JP2018095264A - 緩衝シート - Google Patents

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翔子 南
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翔子 南
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Abstract

【課題】従来の緩衝シートは、膜厚が厚いとクッション性が低下し、極端に柔らかいもの、例えば食パンなどの緩衝シートに用いることができなかった。膜厚が薄く押してもすぐ凹む様な薄膜のフィルム緩衝材が用いられていた。しかし、このような緩衝シートは、薄く押してもすぐ凹む様な構造が災いして、腰がなく、形状を維持するのが困難であった。そこで本発明は、極端に柔らかいもの、例えば食パンなどの緩衝シートとして、クッション性が高く、しかも、腰を有して形状を維持しやすく、しかも折り曲げ等の形状変更が容易な緩衝シートを提供することである。
【解決手段】紙の一面または両面に、水分が含浸され、両面の最外層に耐水性樹脂層が設けられている緩衝シートを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品などを貯蔵、運搬する際に用いる緩衝シートに関する。
緩衝シートは、手軽に被緩衝物の物品を包装でき、そのような物品を外部からの衝撃から保護することができるものとして用いられている。このような緩衝シートは、クッション機能、量産性、成形性、耐久性、断熱性等の点で優れた特徴を有する合成樹脂を素材にしている。かかる緩衝シートとして、例えば、ポリエチレンシートに空気セルを貼合わせたもの、発泡ポリスチレンシート、発泡ポリエチレンシート、発泡ポリプロピレンシート等がある。
一方、紙、パルプ等の植物繊維を用いた緩衝シートとして、クレープを付けた薄紙を積層したもの、エンボス加工等で襞を付けた紙シート等が一般的に使用されている。
しかし、このような従来の緩衝シートは、膜厚が厚いとクッション性が低下し、極端に柔らかいもの、例えば食パンなどの緩衝シートに用いることができなかった。
そこで、被緩衝物が極端に柔らかいもの、例えば食パンなどの緩衝シートに、膜厚が薄く押してもすぐ凹む様な薄膜のフィルム緩衝材が用いられていた。しかし、このような緩衝シートは、薄く押してもすぐ凹む様な構造が災いして、腰がなく、形状を維持するのが困難であった。また、背後から強度の高い支持基材で支える方法もあるが、それでは緩衝シートの折り曲げ等の変形が困難になってしまい、被緩衝物の形状に合わせた緩衝シートとすることが困難であった。
他方、水分を含浸させる技術を持った緩衝シートとしては特許文献1のような文献が知られている。
実開平7−33875
本発明は、上記問題点を解決しようとするものであって、極端に柔らかいもの、例えば食パンなどの緩衝シートとして、クッション性が高く、しかも、腰を有して形状を維持しやすく、しかも折り曲げ等の形状変更が容易な緩衝シートを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するための、本発明の請求項1に係る発明は、紙の一面または両面に、水分が含浸され、両面の最外層に耐水性樹脂層が設けられている緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項2に係る発明は、紙の一面または両面に、水分がパターン状に含浸されている請求項1記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項3に係る発明は、前記紙と前記耐水性樹脂層が接着剤により接着してい
る請求項1または2記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項4に係る発明は、両面の前記耐水性樹脂層が部分的に溶着している請求項1から3何れか記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項5に係る発明は、両面の前記耐水性樹脂層が複数の閉鎖領域を形成する形状で溶着している請求項4記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項6に係る発明は、端部で両面の前記耐水性樹脂層が密着している請求項1から5何れか記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項7に係る発明は、前記耐水性樹脂層が熱可塑性樹脂からなる請求項1から6何れか記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明の請求項8に係る発明は、前記耐水性樹脂層がポリエチレンからなる請求項7記載の緩衝シートを提供するものである。
本発明に係る緩衝シートは、極端に柔らかいもの、例えば食パンなどの緩衝シートとして、クッション性が高く、しかも、腰を有して形状を維持しやすく、しかも折り曲げ等の形状変更が容易な緩衝シートを提供することを課題としている。
特に、水分がパターン状に含浸されていると、その水分量の調整が容易であり、適した大きさの気泡を有する緩衝シートとすることができる。
また、紙と耐水性樹脂層が接着剤により接着していると、確実に層構成を維持することが可能で、加工耐性が高くなる。
また、両面の前記耐水性樹脂層が部分的に溶着していると、確実に層構成を維持することが可能で、加工耐性が高くなる。
両面の前記耐水性樹脂層が複数の閉鎖領域を形成する形状で溶着していると、閉鎖領域単位で袋状とすることができ、その袋状の単位が複数形成される構造となり、折り曲げなどにより形状が変化させられても、緩衝の均一性をより高められる。
また、端部で両面の前記耐水性樹脂層が密着している緩衝シート端部から水分が抜けることがなくなり、全面での均質な緩衝作用を維持することができる。
また、耐水性樹脂層が熱可塑性樹脂からなると、熱溶着などが容易となり、より安価な緩衝シートが提供できる。
また、耐水性樹脂層がポリエチレンからなる構成により、より実用度の高い緩衝シートが提供できる。
本発明の緩衝シートの一つの実施形態を示す部分側面破断図である。 本発明の図1の実施形態を示す緩衝シートの部分側面破断図である。 本発明の図1の実施形態を示す緩衝シートの図2の実施形態とは異なる部分側面破断図である。 本発明の図1の実施形態を示す緩衝シートの水分含浸パターンを示す概念的部分平面図である。 本発明の図1の実施形態を示す緩衝シートの図4の実施形態とは異なる水分含浸パターンを示す概念的部分平面図である。 本発明の図1の実施形態を示す緩衝シートの溶着パターンを示す概念的部分平面図である。
本発明に係る緩衝シートの実施形態の一例について必要に応じて図面を援用して説明する。
本発明の緩衝シートは図1に示したように、順に第一の耐水性樹脂層11、第一の接着剤12、紙13、第二の接着剤14、第二の耐水性樹脂層15が積層している。その上で、紙13の片面または両面に水分が含浸している。この場合、片面に含浸させる場合は、よりクッション性が求められる側に含浸させる。
端部は、図2で示される様に紙23が端面に露出してもよいが、第一の耐水性樹脂層31と第二の耐水性樹脂層35が融着や接着などの手段により密着して、端部から紙33に含浸した水分が抜けないようにする方が好ましい。
水分は、紙全体に均一に含浸させても良いが、水分量調節のためにパターン状に含浸させているものでも構わない。例えば、図4の様に紙41に正方形状の含浸パターン42を多数設ける形状であってもよいし、図5の様に紙51に縞模様形状の含浸パターン52に設けるものであっても良い。また、円形等別の形状であっても構わない。この場合のパターン面積は紙表面面積の例えば10%以上90%以下等、適宜選択でき、正方形状の場合、図4の様に縦横整列している必要もなく、ずれたり角度をなしているものでも構わない。この場合の正方形の一辺の長さと正方形間の間隔の比も、例えば1:9から9:1等適宜選択できる。図5の縞模様形状の場合も、線幅と線間隔の比も、例えば1:9から9:1等適宜選択できる。この場合の正方形の辺長や線幅も、例えば0.1mmから1cm等適宜選択可能である。
また、この水分は必ずしも液体の水である必要はなく、例えば耐水性樹脂層のラミネート加工時の乾燥工程などで紙に含浸させた水が蒸発して水蒸気になって紙と耐水性樹脂層の間に気泡ができるバブリング現象が起きれば良い。さらに、温度が低いときは結晶化して氷状態となっている場合もある。
加えて、表裏でパターンやパターン角度が異なっていても良く、例えば表面が全面の含浸するベタパターンで、裏面が縞模様パターンであっても構わない。
端部も、図3の様に耐水性樹脂層同士が直接接着している必要はなく、接着剤等を介して接着するものでも良く、特に熱可塑性樹脂の場合は、ヒートシールにより熱可塑性樹脂同士が溶着し、容易に封止することができるとともに、容易にバブリング現象を引き出すことができる。
この場合の紙は、端部より耐水性樹脂層同士が直接接着している幅、例えばヒートシール幅より同じか長く後退している必要があるが、その幅は必要に応じて1mmから2cmなど適宜幅を設定することが可能である。
また、図6の様に井桁状にヒートシール62する場合、その部分には紙があっては耐水性樹脂層同士が直接接着できないため、井桁状のヒートシール62に囲まれた袋状の正方形の領域に紙が存在し、そこが袋61を構成することになる。その場合のヒートシール幅
は1mmから1cmなど適宜幅を設定することが可能である。同様に、袋の大きさも、1cm×1cmサイズから10cm×10cmサイズなど、各種設定可能である。もちろん、ヒートシールに代えて接着剤による接着でも構わない。
この場合に用いられる紙は、上質紙、アート紙、包装用原紙、中質紙、上更紙、コート紙、クラフト紙、ボール紙、カード紙の他、多くの種類から選択可能である。また、この場合の加味の坪量としては、100g/m以上300g/m以下、好ましくは180g/m以上250g/m以下が良い。
紙は、クッション性があり、しかも腰がある材料が求められているので、複数の紙層からなっているものも可能である。例えば、中層に比較的腰のある紙層で、表面に柔軟性の高い紙層になっている三層構成の紙などが考えられる。
耐水性樹脂層は耐水性樹脂である必要がある。ヒートシールするためにはこのうち熱可塑性樹脂が好ましい、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタンなど各種の熱可塑性樹脂を用い得るが、ポリエチレンが好ましい。膜厚は0.1mmから1mmなど各種のものが用い得るが、薄いほど透湿性が低くなり、厚いほど柔軟性が低くなるための、用途により適宜選択するのが好ましい。
耐水性樹脂層は、一層ではなく二層以上であっても構わない。なお、水分が逃げるのを防止するために水蒸気透過性の低いモンモリロナイト等の無機化合物や酸化珪素などの金属酸化物、アルミニウムなどの金属などの層が用いられるが、クッション性があまり高くない材料が多く、これらの積層物を用いられる用途は限られる。
接着剤は、ホットメルト系接着剤や二液硬化型接着剤や粘着材など各種の接着剤を用いることができる。場合によっては、このような接着剤を用いなくとも構わない。
このような緩衝シートの製造は、紙にコーターや印刷装置などでその表面に水を塗布または印刷したのち、接着剤を紙の両面に塗布し、耐水性樹脂層となる樹脂シートを貼り合せた後、ヒートシールするのが一般的であるが、片面ずつ水を塗布して接着剤を塗布し、最後にヒートシールする方法でも構わない。
このような緩衝シートは、平面状そのままでも被緩衝物に当てて使用できるが、基材が紙であるので、折って使用することができ、なおかつ腰があるのでその被緩衝物の形状に合わせて緩衝することができる。
本発明の樹脂シートは、各種被緩衝物のうち、特に脆弱な物品、例えば食パンなどの脆弱な物品の保存や輸送時に、その形状に合わせた形状のまま緩衝させることができる。
11、21、31…第一の耐水性樹脂層
12、22、32…第一の接着剤
13、23、33、41、51…紙
14、24、34…第二の接着剤
15、25、35…第二の耐水性樹脂層
42、52、…含浸パターン
61…袋
62…ヒートシール

Claims (8)

  1. 紙の一面または両面に、水分が含浸され、両面の最外層に耐水性樹脂層が設けられている緩衝シート。
  2. 紙の一面または両面に、水分がパターン状に含浸されている請求項1記載の緩衝シート。
  3. 前記紙と前記耐水性樹脂層が接着剤により接着している請求項1または2記載の緩衝シート。
  4. 両面の前記耐水性樹脂層が部分的に溶着している請求項1から3何れか記載の緩衝シート。
  5. 両面の前記耐水性樹脂層が複数の閉鎖領域を形成する形状で溶着している請求項4記載の緩衝シート。
  6. 端部で両面の前記耐水性樹脂層が密着している請求項1から5何れか記載の緩衝シート。
  7. 前記耐水性樹脂層が熱可塑性樹脂からなる請求項1から6何れか記載の緩衝シート。
  8. 前記耐水性樹脂層がポリエチレンからなる請求項7記載の緩衝シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115226998A (zh) * 2018-06-28 2022-10-25 京洛株式会社 结构体、结构体的制造方法以及制造结构体的系统

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