JPS62244255A

JPS62244255A - 薄形モ−タのコイル装着用ヘツド

Info

Publication number: JPS62244255A
Application number: JP8660886A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Kato; 茂加藤; Yukitaka Hotta; 堀田　之孝
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-04-15
Filing date: 1986-04-15
Publication date: 1987-10-24
Also published as: JPH0359664B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分節）この発明は薄形モータのコイルを自動で組立てるための
コイル装着用ヘッドに関する。

（従来の技術）近時、ＶＴＲやフロンビデスフドライブなどにおいては
、その小形化を計るために薄形モータが用いられる。薄
形モータは通常種々の電子部品が取着されるプリント基
板の一側面に皿状のハウジングを固着し、このハウジン
グに回転軸を軸受を介して回転自在に支持するとともに
、環状に巻回された複数のコイルを接着固定して構成さ
れる。

従来、このような構造の薄形モータにおいて、上記ハウ
ジングへコイルを接着する作業は手作業で行われていた
。そのため、作業能率が極めて悪いばかりか、コイルの
取付は位置や取付は強度などの精度にばらつきが生じる
という欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は、コイルをハウジングに接着固定する作業を
自動化する場合に、その作業を精度よく、しかも能率よ
く行なえるようにした薄形モータのコイル装着用ヘッド
を提供することを目的とする。

［発明の構成コ（問題点を解決するための手段及び作用）この発明は、
ヘッド本体と、このヘッド本体の下端面に開口して形成
された収納孔と、この収納孔にスライド自在に設けられ
たホルダと、このホルダを上記ヘッド本体の下端面から
突出する方向に付勢したばねと、このばねによって付勢
された上記ホルダが上記収納孔から抜出するのを防止す
るストッパと、上記ホルダの先端部に形成され外形寸法
が上記収納孔の内径寸法よりも大きな環状のコイルが着
“脱自在に嵌着される保持部とを具備する。そして、上
記ヘッド本体を下降させてその下端面で上記保持部に装
着されたコイルを押圧することによって、そのコイルを
接着剤が塗布された薄形モータの所定の部位に固定する
ようにしたものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第６図は薄形モータを自動で組立てるための装置の全体
構造の斜視図で、同図中１はベースである。このベース
１の中央部分には回転駆動される回転テーブル２と、こ
の回転テーブル２の上方に上記ベース１に固定された固
定テーブル３とが配設されている。上記回転テーブル２
には後述する複数のコイル装着用ヘッド４が周方向に所
定間隔で設けられている。また、上記固定テーブル３に
はフラックス塗布ヘッド５、第１の半田付はヘッド６お
よび第２の半田付はヘッド７がほぼ一直線に配置されて
いるとともに、第１乃至第３の受渡しヘッド８（１つの
み図示）が周方向に沿って所定間隔で配置されている。

これら受渡しヘッド８と対向する上記ベース１の側方に
はそれぞれコイルトレイチェンジャー９が配置されてい
る。各コイルトレイチェンジャー９には後述する薄形モ
ータ用のコイル１１が収納された多数のトレイ（図示せ
ず）が多段に保持されている。また、上記ベース１．の
各受渡しヘッド８とコイルトレイチェンジャー９との間
には第１のＸＹテーブル１２が配置されている。そして
、上記トレイが図示しないブツシャ−によって上記第１
のＸＹテーブル１２上に移載されると、このトレイに収
納されたコイル１１がハンド１３によってたとえば２つ
取出され、このハンド１３から上記コイル装着用ヘッド
４に上記受渡しヘッド８によって受渡されるようになっ
ている。すなわち、この実施例においては、１つのコイ
ル装着用ヘッド４に各コイルトレイチェンジャー９から
それぞれ２つずつ、合計６個のコイル１１が受渡される
ようになっている。

コイル装着用ヘッド４に６個のコイル１１が受渡される
と、これらのコイル１１は搬送装置１４によって上記ベ
ース１上に搬送されてくる第５図に示す薄形モータ１５
に後述するように装着される。上記搬送装置１４は第２
のＸＹテーブル１６ａによって矢示方向に駆動される可
動レール１６と、この可動レール１６の両端に配置され
た固定レール１７を有し、これらのレールに沿ってトレ
イ１８が搬送されるようになっている。各トレイ１８に
は複数の薄形モータ１５が整列されて保持されている。

そして、上記トレイ１８がピッチ送りされることによっ
て上記薄形モータ１５の半田付けされる部分にフラック
ス塗布ヘッド５によってフラックスが塗布されたのち、
コイル装着用ヘッド４に保持されたコイル１１が上記薄
形モータ１５に接着固定される。そののち、コイル１１
を形成するワイヤの両端が上記第１の半田付はヘッド７
によって７ラツクスが塗布された箇所に半田付けされる
ようになっている。なお、第２の半田付はヘッド７は異
なるタイプの薄形モータの場合に使われる。

上記コイル装着用ヘッド４は第２図に示すように回転テ
ーブル２に取着されたブラケット１９に上下方向にスラ
イド自在に設けられた可動体２０に取付けられている。

この可動体２０と上記ブラケット１９との間には可動体
２０を上昇方向に付勢したばね２０ａが張設されている
。このように回転テーブル２に取付けられたコイル装着
用ヘッド４は第１図に示すようにヘッド本体２１を有す
る。このヘッド本体２１にはこの周辺部に６個の収納孔
２２が軸方向に沿って穿設され、中心部には上記第１の
半田付はヘッド６が挿通される通孔２１ａが穿設されて
いる。上記収納孔２２の上端部にはめねじ２３が形成さ
れ、ここには収納孔２２の上端開口を閉塞するおねじ２
４が螺合されている。また、収納孔２２にはホルダ２５
がスライド自在に収納されている。このホルダ２５は第
３図に示すように円柱状をなし、一端側がすり割り２６
によって径方向に弾性変形可能になっているとともに、
その一端側の端面である先端面には同じく径方向に弾性
変形可能な保持部２７がホルダ２５の外形寸法よりも小
さく形成されている。

この保持部２７は断面形状が上記コイル１１内に嵌合す
るほぼ三角形状に形成されているとともに、外形状は上
記コイル１１の厚さ寸法とほぼ同じ長さのストレート部
２７ａと、上記コイル１７の厚さ寸法よりも短い寸法の
テーパ部２７ｂとが形成されてなる。すなわち、上記コ
イル１１は上記保持部２７のストレート部２７ａに弾性
的に保持されるようになっている。また、上記ホルダ２
５の他端側の周壁には嵌合孔２８が穿設されている。

この嵌合孔２８には上記ヘッド本体２１の上記収納孔２
２と対応する位置に穿設された長孔２つから軸状のスト
ッパ３１が嵌合されている。このストッパ３１の一端部
は上記長孔２９に係合している。したがって、上記ホル
ダ２５はストッパ３１が長孔２９でスライドする範囲で
上下動自在となっている。

また、上記収納孔２２には上記ホルダ２５の上端とおね
じ２４との間にばね３２が圧縮状態で収納され、このば
ね３２によって上記ホルダ２５は保持部２７がヘッド本
体２１の下端面から突出する状態に付勢されている。

一方、上記薄形モータ１５は第５図に示すようにＩＣや
コンデンサなどの電子部品３３が装着されたプリント基
板３４の一側面にハウジング３５が取付けられている。

上記プリント基板３４とハウジング３５とには図示しな
い回転軸が軸受を介して回転自在に支持される支持孔３
６が形成されている。また、上記プリント基板３４には
支持孔３６に対して軸対称に扇形の一対の開口３７が穿
設されている。上記ハウジング３５の上記開口３７に露
出した部分にはそれぞれ３つずつの上記コイル１１が接
着固定される。

上記コイル１１は以下のごとくハウジング３５に接着固
定される。すなわち、搬送装置１４によってコイル１１
が装着されていない薄形モータ１５が所定位置に搬送さ
れてくるとともに、回転テーブル２が間欠的に回転させ
られてこれに取付けられたコイル装着用ヘッド４の軸線
が薄形モータ１５の支持孔３６の軸線と一致すると、上
記コイル装着用ヘッド４が取付けられた可動体２０が回
示せぬブツシャによって押圧されて下降する。

すると、コイル装着用ヘッド４のヘッド本体２１の下端
面から突出したホルダ２５の先端面が上記薄形モータ１
５のハウジング３５のプリント基板３４に形成された開
口３７に露出した部分に当接する。なお、ハウジング３
５のこの部分には予め接着剤が塗布されている。そして
、この状態でヘッド本体２１がさらに下降すると、ホル
ダ２５がばね３２の付勢力に抗して収納孔２２に入込む
方向に相対的にスライドする。したがって、ホルダ２５
の保持部２７に保持されたコイル１１は、上記ヘッド本
体２１の下端面によって上記ハウジング３５に押圧され
るから、ここに接着固定されることになる。このとき、
保持部２７のストレート部２７の一部は、第８図に示す
ようにコイル１１内に嵌合した状態にある。したがって
、コイル１１はヘッド本体２１の下端面で押圧されると
きに、ハウジング１５上でずれ動くことが防止されるか
ら、コイル１１は高精度に位置決めされて上記ハウジン
グ３５に接着固定されることｋなる。

しかも、６本のホルダ２５に嵌着された６個のコイル１
１が１度に接着固定されるから、作業性が大幅に向上す
る。

このようにしてコイル１１の接着固定が終わると、第１
の半田付はヘッド６のヒータヘッド６ａがヘッド本体２
１の通孔２１ａ内に入込んで下降し、上記コイル１１を
形成するワイヤの両端を上記プリント基板３４に形成さ
れた図示しない端子に半田付けする。

半田付けが終了すると、上記ヒータヘッド６ａとヘッド
本体２１とが上昇し、ついで第２のＸＹテーブル１６ａ
が駆動されて上記コイル装着用ヘッド４の下方にトレイ
１８上のつぎの薄形モータ１５が位置決めされ、再び上
述したコイル１１の接着固定が行われる。

［発明の効果コ以上述べたようにこの発明は、ヘッド本体に形成された
収納孔にホルダをスライド自在に設け、このホルダをば
ねによって突出方向に付勢するとともに、ストッパによ
って上記収納孔から抜出するのを防止し、さらに上記ホ
ルダの先端部に環状のコイルが着脱自在に嵌着される保
持部を形成した。したがって、ヘッド本体を下降させて
ホルダを収納孔内へ相対的にスライドさせれば、このホ
ルダの保持部に嵌着されたコイルがヘッド本体の下端面
で押圧されるから、そのコイルを薄形モータのハウジン
グの所定の箇所に自動的に接着固定することができ、組
立て精度や作業能率の向上が計れる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はヘッド本体
の一部断面した斜視図、第２図はヘッド本体の取付構造
の側面図、第３図はホルダの斜視図、第４図はこのホル
ダに形成された保持部の正面図、第５図は薄形モータの
平面図、第６図はコイル装着装置全体の斜視図、第７図
はコイルを接着固定するときにヘッド本体が下降した状
態の断面図、第８図は第７図Ａ部の拡大図である。２１・・・ヘッド本体、２２・・・収納孔、２５・・・
ホルダ、２７・・・保持部、３１・・・ストッパ、３２
・・・ばね。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第３図　　　　＠４図第５ｗＪ

Claims

【特許請求の範囲】

ヘッド本体と、このヘッド本体の下端面に開口して形成
された収納孔と、この収納孔にスライド自在に設けられ
たホルダと、このホルダを上記ヘッド本体の下端面から
突出する方向に付勢したばねと、このばねによって付勢
された上記ホルダが上記収納孔から抜出するのを防止す
るストッパと、上記ホルダの先端部に形成され外形寸法
が上記収納孔の内径寸法よりも大きな環状のコイルが着
脱自在に嵌着される保持部とを具備したことを特徴とす
る薄形モータのコイル装着用ヘッド。