JP2698141B2 - ドラムボイラのｆｃｂ時の給水制御装置 - Google Patents
ドラムボイラのｆｃｂ時の給水制御装置Info
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- JP2698141B2 JP2698141B2 JP846589A JP846589A JP2698141B2 JP 2698141 B2 JP2698141 B2 JP 2698141B2 JP 846589 A JP846589 A JP 846589A JP 846589 A JP846589 A JP 846589A JP 2698141 B2 JP2698141 B2 JP 2698141B2
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- fcb
- boiler
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はドラムボイラのFCB（急速負荷遮断）時の給
水制御装置に係り、特にFCB時のボイラ給水ポンプ駆動
用タービンへの蒸気供給加減制御に関する。
水制御装置に係り、特にFCB時のボイラ給水ポンプ駆動
用タービンへの蒸気供給加減制御に関する。
ドラムボイラへ給水するボイラ給水ポンプを駆動する
タービンへの蒸気供給量制御は、ドラムレベルが所定の
値となるように蒸気供給加減弁の開度を制御することに
よつて行なつている。
タービンへの蒸気供給量制御は、ドラムレベルが所定の
値となるように蒸気供給加減弁の開度を制御することに
よつて行なつている。
第４図は、従来のこの種の給水制御装置を示してお
り、１は減算器、２はＰ＋Ｉ調節器（３要素）、３はＰ
＋Ｉ調節器（単要素）、４は加算器、５はＰ＋Ｉ調節
器、６は切替器（３要素−単要素）、７は切替器、８は
切替器（ホールド用）、９は関数発生器、10は加算器、
11は切替器（ホールド用）、12は蒸気供給加減弁操作駆
動部、13は蒸気供給加減弁である。
り、１は減算器、２はＰ＋Ｉ調節器（３要素）、３はＰ
＋Ｉ調節器（単要素）、４は加算器、５はＰ＋Ｉ調節
器、６は切替器（３要素−単要素）、７は切替器、８は
切替器（ホールド用）、９は関数発生器、10は加算器、
11は切替器（ホールド用）、12は蒸気供給加減弁操作駆
動部、13は蒸気供給加減弁である。
以上のような給水制御装置において、FCB時には、FCB
と同時に蒸気供給加減弁13の開度を規定開度まで急速に
開操作制御してドラムレベルの低下（タービン加減弁絞
込みによる圧力上昇と急速な燃料絞込みによる気泡の収
縮による）を防止するが、その後通常の制御に戻すとき
にボイラ発生蒸気流量よりも給水流量が多くなると、ド
ラムレベルが上昇し、オーバーシユートによつてドラム
レベルが過上昇することがある。
と同時に蒸気供給加減弁13の開度を規定開度まで急速に
開操作制御してドラムレベルの低下（タービン加減弁絞
込みによる圧力上昇と急速な燃料絞込みによる気泡の収
縮による）を防止するが、その後通常の制御に戻すとき
にボイラ発生蒸気流量よりも給水流量が多くなると、ド
ラムレベルが上昇し、オーバーシユートによつてドラム
レベルが過上昇することがある。
タービン駆動のボイラ給水ポンプを用いた給水制御に
おいて、FCB時の給水制御の難点は、ボイラ給水ポンプ
駆動用タービンの駆動蒸気源であるタービン抽気蒸気が
FCBと同士に喪失するので自缶ボイラの蒸気に切替る操
作が必要であり、この時の駆動蒸気源の確保とボイラ給
水ポンプ駆動用タービンへの蒸気供給加減弁制御であ
る。
おいて、FCB時の給水制御の難点は、ボイラ給水ポンプ
駆動用タービンの駆動蒸気源であるタービン抽気蒸気が
FCBと同士に喪失するので自缶ボイラの蒸気に切替る操
作が必要であり、この時の駆動蒸気源の確保とボイラ給
水ポンプ駆動用タービンへの蒸気供給加減弁制御であ
る。
特に、従来の給水制御装置では、FCB時のドラムレベ
ルの低下を防止した後の給水過多についての配慮がなさ
れておらず、ドラムレベルが過上昇する問題があつた。
ルの低下を防止した後の給水過多についての配慮がなさ
れておらず、ドラムレベルが過上昇する問題があつた。
従つて、本発明の目的は、FCB時のドラムレベルの低
下防止はもちろんのこと、その後の給水過多によるドラ
ムレベルの過上昇を防止することができる給水制御装置
を提供することにある。
下防止はもちろんのこと、その後の給水過多によるドラ
ムレベルの過上昇を防止することができる給水制御装置
を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、タービン駆動
のボイラ給水ポンプを用いたドラムボイラのFCB時の給
水制御装置において、FCB開始と同時に前記ボイラ給水
ポンプ駆動用タービンへの蒸気供給加減弁を規定開度ま
で急速に開操作制御し、ドラムレベルが上昇開始後は負
荷に応じて定められた変化率に従つて前記蒸気供給加減
弁を絞込み操作制御し、その後通常の加減操作制御に戻
す加減弁制御回路を設けたことを特徴とする。
のボイラ給水ポンプを用いたドラムボイラのFCB時の給
水制御装置において、FCB開始と同時に前記ボイラ給水
ポンプ駆動用タービンへの蒸気供給加減弁を規定開度ま
で急速に開操作制御し、ドラムレベルが上昇開始後は負
荷に応じて定められた変化率に従つて前記蒸気供給加減
弁を絞込み操作制御し、その後通常の加減操作制御に戻
す加減弁制御回路を設けたことを特徴とする。
FCBと同時に蒸気供給加減弁が規定開度まで急速に開
操作されるのでボイラ給水ポンプは十分な給水量を確保
してドラムレベルの低下を抑制する。そして、ドラムレ
ベルの低下が止まつて上昇に転じると負荷に応じて定め
られた変化率に従つて前記蒸気供給加減弁を絞込み操作
制御し、その後通常の加減操作制御に戻すので、給水過
多によるドラムレベルの過上昇が防止できる。
操作されるのでボイラ給水ポンプは十分な給水量を確保
してドラムレベルの低下を抑制する。そして、ドラムレ
ベルの低下が止まつて上昇に転じると負荷に応じて定め
られた変化率に従つて前記蒸気供給加減弁を絞込み操作
制御し、その後通常の加減操作制御に戻すので、給水過
多によるドラムレベルの過上昇が防止できる。
以下、第１図〜第３図を参照して本発明の実施例を説
明する。
明する。
第２図は、蒸気タービン運転プラントの系統図であ
り、21はボイラ、22はタービン蒸気加減弁、23は高中圧
タービン、24は低圧タービン、25は復水器、26,27はタ
ービン駆動形ボイラ給水ポンプ、28は電動機駆動形ボイ
ラ給水ポンプ、29は給水流量調節弁、30はタービン油気
パイプ、31は2SH入口蒸気パイプである。13は前記ボイ
ラ給水ポンプ26,27の駆動用タービンへの蒸気供給加減
弁であり、第４図を参照して前述した従来の蒸気供給加
減弁と同じものである。
り、21はボイラ、22はタービン蒸気加減弁、23は高中圧
タービン、24は低圧タービン、25は復水器、26,27はタ
ービン駆動形ボイラ給水ポンプ、28は電動機駆動形ボイ
ラ給水ポンプ、29は給水流量調節弁、30はタービン油気
パイプ、31は2SH入口蒸気パイプである。13は前記ボイ
ラ給水ポンプ26,27の駆動用タービンへの蒸気供給加減
弁であり、第４図を参照して前述した従来の蒸気供給加
減弁と同じものである。
前記ボイラ給水ポンプ26,27の駆動用タービンへの蒸
気供給源としては、通常、45％負荷以上ではタービン抽
気が使用され、45％負荷未満では低温再熱蒸気が使用さ
れ、FCB時には前記両蒸気とも喪失するので自缶ボイラ
の蒸気が使用される（切替えられる）。
気供給源としては、通常、45％負荷以上ではタービン抽
気が使用され、45％負荷未満では低温再熱蒸気が使用さ
れ、FCB時には前記両蒸気とも喪失するので自缶ボイラ
の蒸気が使用される（切替えられる）。
第１図は前記蒸気供給加減弁13を開閉操作制御する給
水制御装置のブロツク図であり、第４図を参照して前述
した従来の給水制御装置と同一の構成部品には同一参照
符号を付してその説明を省略する。
水制御装置のブロツク図であり、第４図を参照して前述
した従来の給水制御装置と同一の構成部品には同一参照
符号を付してその説明を省略する。
40はドラムレベルの変化量を微分する微分器、41はド
ラムレベルの設定値に対する高低をモニタするH/Lモニ
タ、42は切替器７と切替器11の間に設けられた切替器、
43は負荷に応じた目標値信号を発生する関数発生器、44
は負荷に応じた変化率信号を発生する関数発生器、45は
変化率制御器である。
ラムレベルの設定値に対する高低をモニタするH/Lモニ
タ、42は切替器７と切替器11の間に設けられた切替器、
43は負荷に応じた目標値信号を発生する関数発生器、44
は負荷に応じた変化率信号を発生する関数発生器、45は
変化率制御器である。
次に第３図を参照しながら制御動作を説明する。蒸気
供給加減弁13の開閉操作制御はFCBと同時に加算器10で
設定される規定の開度になるように切替器７と切替器42
によつて切替えられ、蒸気供給加減弁13はこの規定の開
度まで急速に開操作される。このとき、加算器10は関数
発生器９から負荷に応じて出力される開度補正信号と現
在の開度信号を加算して規定の開度信号を発生する。こ
の規定の開度信号は、負荷が大きいほど大きくなる。
供給加減弁13の開閉操作制御はFCBと同時に加算器10で
設定される規定の開度になるように切替器７と切替器42
によつて切替えられ、蒸気供給加減弁13はこの規定の開
度まで急速に開操作される。このとき、加算器10は関数
発生器９から負荷に応じて出力される開度補正信号と現
在の開度信号を加算して規定の開度信号を発生する。こ
の規定の開度信号は、負荷が大きいほど大きくなる。
FCBと同時にドラムレベルは下降するが、蒸気供給加
減弁13の開度が増して給水流量が増えることによりやが
て下降現象は止まり、上昇に転じる。微分器40はこの上
昇現象を捉えて切替器42を制御し、変化率制限器45から
出力される開度信号を蒸気供給加減弁操作駆動部12に与
えて開閉操作制御（絞込み操作制御）を開始する。この
とき変化率制限器45は、関数発生器43から負荷に応じて
出力される目標値信号と関数発生器44から負荷に応じて
出力される変化率信号に応じた開度信号を出力する。ド
ラムレベルの最下点からの回復速度は、高負荷でのFCB
では遅く、低負荷でのFCBでは早い。このために、関数
発生器44は負荷に応じた変化率信号を発生して加減弁開
度をドラムレベルの回復に合わせて制御する。
減弁13の開度が増して給水流量が増えることによりやが
て下降現象は止まり、上昇に転じる。微分器40はこの上
昇現象を捉えて切替器42を制御し、変化率制限器45から
出力される開度信号を蒸気供給加減弁操作駆動部12に与
えて開閉操作制御（絞込み操作制御）を開始する。この
とき変化率制限器45は、関数発生器43から負荷に応じて
出力される目標値信号と関数発生器44から負荷に応じて
出力される変化率信号に応じた開度信号を出力する。ド
ラムレベルの最下点からの回復速度は、高負荷でのFCB
では遅く、低負荷でのFCBでは早い。このために、関数
発生器44は負荷に応じた変化率信号を発生して加減弁開
度をドラムレベルの回復に合わせて制御する。
ドラムレベルが所定の設定値に対して許容偏差以内に
回復すると、H/Lモニタ41がこれを捉えて前記切替器７
を切替え、ドラムレベル信号に応じたドラムレベル単要
素制御に移る。
回復すると、H/Lモニタ41がこれを捉えて前記切替器７
を切替え、ドラムレベル信号に応じたドラムレベル単要
素制御に移る。
以上のように本発明は、FCB開始と同時に前記ボイラ
給水ポンプ駆動用タービンへの蒸気供給加減弁を規定開
度まで急速に開操作制御し、ドラムレベルが上昇開始後
は負荷に応じて定められた変化率に従つて前記蒸気供給
加減弁を絞込み操作制御し、その後通常の加減操作制御
に戻すようにしているので、給水過多によるドラムレベ
ルの過上昇を防止することができる。
給水ポンプ駆動用タービンへの蒸気供給加減弁を規定開
度まで急速に開操作制御し、ドラムレベルが上昇開始後
は負荷に応じて定められた変化率に従つて前記蒸気供給
加減弁を絞込み操作制御し、その後通常の加減操作制御
に戻すようにしているので、給水過多によるドラムレベ
ルの過上昇を防止することができる。
第１図は本発明になるドラムボイラのFCB時の給水制御
装置のブロツク図、第２図は蒸気タービン運転プラント
の系統図、第３図は制御特性図、第４図は従来のドラム
ボイラのFCB時の給水制御装置のブロツク図である。 12……蒸気供給加減弁操作駆動部、 13……蒸気供給加減弁、40……微分器、 41……H/Lモニタ、42……切替器、 43,44……関数発生器、45……変化率制限器。
装置のブロツク図、第２図は蒸気タービン運転プラント
の系統図、第３図は制御特性図、第４図は従来のドラム
ボイラのFCB時の給水制御装置のブロツク図である。 12……蒸気供給加減弁操作駆動部、 13……蒸気供給加減弁、40……微分器、 41……H/Lモニタ、42……切替器、 43,44……関数発生器、45……変化率制限器。
Claims (1)
- 【請求項１】タービン駆動のボイラ給水ポンプを用いた
ドラムボイラのFCB時の給水制御装置において、FCB開始
と同時に前記ボイラ給水ポンプ駆動用タービンへの蒸気
供給加減弁を規定開度まで急速に開操作制御し、ドラム
レベルが上昇開始後は負荷に応じて定められた変化率に
従つて前記蒸気供給加減弁を絞込み操作制御し、その後
通常の加減操作制御に戻す加減弁操作制御回路を設けた
ことを特徴とするドラムボイラのFCB時の給水制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP846589A JP2698141B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | ドラムボイラのｆｃｂ時の給水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP846589A JP2698141B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | ドラムボイラのｆｃｂ時の給水制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02192501A JPH02192501A (ja) | 1990-07-30 |
| JP2698141B2 true JP2698141B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11693883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP846589A Expired - Fee Related JP2698141B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | ドラムボイラのｆｃｂ時の給水制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2698141B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104964268B (zh) * | 2015-07-23 | 2017-03-15 | 济南裕兴化工有限责任公司 | 锅炉dcs系统利用电接点水位计信号实现自动上水的方法 |
| CN112944322B (zh) * | 2021-03-03 | 2022-12-16 | 宝钢湛江钢铁有限公司 | 一种火力发电机组fcb过程中给水系统控制方法 |
| CN113565575B (zh) * | 2021-08-16 | 2023-03-28 | 京能十堰热电有限公司 | 一种汽泵故障联起电泵的锅炉壁温保护评估及控制方法 |
| CN115264485B (zh) * | 2022-09-27 | 2023-01-13 | 国网山西省电力公司电力科学研究院 | 一种超临界锅炉储水罐水位自动控制系统 |
-
1989
- 1989-01-19 JP JP846589A patent/JP2698141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02192501A (ja) | 1990-07-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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