、その交差角度は狭角側
で5゜以上であることが望ましい。なお前記のよ
うに発泡シートがその押出し方向に対し直交方向
もしくは斜め方向の凸条を有するものの場合、耐
引裂き性が増し実施上より好適である。また発泡
シートの凸条2としては、第1図〜第3図のよう
に断面略波形の凹凸による場合のほか、第4図の
ごとき断面角形あるいは第5図のごとき断面略山
形等、種々の断面形状に形成して実施でき、この
凸条2の間隔および高さ等は発泡シートの厚みや
使用目的に応じて任意に設定できる。
本考案は、上記のように、表面に平行な多数の
凸条2を有するポリオレフイン系樹脂発泡体等の
2枚の柔軟な合成樹脂発泡シート1,1を双方の
凸条2,2が互に交差接触する方向に相対接させ
て前記凸条2,2の交差接触部分で接着してなる
ものであるから、2放の発泡シート1,1間には
交差接触せる凸条2,2間の凹部による空隙を保
有してかつ素材樹脂量の割に発泡シート一枚もの
よりも厚みが大きく、それゆえそれぞれの発泡シ
ート1の素材の持つ弾力性や緩衝性および断熱性
等の物性を前記積層構造による厚み保有と空間保
有性により相乗的に高めることができ、非常に優
れた緩衝保護効果および断熱効果を発揮できる。
例えば第6図のように梨等の果物をトレーに収納
して、これを段ボール内に積み重ね梱包する際の
中間緩衝材等として介装した場合にも果物等の対
象物品を傷付けるおそれがない。
しかも本考案の場合、2枚の発泡シート1,1
の凸条2,2が交差接触する方向に相対接させて
特に前記交差接触部分で接着3してあるために、
前記接着部分3がスポツト的でかつ全面に旦つて
略均等に存し、このことと、発泡シート1,1の
凸条2,2が交差していることとが相まつて、
各々の発泡シート1,1の方向性が相互に補なわ
れて柔軟な発泡シートよりなるにも拘らず適度に
腰があり、発泡シート単独では腰が弱く凸条2に
沿つて折れ曲り易くなるのを防止でき、保形性が
良くて取扱い易いものとなり、さらに引裂きに対
しても強く、耐久性に優れる。
それのみか、特に本考案においては、発泡シー
ト1の少なくとも一方が両面に多数の凸条を有す
るものからなるので、この発泡シート1の外面が
多数の凸条2を有する波形面をなすので、その使
用の際に前記波形面を果物等の対象物品と接触す
る側にすれば、前記凸条2による凹凸が果物等の
対象物品の滑り止め作用を果す上、果物等の対象
物品が凸条部分に当接して物品と包装材との間に
凸条2,2間の凹部による空隙を存し、果物等が
緩衝包装材に密着するのを防止でき、この部分に
良好な通気性を確保できる。
さらにこのように本考案の積層材は、弾力性、
緩衝性および断熱性に非常に優れているととも
に、強度および保形性も良く、殊に凸条を有する
外面の滑り止め作用により果物等の包装物品を動
きを規制でき、しかもこれに接する果物等との間
の通気性も良好に確保し得てその保護を良好にな
し、通気性を必要とする果物等の緩衝包装材とし
て特に好適に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は一部欠截斜視図、第2図は前図−線の拡大
断面図、第3図はそれぞれ他の実施例を示す断面
図、第4図および第5図は凸条の形状を異にした
発泡シートを例示する一部の断面図、第6図は使
用状態の1例を示す断面図である。 1……柔軟な合成樹脂発泡シート、2……凸
条、3……接着部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 表面に平行な多数の凸条を有する2枚の柔軟
    な合成樹脂発泡シートを、双方の凸条が互いに
    交差接触する方向に相対接させて前記凸条同士
    の交差接触部分で接着してあり、前記発泡シー
    トの一方は両面に多数の凸条を有してなること
    を特徴とする緩衝包装材。 2 合成樹脂発泡シートが、ポリエチレンやポリ
    プロピレンおよびこれらを主体とする共重合
    体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオ
    レフイン系樹脂発泡体その他の軟質合成樹脂発
    泡体よりなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の緩衝包装材。
JP206983U 1983-01-10 1983-01-10 緩衝包装材 Granted JPS59109674U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP206983U JPS59109674U (ja) 1983-01-10 1983-01-10 緩衝包装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP206983U JPS59109674U (ja) 1983-01-10 1983-01-10 緩衝包装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59109674U JPS59109674U (ja) 1984-07-24
JPS6217424Y2 true JPS6217424Y2 (ja) 1987-05-06

Family

ID=30133763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP206983U Granted JPS59109674U (ja) 1983-01-10 1983-01-10 緩衝包装材

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JP (1) JPS59109674U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54136175U (ja) * 1978-03-10 1979-09-21

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Publication number Publication date
JPS59109674U (ja) 1984-07-24

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