JPH0796862B2 - 移動式屋根の移動走行装置 - Google Patents

移動式屋根の移動走行装置

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JPH0796862B2
JPH0796862B2 JP12042186A JP12042186A JPH0796862B2 JP H0796862 B2 JPH0796862 B2 JP H0796862B2 JP 12042186 A JP12042186 A JP 12042186A JP 12042186 A JP12042186 A JP 12042186A JP H0796862 B2 JPH0796862 B2 JP H0796862B2
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roof
traveling
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traveling drive
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徹 青柳
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、野球場その他の競技場などの大規模建築物
上に設けられて、これを開閉可能に覆う移動式屋根にお
いて、その走行端に設けられる移動走行装置に関する。
《発明の背景》 野球場,陸上競技場などに用いられる大型建築物では、
採光調節や温度調節,および雨天時における建築物内の
保護を目的として、建築物の上部に移動式の屋根を設
け、晴天時あるいは温暖時においては可及的に自然に近
い状態で競技を観覧し、必要に応じて屋根を移動して閉
鎖することが望まれている。
これらの要望に応えるものとし、先に本発明者は第3図
に示す開閉式吊り屋根を開発した。
図において、1は円筒形建物の外壁部、2は該外壁部1
上にあって、建物の棟中心Oから放射状に6分割された
扇形の折畳み式吊り屋根である。
各吊り屋根2は、その棟中心Oに設けられた屋根中央部
に2aを基点にして折畳み展開可能であり、またその棟側
端部を建物外壁部1上に設けた梁10に沿って移動し、扇
形に収縮拡開するようになっている。
そして、各吊り屋根2は建物外壁部1に立設されたポー
ル3の頂部と屋根中央部2a間にサスペンションワイヤー
4を吊下することにより吊り下げ状態に保持されてい
る。
図では各吊り屋根が完全に閉じた状態を示すもので、各
吊り屋根2にはその屋根面を拡げた状態で建物外壁部1
の上面を所定の勾配で傘状に覆っている。
この状態から建物内部を開口するには、各吊り屋根2を
屋根中央部を扇の要として折畳み、各吊り屋根2の軒側
部分をポール3の位置に1個所集中した状態とする。次
に、サスペンションワイヤー4により各吊り屋根2を吊
り上げて各吊り屋根2を分離し、次いで回動し、梁1a上
に屋根中央部に設置することにより完全に開口すること
になる。なお、図において符号5はポール3を保持する
支持ステーである。
《発明が解決しようとする問題点》 この種の構造を実現するためには、各吊り屋根2の開閉
端を効率良く移動させて、各吊り屋根2を折畳み展開自
材とする移動走行装置が必要である。
この移動層構想地に要求される条件としては、まず、各
吊り屋根2の荷重がすべて軒側端部で受けられる点と、
この荷重が屋根勾配に応じて水平および垂直方向の分力
を生ずる点から十分な耐久性があり、しかも分力を保持
して荷重を分散することが必要である。
また、走行駆動装置にこれらの荷重を分担させた場合に
は、その駆動動力が極めて大きくなるため、動力装置に
この荷重を分担させることは好ましいものではない。
この発明は、以上の諸条件を満足させることを目的とす
るもので、安定性と耐久性とがあり、しかも荷重を分散
でき、さらに動力装置に移動のための牽引機能のみをも
たらすことにより、駆動動力を小さくできるようにした
移動走行装置を提供するものである。
《問題点を解決するための手段》 前記の目的を達成するため、この発明は、移動式屋根の
走行端に沿って敷設され、かつ屋根勾配に応じた傾きで
直交配置された少なくとも一対の主レールと、該主レー
ルの側部に平行かつ水平に配置されたガイドレールと、
前記移動式屋根の走行端に連結して前記各主レール上を
転動し、移動式屋根の荷重に応じた分力を各主レールに
伝達するガイド車輪と、前記ガイドレール上に沿って自
走する走行駆動装置と、該走行駆動装置と移動式屋根の
走行端との間に介設され、該走行駆動装置の自走に伴い
該走行駆動装置と該走行端とを相互に係合させて該ガイ
ド車輪の走行負荷のみを該走行駆動装置に負担させる連
結器とからなることを特徴とする。
《実施例》 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明い
る。
第1図はこの発明に係る移動走行装置の断面図、第2図
は同装置を一部断面して示す斜視図である。
各図はこの発明を前述の開閉式吊り屋根に適用したもの
である。
吊り屋根2は軽量鉄骨膜構造体であり、その軒先側端部
には屋根膜を支持するための主梁20に結合した端部金具
22が設けられている。端部金具22の軒側端部に対向して
梁1a上には、道床基台30が梁1aの周方向に沿って敷設さ
れている。道床基台30の端部金具22側の側部および上面
は、吊り屋根2の屋根勾配と等しい傾き、およびこの傾
きに併せて直交した状態に取付けられた上部および側部
T型フレーム32が直交配置されており、各T型フレーム
32の表面に枕プレート34を介して凸型の主レール36を配
置固定している。
この各主レール36に対応して前記端部金具22の下側縁は
切欠れており、この切欠き部分に取付けアングル38を溶
接するとともに、その内周部に同じくフレーム40を配置
固定している。
フレーム40には、前記各主レール36に対向位置する略コ
字形の台車42を固定してある。そして、この台車42に前
記各主レール36に接して転動するガイド車輪44を軸受し
ている。
なお、側面側に位置するガイド車輪44の上部側には、テ
ーパーコーン形をしたフランジ44aを一体化し、これに
より、吊り屋根2の垂直荷重を受けるようにし、ガイド
車輪44の脱落を防止している。
また、上部側のガイド車輪44の端部金具22側の側面にも
同じくテーパーコーン状のフランジ44aが形成され、こ
のフランジ面を主梁20の軸方向荷重の水平分力を受ける
ようになっている。
さらに、上部側の台車42の側面にはL型をした補強材46
および浮上り防止用のアングル材48が取付けられてお
り、このアングル材48の下端を枕プレート34の下面に対
向させることにより、吊り屋根2の浮き上りを防止して
いる。
また、前記道床基台30の軒側側面には水平な腕木50が一
体に溶接されており、この腕木50の端部には、主レール
36と平行なT字形断面のガイドレール52が敷設され、そ
の上面中央にピンラック54を配置固定している。
このガイドレール52上には走行駆動装置56が配置されて
いる。
この走行駆動装置56は、下面が開口したケース562と、
ケース562内に配置されたモータ564と、該モータ564の
出力軸に複数の減速ギア群566を介して回転可能に連結
され、かつ前記ピンラック54に噛合するスプロケット56
8と、該スプロケット568の両側部にあって前記ガイドレ
ール52の上下に回転自在に接してこれを挾み込む、案内
および浮き上り防止用の一対の車輪570とからなってい
る。
この走行駆動装置56と吊り屋根2の走行端に設けられた
ガイド車輪たる上部台車42との間には、当該走行駆動装
置56の自走に伴い、この走行駆動装置56と上部台車42と
を相互に係合させて上部台車42の走行負荷のみを走行駆
動装置56に負担させる連結器が介設されている。
即ち、この走行駆動装置56と吊り屋根2とを結合する上
記連結器はは、第1図に示す如く上部台車42の側面に突
出した連結プレート60と、走行駆動装置56のケース562
の側面に突設され、該連結プレート60を挾み込む2枚の
係止プレート62の組合せからなっている。
各プレート60,62は、上下方向および左右方向に対して
はフリーであり、各レール36,52の方向に沿ってのみ連
結されるようになっている。
従って、走行駆動装置56には、吊り屋根2の荷重は全く
加わらず、専ら各ガイド車輪44を通じて主レール36のみ
がその荷重を受けることになる。
また、側部側の一対のガイド車輪44は、主に吊り屋根2
主梁20の軸方向に対する荷重の水平分力を分担し、また
上部側のガイド車輪44は垂直方向分力を分担し、それぞ
れの分力を各主レール36に伝達する。
以上の構成において、走行駆動装置56がガイドレール52
上を自走することにより、吊り屋根2はその端部に設け
た車輪44を各主レール36の表面に沿って転動させつつ移
動し、その軒側端を走行方向に沿って折畳みまたは展開
できるのである。
なお、本実施例ではこの発明を開閉式吊り屋根に適用し
た場合を示したが、例えば第4図に示す如き移動開閉式
屋根にも適用できる。
この移動開閉式屋根は、建物外壁の上部に複数層のアー
チ型をした屋根10を設け、外壁1の梁1aの部分にその両
端部を平行に設置したものである。従って、この両端部
(第4図にAで囲む部分)に前記と同様な構成の移動走
行装置を直線かつ複数配列することがきる。
《発明の効果》 以上、実施例により詳細に説明したように、この発明に
よれば、移動式屋根の屋根勾配に応じた荷重の分力を受
けるようになっているので荷重が分散でき、荷重が1箇
所に集中することによるレールの強度上の問題や、ガイ
ド車輪の軸部に対する大きな負荷がなく、これにより大
きな安定性が得られる。
また、走行駆動装置には屋根荷重が全く加わらず、牽引
力のみでよいために、駆動動力が小さくてすむ。
さらに、この発明にあっては、走行駆動装置と移動式屋
根の走行端を移送方向にのみ連結しているため、走行時
におけるズレなどにも対処できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る移動走行装置の断面図、第2図
は同移動走行装置の一部断面斜視図、第3図(a),
(b)はこの発明を適用する開閉式吊り屋根の平面図お
よび正面図、第4図はこの発明が適用される他の例を示
す断面図である。 2……吊屋根、10……移動屋根 36……主レール、42……台車 44……ガイド車輪、52……ガイドレール 56……走行駆動装置、60……連結プレート 62……係止プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動式屋根の走行端に沿って敷設され、か
    つ屋根勾配に応じた傾きで直交配置された少なくとも一
    対の主レールと、該主レールの側部に平行かつ水平に配
    置されたガイドレールと、前記移動式屋根の走行端に連
    結して前記各主レール上を転動し、移動式屋根の荷重に
    応じた分力を各主レールに伝達するガイド車輪と、前記
    ガイドレール上に沿って自走する走行駆動装置と、該走
    行駆動装置と移動式屋根の走行端との間に介設され、該
    走行駆動装置の自走に伴い該走行駆動装置と該走行端と
    を相互に係合させて該ガイド車輪の走行負荷のみを該走
    行駆動装置に負担させる連結器とからなる移動式屋根の
    移動走行装置。
JP12042186A 1986-05-26 1986-05-26 移動式屋根の移動走行装置 Expired - Lifetime JPH0796862B2 (ja)

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JP12042186A JPH0796862B2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26 移動式屋根の移動走行装置

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JPS62276149A JPS62276149A (ja) 1987-12-01
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JPH0230418U (ja) * 1988-08-19 1990-02-27
JPH0363339A (ja) * 1989-07-31 1991-03-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 開閉ドームの走行装置

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