JPS62244961A - 改良された型枠用板 - Google Patents

改良された型枠用板

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JPS62244961A
JPS62244961A JP8614486A JP8614486A JPS62244961A JP S62244961 A JPS62244961 A JP S62244961A JP 8614486 A JP8614486 A JP 8614486A JP 8614486 A JP8614486 A JP 8614486A JP S62244961 A JPS62244961 A JP S62244961A
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JP
Japan
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olefin polymer
weight
formwork
board
parts
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JP8614486A
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松岡 正己
大塚 賢吉
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L1工立■五11 本発明はコンクリートの剥離性の改良された型枠用板に
関するものである。さらにくわしくは、木質板の表面に
該木質板とのniM Hとして変性オレフィン系重合体
からなる層と、さらにこの層の上にオレフィン系重合体
層を積層一体化してなる゛型枠用板であり、このオレフ
ィン系重合体としてこの重合体にポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテルを添加することを特徴とする剥
離性の改良された型枠用板に関するものであり、コンク
リートを主成分とする微粉(土木、建築業界では「ノロ
」と云われている)の付着防止の改良された型枠用板を
提供することを目的とするものである。
差速Jと文盲 従来、土木、建築工事に使用されているコンクリートパ
ネルなどの型枠用板として木質板が使われていたが、コ
ンクリート木質板に付着するためにこの木質板(たとえ
ば、ベニヤ合板、パーティクルボードなど)の表面にア
クリル系やウレタン系樹脂を所定の溶剤に溶解したもの
を塗装する方法、オレフィン系重合体(ポリオレフィン
系樹脂)などのフィルムを貼り付ける方法、あるいはオ
レフィン系重合体を主体とする熱可塑性樹脂粉末を用い
、静電塗装法などで粉末塗装後、加熱溶融させて皮膜を
形成させる方法が提案され、実用化の段階にある。
これらの樹脂被覆型枠用板は従来の木質板に比べて著し
くコンクリートなどの構造材面とパネルとの剥離を容易
にさせ、初期の剥離性はすぐれている紐4−鴫、転用回
数が増すにともない、コンクリートが付着し、その剥離
性は充分でない、また、上記アクリル系やウレタン系樹
脂塗料をコートする方法では、種々の溶剤を使用してい
る為。
環境汚染や作業上の衛生問題が最近大きくクローズアッ
プされてきており、特にそれらの問題がない熱可塑性樹
脂によるコーティング法が注目されつつある。そこで、
木質板上に積層させた熱可塑性樹脂皮膜にさらにシリコ
ン系樹脂硬化皮膜を形成させる方法(特開昭59−18
4137号、同59−184138号)や木質板の表面
にポリオレフィンおよびワックス分を合計量で25〜9
5%含有する組成物を溶融塗布させる方法(特公昭60
−32584号)などが提案されている。
一方、最近、土木・建築工事において、工期の短縮化ま
たはこれらの工事の効率化などの点から、特に民間工事
において、コンクリート打設後から型枠撤去までの時間
が、たとえば−昼夜程度というように従来に比べて1/
2ないし l/3に短縮化されつつある。このような状
態では、打設したコンクリートは完全に固化していない
ため。
これまでの離型性能が付与された型枠では、塊状のコン
クリートの付着はほとんどみられないものの、コンクリ
ートが主成分である微粉(いわゆるノロ)の付着が発生
し、建造物の表面仕上りの点などで大きな問題となって
いる。
(−ロ 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわちノロ付着がほとんどない型枠用板を得るこ
とである。
1・            た         び
本発明にしたがえば、これらの問題点は、木質板の表面
に該木質板との接着層としてオレフィン系重合体を主と
して不飽和カルボン酸またはその誘導体によって処理さ
せることによって得られる変性オレフィン系重合体から
なる層と、さらにこの層の上にオレフィン系重合体層を
積層一体化してなる型枠用板であり、オレフィン系重合
体層がこの重合体100重量部当り下式で示されるポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテルを0.05〜
5.0重量部含有することを特徴とする剥離性の改良さ
れた型枠用板、 (ただし、 Rは炭素数が2〜20個のアルキル基であ
り、 nは1〜100の整数である。)によって解決す
ることができる。以下・本発明を具体的に説明する。
(A)木質板 本発明において使われる木質板は前記土木工事および建
築工事において一般に用いられている木質板である。こ
の木質材としては各種木材を素材とする単板、合板、パ
ーティクルボード、ファイバーボードなどがあげられる
、この木質板の厚さはこの木質板が使用される工事の内
容によって異なり、−概に規定することができないが、
通常5〜50mmであり、一般には凡そlO〜15mm
前後の板厚物が使用されている。
(B)オレフィン系重合体 本発明のオレフィン系重合体層の素材として用いられる
オレフィン系重合体および後記の変性オレフィン系重合
体の原料であるオレフィン系重合体は工業的に生産され
て多方面にわたって広く利用されているものであり、高
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレンおよび後記のエチレン
を主成分とするエチレン系共重合体のごときエチレン系
重合体、プロピレン単独重合体ならびにプロピレンを主
成分とするエチレンとのランダムまたはブロック共重合
体のごときプロピレン系重合体力あげられる。
前記エチレン系共重合体はエチレンと炭素数が多くとも
12個のα−オレフィンとの共重合体(α−オレフィン
の共重合割合は一般には多くとも20モル%、好ましく
は、0.1−15モル%)ならびにエチレンとビニルエ
ステル、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸の無水物
および不飽和カルi     ボン酸エステルからなる
群からえらばれた少なくとも一種の他のモノマーとの共
重合体(他のモノマーの共重合割合は通常多くとも20
モル%、望ましくは15モル%以下)があげられる、α
−オレフィンとしてはプロピレン、ブテン−1、ヘキセ
ン−1、4−メチルペンテン−1およびオクテン−1が
あげられる。また、ビニルエステルは通常炭素数が多く
とも10個のビニルエステルであり、代表例としては酢
酸ビニルがあげられる。さらに、不飽和カルボン酸は一
般には炭素数が多くとも20個の不飽和のモノまたはジ
カルボン酸であり1代表例としてはアクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸およびナデック酸があげられる。ま
た、不飽和カルボン酸エステルであり、代表例として通
常炭素数が多くとも10個のモノアルコール(たとえば
、メチルアルコール、エチルアルコール、ブチルアルコ
ール)とアクリル酸またはメタクリル酸とのエステルが
あげられる。さらに、不飽和カルボン酸は前記ジカルボ
ン酸の無水物であり、代表例として無水マレイン酸およ
び無水ナデック酸があげられる。また、これらの重合体
の混合物でも良い。
(C)変性オレフィン系重合体 さらに、本発明において使用される変性オレフィン系重
合体は後記のオレフィン系重合体に後記の極性モノマー
として主として不飽和カルボン酸またはその誘導体をラ
ジカル開始剤の存在下で処理(変性)させることによっ
て得ることができる。
(1)オレフィン系重合体 オレフィン系重合体はオレフィン系重合体層に使われる
オレフィン系重合体と同種のものでもよく、異種のもの
でもよい、変性オレフィン系重合体の製造に用いられる
オレフィン系重合体のメルトフローインデックスは、エ
チレン単独重合体またはエチレンを主成分とする共重合
体では、JISK?210にしたがい、条件4で測定〔
以下r IIIFR(1)」 と云う〕は通常0.01
〜100 g710分であり、0.01〜50 g /
 10分が好ましく、特に0.05〜30g/10分が
好適である。また、プロピレン単独重合体またはプロピ
レンを主成分とする共重合体では、JIS  K721
0にしたがい、条件14で測定〔以下r MFR(2)
 J と云う〕は一般には0.05〜100g/lO分
であり、 0.1〜50 g / 10分が望ましく、
とりわけ0.5〜50 g / 10分が好適である。
  MFR(1)またはMFR(2)が下限未満または
上限を越えたオレフィン系重合体を使用するならば、均
一な変性の点および得られる変性オレフィン系重合体の
成形・加工性がよくない。
(2)壺性モノマー また、変性オレフィン系重合体の製造に用いられる変性
上ツマ−は不飽和カルボン酸またはその誘導体であり、
代表例としては一塩基性不飽和カルボン酸および前記二
塩基性不飽和カルボン酸ならびにこれらの不飽和カルボ
ン酸の金属塩、アミド、イミド、エステルおよび無水物
があげられる。これらのうち、−塩基性不飽和カルボン
酸の炭素数は通常多くとも30個であり、特に25個以
下が好ましい、−塩基性不飽和カルボン酸および誘導体
の代表例としては、アクリル酸およびメタクリル酸なら
びにこれらのエステル(たとえば、アクリル酸エチル、
アクリル酸−2−エチルまたはヘキシル、酢酸ビニル)
があげられる、また、二塩基性不飽和カルボン酸および
その誘導体の代表例としては、二塩基性不飽和カルボン
酸としてマレイン酸、フマル酸、シトラコン酸および5
−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸、その無水物と
して無水マレイン酸、5−ノルボルネー2.3−ジカル
ボン酸無水物およびテトラヒドロ無水フタル酸、そのエ
ステルとしてマレイン酸モノエチルまたはジエチルおよ
びグリシジルメタクリレート、ざらにイミドとしてマレ
イミドがあげられる。これらの極性上ツマ−のうち、マ
レイン酸、その無水物、アクリル酸、アクリル酸エチル
55−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸、その無水
物が好ましく、特にマレイン酸およびその無水物が好適
である。
(3)ラジカル開始剤 さらに、ラジカル開始剤の1分半減期の分解温度は通常
100℃以上であり、 105℃以上のものが好ましく
、特に120℃以上のものが好適である。
好適なラジカル開始剤の代表例としては、ジクルミパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイド。
ジー第三級−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(第三級−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
 2.5−ジメチル−2,5−ジ(第三級−ブチルパー
オキシ)ヘキサン−3、ラウロイルバーキサイド、第三
級−ブチルパーオキシベンゾエートなどの有機過酸化物
があげられる。
(0使用割合 前記オレフィン系重合体100重量部に対する不飽和カ
ルボン酸およびその誘導体ならびにラジカル開始剤の使
用割合は通常下記の通りである。
不飽和カルボン酸およびその誘導体では、それらの合計
量として0.01〜5.0重量部であり、0.05〜3
.0重量部が好ましく、特に0.1〜2.0重量部が好
適である。不飽和カルボン酸およびその誘導体の使用割
合がそれらの合計量として0.01重量部未満では、得
られる変性オレフィン系重合体の接着性が不充分である
。一方、5.0重量部を越えると、変性オレフィン系重
合体を製造するさいに分解または架橋反応は併発する恐
れがある。
また、ラジカル開始剤では、o、oot〜1.0重量部
であり、0.01〜1.0重量部が望ましく、とりわけ
0.01〜0.5重量部である。ラジカル開始剤の使用
割合が0.001重量部未満では、変性効果の発揮が乏
しく、変性を完全にするには長時間を要するばかりでな
く、未反応物が混在する結果となる。
一方、 1.0tfl量部を越えるならば、過度の分解
または架橋反応を起こすために好ましくない。
(5)変性オレフィン系重合体の製造 本発明の変性オレフィン系重合体を製造するにはこの種
の変性オレフィン系重合体を製造する公知の手段によっ
て行なわれる。
代表的な製造方法としては、キシレン、トルエンなどの
芳香族炭化水素化合物、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪
族炭化水素化合物などの溶媒中で前記オレフィン系重合
体、不飽和カルボン酸またはその誘導体およびラジカル
開始剤を加熱混合させて製造する方法ならびにこれらの
オレフィン系重合体、不飽和カルボン酸またはその誘導
体およ反応 びラジカル開始剤をあらかじめ本質的に11閂IF’L
ない条件で混合させ、得られる混合物をスクリュ一式押
出機、バンバリーミキサ−、ニーダ−などの一般に合成
樹脂の分野において使われている混練機を使用して溶融
混合させることによる製造方法があげられるが、操作法
、経済性の点から後者の方法が好んで採用される。
後者の場合、変性の温度条件については、前記オレフィ
ン系重合体の劣化、不飽和カルボン酸ま声はその誘導体
の分解、有機過酸化物の分解温度などを考慮して適宜選
定されるが、一般には 100〜350℃であり、 1
50〜350℃が望ましく、とりわけ 150〜300
℃が好適である。
(D)オレフィン系重合体層および変性オレフィン系重
合体層 本発明のオレフィン系重合体層に用いられるオレフィン
系重合体のMFR(1)またはMFR(2)は通常0.
01〜100  g710分であり、0.05〜50 
g / 10分が好ましく、特に0.05〜40g/1
0分が好適である。  MFR(1)またはMFR(2
)が0.01 g / 10分未満または too g
 / to分を越えたオレフィン系重合体を使用すると
、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルとの組
成物を製造するさいの成形性番加工性の点でよくない。
本発明のオレフィン系重合体層では、オレフィン系重合
体に対して一般式が下式で示されるポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルが配合される。
この式において、Rは炭素数が2〜20個のアルキル基
であり、nは1〜100の整数である。
該ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルのうち
、アルキル基の炭素数が5〜20個のものが望まししく
、とりわけ8〜20個のものが好適である。また、 n
が2〜7oのものが好ましく、なかでも 5〜50個の
ものが好適である。
該ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルのうち
、好適なものの代表例としては、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルおよびポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテルがあげられる。
前記オレフィン系重合体100重量部に対するポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルの配合割合は0.
05〜5.0重量部であり、0.1〜3.0重量部が望
ましく、殊に0.1〜2.0重量部が好適である。10
0重量部のすレフイン系重合体に対するポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテルの配合割合が0.01重
量部未満では、ノロ付着防止効果が不充分である。一方
、2.0重量部を越えて配合した場合、ノロ付着防止の
著しい効果が発現されないばかりでなく、逆に木質板へ
の貼り合わせ加工のさいのトラブルや、□表面にベタツ
キなどが起こるために好ましくない。
このオレフィン系重合体についても、変性オレフィン系
重合体の場合でも、いずれも後記の添加剤、他のポリマ
ーおよびゴム(エラストマー)をそれぞれの物性が損わ
ない範囲で配合してもよい。
添加剤としては、オレフィン系樹脂の分野において広く
使用されている熱、光および醜素に対する安定剤、滑剤
、可塑剤、充填剤、帯電防止剤ならびに顔料などの着色
剤があげらる。
また、変性オレフィン系重合体に配合される他のポリマ
ーとしては変性オレフィン系重合体の製造に使ったオレ
フィン系重合体があげられる。とりわけ、高密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン
、プロピレン単独重合体およびエチレン−プロピレンの
ランダムまたはブロック共重合体(エチレン共重合割合
は一般には10重量%以下)が最適である。
さらに、ゴムとしてはエチレン−プロピレン共重合ゴム
(EPR)およびエチレン−プロピレン−ジエン多元共
重合ゴム(EPDM)があげられる。
オレフィン系重合体にポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルを配合する場合でも、さらにオレフィン系
重合体または変性オレフィン系重合体に前記添加剤、他
のポリマーおよびゴムを配合する場合でも、均一になる
ように混合すればよい、混合方法としては、ヘンシェル
ミキサー、タンブラ−およびリボンブレンダーのごとき
混合機を用いてトライブレンドする方法ならびにスクリ
ュ一式押出機、バンバリーミキサ−およびニーダのごと
き混合機を使って、オレフィン系重合体、変性オレフィ
ン系重合体、他のポリマーおよびゴムが溶融する状態で
混線を行なってもよい。
また、前記混合機を使ってオレフィン系重合体。
変性オレフィン系重合体、他のポリマーおよびゴムのう
ち、一部を溶融しつつ、残りの混合成分を逐次または一
括添加させて混練させてもよい。
さらに、配合成分のうち、一部を混合させていわゆるマ
スターバッチを製造し、このマスターバッチに残りの配
合成分な配合させてもよい。
(E)型枠用板の製造 本発明の型枠用板を製造するには、前記の木質板に変性
オレフィン系重合体層を介在させてポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル含宥オレフィン系重合体(以
下「配合オレフィン系重合体」と云う)暦を積層させれ
ばよい。
このさい、配合オレフィン系重合体を単体のフィルム状
またはシート状に成形し、前記の未成形の変性ポリオレ
フィン系重合体に81層した形で、またはあらかじめ該
配合オレフィン系重合体と変性オレフィン系重合体の積
層体(フィルム状ないしシート状)を共押出成形法や押
出ラミネート法などによって作成し、この積層体と木質
板と貼り合わせる方法、配合オレフィン系重合体と変性
オレフィン系重合体とをそれぞれあらかじめ機械的粉砕
法や化学的粉砕法などの手段によって粉末化し、得られ
る各粉末を静′FL塗装法などで木質板上に散布後、加
熱オーブン、加熱ロールなどで粉末を溶融圧着させて皮
膜を形成させる方法などによって所望の型枠用板を製造
させてもよい。
前記溶融混練させる場合でも、フィルムやシートを成形
させる場合でも、それぞれのオレフィン系重合体、変性
オレフィン系重合体、他のポリマーおよびゴムが溶融し
ている状態で行なわなければならない、しかし、高い温
度で実施するならば、これらが熱分解することがある。
したがって、一般には融解温度(Tm)ないし300℃
が好ましく、特にTmないし250℃が好適である。
本発明の配合オレフィン系重合体層および変性オレフィ
ン系重合体層の厚さは、型枠用板の使用目的、その大き
さなどによって異なるが、一般には変性オレフィン系重
合体層は5ミクロン以上であり、実用的強度を得る点で
10ミクロンないし1mmが好ましく、とりわけlO〜
500 ミクロンが好適である。また、オレフィン系重
合体層は通常10ミクロン以上であり、20ミクロンな
いし2m層が望ましく、特に50ミクロンないしlll
11が表面保護性の点から好適である。
−1−よび 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、コンクリートのノ
ロ付着評価は、コンクリートを打設し、20時間経過後
、コンクリート塊を除去し、樹脂面へのノロ付着強度を
目視および30〜50倍拡大鏡(ルーペ)を使って観察
することによって。
下記の4段階法によって判定した。
0 はとんどまたは全くノロが付着していない0 やや
少なくノロが付着している Δ やや多くノロが付着している × 非常にノロが付着している 実施例 1〜4、比較例 1〜3 MFR(1)が2.0 g / 10分である高密度ポ
リエチレン(密度 0.952 g / 10 c r
n”)  100重量部当り第1表に配合量が示されて
いるポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(以下
「エーテル(a)」 と云う〕をそれぞれヘンシェルミ
キサーを使って5分間トライブレンドを行なった。得ら
れた各混合物をスクリュ一式押出機を用い、190℃の
温度で溶融させながら混練させ、ベレット(組成物)を
製造した。得られた各ベレットを機械的粉砕法によって
平均粒径が80メツシユの組成物粉末(嵩密度 0.3
9g/cc)を製造した。
また、厚さが12−mであるベニヤ合板にMFR(1)
が8.0 g / 10分の低密度ポリエチレン(密度
0.917 g / c m″)30重量%と酢酸ビニ
ル共重合割合が20重量%であるエチレン−酢酸ビニル
共重合体(MFR(2) 15g/10分〕70重量%
からなる樹脂組成物100重量部に0.4重量部の無水
マレイン酸で210℃で変性させることによって得られ
た変性ポリエチレンの粉末を40〜50g/m″散布さ
せ、加熱炉にて溶融させた後、前記組成物粉末を静電散
布機によって200〜250g/m2均一に散布させた
。再び加熱炉および圧着ロールにて溶融圧着させ、皮膜
を作成することによって型枠用板を得た。
比較のために、すでに市場にて用いられている型枠合板
用アクリル系塗料(中国塗料社製)を前記と同様に塗布
させ、アクリル樹脂型枠用板を製造した(比較例2)、
また、特公昭8G−32584号公報明細書の実施例に
記載されているポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂、ワックス、変性ロジン、炭酸カルシウムおよ
びカーボンブラックからなる配合物を前記と同様に表面
加工型枠用板を作成した(比較例3)、このようにして
得られた各型枠用板のノロ付着性を評価した。
それらの結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 I) アクリル塗料 2)特公昭80−32584号公報 3) コンクリート塊 付着力 実施例5.比較例 4,5 MFR(2)が2.0g/IO分であるプロピレン弔独
屯合体100爪N部に1.0重ノー・部のポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテルを前記と同様にトライ
ブレンドおよび溶融混線を行なって組成物(ペレット)
を製造した。得られたペレットを使って厚さが801L
11のフィルムを作成した。
また、前記と同様に変性ポリエチレンを散布させ、加熱
炉にて溶融させた。この表面に前記フィルムを熱圧着ロ
ールを用いて積層一体化させ、ポリプロピレンフィルム
コート型枠用板を製造した(実施例5)。
比較のために、実施例5において使ったフィルムのかわ
りに、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルを
配合しないポリプロピレンのフィルムを用いたほかは、
実施例5と同様にポリプロピレンフィルムコート型枠用
板を製造した(比較例4)、さらに、比較例3によって
得られた型枠用板の最表面にさらにシリコン樹脂(信越
化学工業社製、商品名 KF9B)を0.5 g /r
n’塗布させて型枠用板を作成した(比較例5)、この
ようにして得られた各型枠用板のノロ付着性の評価を行
なったところ、実施例5では、ノロの付着はほとんど認
められなかった。また、比較例4では、ノロの付着が非
常に多く認められた。さらに、比較例5でも、可成りの
ノロの付着が認められた。
mと1釆 本発明の型枠用板はその製造方法を含めて下記のごとき
効果を発揮する。
(1)ノロの付着がないため、表面仕上りが従来品に比
べて良好である。
(2)土木工事および建築工事の工期の短縮化などに著
しい効果を示す。
(3)本発明の型枠用板の最表面に用いられるオレフィ
ン系重合体組成物の製造は、通常のポリオレフィンに各
種添加剤を配合する公知の手段によって容易に実施する
ことができ、経済的な観点ですぐれている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 木質板の表面に該木質板との接着層としてオレフィン系
    重合体を主として不飽和カルボン酸またはその誘導体に
    よって処理させることによって得られる変性オレフィン
    系重合体からなる層と、さらにこの層の上にオレフィン
    系重合体層を積層一体化してなる型枠用板であり、オレ
    フィン系重合体層がこの重合体100重量部当り下式で
    示されるポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
    を0.05〜5.0重量部含有することを特徴とする剥
    離性の改良された型枠用板。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Rは炭素数が2〜20個のアルキル基であり
    、nは1〜100の整数である。)
JP8614486A 1986-04-16 1986-04-16 改良された型枠用板 Pending JPS62244961A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02144471A (ja) * 1988-11-26 1990-06-04 Kobunshi Giken Kk コンクリート型枠用板の製造方法
JPH0291843U (ja) * 1988-12-29 1990-07-20
JP2018529037A (ja) * 2015-08-10 2018-10-04 ソテリア・インダストリーズ・インコーポレイテッド コンクリート型枠システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602305A (ja) * 1983-06-21 1985-01-08 日本石油化学株式会社 離型性良好なコンクリ−ト用金属製型枠・パネル

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