JPS62245009A - ボイラ自動制御装置 - Google Patents

ボイラ自動制御装置

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JPS62245009A
JPS62245009A JP8801286A JP8801286A JPS62245009A JP S62245009 A JPS62245009 A JP S62245009A JP 8801286 A JP8801286 A JP 8801286A JP 8801286 A JP8801286 A JP 8801286A JP S62245009 A JPS62245009 A JP S62245009A
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JP
Japan
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steam temperature
boiler
soot blower
temperature
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP8801286A
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English (en)
Inventor
山野辺 さちを
田中 三雄
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62245009A publication Critical patent/JPS62245009A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、火力発電所のボイラ自動制御装置に係り、特
に、伝熱部へのスートブロア注入時の蒸気温度急変動と
防止するに好適なボイラ蒸気温度制御方式に関する。
〔従来の技術〕
ボイラの蒸気温度制御は、「ボイラの自動制御」(オー
ム社)23〜25頁等に述べられている。
一方、スートブロアの制御法については、本書207頁
に示されているように、ボイラの伝達面にスケールが付
着して熱伝達率を下げ、ボイラ熱吸収バランスのずれを
生じる為、蒸気温度を定格値まで保持出来ず、定期的に
スートブロアを注入することにより、蒸気温度の低下を
防止する旨のことが記載されている。
しかしながら、このスートブロア注入による、制御系へ
の影響及び対策についてはこれまで配慮されていなかっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の従来技術においては、スートブロア注入による蒸
気温度制御への影響については配慮されておらず、スー
トブロア注入によるボイラ水蒸気管熱伝達率の上昇に伴
い、蒸気温度が急変動し、プラントの大きな外乱となる
問題があった。
本発明の目的は、このスートブロア注入時の蒸気温度急
変動を防止し、プラントの安定した運用を供するところ
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、伝達部へのスートブロア注入時に、過熱器
スプレ又は再循環ガス量の制御ゲインを。
通常制御ゲインとは独立して設定することにより、蒸気
温度の変動を抑制することで達成出来る。
〔作用〕
伝熱部へスートブロアが注入されると、スートブロアに
よる伝熱部の水蒸気管熱伝達率上昇により蒸気温度が急
変動するが、これはスートブロア注入による伝熱部特性
変化に対応した最適制御ゲインを与えることにより、蒸
気温度変動幅を極小に抑制できる。
〔実施例〕
以下1本発明の一実施例につき、図面を参照して詳細に
説明する。
第3図により、本発明が対象とする火力発電プラントの
概要を説明する。
火力発電プラントは、ボイラ50.タービン2゜発電機
3の主機により構成される。
ボイラ自動制御装fl!101は、発電機3の負荷変動
にかかわらず、タービン2人口蒸気の圧力。
温度を規定値に維持する為、燃料流調弁70.給水流調
弁23及び空気流量等を制御するものである。
さらに、燃焼ガスの流れについて説明すると、ボイラ内
部火炉にて燃焼したガスは、まず火炉壁25にて熱吸収
された後、2次過熱器(以下2S11という、)29.
再熱器(以下RHという、)52.1次過熱器(以下I
SHという、)27゜節炭器(以下ECOという、)2
4を通り、一部は再循環ガスとしてガス再循環(以下G
RFという、)54の入口ダンパ53を介して火炉内へ
注入され、火炉壁(以下WWという、)25.ドラム2
6.28H29,RH52,l5H27゜EC024で
の伝熱量調整に使用さね、残りは空気予熱器などを通り
1M突より排出される。
また、その他の制御装置として中央操作盤102゜スー
トブロア盤103などがある。
この図を使って、水蒸気の流れをより詳細に説明する。
まず、ボイラ給水ポンプ(以下RFPという、)にて加
圧された水は、給水流量調節弁23にて。
流量調節された後、EC024にて加熱され、WW25
で過熱され蒸気となる。
この蒸気はドラム26にて、過熱蒸気と飽和水に分離さ
れる。ドラム26から排気される蒸気はl5H27で過
熱され、さらに給水の一部をSRスプレ弁15を介して
減温器28にて注水された水と融合しさらに23H29
にて過熱され、高圧タービン2へ送られる。
高圧タービン2にて熱エネルギーが失なわれた排出蒸気
は、非常用のRHfi温器105を通ってRH52にて
再度過熱された中圧タービン49へ送られこれを駆動す
る。RH減温器105にはRHスプレ弁104を介して
給水の一部が注入され再熱蒸気温度制御に使用される。
尚、各伝達部には、スートブロア用の蒸気井(シャット
オフバルブ30〜34)があり、30〜34を関して蒸
気を各伝熱部外壁に吹き付け。
付着したスケールを除去し、伝熱効率を向上させる。
又、30〜34のバルブの開操作はスートブロア制御装
置1103あるいは運転員の選択により実施される。
第5図に、従来主蒸気温度制御におけるスートブロア注
入時の、主蒸気温度偏差、減温器出口蒸気温度偏差、S
l(スプレ弁操作信号の挙動を示す。
2SH29へのスートブロア注入では、28H伝熱効率
向上により、主蒸気温度が急上昇している。2SH29
での温度急上昇の理由は、2SH29が減温器28より
後段に設置されていることから、28H29への直接の
外乱(例えば今回のような2SHへのスートブロア注入
)に対しての制御手段がないこと、28H29の特性自
体を変える事による、制御系伝達関数に対応した制御ゲ
インの調整を実施していない為である。
次に、l5H27へのスートブロア注入では。
28H29と同様に、主蒸気温度の上昇が見られるが2
SHへのスートブロア注入時と比較し温度上昇は小さい
、これは、減温器28でのSHスプレ注水による上記外
乱吸収効果に依るものではあるが、従来のプラント運転
中に見られる温度変動に対する制御法4例えば温度急変
を微分器により演算し、SHスプレ弁15の制御信号を
補償する方法を用いても、温度上昇を抑制する事は因業
である。
また、WW25へのスートブロア注入では、主蒸気温度
に対してはマイナスの偏差として表われる。これは、W
W25での熱吸収率が向上する為。
煙道ガス温度が下がり、28H29での煙道ガスによる
熱供与が減少する為である。
同様に1図示しないが再熱蒸気温度系においてもRH5
2へのスートブロア注入時、RH伝熱効率向上による再
熱蒸気温度の急上昇が見られる。
第1図に本発明を主蒸気温度制御系へ適用した場合の制
御回路を示す。
スートブロアを注入しない通常制御時においては、主蒸
気温度信号6は設定値と偏差演算器7にて比較され比例
・積分器8にて演算され、その出力は減温器出口温度信
号5に対する設定値となり。
偏差演算器9にて比較され、比例・積分器10にし演算
されその出力は加算器12へ送られ、スプレ弁15の基
本開度指令信号となる。
ここで、比例・積分器10の比例・積分ゲインは関数発
生器201で比例ゲインを、206にて積分ゲインを発
電機出力34を指標に設定し、スートブロア不使用時に
は切替スイッチ301がONすることにより選択される
同時に微分回路11に与える補正信号についても関数発
生器401でゲイン調整を実施する。
次に、スートブロア使用時の制御ゲイン調整回路につい
て述べる。
本図において、切替スイッチ302,303゜304.
305は、それぞれEC024,WW25゜LSI(2
7,28H29へのスートブロア注入時にONするスイ
ッチである。
ここで、上記スートブロア注入時に、関数発生器202
〜205で比例ゲインを、207〜21Gにて積分ゲイ
ンを設定する事により制御性の向上を図るものである。
同様にして、微分器11に入力する主蒸気温度偏・差信
号に対するゲイン調整を関数発生器402〜405にて
実施する。
本回路により、制御性の向上が可能となる。
この効果の原理を第6図をもって詳細に説明する。第6
図は蒸気温度制御系を伝達関数表示したものである。
二二で、比例・積分器8の比例ゲインKa及び積分時定
数Tcは、プロセスゲインKp 、プロセス時定数Tp
、プロセスむだ時間Lpを用いてTc == 3 、3
 Lp         ・= −(2)と求まること
が実験式より求まることが既知である。
ここで、スートブロア等の過熱器自体の特性を変える様
な外乱が無いかぎり上記(1)、(2)式に示されるK
p 、Tp 、Lpは発電機出力の関数として決定され
ることが既知である。
しかしながら本ケースの様なスートブロア注入時には、
プロセス29自体のKp + Lp l ’rpを急激
に変化させることになる。
即ち、(1)、(2)式により決定されるKc。
Tcは通常制御時とは独立した調整機能が必要となるこ
とが判る。
本機能を有することにより主蒸気温度の制御性向上が期
待出来る。
同様の理由により、第1図における微分器11に入力す
る信号に対するゲインも、スートブロア注入条件により
、独立して設定してやることにより、更に制御性向上が
可能となる。
第2図には1本発明を再熱蒸気温度制御系に適用した場
合の実施例を示す。
基本的な考え方は主蒸気温度制御系と同様であり、比例
・積分器46の比例ゲイン及び積分ゲインを通常制御時
には関数発生器211,213にて設定しスートブロア
注入時には、関数発生器212、及び214にて設定す
るものである。
又、微分器47の入力信号に対しても、関数発生器40
6にて通常時のゲインを、スートブロア注入時には関数
発生器407にて独立設定可能としている。
本発明により、再熱蒸気温度のスートブロア注入時の急
変動を抑制することが可能となる。
本発明を採用した場合の特性として、−例を主蒸気温度
の場合を第4図に示す。
温度偏差は±8℃以下となり、良好な制御結果が得られ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、火力発電所のボイラの伝熱面スケール
付着による熱伝達率低下防止の為のスートブロア注入の
際に発生する、蒸気温度急変動を防止出来るため制御性
の向上及び主機寿命向上の効果が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主蒸気温度制御回路、第2
図は本発明の一実施例の再熱蒸気温度制御回路、第3図
は火力発電プラントの概要、第4図は本発明を主蒸気温
度制御に適用した場合の蒸気温度制御特性、第5図は従
来制御におけるスートブロア注入時の蒸気温度変動特性
、第6図は主蒸気温度制御系の伝達関数表示ブロック図
である。 101・・・ボイラ自動制御装置、29・・・2次過熱
器、52・・・再熱器、54・・・ガス再循環ファン、
24・・・卒、3[211 Hag−・・−8?′lミ氏湯−岱 委40 4に! φ 5[2] 第  ム  C]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、火力発電所のボイラにおいて、伝熱面スケールの付
    着を除去するスートブロアと、タービン入口蒸気温度を
    定格値に保つ過熱器及びこの入口に設置されスプレ注水
    により上記タービン入口蒸気温度を制御調整する感温器
    とから成る蒸気温度制御系において、ボイラ伝熱部への
    スートブロア操作時に、水蒸気管熱伝達率が急上昇する
    ことによる、タービン入口蒸気温度(以後主蒸気温度と
    称す。)の急変動を防止すべく、過熱器スプレ水注入の
    為の制御ゲインを通常制御時とは独立して有することを
    特徴としたボイラ自動制御装置。 2、ガス再循環ファンにより、煙道のガスの一部をボイ
    ラ火炉内に再循環し、煙道ガス量とその温度を変えて最
    終タービン入口温度(以後再熱蒸気温度と称す。)を制
    御する再熱蒸気温度制御系において、ボイラ伝達部への
    スートブロア注入時に再熱蒸気温度が急変動することを
    防止すべく、再循環ガス流量調整制御の為の制御ゲイン
    を通常制御ゲインとは独立して有することを特徴とした
    ボイラ自動制御装置。
JP8801286A 1986-04-18 1986-04-18 ボイラ自動制御装置 Pending JPS62245009A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114976A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Nippon Steel & Sumitomo Metal スーツブロワ作動時のボイラ制御方法およびボイラ制御装置
JP2014145521A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Hitachi Ltd 石炭ガス化複合発電プラントの運転制御方法及び石炭ガス化複合発電プラント
JP2015218960A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社Ihi ボイラ装置及びボイラ装置の制御方法

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