JPS62242037A - 移動式屋根 - Google Patents

移動式屋根

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JPS62242037A
JPS62242037A JP8185886A JP8185886A JPS62242037A JP S62242037 A JPS62242037 A JP S62242037A JP 8185886 A JP8185886 A JP 8185886A JP 8185886 A JP8185886 A JP 8185886A JP S62242037 A JPS62242037 A JP S62242037A
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roof
track
plaza
center
roof unit
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実 鈴木
武元 弘之
武紀 熊谷
雍夫 久野
修司 奥田
下村 英男
本田 九州男
正人 川口
青山 哲夫
杉崎 健一
藤井 忠義
矢部 喜堂
宏 上田
和憲 越田
茂木 國雄
信夫 加藤
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、たとえばイベント会場、あるいはスポーツ
施設等の長大スパンの屋根において、その架設、退去を
自在に行えるようにした移動式屋根に関するものである
「従来の技術」 たとえばイベント会場としては、各種博覧会会場、展示
会場、あるいはステージ等を備えた発表会場などがある
が、従来、これらのイベント会場は、室内に設置された
もの、逆に全くの屋外に設置されたもの、ないしは、発
表会場等においてステージ部のみにひさし状の屋根が設
けられたもの、柱に支持されて屋根だけが固定式に設け
られたもの(例えば万博のお祭り広場)などがあった。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、屋外、それも春季や秋季等、穏やかな気候の
下で暖かい日差しを浴び、されやかなそよ嵐に吹かれな
がらイベントなどを見物することは大変気持ちの良いも
のであり、楽しさを倍加させるものである。また、これ
とは逆に、雨天、あるいは真夏の炎天下における見物に
がっかりしたり、うんざりした経験は誰しもが持つもの
であろう。一方、屋根を有した(有M)空間にあっては
、天候、(特に雨)を思い煩う必要がないという利点が
あるが、解放感に欠けるといった欠点を有し、このよう
に、上部が完全に解放された空間と有蓋空間とは、それ
ぞれ相反する利点と欠点とを有したものとなっている。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、上記の相
反する性質を持つ屋外と有蓋という2つの情況を同一空
間に作り出し、しかも、それを任意に行うことによって
両者の利点のみを利用することのできる屋根を提供する
ことをその目的とするものである。
「問題点を解決するだめの手段」 そこで、上記目的を達成するために、本発明は、屋根を
、扇形に形成した少なくとも2つの屋根ユニットで構成
し、しかもその扇形の中心部を回転中心として回動移動
させることにより屋根架設対象への屋根の架設、退去を
自在とした移動式屋根とし、前記屋根ユニットにはそれ
ぞれ同一回転中心を共有せしめ、かつ、該屋根ユニット
が構成する扇形の弧の近傍および前記回転中心の近傍に
は、それぞれ前記屋根ユニットを支持する第1支持脚と
第2支持脚とを設け、さらに、これら第1と第2の支持
脚には、それぞれ軌道に沿って移動するスライド機構を
設けた。
「作用」 屋根の、屋根架設対象への架設、屋根架設対象からの退
去を任意に、しから簡単に行え、天候等への対応が自在
となる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を第1図ないし第11図を参照し
ながら説明する。これらの図は、本発明を、各種の催し
物を行うためのイベント広場に適用したものである。
第1図ないし第9図は本発明の第一実施例を示すもので
、図中、符号lで示されるものがイベント広場である。
このイベント広場Iは、全体としてほぼ円形を成すもの
であるが、その円形の一部には、該円形の中心付近から
始まり、しかも外縁方向に昇るに従い扇状に拡がる階段
状の観覧席2が形成されている。該観覧席2の前方には
、各種イベントを行うためのプラザ(広場)3が、やは
り扇状に大きく広がっている。
前記観覧席2の上方には、該観覧席2を覆うように、扇
形をなす固定屋根4が架設されている。
該固定屋根4は、その扇形を形成する外周部が前記観覧
席2の最上部後方に構築された支持部5に、また、その
扇形の中心部近傍が、前記イベント広場lの扇形のほぼ
中心に立設された支柱6に固定支持されているものであ
る。また、この固定屋根4の、支柱6に支持されている
方は、該支柱6との間に支持部材7を介することにより
上方に持ち上げられた形態となっており、これによって
固定屋根4は、全体的に、中心部から外周方向に傾斜し
ているものとなっている。
さらに、前記支柱6の上端部からは、該支柱6をその中
心とした扇形に形成された4個の屋根ユニット8がそれ
ぞれ外方に、つまり前記プラザ3の方に向って延びてい
る。これら屋根ユニット8が形成する扇形の半径は、前
記プラザ3を覆うに十分な寸法を有しており、その扇形
を形成する弧の近傍には、屋根ユニット8をこの外周部
で支持する第1支持脚9が設けられている。該第1支持
脚9は、1個の屋根ユニット8に対して2箇所以上設け
られているものである。また、前記屋根ユニット8は、
これを構成するトラス梁13を放射状に配列することに
より扇形を形成しているものである。なお、前記屋根ユ
ニット8は、本実施例においては4個としているが、こ
のユニット数としては、これに限定されるものではなく
、少なくとも2個で構成されているものであれば良い。
屋根ユニット8を構成する前記トラス梁13の下弦材1
3bは、第4図などに示すように、その扇形の中心部に
おいて前記支柱6までは達しておらず、その手簡のトラ
ス端部18にて終端している。このことは、後述する理
由により、特に屋根ユニット8が長大スパンよりなる構
造体である場合に適している。一方、屋根ユニット8の
両端トラスの上弦材13aは、該トラス端部18よりさ
らに延びて前記支柱6にまで達している。その先端には
スリーブ状のボス19が設けられており、このボス19
が前記支柱6の上端の軸6aに嵌入されている。そして
、該ボス19と軸6aとの間には、第5図に示すように
、コロ軸受29が設置−1られており、これにより、面
記トラス粱I3、すなイつち屋根ユニット8は、前記支
柱6を中心として回動自在なるものとなっている。また
、図示例において、これらボス19には、軸方向の荷重
を受けるためのいわゆるスラスト軸受は設けられていな
いが、これについては後述する理由によるものである。
さらに、前記ボス19は、前記上弦材13aの、前記ボ
ス19と前記トラス端部18との間を構成する腕13c
が、4個の屋根ユニット8それぞれにおいて異なった角
度を持つことにより、前記軸6aに軸方向に順に重なる
ように構成されている。これにより、4個の屋根ユニッ
ト8は、同一の回転中心を共有しながらも同一平面内に
位置することを可能とされ、したがって、屋根の架設状
態、すなわち各屋根ユニット8がブラザ3上にて隣接し
た状態のときに、それら屋根ユニット8どうしが、その
扇形体を形成する半径部においてぴったりと当接するこ
とができ、雨仕舞の良いちのとなる。第4図などにおい
て、前記腕13cは、その上部に屋根板30を備えてい
ないものとなっているが、これは、この上部にはml記
固定屋根4の一部が突出し、かつ、軌道支持部材26(
後述)上に設けられた円形屋根板31、および前記トラ
ス端部18に配設され、換気を兼ねたガラリ32等で、
下部の観覧席2およびプラザ3とを覆うように存在して
いるからであり、必要に応じて、この腕13eに屋根板
30を設けることも無論可能である。
屋根ユニット8をその扇形の弧の近傍にて支える前記第
1支持脚9の下部には、スライド機構10が設けられて
いる。そして、これら屋根ユニット8が、その扇形の中
心部、つまり前記軸6aを回転中心として回動すること
によって前記第1支持脚9の下端が地表に描く軌跡上に
は、凹溝20が設けられている。該凹溝20の底面には
、第6図に示すように、2本のレール21が平行に敷設
されており、これら凹溝20とレール21とで外周軌道
22を構成している。この外周軌道22は、完全なる円
弧を描いて、前記プラザ3全体を囲むようにして前記観
覧席2の後方まで延びている。また、この外周軌道22
は、プラザ3上にあっては、平面なるそのプラザ3に前
記凹溝20を形成したものであるが、このブラザ3を外
れて、前記観覧席2の側方および後方に位置する部分に
あっては、この外周軌道22に沿った周囲を下り勾配に
造成し、ちょうど外周軌道22が、盛土の上に設けられ
たような形態とするか、もしくは、外周軌道22の両脇
をコンクリートで環状に立上げ、その外面を下り勾配に
造成する等の処置が講じられている。この勾配を花壇な
どとして利用すれば極めて有効な装飾となり得るし、外
周軌道22に人が近付くことを防止することができて安
全である。
前記スライド機構10は、第1支持脚9の下部に備えら
れた駆動装置23と駆動輪24とで構成されているもの
で、該駆動輪24は、前記駆動装置23によって駆動さ
れることにより前記外周軌道22のレール21上を転勤
することができる。ここで、さらに説明を付は加えるな
らば、この2つの駆動輪24は、図示例においては、そ
れぞれ2本のレール21の外側にそのフランジが当接す
るようなものとなっているが、この駆動輪24のフラン
ジとしては、一般の鉄道車輪の如くレール21の内側に
当接するようなものでもよく、これらは、レール21の
下地の支持補強の有効性等により決定されるものである
必要に応じて、駆動輪24のフランジを挾み込むように
、外れ防止部材を付設することも可能である。
また、駆動装置23は電動のものであり、その電源は第
1支持脚9を介して上部より供給されるものとなってい
るが、その手段はこれに限ったものではなく、たとえば
外周軌道22に電源供給用ケーブルを設けることなどに
よってもよい。
さらに、屋根ユニット8を構成するトラス梁13の前記
トラス端部18には、そこから垂下する第2支持脚11
が設けられている。該第2支持脚11は、第4図などに
示すように、地面にまで達するものではなく、前記支柱
6の上部に、該支柱6を円弧状に囲むように設けられた
小円軌道25に乗るものである。小円軌道25は、前記
支柱6の上部より水平に突設された軌道支持部材26に
よりこの支F′!、6に支持されている。前記第2支持
脚11は、その下部に車輪27を備えており、この車輪
27が前記小円軌道25上に乗ってスライド移動するも
のである。
該車輪27は、トラス梁13との間に、上下変動を吸収
、もしくは変動に追従する緩衝器28を備えている。緩
衝器28は、ここにおいて必ずしも必要なものではなく
、たとえば、首記車輪27に弾力を持ったタイヤ等を用
いた場合などにはこれが不要である。また、前記小円軌
道25は、前記外周軌道22とは異なり、四昔20やレ
ール21などを備えておらず、平らなプレート状となっ
ている。これは、前記第1支持脚9が外周軌道22に案
内されて移動するのに対して、第2支持脚11が乗る小
円軌道25は、屋根ユニット8の外周軌道22と回転中
心とが設定されることにより従属的に決定されてしまい
、そのため、レール21などのように半径方向の変動を
拘束するものよりも、ある程度、巾に余裕を持ったもの
の方が適しているからである。ただし、その巾を形成す
る両側は、万が−の場合においても車輪27が軌道より
外れるようなことがないように、エツジ状に上方に突出
部を形成している。
屋根ユニット8は、このように、前記第1支持脚9と、
この第2支持脚11により、それぞれ、その外周部と中
心付近とを支持されたものであるから、回転中心である
支柱6の軸6aに支持荷重を負担させることがない上に
、屋根ユニット8の自重をこれら2つの支持脚に分散さ
せて支持することができ、容易に回動移動させられるも
のである。
また、図示例において、該トラス梁13の下弦材13b
は第8図などに示すように、I]形鋼で構成されており
、このH形鋼のウェブ14の両側に所定間隔で設けられ
たリブ15を貫通して、下弦材13b全長に渡る長さの
シース管16内に通されるpc*線■7を゛緊張するこ
とによって、該下弦材13bにはプレストレスが導入さ
れている。
このようにプレストレスを導入されたトラス、即ち屋根
ユニット8は、その撓みを低減させることが可能である
ばかりでなく、導入されたプレストレスにより下弦材1
3bに加わる引張荷重の一部を負担させることができ、
その分、屋根ユニット8の軽量化をも実現する。これに
より、特に、屋根ユニット8を長大スパン構造とするこ
とが可能である。また、屋根ユニット8をこのような構
成とすることは、可動体として駆動装置に与える負荷を
極力減少せしめる点においても極めて有効である。さら
に、本実施例においては、既に説明したように、同一平
面内を移動する複数(4個)の屋根ユニット8に一つの
回転中心を共有せしめるために、トラス梁13を支柱6
の手前で終端させ、そこから支柱6に延びる面記腕13
cをそれぞれ設けているが、このように、トラスを、扇
形体の中心点の手前で終端させることは、屋根ユニット
8の製作を非常に簡単なものとしているのと同時に、屋
根面積が扇形の中心点に向かうにしたがい狭まるために
、その分、屋根荷重は小さくなり、この中心付近にプレ
ストレスを導入する必要がないわけであり、このように
、本実施例で示す構成は、製作上の制約条件とプレスト
レス構法の特性が兄事に合致したものとなっているので
ある。
なお、屋根ユニット8の構造としては、このプレストレ
スを導入されたトラス梁に限定されるものではなく、さ
ほど長大なものでなければ、一般的な、つまり上記のよ
うなプレストレスを導入されないトラス梁でもよいし、
あるいはまた、立体トラス構造、ラメラ構造などとして
もよい。
次に、このように構成された移動式屋根の作用について
説明する。第2図などに示すように、全ての屋根ユニッ
ト8が隣接して、いわゆる閉状態にある場合には、これ
ら4つの屋根ユニット8が一体となって、前記ブラザ3
の上部−帯を覆う。
これによって、プラザ3の、該屋根ユニット8に覆われ
た部分は雨をしのぐことができ、雨天時においてもこの
部分でのイベント等の実施が可能となり、スペースの有
効利用ができるようになる。
また、雨天候のみならず、真夏などには、該屋根ユニッ
ト8を設けて、強い日差しを防ぐための日よけとして用
いることも可能である。
一方、プラザ3に屋根を設ける必要がない場合、すなわ
ち晴天時などには、隣接する4個の屋根ユニット8を2
個ずつそれぞれ左右方向、すなわち互いに離反する方向
に、これら屋根ユニット8がそれぞれ前記観覧席2の一
部を覆う位置まで移動させる(第2図参照)。これら屋
根ユニット8を移動させるためには、屋根ユニット8の
第一支持脚9下部に設けられた前記スライド機構10の
駆動装置23により駆動輪24を駆動させればよい。該
屋根ユニット8の、扁形の中心部は、上記したように、
支柱6上部に回動自在に保持されているものであるから
、上記操作により、前記第一支持脚9が屋根ユニット8
の外周部を支持しながら、その下部のスライド機構10
が外周軌道22上をこれに沿って移動すると同時に、前
記第2支持脚11が屋根ユニット8の中心部を支持しな
がら、前記小円軌道25上を移動して、屋根ユニット8
を移動せしめる。これによって屋根ユニット8はブラザ
3上より退去する。退去することによって、観覧席2に
かかる屋根ユニット8の一部は、前記固定屋根4が、先
に説明したように、支柱6に向って昇り勾配となるよう
に大きく傾いているので、この固定屋根4の下にらぐり
込んで重なるような形態となる。
ここにおいて、屋根ユニット8の開閉角度を調整するこ
とて、固定屋根4の下部に重ならない隣接位置までの退
去ら勿論可能である。また、固定屋根4の一部を、逆に
屋根ユニット8のレベルよりも低くして、屋根ユニット
8の一部が固定屋根4の上方に重なるように構成するこ
とも可能である。さらには、イベント広場lを、固定屋
根4と移動屋根全体との面積のバランスから、固定屋根
4下部の観覧席2を変形してステージなどとし、ブラザ
3を観覧席とした構成とすることらできる。
屋根架設対象、すなわちイベント広場Iを円形に形成し
、その中心部を回転中心として回動移動することによっ
て屋根の架設、退去を行うように構成されたこの移動式
屋根にあっては、屋根の退去状態においても、それによ
り犠牲となるスペースを最小限とすることができ、限ら
れたスペースを有効に利用しつつその目的を達成するこ
とができる。
屋根ユニット8がプラザ3上に架設状態にあるとき、お
よび、プラザ3から退去した後、このブラザ3の床面に
形成されている外周軌道22の凹溝20は、これに蓋を
被せることによって塞がれる。
なお、このブラザ3上の外周軌道22については、図示
は省略するが、レール21の間を、いわば路面電車の軌
道敷の様に、車輪のフランジが通れる溝だけを残してコ
ンクリート等で充填するように構成しても、歩行の安全
を確保することができる。
また、屋根ユニット8をその外周部で支持する前記第1
支持脚9において、これら間隔をもった支持脚の間に壁
体を設けることも可能であり、このようにすることによ
り、屋根ユニット10の架設時において、強風を防ぐこ
とができるようにもなる。
第10図は本発明の第二実施例を示すもので、第二実施
例のものでは、外周軌道22の凹溝20に、上記第一実
施例で示したレール21を設けていない。
また、第1支持脚9の下端部に設けられるスライド機構
■0の駆動輪24がゴムタイヤとなっている。
屋根ユニット8が移動する際には、このゴムタイヤ24
が直接凹溝20の底面上を転勤する。その他の構成とし
ては、上記第一実施例と同じである。
第二実施例で示したものであっても、その作用は上記第
一実施例で示したものに等しいが、第1支持脚9にかか
る荷重が比較的小さい場合、すなわち屋根ユニット8自
体が小形である場合には有効である。
第11図は本発明の第三実施例を示すもので、第三実施
例のものでは、前記第一および第二の実施例において外
周軌道22が形成されるべき位置に、外壁12が構築さ
れている。すなわち、この外壁I2は、プラザ3を形成
する床面、あるいは地面に、基礎を持って固定されてい
るものであり、プラザ3を囲繞するように立設されてい
るものである。
該外壁12は、屋根ユニット8の外周部近傍まで上方に
延び、その下端部に、第一実施例にて示したものと同様
に、2本のレール21を平行に敷設して外周軌道22が
形成されている。一方1.屋根ユニット8の第一支持脚
9は、該外周軌道22に乗るように、極めて短く構成さ
れているが、上記第一および第二の実施例に同じく、そ
れら第1支持脚9は、その下部に、スライド機構IOを
備えたものであって、この、外壁12上端部に構成され
た外周軌道22上を移動可能なものとなっている。なお
、本実施例において、前記第1支持脚9の下端には、外
周軌道22を外側から抱き込むように、外れ防止板33
が設けられ、屋根ユニット8移動時におけるスライド機
構10、すなわち第1支持脚9の軌道からの脱落を防い
でいる。その他の構成としては、上記第一および第二実
施例と同じらのである。
第三実施例のものでは、プラザ3にこれを囲繞する外壁
12を設けて、屋根ユニット8は、この外壁12上を移
動するように構成しているので、雨天時における雨をし
のぐことを可能とするのみならず、強風の際には、これ
を防ぐことをも可能とするものである。また、雨天時に
おいてら、前記外壁12は、雨の横からの吹き込みを防
ぐ作用を発揮し得るものとなる。さらには、該外壁12
を設けることは屋根ユニット8の架設状態において、プ
ラザ3は、これら外壁12と屋根とによってその空間の
大力を囲繞されたものとなり、防寒の面から特に冬季に
は効果的である。
なお、本発明による移動式屋根を構成する屋根ユニット
8を構築するに当たっては、固定屋根4製作用を兼ねた
仮設構台をこの固定屋根4側に設け、外周軌道20およ
び小円軌道25、それに回転中心の軸6aを先に製作し
ておき、仮設構台上で、隣接する2本(1組)のトラス
梁13への屋根板施工および下弦材へのプレストレス導
入まで行った後、この完成された2トラス分を仮設構台
よりプラザ3へ向けてスライドさせ、これに続いて、仮
設構台上にて、上記送り出した1組のトラスに隣接する
次のトラスを接続すると共に、これに、上記同様、屋根
板施工およびプレストレス導入を行いプラザ3方向へ送
り出す、といった工程を順次繰り返すことによって行う
ことができる。構築の際にも、屋根ユニット8のスライ
ド機構を活かしたこのような方法をとることにより、屋
根ユニット8の構築をl箇所または2箇所のみにて集中
的に実施でき、工期の短縮が図れると共に大巾なるコス
ト低減化を実現する、という優れた合理性が発揮できる
「発明の効果」 以上、説明したとおり、本発明は、屋根を、扇形に形成
した少なくとも2つの屋根ユニットで構成し、しかもそ
の扇形の中心部を回転中心として回動移動させることに
より屋根架設対象への屋根の架設、退去を自在とした移
動式屋根とし、前記屋根ユニットにはそれぞれ同一回転
中心を共存せしめ、かつ、該屋根ユニットが構成する扇
形の弧の近傍および前記回転中心の近傍には、それぞれ
前記屋根ユニットを支持する第1支持脚と第2支持脚と
を設け、さらに、これら第1と第2の支持脚には、それ
ぞれ軌道に沿って移動するスライド機構を設けた構成と
したので、屋根の屋根架設対象への架設、屋根架設対象
からの退去を任意に、しかも簡単に行え、これにより天
候等への対応が全く自在に行える上に、外周軌道および
スライド機構を屋根ユニットの大きさ等に適宜対応させ
ることにより、あらゆる大きさの屋根に適用できる等優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の第一実施例を示すもので
、第1図は一部断面側面図、第2図は上面図、第3図は
トラス梁13の架設構造を示す側面図、第4図は一部断
面部分側面図、第5図は部分側断面図、第6図は第1支
持脚9の下部を示す部分断面正面図、第7図は第2支持
脚11の下部を示す部分断面正面図、第8図は梁13の
一部正面図、第9図は第8図におけるI−I’断面図で
ある。 第10図は本発明の第二実施例を示すもので、第1支持
脚9の下部を示す部分断面正面図である。第11図は本
発明の第三実施例を示すもので、第1支持脚9の下部お
よび外壁12を示す部分断面正面図でにる。 3・・・・・・プラザ、 4・・・・・・固定屋根、 
6・・・・・・支柱、8・・・・・・屋根ユニット、 
 9・・・・・・第1支持脚、 IO・・・・・・スラ
イド機構、 11・・・・・・第2支持脚、 12・・
・・・・外壁、 13・・・・・・トラス梁、 13c
・・・・・・腕、 18・・・・・・トラス端部、 1
9・・・・・・ボス、 20・・・・・・凹溝、21・
・・・・・レール、 22・・・・・・外周軌道、 2
5・・・・・・小円軌道。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 扇形に形成された少なくとも2つの屋根ユニットを、そ
    の扇形の中心部を回転中心として回動移動させることに
    より屋根架設対象への屋根の架設、退去を自在とする移
    動式屋根であって、前記屋根ユニットはそれぞれ同一回
    転中心を共有し、かつ、該屋根ユニットが構成する扇形
    の弧の近傍および前記回転中心の近傍には、それぞれ前
    記屋根ユニットを支持する第1支持脚と第2支持脚とが
    設けられ、さらに、これら第1と第2の支持脚は、それ
    ぞれ軌道に沿って移動するスライド機構を備えているこ
    とを特徴とする移動式屋根。
JP61081858A 1986-04-09 1986-04-09 移動式屋根 Expired - Lifetime JPH0654043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61081858A JPH0654043B2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09 移動式屋根

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61081858A JPH0654043B2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09 移動式屋根

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Publication Number Publication Date
JPS62242037A true JPS62242037A (ja) 1987-10-22
JPH0654043B2 JPH0654043B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=13758182

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61081858A Expired - Lifetime JPH0654043B2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09 移動式屋根

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700022287A1 (it) * 2017-02-28 2017-05-28 Vinicio Venturi Copertura automatizzata o manuale di anfiteatri, impianti sportivi, ludici, culturali, di spettacolo, luoghi circolari e semicircolari all’aperto mediante un sistema meccanizzato o manuale ad apertura variabile e controllata.

Citations (4)

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