JPS6224289Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コロナ放電装置、更に詳細には、感
光体表面への帯電又は除電或いは感光体表面に形
成された顕像（トナー像）の複写紙上への転写等
の種々の目的のために静電複写機ハウジング内の
所定位置に装着されるコロナ放電装置に関する。

当業者には周知の如く、静電複写機においては
種々の目的のためにコロナ放電装置が用いられ、
静電複写機ハウジング内には少なくとも１個、通
常は複数個のコロナ放電装置が所定位置に配置さ
れている。例えば、周表面に感光体が配設された
回転ドラムが静電複写機ハウジング内に回転自在
に装着されていて、上記感光体上に複写すべき原
稿の像に対応する静電潜像を形成し、次いでこの
静電潜像を現像して顕像（トナー像）にせしめ、
しかる後に感光体上の顕像を複写紙上に転写して
複写物を生成する所謂顕像転写型の静電複写機に
おいては、感光体上に静電潜像を形成するために
感光体上にコロナ放電を施してこれを帯電せしめ
るための帯電用コロナ放電装置が、回転ドラムの
周表面に近接した所定位置に装着されている。更
にまた、感光体上の顕像を複写紙上に転写する際
に複写紙の裏面にコロナ放電を施す転写用コロナ
放電装置、及び転写の後に感光体上に残留する静
電荷を除去するために感光体上にコロナ放電を施
す除電用コロナ放電装置も、回転ドラムの周表面
に近接した所定位置に装着されていることが多
い。

而して、コロナ放電装置は、前面が開口したシ
ールドケースとこのシールドケース内に張設され
た放電線とを具備するコロナ放電器本体を備えて
いるが、かかるコロナ放電器本体を静電複写機ハ
ウジング内の所定位置に装着するに際しては、放
電線の汚染或いは破損等が発生した時に放電線の
クリーニング或いは交換を容易に遂行することが
できるように、着脱自在に装着することが重要で
ある。

静電複写機ハウジング内の所定位置にコロナ放
電器本体を着脱自在に装着する方式としては、静
電複写機ハウジング内のコロナ放電器本体が装着
される部位の後方にコロナ放電器本体の長手方向
に延びる案内レールを固定すると共に、コロナ放
電器本体のシールドケースの後壁外面にコロナ放
電器本体の長手方向に延びる係合レールを固定
し、上記係合レールを上記案内レールに係合せし
めてコロナ放電器本体をその長手方向に移動せし
めることによつてコロナ放電器本体を静電複写機
ハウジング内の所定位置に着脱自在に装着するこ
とが提案され実用に供されている。

然るに、本考案者等が経験によつて認識したと
ころによれば、上述した通りのコロナ放電器本体
と案内レールの組合せから成る従来のコロナ放電
装置には、次の通りの解決すべき問題乃至欠点が
存在することが判明した。

第１に、コロナ放電器本体の装着の際にシール
ドケースの後壁外面に形成されている係合レール
を案内レールに所要の通りに係合せしめてコロナ
放電器本体をその長手方向に移動せしめれば特に
問題は生じないが、操作者の錯誤により上記係合
レールを案内レールに係合せしめることなくして
コロナ放電器本体をその長手方向に移動せしめて
しまうことがある。そして、かくすると、例えば
コロナ放電器本体の装着位置に近接して位置する
回転ドラムの周表面に配設された感光体にシール
ドケースの角部等を接触せしめた状態でコロナ放
電器本体を移動しこれによつて比較的高価な感光
体を損傷せしめて使用し得ないものにせしめてし
まう等の許容し得ない事態が発生することが少な
くない。

第２に、当業者には周知の如く、所望の通りの
良好な静電複写工程を遂行するためには、コロナ
放電器本体の放電線から感光体等に施されるコロ
ナ放電電流の幅を所要の幅に規制することが重要
である。そこで、従来のコロナ放電装置において
は、コロナ放電器本体のシールドケースの両側壁
の下端の各々にそこから内側に延びる延長部を付
設し、かかる延長部の自由端縁間の幅によつて上
記コロナ放電電流の幅を所要の幅に規制してい
た。然るに、コロナ放電器本体のシールドケース
の両側壁の下端の各々に上記の通りの延長部を付
設すると、当然の事としてシールドケースの前面
における開口の幅がその分明だけ狭くなり、かか
る開口を通して遂行しなければならないところの
シールドケース内への放電線の張設或いは交換作
業が困難になる。

本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、従来のコロナ放電装置に存在
する上記第１及び第２の問題乃至欠点を巧みに解
決した新規且つ優れたコロナ放電装置を提供する
ことである。

本考案者等は、鋭意研究の結果、静電複写機ハ
ウジング内のコロナ放電器本体が装着される部位
とコロナ放電を施すべき部材が位置する部位との
間に、コロナ放電器本体の放電線からコロナ放電
を施すべき部材に至るコロナ放電電流の幅を規制
する放電幅規制開口が形成されている保護カバー
を固定すれば、従来のコロナ放電装置に存在する
上記第１及び第２の問題乃至欠点の双方を巧みに
解決することができることを見出した。

即ち、本考案によれば、前面が開口したシール
ドケース及び該シールドケース内に張設された放
電線を具備し、静電複写機ハウジング内の所定位
置に着脱自在に装着されるコロナ放電器本体と、
該静電複写機ハウジング内の該コロナ放電器本体
が装着される部位とコロナ放電を施すべき部材が
位置する部位との間に固定される保護カバーとを
備え、該保護カバーには該コロナ放電器本体の該
放電線からコロナ放電を施すべき該部材に至るコ
ロナ放電電流の幅を規制する放電幅規制開口が形
成されていることを特徴とするコロナ放電装置が
提供される。

以下、本考案に従つて構成されたコロナ放電装
置の具体例を図示している添付図面を参照して、
更に詳細に説明する。

第１図を参照して説明すると、全体を番号２で
示す図示のコロナ放電装置は、コロナ放電器本体
４と案内レール６と保護カバー８との組合せから
構成されている。

それ自体は周知の形態のものでよいコロナ放電
器本体４は、シールドケース１０とこのシールド
ケース１０内に張設された放電線１２とを具備し
ている。第１図と共に第２図をも参照して説明す
ると、シールドケース１０は実質上水平に延びる
後壁１４及びこの後壁１４の両側縁から垂下する
両側縁１６を有し、その前面は全幅に渡つて開口
されている。放電線１２は、適宜の放電線支持体
１８及び止めねじ１９によつて、シールドケース
１０内に所要の通りに張設されている。シールド
ケース１０の一端（第１図において左端）には、
後に説明する通りにして静電複写機ハウジング
（図示していない）内の所定位置にコロナ放電器
本体４が装着された時に静電複写機ハウジング内
に設けられているソケツト（図示していない）に
差込まれ放電線１２を電源回路（図示していな
い）に接続せしめるプラグ２０が設けられてい
る。また、シールドケース１０の他端（第１図に
おいて右端）には、コロナ放電器本体４を静電複
写機ハウジング内の所定位置に装着する時及びそ
こから離脱せしめる時に把持するための把持片２
２が設けられている。更に、シールドケース１０
の後壁１４の外面には係合レール２４が固定され
ている。図示の具体例における係合レール２４
は、第２図に明確に図示する如く、シールドケー
ス１０の後壁１４に固定された中央部２４ａ、こ
の中央部から両側方へ向つて上方に傾斜して延び
る傾斜部２４ｂ及び傾斜部２４ｂから更に両側方
へ実質上水平に張出した係合部２４ｃを有する。

コロナ放電器本体４と同様にそれ自体は周知の
形態でよい案内レール６は、コロナ放電器本体４
の長手方向にシールドケース１０の全長と略同一
の長さに渡つて延びており、実質上水平に延びる
基壁２６、この基壁２６の両側縁から垂下する両
側壁２８及び両側壁２８の各々の下端から若干の
長さだけ内側に張出す係止壁３０を有する。そし
て、基壁２６の下面には、後に言及する如くコロ
ナ放電器本体４の係合レール２４の中央部２４ａ
に弾性的に当接せしめられる、板ばねの如き適宜
のばねでよいばね部材３２が設けられている。

本考案に従つて配設される保護カバー８は、コ
ロナ放電器本体４の長手方向にシールドケース１
０の全長と略同一の長さに渡つて延びている。図
示の具体例における保護カバー８は、シールドケ
ース１０の幅よりも若干大きい幅を有する実質上
水平な底壁３４及びこの底壁３４の両側縁から直
立する両側壁３６を有する。そして、底壁３４に
は、底壁３４の両端部を残して長手方向に延びる
細長い放電幅規制開口３８が形成されている。こ
の放電幅規制開口３８は、後に言及する如くコロ
ナ放電器本体４の放電線１２からコロナ放電を施
すべき部材に至るコロナ放電電流幅を規定する作
用を有することが重要であり、それ故にその幅は
所定の値に設定されていることが重要である。図
示の保護カバー８には、更に、底壁３４の両端か
ら垂下する連結片４０が設けられており、かかる
連結片４０には、静電複写機ハウジング内の所要
位置に保護カバー８を固定する際に用いられる止
めねじの如き締結具（図示していない）が貫通せ
しめられる孔４２が形成されている。

次に、上述した通りのコロナ放電装置２を静電
複写機ハウジング内の所定位置に装着する方式に
ついて説明する。

例えば静電複写機ハウジング内に回転自在に装
着された回転ドラム４４（その一部のみを第２図
に図示する）の周表面に配設された感光体を帯電
又は除電するための帯電用又は除電用コロナ放電
装置として、上述した通りのコロナ放電装置２を
用いる場合には、第２図に図示する如く、回転ド
ラム４４の周表面に近接した所定位置に装着する
ことが必要である。かかる場合、静電複写機ハウ
ジング内の、コロナ放電器本体４を装着すべき部
位の後方に案内レール６を固定すると共に、コロ
ナ放電器本体４を装着すべき部位と回転ドラム４
４の周表面との間に保護カバー８の底壁３４が位
置するように保護カバー８を固定する。案内レー
ル６の固定は、例えば、案内レール６の両端にね
じ止め用の係止突起（図示していない）を一体に
設け、かかる係止突起を通して静電複写機ハウジ
ング内に設けられている適宜の支持部材（図示し
ていない）に止めねじを螺合することによつて、
或いは案内レール６の基壁２６に適宜の孔（図示
していない）を形成し、かかる孔を通して上記支
持部材に止めねじを螺合することによつて遂行す
ることができる。また、保護カバー８の固定は、
その両端に設けられている連結片４０に形成され
ている孔４２を通て静電複写機ハウジング内に設
けられている適宜の支持部材（図示していない）
に止めねじを螺合することによつて遂行すること
ができる。

以上の通りにして案内レール６及び保護カバー
８を所要の位置に固定した後、コロナ放電器本体
４を第１図において左端を前端として、案内レー
ル６と保護カバー８によつて両者間に規定された
空間内に挿入し、第２図に図示する如く、コロナ
放電器本体４のシールドケース１０の後壁１４に
固定された係合レール２４の係合部２４ｃを案内
レール６の係止壁３０上に位置せしめる。次い
で、シールドケース１０の後端（第１図において
右端）に付設されている把持片２２を把持して、
コロナ放電器本体４を案内レール６に沿つて所要
の位置まで前進せしめ、かくしてコロナ放電器本
体４を所定位置に装着する。案内レール６の基壁
２６の下面に設けられているばね部材３２は、コ
ロナ放電器本体４のシールドケース１０の後壁１
４に固定されている係合レール２４の中央部２４
ａに弾性的に当接してこれを下方に偏倚し、かく
して係合レール２４の係合部２４ｃを案内レール
６の係止壁３０に弾性的に押付け、コロナ放電器
本体４を所定位置に弾性的に維持する。

コロナ放電器本体４、特にその放電線１２のク
リーニング或いは交換等のためにコロナ放電器本
体４を離脱せしめる場合には、シールドケース１
０の後端に付設されている把持片２２を把持し、
コロナ放電器本体４を引出しさえすればよい。

而して、既に言及した如く、コロナ放電器本体
４を前進せしめて所定位置に装着する際に、操作
者の錯誤に起因して係合レール２４の係合部２４
ｃを案内レール６の係止壁３０上に位置付けてこ
れに係合せしめることなく前進せしめてしまうこ
とがある。かような操作ミスが発生した場合、従
来のコロナ放電装置においては、保護カバー８が
設けられていない故に、コロナ放電器本体４のシ
ールドケース１０における両側壁１６の前端下縁
等の角部を回転ドラム４４の周表面に配設された
感光体に接触せしめ、かかる状態にてコロナ放電
器本体４を前進せしめてしまうことがある。そし
て、かくすると、容易に理解される如く、比較的
高価な感光体を損傷せしめて使用し得ないものに
せしめてしまうという許容し得ない事態が発生し
てしまう。

然るに、本考案に従つて構成されたコロナ放電
装置２においては、コロナ放電器本体４と回転ド
ラム４４の周表面との間に保護カバー８が配設さ
れており、それ故に、操作者の錯誤に起因して係
合レール２４の係合部２４ｃを案内レール６の係
止壁３０上に位置付けてこれに係合せしめること
なくコロナ放電器本体４を前進せしめたとして
も、コロナ放電器本体４のシールドケース１０に
おける両側壁１６の前端下縁等の角部は保護カバ
ー８に当接せしめられるだけであり、回転ドラム
４４の周表面に配設されている感光体に接触せし
められることはない。従つて、本考案に従つて構
成されたコロナ放電装置２によれば、コロナ放電
器本体４を装着する際の操作ミスによつて比較的
高価な感光体を損傷せしめて使用し得ないものに
せしめてしまうという許容し得ない事態の発生が
確実に防止される。

更に、本考案に従つて構成されたコロナ放電装
置２によれば、次の通りの優れた利点も得られ
る。即ち、本考案に従つて構成されたコロナ放電
装置２においては、第２図から容易に理解される
如く、コロナ放電器本体４の放電線１２から回転
ドラム４４の周表面に配設された感光体に至るコ
ロナ放電電流は、保護カバー８の底壁３４に形成
されている放電幅規制開口３８を通り、感光体に
施されるコロナ放電電流の幅は上記放電幅規制開
口３８の幅によつて規定される。それ故に、従来
のコロナ放電装置の場合のように、コロナ放電器
本体４のシールドケース１０の両側壁１６の下端
の各々にそこから内側に延びる延長部を付設し、
かかる延長部によつてシールドケース１０の前面
の開口幅を所定の値に狭める必要がなく、シール
ドケース１０の前面を図示の具体例の如くその全
幅に渡つて開口せしめることができる。従つて、
放電線１２の張設或いは交換作業を、全幅に渡つ
て開口せしめられているシールドケース１０の前
面を介して容易に遂行することができる。

第３図は、回転ドラム４４の周表面に配設され
た感光体上に形成された顕像（トナー像）をこれ
に接触される複写紙上に転写する際に複写紙の裏
面にコロナ放電を施すための転車用コロナ放電装
置として用いるのに適した、本考案に従つて構成
されたコロナ放電装置の第２の具体例を図示して
いる。

第３図に図示するコロナ放電装置１０２におい
ては、第１図及び第２図に図示する第１の具体例
に対して次の通りの変形乃至修正が加えられてい
る。即ち、第３図に図示するコロナ放電装置１０
２においては、保護カバー１０８の側壁の一方１
３６ａは、矢印１０３の方向に搬送されて回転ド
ラム１４４の周表面に配設されている感光体に接
触せしめられる複写紙１０５の搬入移動径路に沿
つて延びている。

かような側壁１３６ａを有する保護カバー１０
８を備えたコロナ放電装置１０２が用いられる場
合、第３図から容易に理解される如く、矢印１０
３で示す方向に搬送される複写紙１０５は、案内
壁として機能する保護カバー１０８の側壁１３６
ａに案内されて進行し回転ドラム１４４の周表面
に配設されている感光体に接触せしめられる。次
いで、適宜の剥離手段（図示していない）によつ
て感光体から分離され、更に所定の搬出移動径路
に沿つて搬送される。所望ならば、保護カバー１
０８の側壁の他方１３６ｂも矢印１０３で示す方
向に搬送された回転ドラム１４４から遠ざかる複
写紙１０５の搬出移動径路に沿つて延ばすことも
できる。

以上、添付図面を参照して本考案に従つて構成
されたコロナ放電装置の具体例について詳細に説
明したが、本考案はかかる具体例に限定されるも
のではなく、本考案の範囲を逸脱することなく、
種々の変形乃至修正が可能であることは多言を要
しない。

例えば、図示の具体例においては、コロナ放電
器本体４を装着すべき部位の後方に固定される案
内レール６を利用してコロナ放電器本体４を所定
位置に装着しているが、所望ならば、保護カバー
８（又は１０８）のいずれか一方又は双方の内面
に適宜の案内レール部を形成すると共に、コロナ
放電器本体４のシールドケース１０の側壁のいず
れか一方又は双方の外面に上記案内レール部と協
働する適宜の係合レール部を形成する等によつ
て、案内レール６を省略することもできる。

また、周表面に感光体が配設された回転ドラム
４４（又は１４４）が配設された型の静電複写機
に関連して本考案を説明したが、本考案に従つて
構成されたコロナ放電装置は、それ自体が感光層
を有する複写紙を使用しかかる複写紙に直接静電
潜像を形成する所謂直接型（EF型）静電複写機
において、複写紙にコロナ放電を施してこれを帯
電せしめる帯電用コロナ放電装置等の、種々の型
の静電複写機における種々の目的のためのコロナ
放電装置としても用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に従つて構成されたコロナ放
電装置の一具体例を示す分解斜面図。第２図は、
第１図に図示するコロナ放電装置を帯電用コロナ
放電装置として回転ドラムの周表面に近接して装
着した状態を示す断面図。第３図は、転写用コロ
ナ放電装置として装着された、本考案に従つて構
成されたコロナ放電装置の第２の具体例を示す断
面図。 ２及び１０２……コロナ放電装置、４……コロ
ナ放電器本体、６……案内レール、８及び１０８
……保護カバー、１０……シールドケース、１２
……放電線、２４……係合レール、３４……保護
カバーの底壁、３６，１３６ａ及び１３６ｂ……
保護カバーの側壁、３８……放電幅規制開口、４
４及び１４４……回転ドラム、１０５……複写
紙。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 前面が開口したシールドケース及び該シール
   ドケース内に張設された放電線を具備し、静電
   複写機ハウジング内の所定位置に着脱自在に装
   着されるコロナ放電器本体と、該静電複写機ハ
   ウジング内の該コロナ放電器本体が装着される
   部位とコロナ放電を施すべき部材が位置する部
   位との間に固定される保護カバーとを備え、該
   保護カバーには該コロナ放電器本体の該放電線
   からコロナ放電を施すべき該部材に至るコロナ
   放電電流の幅を規制する放電幅規制開口が形成
   されていることを特徴とするコロナ放電装置。 ２ コロナ放電を施すべき該部材は、該静電複写
   機ハウジング内に回転自在に装着された回転ド
   ラムの周表面に配設された感光体であり、そし
   て該保護カバーは、該コロナ放電器本体の該シ
   ールドケースの前面と該感光体との間に位置し
   且つ該放電幅規制開口が形成されている底壁
   と、該底壁の両側縁から直立し該コロナ放電器
   本体の該シールドケースの両側壁の外側に隣接
   して位置する両側壁とを有する実用新案登録請
   求の範囲第１項記載のコロナ放電装置。 ３ コロナ放電を施すべき該部材は、該静電複写
   機ハウジング内の所定の部位を通して移動せし
   められる複写紙であり、そして該保護カバー
   は、該コロナ放電器本体の該シールドケースの
   前面と該複写紙が通る該所定の部位との間に位
   置し且つ該放電幅規制開口が形成されている底
   壁と、該底壁の両側縁から延びる両側壁とを有
   し、該両側壁の少なくとも一方は該底壁の側縁
   から該複写紙の移動径路に沿つて延び該複写紙
   の案内壁として機能する実用新案登録請求の範
   囲第１項記載のコロナ放電装置。 ４ 該静電複写機ハウジング内の該コロナ放電器
   本体が装着される部位の後方に固定され、該コ
   ロナ放電器本体の長手方向に延びる案内レール
   を備え、そして該コロナ放電器本体の該シール
   ドケースの後壁外面には、該コロナ放電器本体
   の長手方向に延びる係合レールが固定されてお
   り、該係合レールを該案内レールに係合せしめ
   て該コロナ放電器本体をその長手方向に移動せ
   しめることによつて該コロナ放電器本体が該静
   電複写機ハウジング内の所定位置に着脱自在に
   装着される実用新案登録請求の範囲第１項乃至
   第３項のいずれかに記載のコロナ放電装置。 ５ 該案内レールには該係合レールに弾性的に当
   接して該コロナ放電器本体を所定の位置に弾性
   的に保持するばね部材が設けられている実用新
   案登録請求の範囲第４項記載のコロナ放電装
   置。