JPS62241814A - 窒化アルミニウム粉末 - Google Patents
窒化アルミニウム粉末Info
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- JPS62241814A JPS62241814A JP61083638A JP8363886A JPS62241814A JP S62241814 A JPS62241814 A JP S62241814A JP 61083638 A JP61083638 A JP 61083638A JP 8363886 A JP8363886 A JP 8363886A JP S62241814 A JPS62241814 A JP S62241814A
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- aluminum nitride
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- nitride powder
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は工a等の半導体装置用基板等に利用される窒化
アルミニウム焼結体を製造するための原料粉末である窒
化アルミニウム粉末に関する。
アルミニウム焼結体を製造するための原料粉末である窒
化アルミニウム粉末に関する。
近年、半導体素子の高速化、高密度化及び大型化に伴な
い、半導体素子の発熱量の増大が大きな問題となってい
る。そこで、半導体装置用基板についても、放熱性の改
良、即ち基板全体としての板厚方向の熱伝導性の改良が
一層要求されている。
い、半導体素子の発熱量の増大が大きな問題となってい
る。そこで、半導体装置用基板についても、放熱性の改
良、即ち基板全体としての板厚方向の熱伝導性の改良が
一層要求されている。
その結果、従来から半導体装置用基板として用いられて
きたアルミナ焼結体は熱伝導率が低く、放熱性が不充分
であるため、上記の如き半導体装置の発熱量の増大に対
応できなくなりつつある。
きたアルミナ焼結体は熱伝導率が低く、放熱性が不充分
であるため、上記の如き半導体装置の発熱量の増大に対
応できなくなりつつある。
そこで、アルミナ基板に代わるものとして高熱伝導性の
ベリリア基板が検討されているが、べIJ IJアはベ
リリウムを含むために毒性が強く、取扱いが困難である
ばかりか、供給量も少なく高価である等の欠点がある。
ベリリア基板が検討されているが、べIJ IJアはベ
リリウムを含むために毒性が強く、取扱いが困難である
ばかりか、供給量も少なく高価である等の欠点がある。
一方、窒化アルミニウム(A4N)焼結体は、本来材質
的に絶縁性及び熱伝導性に優れ、毒性もないため、半導
体工業において基板等の絶縁材料やパッケージ材料とし
て注目を集めている。
的に絶縁性及び熱伝導性に優れ、毒性もないため、半導
体工業において基板等の絶縁材料やパッケージ材料とし
て注目を集めている。
しかし、従莱知られている窒化アルミニウム焼結体の熱
伝導率は緻密質なものでも60〜100W/m−に程度
であり、アルミナ焼結体(約30W/m−K)の数倍の
レベルに留まり、窒化アルミニウム単結晶の理論熱伝導
率(320W/m−K)に比較して著しく低い値であっ
た。
伝導率は緻密質なものでも60〜100W/m−に程度
であり、アルミナ焼結体(約30W/m−K)の数倍の
レベルに留まり、窒化アルミニウム単結晶の理論熱伝導
率(320W/m−K)に比較して著しく低い値であっ
た。
そこで、従来の窒化アルミニウム焼結体においては、熱
伝導率を阻害する要因、即ちフォノンの散乱要因が未だ
多数存在するものと考えられ、これらを除去する努力が
なされている。具体的には、酸素や金属陽イオン等の不
純物の含有量を低減することが検討され、その結果とし
て例えば、酸素含有量が1.5重量%以下及び陽イオン
含有量が0.3重量%以下の高純度窒化アルミニウム粉
末の製法が提案されている。しかし、この高純度窒化ア
ルミニウム粉末を用いて製造した焼結体であっても、そ
の熱伝導率は140 W/m−Kが最高限度であった。
伝導率を阻害する要因、即ちフォノンの散乱要因が未だ
多数存在するものと考えられ、これらを除去する努力が
なされている。具体的には、酸素や金属陽イオン等の不
純物の含有量を低減することが検討され、その結果とし
て例えば、酸素含有量が1.5重量%以下及び陽イオン
含有量が0.3重量%以下の高純度窒化アルミニウム粉
末の製法が提案されている。しかし、この高純度窒化ア
ルミニウム粉末を用いて製造した焼結体であっても、そ
の熱伝導率は140 W/m−Kが最高限度であった。
このように従来の窒化アルミニウム焼結体の熱伝導率は
60〜140W/m−にの範囲に留まっており、一層高
度な熱伝導率分有する窒化アルミニウム焼結体の提供が
望まれている。
60〜140W/m−にの範囲に留まっており、一層高
度な熱伝導率分有する窒化アルミニウム焼結体の提供が
望まれている。
本発明は従来とは全く異なる観点からフォノン散乱要因
を検討し、より一層高度な熱伝導率を有する窒化アルミ
ニウム焼結体を製造できる原料としての窒化アルミニウ
ム粉末を提供することを目的とするものである。
を検討し、より一層高度な熱伝導率を有する窒化アルミ
ニウム焼結体を製造できる原料としての窒化アルミニウ
ム粉末を提供することを目的とするものである。
本発明は、Cu−に線を用いたX線回折において窒化ア
ルミニウム粉末の(213)面からの回折ピークの半値
幅が20で0.35 deg以下であることな特徴とす
る、窒化アルミニウム焼結体製造用の窒化アルミニウム
粉末を提供する。
ルミニウム粉末の(213)面からの回折ピークの半値
幅が20で0.35 deg以下であることな特徴とす
る、窒化アルミニウム焼結体製造用の窒化アルミニウム
粉末を提供する。
本発明者等はフォノン散乱要因として微、細な結晶構造
的欠陥、即ち格子欠陥や積層欠陥等に着目し、窒化アル
ミニウム粉末自体の格子歪を低減させることによってO
u−に線を用いたX線回折における窒化アルミニウム粉
末の(213)面からの回折ピークの半値幅を20で0
.35deg以下にすることができ、この粉末を用いて
製造した窒化アルミニウム焼結体の熱伝導率す160〜
220 W/m−にの範囲まで大幅に向上でさることを
見出したものである。
的欠陥、即ち格子欠陥や積層欠陥等に着目し、窒化アル
ミニウム粉末自体の格子歪を低減させることによってO
u−に線を用いたX線回折における窒化アルミニウム粉
末の(213)面からの回折ピークの半値幅を20で0
.35deg以下にすることができ、この粉末を用いて
製造した窒化アルミニウム焼結体の熱伝導率す160〜
220 W/m−にの範囲まで大幅に向上でさることを
見出したものである。
X線回折による半値幅が小さいことは回折ピークがシャ
ープであること、即ち窒化アルミニウム粉末自身の格子
歪が少ないことを意味している。
ープであること、即ち窒化アルミニウム粉末自身の格子
歪が少ないことを意味している。
本発明の窒化アルミニウム粉末では全ての回折ピークに
半値幅減少の傾向が現われるが、特に2θ=125.0
2°付近の(213)面の回折ピークが強度が強く且つ
90°以上のハイアングルのために半値幅の測定が容易
且つ正確にできるので、この回折ピークを採用したもの
である。第1図に本発明の’J化テアルミニウム粉末(
213)面での回折パターンの代表的な測定例を示す。
半値幅減少の傾向が現われるが、特に2θ=125.0
2°付近の(213)面の回折ピークが強度が強く且つ
90°以上のハイアングルのために半値幅の測定が容易
且つ正確にできるので、この回折ピークを採用したもの
である。第1図に本発明の’J化テアルミニウム粉末(
213)面での回折パターンの代表的な測定例を示す。
この例での半値幅は2θで0.200 degであった
。比較のために、従来用いられていた窒化アルミニウム
粉末の(213)面での回折パターンの代表的な測定例
を第2図に示す。この例での半値幅は2θで0.463
degであった。
。比較のために、従来用いられていた窒化アルミニウム
粉末の(213)面での回折パターンの代表的な測定例
を第2図に示す。この例での半値幅は2θで0.463
degであった。
本発明の窒化アルミニウム粉末は公知の合成法における
温度、時間、圧力及び雰囲気等の合成条件を最適化する
ことにより製造できる。窒化アルミニウム粉末の合成法
としては、金属アルミニウム粉末を窒素ガス又はアンモ
ニアガスで窒化する方法、及びアルミナと炭素の混合粉
末を窒素ガス又はアンモニアガス中で焼成する方法等が
あり、例えば後者の方法で合成条件を次のように設定す
ることにより得られる。
温度、時間、圧力及び雰囲気等の合成条件を最適化する
ことにより製造できる。窒化アルミニウム粉末の合成法
としては、金属アルミニウム粉末を窒素ガス又はアンモ
ニアガスで窒化する方法、及びアルミナと炭素の混合粉
末を窒素ガス又はアンモニアガス中で焼成する方法等が
あり、例えば後者の方法で合成条件を次のように設定す
ることにより得られる。
アルミナ粉末として、純度99.99%以上で平均粒径
が0.1μm以下のγアルミナ粉末を用い、炭素粉末と
して灰分0.3%以下で平均粒径が1μm以下のカーボ
ンブラックを用い、これをアルミナ、炭素比で10:4
の重量比に均一混合する。更にこの混合粉末を窒素ガス
を含む雰囲気中で1700〜2100 Cの温度で焼成
し反応させる。反応物はケーキ状に固化しているが、容
易に粉砕可能であり通常のセラミックス製造のプロセス
に供すること〔作用〕 本発明の窒化アルミニウム粉末を使用することにより1
60〜220W/m−にの高熱伝導率の窒化アルミニウ
ム焼結体ができる理由は、格子歪の少ない窒化アルミニ
ウム粉末を用いることにより、得られる焼結体の結晶構
造的欠陥が大幅に減少するためと考えられる。実際、本
発明の窒化アルミニウム粉末を用いて得られた焼結体を
透過型電子顕微鏡で観察した結果、従来の焼結体に比べ
転位、積層欠陥等の微細な結晶構造的欠陥が大幅に減少
していることが確認された。
が0.1μm以下のγアルミナ粉末を用い、炭素粉末と
して灰分0.3%以下で平均粒径が1μm以下のカーボ
ンブラックを用い、これをアルミナ、炭素比で10:4
の重量比に均一混合する。更にこの混合粉末を窒素ガス
を含む雰囲気中で1700〜2100 Cの温度で焼成
し反応させる。反応物はケーキ状に固化しているが、容
易に粉砕可能であり通常のセラミックス製造のプロセス
に供すること〔作用〕 本発明の窒化アルミニウム粉末を使用することにより1
60〜220W/m−にの高熱伝導率の窒化アルミニウ
ム焼結体ができる理由は、格子歪の少ない窒化アルミニ
ウム粉末を用いることにより、得られる焼結体の結晶構
造的欠陥が大幅に減少するためと考えられる。実際、本
発明の窒化アルミニウム粉末を用いて得られた焼結体を
透過型電子顕微鏡で観察した結果、従来の焼結体に比べ
転位、積層欠陥等の微細な結晶構造的欠陥が大幅に減少
していることが確認された。
更に、異なる(213)面の回折ピークの半値幅を有す
る窒化アルミニウム粉末を使用してホットプレス法と常
圧焼結法で各々同一工程及び同一条件で焼結体を製造し
、得られた焼結体の熱伝導率と原料粉末の半値幅との関
係を検討(下記実施例2参照)し、結果を第3図に示し
た。こ(で用いた窒化アルミニウム粉末の粒子径は、走
査型電子顕微鏡での観察の結果、−次粒子で0.5〜3
μmの範囲であり、粒子径が半値幅に及ぼす影響は殆ん
ど無視できるので、半値幅は粉末の格子歪に比例してい
ると考えてよい。第3図から判るように、窒化アルミニ
ウム粉末の(213)面からの回折ピークの半値幅が2
0で0.35deg以下において、得られた焼結体の熱
伝導率に著しい向上がみられた。
る窒化アルミニウム粉末を使用してホットプレス法と常
圧焼結法で各々同一工程及び同一条件で焼結体を製造し
、得られた焼結体の熱伝導率と原料粉末の半値幅との関
係を検討(下記実施例2参照)し、結果を第3図に示し
た。こ(で用いた窒化アルミニウム粉末の粒子径は、走
査型電子顕微鏡での観察の結果、−次粒子で0.5〜3
μmの範囲であり、粒子径が半値幅に及ぼす影響は殆ん
ど無視できるので、半値幅は粉末の格子歪に比例してい
ると考えてよい。第3図から判るように、窒化アルミニ
ウム粉末の(213)面からの回折ピークの半値幅が2
0で0.35deg以下において、得られた焼結体の熱
伝導率に著しい向上がみられた。
同じ粉末を用いても、常圧焼結法よりホットプレス法の
方かや−高い熱伝導率の焼結体が得られたが、この差は
両方法の設定条件及び焼結助剤の違いによるものと考え
られる。
方かや−高い熱伝導率の焼結体が得られたが、この差は
両方法の設定条件及び焼結助剤の違いによるものと考え
られる。
以下の実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1
純度99.99%、平均粒径0.1μmのγアルミナ粉
末100gと、灰分0.1%で平均粒子径0.5μmの
カーボンブラック40 gとを乾式ボールミルニヨリ1
0時間混合した。この混合粉末をカーボン容器に入れ、
窒素ガスをs t7分流しながら1800 rの温度で
3時間加熱した。反応混合物は空気中にて700C,4
時間加熱し未反応のカーボンを酸化除去した。一部ケー
キ状に固化した粉末は、乾燥空気中で乾式粉砕した。
末100gと、灰分0.1%で平均粒子径0.5μmの
カーボンブラック40 gとを乾式ボールミルニヨリ1
0時間混合した。この混合粉末をカーボン容器に入れ、
窒素ガスをs t7分流しながら1800 rの温度で
3時間加熱した。反応混合物は空気中にて700C,4
時間加熱し未反応のカーボンを酸化除去した。一部ケー
キ状に固化した粉末は、乾燥空気中で乾式粉砕した。
この粉末のX線回折パターンはA4Nのみのピークを示
し、アルミナの回折線は無かった。又、C!u−に線を
用いたX線回折において窒化アルミニウム粉末の(21
3)面からの回折ピークの半値幅は2θで0.25de
gであった。
し、アルミナの回折線は無かった。又、C!u−に線を
用いたX線回折において窒化アルミニウム粉末の(21
3)面からの回折ピークの半値幅は2θで0.25de
gであった。
上記混合粉末を1700 t?未満の温度で加熱した場
合、上記半値幅は20で0.35 degを超えた。又
、2100 Cを超える温度では粉末が固く焼結し、粉
砕が困難であった。
合、上記半値幅は20で0.35 degを超えた。又
、2100 Cを超える温度では粉末が固く焼結し、粉
砕が困難であった。
実施例2
Cu−に線を用いたX線回折において窒化アルミニウム
粉末の(213)面からの回折ピークの半値幅が20で
0.15 degSO,20degs O,25deg
、 0.35 dog。
粉末の(213)面からの回折ピークの半値幅が20で
0.15 degSO,20degs O,25deg
、 0.35 dog。
0.41degs及び0.49degである窒化アルミ
ニウム粉末を夫々用意した。
ニウム粉末を夫々用意した。
各人IN粉末に5重量%の窒化イツトリウムを混合し、
ボールミルにて12時間粉砕混合して混合粉末を作成し
た。この混合粉末を各々2等分し、名分にはポリビニル
ブチラール系バインダーを添加してi、stxの圧力で
金型成形し、1気圧のN2ガス雰囲気中で1900 C
にて3時間常圧焼結した。
ボールミルにて12時間粉砕混合して混合粉末を作成し
た。この混合粉末を各々2等分し、名分にはポリビニル
ブチラール系バインダーを添加してi、stxの圧力で
金型成形し、1気圧のN2ガス雰囲気中で1900 C
にて3時間常圧焼結した。
残りの半分の各混合粉末は黒鉛ダイスに入れ、1気圧の
Nガス雰囲気中において100〜伽の圧力、2000
Cの温度で2時間ホットプレス焼結を行なった。
Nガス雰囲気中において100〜伽の圧力、2000
Cの温度で2時間ホットプレス焼結を行なった。
得られた各焼結体の密度は全て3.30 + 0.02
ν論32Hに加工し、レーザーフラッシュ法にて熱伝導
率を測定した。結果を第1表及び第3図にまとめた0 第 1 表 試料番号 半値幅 焼結方法 熱伝導率1
0、15 dog HP 220 W/m−
に2 # NS 1803
0.20 HP 2
104 tt NS
1705 0.25
HP 2006
NS 1657
0.35 HP 1908
NS
1609 0.41 HP 1
421Q tt N
S 10711 0.49
HP 11912 N S
80(註)焼成方法においてHP・・ホット
プレス焼結NS・・常圧焼結 本発明にか\る試料番号1〜8は、ホットプレス焼結で
190〜220 W/m4及び常圧焼結で160〜I
R1’l W/m −K I7′1tdL 郡迦電テ訊
六F+ t、−8,) I & m ml −7%あ
る試料番号9〜12では、ホットプレス焼結で119〜
142W/m−K及び常圧焼結で80〜107 W/m
−にと極めて低い熱伝導率に留まった。
ν論32Hに加工し、レーザーフラッシュ法にて熱伝導
率を測定した。結果を第1表及び第3図にまとめた0 第 1 表 試料番号 半値幅 焼結方法 熱伝導率1
0、15 dog HP 220 W/m−
に2 # NS 1803
0.20 HP 2
104 tt NS
1705 0.25
HP 2006
NS 1657
0.35 HP 1908
NS
1609 0.41 HP 1
421Q tt N
S 10711 0.49
HP 11912 N S
80(註)焼成方法においてHP・・ホット
プレス焼結NS・・常圧焼結 本発明にか\る試料番号1〜8は、ホットプレス焼結で
190〜220 W/m4及び常圧焼結で160〜I
R1’l W/m −K I7′1tdL 郡迦電テ訊
六F+ t、−8,) I & m ml −7%あ
る試料番号9〜12では、ホットプレス焼結で119〜
142W/m−K及び常圧焼結で80〜107 W/m
−にと極めて低い熱伝導率に留まった。
実施例3
実施例2と同様のA/N粉末を使用し、焼結助剤として
5重量%の酸化セリウムを添加した以外、実施例2と同
様にして焼結体を製造し、その熱伝導率を測定した。結
果を第2表に示した。
5重量%の酸化セリウムを添加した以外、実施例2と同
様にして焼結体を製造し、その熱伝導率を測定した。結
果を第2表に示した。
第 2 表
試料番号 半値幅 焼結方法 熱伝導率13
0、15 deg HP 215 W/m
−に14 tt NS
17615 0.20
HP 20716
N S 16717
0.25 HP
19418 NS
16019 0.35 HP
18820 p NS
15821 0.41 H
P 13522
N S 10023
0.49 HP 116
24 N S
75〔発明の効果〕 本発明の窒化アルミニウム粉末は粉末自身の格子歪が少
ないために、これを用いて製造した窒化アルミニウム焼
結体は従来よりも格段に高い熱伝導率を達成することが
可能になった。か\る窒化アルミニウム焼結体は高速化
、高密度化及び大型高出力化の進行する半導体装置の放
熱材料及びパッケージ材料として有用である。具体的に
は、サーディツプ用基板、サーバツク用基板、ハイブリ
ッドIO用基板等の半導体装置用基板のみならずパワー
トランジスタ、パワーダイオード及びレーザダイオード
用のヒートシンク、更にレーザ発振器用部品あるいはべ
IJ 177代替え用絶縁性薄板として好適である。
0、15 deg HP 215 W/m
−に14 tt NS
17615 0.20
HP 20716
N S 16717
0.25 HP
19418 NS
16019 0.35 HP
18820 p NS
15821 0.41 H
P 13522
N S 10023
0.49 HP 116
24 N S
75〔発明の効果〕 本発明の窒化アルミニウム粉末は粉末自身の格子歪が少
ないために、これを用いて製造した窒化アルミニウム焼
結体は従来よりも格段に高い熱伝導率を達成することが
可能になった。か\る窒化アルミニウム焼結体は高速化
、高密度化及び大型高出力化の進行する半導体装置の放
熱材料及びパッケージ材料として有用である。具体的に
は、サーディツプ用基板、サーバツク用基板、ハイブリ
ッドIO用基板等の半導体装置用基板のみならずパワー
トランジスタ、パワーダイオード及びレーザダイオード
用のヒートシンク、更にレーザ発振器用部品あるいはべ
IJ 177代替え用絶縁性薄板として好適である。
第1図はOu−に線を用いたX線回折における本発明の
窒化アルミニウム粉末の代表例の(213)面からの回
折ピークを示す図であり、第2図はOu−に線を用いた
X線回折における従来の窒化アルミニウム粉末の代表例
の(213)面からの回折ピークを示す図であり、第3
図は窒化アルミニウム粉末の(213)面からの回折ピ
ークの20での半値幅とその粉末を用いて得られた窒化
アルミニウム焼結体の熱伝導率との関係を示すグラフで
ある。
窒化アルミニウム粉末の代表例の(213)面からの回
折ピークを示す図であり、第2図はOu−に線を用いた
X線回折における従来の窒化アルミニウム粉末の代表例
の(213)面からの回折ピークを示す図であり、第3
図は窒化アルミニウム粉末の(213)面からの回折ピ
ークの20での半値幅とその粉末を用いて得られた窒化
アルミニウム焼結体の熱伝導率との関係を示すグラフで
ある。
Claims (1)
- (1)Cu−K_α線を用いたX線回折において、窒化
アルミニウム粉末の(213)面からの回折ピークの半
値幅が2θで0.35deg以下であることを特徴とす
る、窒化アルミニウム焼結体製造用の窒化アルミニウム
粉末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61083638A JPH0651561B2 (ja) | 1986-04-11 | 1986-04-11 | 窒化アルミニウム粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61083638A JPH0651561B2 (ja) | 1986-04-11 | 1986-04-11 | 窒化アルミニウム粉末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62241814A true JPS62241814A (ja) | 1987-10-22 |
JPH0651561B2 JPH0651561B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=13807999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61083638A Expired - Lifetime JPH0651561B2 (ja) | 1986-04-11 | 1986-04-11 | 窒化アルミニウム粉末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651561B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02102109A (ja) * | 1988-10-05 | 1990-04-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末およびその製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176910A (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-11 | Tokuyama Soda Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS60195160A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-03 | Tokuyama Soda Co Ltd | 複合シ−ト |
JPS616105A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Tokuyama Soda Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS61155210A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-14 | Toshiba Corp | 易焼結性窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS62100405A (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-09 | Shin Nippon Kagaku Kogyo Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-04-11 JP JP61083638A patent/JPH0651561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176910A (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-11 | Tokuyama Soda Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS60195160A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-03 | Tokuyama Soda Co Ltd | 複合シ−ト |
JPS616105A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Tokuyama Soda Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS61155210A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-14 | Toshiba Corp | 易焼結性窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS62100405A (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-09 | Shin Nippon Kagaku Kogyo Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02102109A (ja) * | 1988-10-05 | 1990-04-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0651561B2 (ja) | 1994-07-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |