JPS62242524A - 表皮付き発泡樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、ブランク等の化粧シートによって樹脂発泡体
の全表面が被覆されている成形品を得る方法において、
二組の成形金型を併用するこうによって成形品を連続的
かつ能率的に製造できるように改良した表皮付き発泡樹
脂成形品の製造方法に関する。

【従来の技術】

樹脂発泡体の全表面が表皮により被覆された発泡樹脂成
形品を製造するには、筒状のポリエチレンフィルムの中
にポリスチレン等の予備発泡樹脂粒子を充填し、これを
圧縮成形金型内に収容した後、型締めして蒸気加熱し□
、粒子同士を融着させて樹脂発泡体を成形すると同時に
、該樹脂発泡体とポリエチレンフィルムを一体に接着さ
せる方法が従来より知られている。

【発明が解決しようとする問題点】

上記従来方法では、筒状ポリエチレンフイルムを用いて
成形するために、複雑な形状をもつ容器等の製造には適
しないし、また、圧縮成形時に粒子が偏在して発泡倍率
の異なる部分が生じ、均一な発泡層を有する成形品を製
造することは困難であり１強度の面でもムラが生じて実
用性に欠けるという問題があった。

【問題点を解決するための手段】

本発明は上記の問題を解決すると同時に、二組の成形金
型を併用することによって寸法精度の高い製品を連続的
かつ能率的に製造できるように改良した表皮付き発泡樹
脂成形品の製造方法を提供することを目的とするもので
あって、本発明によれば、保冷用魚箱や果物容器等に用
いて好適な表皮付き発泡樹脂成形品を安価に製造するこ
とができる。 しかして、本発明の上記目的は同一形状のキャビティを
形成できる雌雄一対の第１成形金型と雌雄一対の第２成
形金型を用い、第１成形金型の雌金型に予め成形されて
いる表皮フィルムを装着して該第１成形金型を型締めし
た後、そのキャビ、ティ内に予備発泡樹脂粒子を充填し
て、該粒子群を加熱すると共に粒子同士を融着させて一
部の表面が上記表皮フィルムにより被着された中間成形
品を形成し、次いで、上記中間成形品を型開きした第１
成形金型の雄金型から第２成形金型の雌金型に移送する
一方、第１成形金型の雌金型と第２成形金型の雄金型に
新たな表皮フィルムをそれぞれ装着し、第１成形金型と
第２成形金型を型締めして、第１成形金型によって新た
な中間成形品を成形すると同時に、第２成形金型によっ
て全表面が表皮フィルムにより被着された最終成形品を
成形するように構成した表皮付き発泡樹脂成形品の製造
方法により達成される。

【実　施　例】

先ず、本発明製造方法に用いる金型装置について説明す
る。 第１図に示す如く、同一のキャビティを形成できる雌金
型１１．２１と雄金型１２．２２によって構成された第
１成形金型１０と第２成形金型２０を備え、第１成形金
型１０の雌金型１１と第２成形金型２０の雄金型２２と
は背面部ａで互いに結合し、この雌金型１１と雄金型２
２は成形金型１０．２０が型開きしたときに、即ち、第
１成形金型１０の雄金型１２が図上左方向へ、また第２
成形金型２０の雌金型２１が図上右方向へそれぞれ移動
したときに昇降動作ができる仕組になっている。 各々の雌雄金型１１．１２及び２１．２２はそれぞれチ
ャンバー１１ａ、１２ａ、２１ａ、２２ａを備え、また
第１成形金型１０と第２成形金型２０にはそれぞれのキ
ャビティＩＱａ、２０ａに臨む部分の型壁に多数の蒸気
孔１１ｂ、１２ｂ。 ２１ｂ、２２ｂが穿設されている。　各々のチャンバー
１１ａ、１２ａ、２１ａ、２２ａには蒸気管１３，１４
，２３，２４、排水管１５，１６゜２５．２６を接続す
ると共に、各排水管１５，１６．２５，２６には給排気
管１７．１８，２７゜２８がそれぞれ分岐接続されてお
り、これらの管１３〜１８．２３〜２８は開閉弁１３ａ
、１４ａｖ　１５　ｎ　ｙ　１６　ａ　ｇ　１７　ａ　
ｇ　１８　ａ　ｔ　２３　ａ　ｇ　２４ａ、２５ａ、２
６ａ、２７ａ、２８ａによって総て開閉自在とされ、更
に、第１成形金型１０の雄金型１２には予備発泡樹脂ビ
ーズの充填ガン３０が接続されている。　なお１図示省
略したが、各チャンバー１１　ａ　ｖ　１２　ａ　ｔ　
２１　ａ　ｅ　２２　ａには開閉弁を備えた冷却水管が
接続される。 次に、上記構成の金型装置を用いた本発明製造方法を説
明する。 先ず、第２図に示す工程では、左右方向へ雄金型１２と
雌金型２１を移動（型開き）させた後に雌金型】１と雄
金型２２を下降させ、予め成形されている表皮フィルム
４０ａを雌金型１１に装着する。　この場合、第１図に
示す雌金型１１側の給排気管１７を利用してチャンバー
１１ａ内を必要に応じて減圧下におき１表皮フィルム４
０ａを雌金型】１に仮止めする。　次いで、第３図に示
す工程では、第１成形金型１０と第２成形金型２０を所
定の成形位置に復帰させ、それぞれ型締めした後に第１
成形金型１０のキャビティ１０ａ内に予備発泡樹脂粒子
を充填ガン３０によって充填し、第１図に示す蒸気管１
３．１４からチャンバーｌｌｉ、１２ａ内に蒸気を導入
して、予備発泡樹脂粒子群を加熱膨張させ、その粒子同
士を融着させると同時に、表面の一部に表皮フィルム４
０ａが一体に被着された中間成形品４１を成形する。 次に、第４図に示す工程では、第１成形金型１０と第２
成形金型２０を型開きした後で雌金型１１と雄金型２２
を下降させて置き、その型開き時に中間成形品４１を雌
金型１１より離型して雄金型１２に付着させる。　この
中間成形品４１を離型させる動作は、例えば雌金型１１
側の給排気管１７を利用して中間成形品４１に空気を強
噴射することにより果される。 次いで、第５図に示す工程では、中間成形品４１を保持
した雄金型１２と雌金型２１の仮型締めを行ない、中間
成形品４１を雄金型１２より離型して雌金型２１側に移
行させた状態で型開きを行なう。　この中間成形品４１
を移行させる動作は、例えば雄金型１２側の給排気管１
８を利用して中間成形品４１に空気を強噴射することに
より果される。　一方、降下退避している雌金型１１と
雄金型２２には予め成形されている新たな表皮フィルム
４０ａと表皮フィルム４０ｂをそれぞれ装着し、前述し
たように減圧作用を利用して表皮フィルム４０ａ、４０
ｂを必要に応じて仮止めする。 次に、第６図に示す工程では、雌金型１１と雄金型２２
を型締め位置に上品復帰させて第１成形金型１０と第２
成形金型２０を同時に型締めし、第１成形金型１０側で
は前述した成形作業を行なって新たな中間成形品を成形
する一方、第２成形金型２０側では表皮フィルム４０ｂ
を中間成形品４１に被着する成形作業を行ない、成形品
冷却による所定の成形作業が完了した時点で第７図に示
す如く型開きすれば、一方では全表面に表皮フィルム４
０ａ、４０ｂが一体に被着されている最終成形品４２を
、他方では表面の一部に表皮フィルム４０ａが一体に被
着されている中間成形品４１を同時に成形できる。 以上の方法において、中間成形品乃至は最終成形品を離
型させる手段として給排気管を用いた例が図示されてい
るが、これは通常の離型ビンを用いて実施することがで
き、離型ビンを採用した場合は、給排気管を排気管に置
き換えて実施することは勿論である。　また１図示の実
施例では給排気管１７．１８，２７．２８を排水管１５
，１６．２５，２６に分岐接続したが、これはチャンバ
ー　１１　ａ　、　１２　ａ　、　２１　ａ　、　２２
　ａに直接接続して実施することも可能である。　しか
して１本発明製造方法に用いられる表皮フィルム４０ａ
、４０ｂとしては、合成紙や通常の耐水性樹脂の肉厚が
０．１〜２１１ＩＩのフィルムを用い、また予備発泡樹
脂粒子としては、ポリスチレン、ポリプロピレン、架橋
ポリエチレン等の嵩密度が８〜１００ｇ１ｎ　である予
備発泡熱可塑性樹脂粒子を用いる。

【発明の効果】

本発明は蒸気の如くであって、二組の成形金型を用い、
該両全型を同調動作させることによって稼動率は著しく
向上し１発泡体芯層の全表面に表皮層が一体に接着した
体裁の良好な発泡樹脂成形品を連続的かつ能率的に製造
できるものであり。 多量生産に適して大巾なコストダウンを達成することが
可能であって、均一な発泡層を有する寸法精度の高い製
品を安価に提供できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明製造方法の実施に用いる金型装置の１例
を示す断面図、第２図乃至第７図は本発明製造方法によ
る成形工程を段階的に示す略示的断面図である。 図中、１０は第１成形金型、１０ａはキャビティ、１１
は雌金型、１２は雄金型、２０は第２成形金型、２０ａ
はキャビティ、２１は雌金型、２２は雄金型、４０ａ、
４０ｂは表皮フィルム、４１は中間成形品、４２は最終
成形品である。 ナ１尿：し 第１図 第３図 第４図 ！　　　　　　　　　　４ （ト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一形状のキャビティを形成できる雌雄一対の第１成形
   金型と雌雄一対の第２成形金型を用い、第１成形金型の
   雌金型に予め成形されている表皮フィルムを装着して該
   第１成形金型を型締めした後、そのキャビティ内に予備
   発泡樹脂粒子を充填して、該粒子群を加熱すると共に粒
   子同士を融着させて一部の表面が上記表皮フィルムによ
   り被着された中間成形品を形成し、次いで、上記中間成
   形品を型開きした第１成形金型の雄金型から第２成形金
   型の雌金型に移送する一方、第１成形金型の雌金型と第
   ２成形金型の雄金型に新たな表皮フィルムをそれぞれ装
   着し、第１成形金型と第２成形金型を型締めして、第１
   成形金型によって新たな中間成形品を成形すると同時に
   、第２成形金型によって全表面が表皮フィルムにより被
   着された最終成形品を成形することを特徴とする表皮付
   き発泡樹脂成形品の製造方法。