JP2528640Y2 - タービン強制冷却制御装置 - Google Patents
タービン強制冷却制御装置Info
- Publication number
- JP2528640Y2 JP2528640Y2 JP1990049840U JP4984090U JP2528640Y2 JP 2528640 Y2 JP2528640 Y2 JP 2528640Y2 JP 1990049840 U JP1990049840 U JP 1990049840U JP 4984090 U JP4984090 U JP 4984090U JP 2528640 Y2 JP2528640 Y2 JP 2528640Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam temperature
- turbine
- control device
- forced cooling
- control signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は発電用ボイラータービンの制御装置に関す
る。
る。
［従来の技術］ 従来は、主蒸気／再熱蒸気温度の設定値の時間経過に
よる変化に対して、SH（過熱器）スプレ及び水燃比（給
水と燃料との比、すなわち、発電要求量から定まる給水
量に対して設定された水燃比となるよう燃料量を操作す
るもの）/RH（再熱器）スプレ及びRHガスダンパを操作
してボイラ蒸気温度を制御している。
よる変化に対して、SH（過熱器）スプレ及び水燃比（給
水と燃料との比、すなわち、発電要求量から定まる給水
量に対して設定された水燃比となるよう燃料量を操作す
るもの）/RH（再熱器）スプレ及びRHガスダンパを操作
してボイラ蒸気温度を制御している。
［考案が解決しようとする課題］ タービンを強制冷却するために、ボイラの蒸気温度の
設定値を時間的に徐々に（通常約５時間）下げる温度制
御方式において主蒸気はSHスプレ及び水燃比、再熱蒸気
はRHスプレ及びRHガスダンパを操作して蒸気温度を制御
している。従来ガス再循環量（GR）は負荷の関数により
操作している。
設定値を時間的に徐々に（通常約５時間）下げる温度制
御方式において主蒸気はSHスプレ及び水燃比、再熱蒸気
はRHスプレ及びRHガスダンパを操作して蒸気温度を制御
している。従来ガス再循環量（GR）は負荷の関数により
操作している。
本考案は、GR量の操作に従来の負荷の関数による操作
に加えて再熱蒸気温度設定値の関数を加えることによ
り、蒸気温度の制御性をさらに向上する事実を利用する
ものである。
に加えて再熱蒸気温度設定値の関数を加えることによ
り、蒸気温度の制御性をさらに向上する事実を利用する
ものである。
［課題を解決するための手段］ 主蒸気／再熱蒸気温度の設定値は、約５時間かけて約
170℃下げられる。この設定値に従って主蒸気はSHスプ
レ増及び水燃比減、再熱蒸気はRHスプレ増及びRHガスダ
ンパ減の制御動作を行うが、GR量を動かさない場合はそ
れぞれの操作端（特にRHスプレ）の動作幅は大きくな
る。このため本考案においてはGR量を先の再熱蒸気温度
設定値の関数により減少させ、強制冷却制御の制御性の
向上を図るものである。
170℃下げられる。この設定値に従って主蒸気はSHスプ
レ増及び水燃比減、再熱蒸気はRHスプレ増及びRHガスダ
ンパ減の制御動作を行うが、GR量を動かさない場合はそ
れぞれの操作端（特にRHスプレ）の動作幅は大きくな
る。このため本考案においてはGR量を先の再熱蒸気温度
設定値の関数により減少させ、強制冷却制御の制御性の
向上を図るものである。
［作用］ 主蒸気／再熱蒸気温度設定値の減少によりSHスプレ、
水燃比/RHスプレ、RHガスダンパが制御動作により操作
されるがこれに再熱蒸気温度設定値の関数によりGR量
（GRF（ガス再循環ファン）の入口ダンパあるいはGRF回
転数）を減少させ蒸気温度制御性の向上を図る。
水燃比/RHスプレ、RHガスダンパが制御動作により操作
されるがこれに再熱蒸気温度設定値の関数によりGR量
（GRF（ガス再循環ファン）の入口ダンパあるいはGRF回
転数）を減少させ蒸気温度制御性の向上を図る。
［実施例］ 以下、本考案の一実施例を第１図に基づいて説明す
る。
る。
第１図において、１は主蒸気温度制御信号で、切替器
４、変化率制限器５を介して制御信号６となって、SHス
プレー及び水燃比調節系へ送信される。２は再熱蒸気温
度制御信号で、変化率制限器５を介して制御信号６とな
って、RHスプレー及びRHガスダンパ調節系へ送信され
る。
４、変化率制限器５を介して制御信号６となって、SHス
プレー及び水燃比調節系へ送信される。２は再熱蒸気温
度制御信号で、変化率制限器５を介して制御信号６とな
って、RHスプレー及びRHガスダンパ調節系へ送信され
る。
タービン強制冷却制御時は、主蒸気温度制御信号１及
び再熱蒸気温度制御信号２の代わりに、それぞれ設定値
３が切替器４により選択されて変化率制限器５を介して
制御信号６となり、それぞれの調節系へ送信される。
び再熱蒸気温度制御信号２の代わりに、それぞれ設定値
３が切替器４により選択されて変化率制限器５を介して
制御信号６となり、それぞれの調節系へ送信される。
本考案においては、負荷の関数によるガス再循環量制
御信号８に加えて、前記制御信号６が入力されて再熱蒸
気温度設定値の関数を発生させる関数発生器７の出力信
号を加算器９にて加算し、GR量制御信号10としてGR量調
節系へ送信するようにしている。これにより、GR量は強
制的に減少される。第２図はその制御特性である。
御信号８に加えて、前記制御信号６が入力されて再熱蒸
気温度設定値の関数を発生させる関数発生器７の出力信
号を加算器９にて加算し、GR量制御信号10としてGR量調
節系へ送信するようにしている。これにより、GR量は強
制的に減少される。第２図はその制御特性である。
タービン強冷ONにて、切替器４の出力は主蒸気温度制
御信号１から設定値３の出力に切替わり、変化率制限器
５により制御信号６は主蒸気温度制御信号１から設定値
３の出力の値に変化率により変化する。
御信号１から設定値３の出力に切替わり、変化率制限器
５により制御信号６は主蒸気温度制御信号１から設定値
３の出力の値に変化率により変化する。
［考案の効果］ 本考案によれば、タービン強制冷却制御時での蒸気温
度制御において、再熱蒸気温度設定値の関数によりGR量
を強制的に減少させることにより制御性の向上を図るこ
とができる。
度制御において、再熱蒸気温度設定値の関数によりGR量
を強制的に減少させることにより制御性の向上を図るこ
とができる。
第１図は本考案の一実施例に係る制御装置の回路図であ
り、第２図はその制御特性を示す。
り、第２図はその制御特性を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】ボイラータービンからなる火力発電設備
で、タービンのメタル温度を強制冷却すべくボイラの蒸
気温度を徐々に低下させるものであって、ボイラの蒸気
温度制御の操作端が再熱器スプレ、過熱器スプレ、水燃
比及び再熱器ガスダンパである制御装置において、負荷
の関数による再循環量制御信号に再熱蒸気温度設定値の
関数を先行信号として加算するように構成したことを特
徴とするタービン強制冷却制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990049840U JP2528640Y2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | タービン強制冷却制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990049840U JP2528640Y2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | タービン強制冷却制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH048704U JPH048704U (ja) | 1992-01-27 |
| JP2528640Y2 true JP2528640Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31567876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990049840U Expired - Lifetime JP2528640Y2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | タービン強制冷却制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528640Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5360441A (en) * | 1976-11-12 | 1978-05-31 | Hitachi Ltd | Operation control system in thermal power station |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP1990049840U patent/JP2528640Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH048704U (ja) | 1992-01-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2528640Y2 (ja) | タービン強制冷却制御装置 | |
| JP2698141B2 (ja) | ドラムボイラのｆｃｂ時の給水制御装置 | |
| JPS60249609A (ja) | コンバインドサイクル発電プラントの負荷制御装置 | |
| JPH05340205A (ja) | 複合発電プラントの制御装置 | |
| JPS62245009A (ja) | ボイラ自動制御装置 | |
| EP0942152A4 (en) | STEAM COOLING CONTROL METHOD FOR POWER GENERATION PLANTS BY COMBINED CYCLES | |
| JPH1054508A (ja) | 主蒸気温度制御方法及び装置 | |
| JP2766375B2 (ja) | コンバインドサイクル発電プラントのバイパスダンパー制御方法 | |
| JP3354776B2 (ja) | 焼却炉複合プラント設備の運転方法 | |
| JPH0339165B2 (ja) | ||
| JP2642999B2 (ja) | コンバインドサイクルプラントの負荷制御装置 | |
| JP2664050B2 (ja) | 水中航走体の速度制御方法 | |
| JPS6020643B2 (ja) | ボイラ蒸気温度制御方式 | |
| JPS6390606A (ja) | コンバインドプラントのガバナフリ一制御装置 | |
| JPH0765729B2 (ja) | ボイラ自動制御装置 | |
| JPS63100237A (ja) | 石炭ガス化発電プラントの負荷制御方式 | |
| JPS61184306A (ja) | 蒸気タ−ビン再熱器加熱蒸気圧力制御装置 | |
| JPH10299509A (ja) | ガスタービンの高温部品出口蒸気温度制御方法及び装置 | |
| JPH031563B2 (ja) | ||
| JP2708592B2 (ja) | ボイラの起動時昇温制御装置 | |
| JPS61205702A (ja) | 火力発電プラント制御方法 | |
| JPS60524B2 (ja) | 複合サイクルプラントの出力制御装置 | |
| JPS60198310A (ja) | タ−ビンの制御装置 | |
| JPS6246103A (ja) | ボイラ自動制御装置 | |
| JPH0496694A (ja) | コージェネレーションプラントの出力制御装置 |